離れた場所にある対象を大きく見やすい「双眼鏡」。肉眼では視認が困難なモノも快適に見られるため、コンサート・スポーツ観戦・野鳥観察・天体観測など多彩なシーンで重宝します。
今回は、双眼鏡のおすすめモデルをピックアップ。選び方についても解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
- 目次
- 双眼鏡の選び方
- 双眼鏡のおすすめメーカー
- 双眼鏡のおすすめ|倍率4~6倍
- 双眼鏡のおすすめ|倍率8~10倍
- 双眼鏡のおすすめ|倍率12~16倍
- 双眼鏡のおすすめ|倍率16倍以上
- 双眼鏡のAmazon・楽天市場ランキングをチェック
双眼鏡の選び方
用途や距離に合った「倍率」を選ぶ
コンサートやライブには「6~8倍」

双眼鏡はコンサートやライブなどで重宝します。遠くの席からでもミュージシャンの細かい動作などを感じられるため、臨場感あふれる鑑賞が可能。ただし、会場の広さや座席の位置によって双眼鏡に求められる倍率が異なる点は留意しておきましょう。
日本武道館や東京ドーム級の会場でもアリーナ席からの鑑賞であれば、倍率6倍の双眼鏡でも十分に対応可能。東京ドームの1階スタンドなどでは8倍、より遠くの席からの鑑賞には10倍以上の倍率を持つ双眼鏡が必要です。
なお、最近は双眼鏡の持ち込みが規約で禁止されているコンサートも増えているので注意が必要。録画機能を搭載したデジタル双眼鏡に対する処置ですが、通常の双眼鏡を持ち込めるか、念のため事前に会場や運営に確認しておくのがおすすめです。
スポーツ観戦は「8~12倍」

スポーツ観戦でも双眼鏡は活躍します。躍動する選手の動きを眼前で見ているような迫力のある視界を確保可能。しかし、スポーツ観戦での座席から選手までの距離は、同じ会場を使う場合でもライブやコンサートでの演者までの距離と比べてさらに開いているので、より高倍率の双眼鏡が必要です。
東京ドームでの野球観戦を例に挙げると、1階スタンドでは8倍、2階スタンドでは10倍の双眼鏡を使用するのがおすすめ。日産スタジアムでサッカーを観戦する場合は、1階席では8倍で足りる場合もありますが、センターから離れた席や2階席では10〜12倍の双眼鏡が重宝します。
バードウォッチングは「8~30倍」

野鳥の観察にも双眼鏡が活躍。警戒心の強い野鳥でも双眼鏡を使えば、離れた位置から刺激せずに自然な姿をじっくりと観察可能。美しい羽やかわいらしい仕草など、肉眼では気付かない野鳥の魅力も発見できます。
森林でのバードウォッチングでは8〜10倍、湖沼や干潟にいる野鳥の場合は8〜12倍の双眼鏡を用意するのがおすすめ。船上から野鳥のコロニーを観察する場合など、近付くのが極めて難しい場合は、30倍程度までの高倍率双眼鏡が重宝します。
ただし、扱いに慣れていないと、10倍以上の双眼鏡で動きの多い野鳥を観察するのは困難。また、高倍率になるほど手ブレで視界が安定しにくいため、三脚や一脚に取り付けた状態で双眼鏡を使用するのがおすすめです。
天体観測で星空を見るなら「6~8倍」天体を見たいなら「10~30倍」

星空や天体の観測にも双眼鏡は活躍。肉眼では視認するのが難しい小さな星や暗い星も見つけやすくなります。夜空にある星座・星雲・星団を探し出して観察する場合はもちろん、月など遠く離れた天体を観測する場合にも有効です。
暗いなかで行う天体観測では野鳥観察のとき以上に手ブレの影響が大きくなるため、6〜8倍以下とやや低倍率の双眼鏡を使うのがおすすめ。月などの天体を観測する場合は、三脚の使用が前提になりますが、10〜30倍程度の高倍率が必要になります。
なお、天体観測で使う双眼鏡は後述する対物レンズの口径にも注意が必要。明るい視界で快適に観察したいなら、口径が50mm以上の明るい双眼鏡を選びましょう。
「明るさ」と「口径」をチェック

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視界の明るさも双眼鏡選びで重要なポイントです。夜間に開催されるライブや天体を観測する場合に明瞭な視界が得られるほか、対象の動きを追いやすくなるので、薄暗い森のなかで野鳥を観察する場合にも重宝します。
双眼鏡の明るさは、接眼レンズから目を離した状態で見える小さな円の直径「ひとみ径」を2乗した数値で確認可能。日中の明るい環境で使用する場合は明るさが4〜9程度あれば十分ですが、室内や夕方など薄暗い環境では9以上、夜間など暗い環境では25以上の双眼鏡が必要になります。
対象に向ける対物レンズの「口径」も双眼鏡の明るさを示す指標として有効。日中での通常用途では口径25mm以下のコンパクト双眼鏡でも事足りますが、野鳥観察では30mm以上、天体観測では50mm以上と大口径の双眼鏡を選ぶのがおすすめです。
「実視界」と「見掛け視界」をチェック

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視界の広さも双眼鏡を選ぶ際に外せない項目です。展望台で風景を見わたす場合でも広範囲を確認できるほか、木々の間を飛び回る野鳥の動きも追いやすくなります。
双眼鏡で視界の広さを決める基本となるのが「実視界」。双眼鏡を動かさない状態でカバーできる範囲のことで、対物レンズの中心からの角度で表示が可能です。一般的に実視界は高倍率な双眼鏡ほど狭くなり、対象を探すのが難しくなります。
実際の観測で重要になるのが「見掛け視界」。双眼鏡を覗いたときに見える視野の広がりのことで、「実視界×倍率」で算出できます。見掛け視界が65°以上の双眼鏡は広視界タイプと呼び、野鳥など動きの激しい対象を観察するのにおすすめです。
メガネをしている人は「アイレリーフ」をチェック

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双眼鏡では「アイレリーフ」も確認したいポイントです。アイレリーフとは、接眼レンズの最終面から目の中で瞳ができる位置「アイポイント」までの長さを測った距離のこと。アイポイントで双眼鏡を覗けば、視界の周辺部にケラレという暗いフチが現れる現象を防げるため、全視界がクリアで見やすい状態で観察を楽しめます。
視界の見やすさにこだわるなら、アイレリーフが最低でも10mm以上ある双眼鏡を選ぶのがおすすめ。なお、メガネを掛けた状態で使用する場合は、アイレリーフが15mm以上確保されたロングアイレリーフタイプの双眼鏡を選びましょう。メガネによってアイポイントが離される場合でも快適に使用可能です。
あると便利な機能
光の反射を抑える「マルチコート」

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双眼鏡の見やすさを左右する「マルチコート」の有無もチェックしましょう。双眼鏡の内部に搭載されるレンズやプリズムは、表面でわずかに光を反射。視野が暗くなるほか、もやが出たように像が不鮮明に見えるようになるので、画質面で物足りなさを感じる原因に繋がります。
視界の明瞭度を改善するのに有効なのがマルチコートです。特殊なコーティングをガラス面に施すことで、観察時の邪魔となる反射を低減。なお、搭載する全てのレンズやプリズムにマルチコートを施したタイプは「フルマルチコート」と呼びます。高性能な双眼鏡に採用されており、画質にこだわりのある方におすすめです。
アウトドアなど屋外使用には「防水設計」

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野外活動で双眼鏡を活用する際に役立つのが「防水設計」です。本体の各所に水滴や雨粒などの侵入を防ぐシーリング加工が施されているのが特徴。水中での使用はサポートされていませんが、多少の雨や水しぶき程度であれば防げるので、野鳥観察や沢登りなど水気が心配なシーンにもおすすめです。
防水設計と合わせて確認したいのが「防曇構造」。双眼鏡の内部に曇りの発生を防ぐ窒素ガスが充填されているのが特徴です。室内と比べて気温が大きく下がる冬の寒冷地や、気温差で夜露が発生する夜間の天体観測でもレンズが曇りにくくなるため、急に環境が変わっても快適な見え味を維持できます。
ライブやコンサートには「手ブレ補正(防振)機能」

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高倍率でのライブ鑑賞には「手ブレ補正機能」がおすすめです。手ブレとは、手首から伝わった揺れで双眼鏡の視界が安定せず、像がぼやけたように不鮮明に見える現象のこと。高倍率になるほど影響は顕著になりますが、手ブレ補正機能で軽減できます。
手ブレ補正機能では、双眼鏡の内部にある補正ユニットが手ブレの発生方向とは反対に動いて相殺することで防振を実現。10倍を超える高倍率でも視界が安定するので、遠くの席からでも推しのアイドルやアーティストのパフォーマンスがしっかり追い続けられます。
ただし、防振双眼鏡は手ブレ補正機能を使う際に電力が必要になるのが難点。ライブ中にバッテリー切れになる場合も想定して、予備の電池を用意しておきましょう。
双眼鏡のおすすめメーカー
ニコン(Nikon)

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ニコンは、東京の港区に本社を置く1917年設立の光学機器メーカーです。高画質な視界で観察できるのがニコンが手掛ける双眼鏡の特徴。高反射誘電体多層膜コーティングに代表される独自のコーティング技術や、色にじみを補正するEDガラスなどを採用しています。
防振双眼鏡や防水双眼鏡も含め、豊富にラインナップしているのも魅力。また、おしゃれに使えるファッション性の高いモデルも人気を集めています。
ビクセン(Vixen)

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ビクセンは、埼玉の所沢市に本社を置く1954年設立の光学機器メーカーです。天体望遠鏡を中心にした天体観測用の製品を主力に扱っていますが、双眼鏡も広く展開。防水機能を備えたモデルも多く、アウトドア愛好家を中心に愛用されています。
実用性とデザイン性を両立しているのがビクセンが手掛ける双眼鏡の特徴。有名アウトドアブランドのコールマンとコラボした小型の防水双眼鏡も人気で、野外活動のファッションアイテムとしてもおすすめです。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina)

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ケンコー・トキナーは、東京の中野区に本社を置く1957年設立の写真用品・光学機器メーカーです。写真額縁や写真立てに加えて、交換レンズやレンズフィルターなどのカメラアクセサリーも広く製造。双眼鏡も多くのモデルを開発しています。
価格がリーズナブルなモノが多いのがケンコー・トキナーが手掛ける双眼鏡の特徴。手ブレ補正機能付きの防振双眼鏡も比較的手頃な価格で入手できるため、コスパ重視の方にもおすすめです。
双眼鏡のおすすめ|倍率4~6倍
ニコン(Nikon) ミクロン 6×15 CF
高いデザイン性で人気のある倍率6倍の双眼鏡です。精密感のある外装からは機械工芸品ならではの昭和レトロな味わいを堪能できるのが特徴。普段使いできるおしゃれな双眼鏡を探している方におすすめです。
重さ約130g、約幅108×高さ48×厚さ36mmと小型軽量で街中や旅行先でも携帯しやすいのもポイント。また、15mmと小口径ながら明るさが6.3あるので、日中の使用なら十分に快適な視界が得られます。
ピントが合わせられる最も近い距離である最短合焦距離が2mと短いのも便利。美術館や博物館で展示品を柵越しで鑑賞する場合にも重宝します。マルチコート「多層膜コーティング」でクリアな視界も取得可能です。
ビクセン(Vixen) at6 M6×18
近接距離からも快適に使える倍率6倍のコンパクト双眼鏡です。最短合焦距離が55cmと短く、足元の花にも簡単にピント合わせが可能。微妙に近い場所にある自然の草花や昆虫なども観察しやすいので、子供の自由研究用としてもおすすめです。
全てのレンズとプリズムに3層以上の反射防止コーティングを施した「PFMコート」仕様なのもポイント。対物レンズの口径は18mmとやや小さいものの、明るさが9もあるため、薄暗い森のなかでも明るくクリアな視界で自然観察が楽しめます。
重さ約145gと軽量コンパクトなのも魅力。首から下げられるサコッシュバッグ風の専用メッシュケースが付属するので、持ち運びやすさを重視する方にもおすすめです。
ビクセン(Vixen) コールマンH6×21WP
アウトドアでの使いやすさにこだわった倍率6倍のコンパクト双眼鏡です。重さ約210g、約高さ89×幅73×厚さ49mmと小型軽量。野外でも目立つ大胆な配色を採用しているので、キャンプなどに携帯するファッションアイテムとしてもおすすめです。
防水設計が採用されているのもポイント。街歩きや屋外イベントの最中に雨が降っても気にせず使用可能です。また、本体は丈夫なアルミダイキャスト製のため、登山などハードな用途にも活躍できます。
明るさは12.3で、夕方など薄暗いシーンでも明るい視界が得られるのも魅力。レンズ面には反射を抑える「マルチコート」が施されています。高機能ながらコスパも良好。野外活動に適した双眼鏡が安い価格で入手可能です。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) APPLAUSE-M 5×20
メガネをかけたままでも使いやすい倍率5倍のコンパクト双眼鏡です。長さ15mmの「ロングアイレリーフ設計」を採用しており、接眼部を引き出せるツイストアップ見口も搭載。メガネと併用したい方にもおすすめです。
光学系の心臓部に高屈折率の「Bak4プリズム」を搭載しているのもポイント。加えて、全てのレンズ面とプリズム面に高透過多層膜を施した「フルマルチコート」仕様のため、クリアで明るい視界で舞台・バレエ・オペラなどの観劇が楽しめます。
重さは約162gと軽く、手のひらサイズで携帯しやすいのも魅力。小型ながら明るさ16とやや明るめに設計されているので、 薄暗い劇場のなかでも快適に使用可能です。
リコー(RICOH) PENTAX VD 4×20 WP
3Wayで使える倍率4倍のコンパクト双眼鏡です。独自機構を採用しており、左右に分離すれば2本の単眼鏡として、直列に繋げば16倍の望遠鏡としても使用可能。アウトドアで見つけた感動を同行している家族や友人と分け合いたい場合にもおすすめです。
IPX7相当の完全防水性能を備えているのもポイント。強い雨のなかでも気にせず使用でき、汚れても双眼鏡を丸ごと水洗い可能です。また、重さ約345gの金属ボディを採用しており、単眼鏡時は2本に分かれてハンドストラップにもなるネックストラップが付属します。
コンパクトながら明るさが25もあるのも魅力。加えて、フルマルチコーティングなども施されており、夕暮れなど薄暗いシーンでも明るくクリアな視界で観察できます。アイレリーフも19mmと余裕があるため、メガネ着用時も快適に使用可能です。
双眼鏡のおすすめ|倍率8~10倍
ニコン(Nikon) 10×25 STABILIZED
安定した視界でライブなどを楽しめる倍率10倍の防振双眼鏡です。手ブレによる視界の揺れを約80%低減できる「手ブレ補正機能」を搭載しています。
重さ約410gと軽く、片手で長時間持ち続けても疲れにくいのもおすすめポイント。また、幅71×奥行き103×高さ65mmまで小型化できる「2軸折りたたみ機構」を採用しているので、使用後はバッグにすっぽり収納できます。
明るさは6.3。照明が回った会場であれば、コンサート鑑賞やスポーツ観戦も鮮明な視界で楽しめます。さらに、起動から10分経つと自動で電源が切れる「オートパワーオフ機能」も備えているため、待機時の無駄な電池の消耗を軽減可能です。
ビクセン(Vixen) アリーナスポーツ M8×25
ナイターなどでも活用できる倍率8倍の双眼鏡です。口径25mmの対物レンズを搭載しており、小型軽量ながら9.6の明るさを実現。夜間の会場で行われる野球やサッカーなどの試合でも鮮明な視界が得られやすいので、ナイトゲームの観戦用としてもおすすめです。
マルチコートに加えて、独自開発の「オーロラコート」も採用しているのもポイント。ナイター照明やLEDの出す散乱光の波長を効果的に低減できるため、暗いなかでさまざまな種類の光が飛び交う野外ライブなどでも視界を確保できます。
長さ16mmのロングアイレリーフ設計なので、メガネを掛けたままでも使いやすいのも魅力。重さは約290g、サイズは約高さ101×幅116×厚さ50mmで、会場の移動時にも役立つスポーティなケースとストラップが付属します。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) Mirage 10×50W
自然観察用の入門機としても人気のある倍率10倍の双眼鏡です。入手しやすい手頃な価格ながら大口径50mmの対物レンズを搭載しており、明るさも25と夜間の使用にも良好。コスパが高いので、これから野鳥観察や天体観測を始める方におすすめです。
広視界タイプの設計を採用しているのもポイント。実視界は6.5°で、10倍の高倍率でも見掛け視界65°の広い視界が確保できるため、双眼鏡の使用感に慣れれば森のなかを飛び回る野鳥の動きも追いやすいのが魅力です。
初心者でも操作しやすい大型ピントリングを搭載しているのもメリット。重さは約790gで、持ち運びに便利なケースとストラップが付属します。
興和(KOWA) BDll32-8 XD
コンパクトボディと高画質を両立した倍率8倍の双眼鏡です。画質劣化の主な原因となる色にじみを補正する特殊低分散ガラス「XDレンズ」を対物レンズに採用。周辺部までシャープで美しい視界が得られるので、画質にこだわりのある方におすすめです。
フレームにマグネシウム合金を採用しているのもポイント。重さ約540gと軽量ながら高い堅牢性を備えています。また、窒素ガス充填による完全防水構造や、濡れても滑りにくい表面のラバーグリップも用意。長時間の自然観察も楽しめます。
実視界8.8°、見掛け視界70.4°の広視界タイプなのも魅力。野鳥の動きも追いやすく、明るさ16と薄暗い森での使用に適しているため、バードウォッチングにも重宝します。さらに、最短約1.5mで合焦が可能。足元の草花や昆虫の観察にも使えます。
オーエムシステム(OM SYSTEM) OLYMPUS 8×42 PRO
機能性に優れた倍率8倍のハイグレード双眼鏡です。大口径42mmの対物レンズを搭載しており、薄暗い森でも鮮明な視界が得られる明るさ27.6を実現。また、見掛け視界も55.3°と広いため、本格的な野鳥撮影の前段階として野鳥の探索をしっかり行う際にもおすすめです。
色にじみを抑える「EDレンズ」や、ダハプリズム特有の光線ずれを補正する「位相差補正コーティング」も採用。さらに、「ZEROコーティング」をはじめとした多彩な反射低減技術も施されているので、高画質で見やすい視界を確保できます。
OMシリーズのカメラとも調和する洗練されたデザインも魅力。アイレリーフも18mmと長く、左目と右目の視力差に対応できる「視度補正リング」も備えています。
完全防水や防曇などの耐候構造も充実しており、レンズ最前面には「撥水撥油コーティング」も採用。過酷な環境でも高い信頼性を発揮します。
双眼鏡のおすすめ|倍率12~16倍
ニコン(Nikon) MONARCH M5 12×42
アクティブに楽しめる倍率12倍の双眼鏡です。明るさは12.3で、高倍率ながら見掛け視界が56.2°と広めに設計されているのが特徴。湖や干潟でのバードウォッチングや、スタジアム級の会場でのスポーツ観戦などにもおすすめです。
色にじみを低減する「EDガラス」を搭載しているのもポイント。さらに、フルマルチコートに加えて、プリズムには「高反射誘電体多層膜コーティング」と「位相差補正コーティング」も施されており、自然な色調と鮮明な視界で観察が楽しめます。
ボディ素材に耐久性の高いグラスファイバー入りのポリカーボネイト樹脂を採用しているのも魅力。重さ約640g、約高さ145×幅129×厚さ54mmと携帯性にも優れています。また、防水・防曇構造も備えており、条件の厳しいフィールドでも活躍可能です。
ビクセン(Vixen) ATERA II H14×42WP
安定した視界で臨場感のある観察が楽しめる倍率14倍の防振双眼鏡です。見掛け視界49.8°、明るさ8.3と高い基本性能を搭載。加えて、フルマルチコートを含む3種類のコーティングが施されており、薄暗い場所でもクリアな視界が得られます。
補正角±2°という優れた手ブレ補正機能を持つのもポイント。さらに、2種類の補正モードに対応しており、V2モードでは乗り物などのゆっくりとした大きな揺れも吸収できます。船上から野鳥のコロニーを観察する場合にもおすすめです。
入手しやすい単4電池を電源に採用しているのも魅力。約30時間の長時間駆動に対応しており、起動から90分で切れる「オートパワーオフ機能」で節電も可能です。また、雨や水しぶきのなかでも使えるIPX4相当の防水性能も備えています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) VCスマート 14×30WP
野外ライブにも重宝する倍率14倍の防振双眼鏡です。スライドスイッチで簡単にON/OFFできる手ブレ補正機能を搭載。機能の使用時にパイロットランプの点灯を隠せる「遮光スライダー」を備えており、上演中でも録画と間違われにくいため、ライブやコンサートに安心して使える防振双眼鏡を探している方にもおすすめです。
電池ボックスをサイド側に配置することで、握りやすく設計されているのもポイント。電源は単3形アルカリ電池で、約10時間の駆動に対応しており、電池の消耗を防ぐ10分の「オートオフ機能」も備えています。
重さ約535gのボディには、急な天候の変化に対応できる防水設計も搭載。明るさは4.4で日中や明るい照明下での使用に適しています。見掛け視界は61.6°と広く、動きのあるパフォーマンスも十分に追随可能です。
リコー(RICOH) PENTAX JUPITER 16×50
コスパ良好で初心者にも使いやすい倍率16倍の双眼鏡です。大口径50mmの対物レンズを搭載しながら、比較的リーズナブルな価格を実現しています。
16倍の高倍率で明るさ9.6を確保しているのもポイント。薄暗い森のなかでも明るい視界で観察を進められます。また、実視界は3.5°で、見掛け視界も56°と広めなので、高倍率でも野鳥の動きが比較的追いやすく設計されています。
使いやすさにこだわったデザインも魅力。操作しやすい大きなピント調整リングや、握りやすさにこだわったボディ形状などを採用しています。別売りの三脚アダプターで三脚に取り付ければ、より安定した視界での観察も可能です。
サイトロン(SIGHTRON) SIIBL 1242 STABILIZER
高性能の倍率12倍の防振双眼鏡です。大口径42mmの対物レンズを搭載し、12倍の高倍率でも薄暗い環境に適した明るさ12.3を実現。加えて、手ブレ補正機能も備えながら価格が手頃なので、コスパ重視の方にもおすすめです。
手ブレ補正機能は車の走行中に発生する細かな振動から、船上で波に揺られたときに受ける大きな振動まで幅広く対応可能。また、電源には旅行先でも入手しやすい単3形アルカリ電池を採用しており、約30時間使えます。
IPX7相当の優れた防水性能を持つのもポイント。急な雨や夜露が発生するシーンでも気にせず野鳥や星空の観察に集中できます。さらに、アイレリーフが17mmと長めなのも魅力。メガネを装着したままでも快適に使用可能です。
双眼鏡のおすすめ|倍率16倍以上
ニコン(Nikon) ACULON A211 8-18×42
さまざまな視野角で観察できる人気のズーム双眼鏡です。ズーム機構によって最大倍率18倍を実現。加えて、操作性がシンプルなので、初心者にもおすすめです。
反射を低減するマルチコートを施した大口径42mmの対物レンズを搭載しているのもポイント。8倍時の明るさは28.1と高く、夜間でも鮮明で見やすい視界が確保できるため、星空や月などの天体観測にも活用できます。
重さは約825g、サイズは約高さ163×幅185×厚さ61mm。また、双眼鏡の外装には手に馴染みやすいラバーコートが施されています。
ニコン(Nikon) MONARCH 5 20×56
高画質な視界にこだわった倍率20倍のハイグレード双眼鏡です。大口径56mmの対物レンズを搭載しており、20倍の高倍率でも日中の使用に十分な明るさ7.8を確保。加えて、見掛け視界が59.9°と広めなので、バードウォッチングにも活躍できます。
色にじみを抑えるEDレンズと、反射を低減するフルマルチコートを採用しているのもポイント。さらに、プリズムには「高反射誘電体多層膜」と「位相差補正コーティング」も施されており、自然な色調と鮮明な視界が得られます。
グラスファイバー入りのポリカーボネイト樹脂を採用した頑丈なボディも魅力。内部には窒素ガスが充填されており、防水・防曇構造も備えています。また、16.4mmのロングアイレリーフ設計のため、メガネとの相性も良好です。
ビクセン(Vixen) アスコット ZR8-32×50 ZOOM
アウトドアでの使いやすさを重視したズーム双眼鏡です。8〜32倍の範囲で倍率を調節できるズーム機構を搭載。また、手に馴染みやすく耐衝撃性にも優れた高分子エラストマー素材が外装に使われているため、キャンプやハイキングなどにもおすすめです。
大口径50mmの対物レンズに加えて、全てのレンズとプリズムに反射低減の処置を施す「PFMコート」が採用されているのもおすすめポイント。クリアで鮮明な視界が得られるほか、8倍時は明るさ39.7と大光量を取り込めるので、天体観測にも重宝します。
見掛け視界が最大64°と広いのも魅力。野鳥観察もストレスのない視界で楽しめます。また、重さは約1025gとやや重量級ですが、別売りのビノホルダーを併用すれば、三脚に固定した状態でも使用可能です。
サイトロン(SIGHTRON) SAFARI 10-30×21
スタイリッシュに使える小型のズーム双眼鏡です。ライブやスポーツの会場でも目立ちやすいデザインを採用しているほか、重さ約200gの軽量コンパクトボディで持ち運びも簡単。加えて、価格が安いので、気軽に使えるズーム双眼鏡としておすすめです。
倍率を10〜30倍の範囲で調節できるズーム機構を搭載しているのもポイント。最大31.5°の見掛け視界が使える10倍の広視界で対象を捉えてから、30倍まで一気にズーミングして大きな像で鑑賞・観戦するという使い方ができます。
マルチコート採用でクリアな視界が得られるのも魅力。明るさは最大4.4で、明るい日中や照明が整った環境で使用するのに適しています。
サイトロン(SIGHTRON) Comet Scan 18×80
天体観測に特化した倍率18倍の双眼鏡です。超大口径80mmの対物レンズを搭載しており、18倍の超高倍率ながら明るさ19.4の鮮明な視界を実現。月を大きな像で見られるほか、彗星・星雲・星団など微かな光を放つ天体の観測にもおすすめです。
高屈折率のBaK4硝材を採用しているのもポイント。反射低減処理を全てのレンズ面に施すフルマルチコートとの組み合わせで、クリアな視界と自然な色調を両立した視界での観察が可能です。また、見掛け視界70.2°の広視界タイプなので、観察したい天体を比較的スムーズに導入できます。
完全防水設計と防曇設計を採用しているのも魅力。寒冷地でも扱いやすいラバー外装も備えているため、冬の天体観測にも重宝します。さらに、16.5mmのロングアイレリーフ設計でメガネにも対応。別売りのビノホルダーで三脚の使用も可能です。
肉眼で見るのと同じ両目を使った立体視で対象を観察しやすいのが双眼鏡の魅力です。望遠鏡と違って遠近感を忠実に再現できるため、スポーツ観戦やバードウォッチングでもより臨場感のある視界で観察が可能。ぜひ気になった双眼鏡を入手して、肉眼では視認しにくいモノなどを観察してみてください。