防水性に優れた「防水リュック」。天候に左右されやすいアウトドアシーンはもちろん、通勤や通学の際にも便利です。また、防水リュックを扱っているブランドのなかには、スタイリッシュでおしゃれなモデルも数多くラインナップされています。
そこで今回は、機能性やデザイン性の高いおすすめの防水リュックをご紹介。選び方のポイントなども解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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防水リュックとは?
雨や水しぶきがかかってしまった場合に、荷物が濡れないように工夫されているのが防水リュック。天候の影響を受けやすいアウトドアシーンで活躍するのはもちろん、通勤・通学用としても役立つリュックです。
メーカーによって、防水リュックに備わっている機能は異なります。防水性に優れた素材を使用しているモノはもちろん、防水性の高いパーツを随所に採用しているモノも。なかには、生地に撥水加工を施し、水の侵入を防ぐアイテムも展開されています。
防水と完全防水の違い
防水とは?
防水仕様のリュックは、防水性に優れた素材の採用や、生地表面にコーティングを施しているのが特徴。止水ファスナーなどを採用し、雨の侵入を防ぎやすくしているモノもあります。
完全防水でない場合、激しい雨に長時間さらされると浸水する可能性がありますが、小雨程度であれば内容物を保護できます。通勤や通学など、普段使いにおすすめ。さまざまなアイテムがラインナップされているので、自分好みのデザインを見つけやすいのも魅力です。
完全防水とは?
完全防水モデルのリュックは「ターポリン」などの水に強い素材を採用し、縫い目を溶接するなど特殊な処理をして隙間を作らないように設計されているのが特徴。開口部にはフラップやロールトップを採用し、防水性をさらに高めています。
長時間水の中に沈めたり、雨にさらし続けたりしなければ、浸水のリスクが低いのもメリット。そのため、アウトドアシーンや自転車での通勤・通学の際などにおすすめです。
防水リュックの選び方
用途にあったリュックの容量をチェック
防水リュックを選ぶ際には、リュックの容量が用途に合っているかどうかを確認しましょう。通常サイズは20L程度、大容量サイズは30L以上が目安です。通学や通勤、タウンユースには20L前後のモデルを選んでみてください。
運動系の部活に所属している荷物の多い学生の方や、アウトドアシーンでの使用を考えている方には、30Lの大容量モデルがおすすめです。また、大容量モデルは懐中電灯やモバイルバッテリーなど、避難時に必要なアイテムもたくさん入れられるので、防災リュックとしても役立ちます。
開口部の形状をチェック
ロールトップタイプ
ロールトップタイプの防水リュックは、開口部を丸めて留められるのが特徴。コンパートメントに水や雪が入り込みにくく、収納した荷物が濡れにくいのが魅力です。
また、荷物が少ないときには開口部の巻く量を調節すると、コンパクトに持ち運べるのもポイント。さらに、アイテムの出し入れもスムーズに行えます。自転車やバイクで通勤・通学をする方にもおすすめです。
ジッパータイプ
ジッパータイプは、メインコンパートメントがファスナーによる開閉仕様になっているのが特徴。防水かどうかにかかわらず、多くのリュックがジッパー式を採用しているため、通常のリュックと同じように使用できるのが魅力です。
荷物の出し入れがスムーズに行えるのもポイント。ただし、長い間雨にさらされていると内部に水が入り込んでしまうことがある点には注意が必要です。
フラップタイプ
フラップタイプの防水リュックは、メインコンパートメントを蓋するように閉じられるのが特徴。ロールトップタイプのモデルと同様、内部に水や雪が入り込みにくいのが魅力です。電子機器や衣類など、濡らしたくない荷物を入れるのに適しています。
メインコンパートメントはスクエア状のモデルが多く、書類を収納した際、角が折れ曲がりにくいのもポイント。教科書の多い学生や、書類を頻繫に持ち歩くビジネスパーソンにおすすめです。
採用している生地をチェック
防水リュックは、生地に採用されている素材や製法によって防水性能が異なります。ハードな使い方をするなら「ターポリン」や「バリスティックナイロン」がおすすめですが、生活防水レベルであればポリエステルやナイロンでも十分です。
なお、撥水加工が施されている製品は水を通しにくいものの、使用年数が長いと効果が弱くなってしまうので注意しておきましょう。
ポケットの数をチェック
多くの荷物を持ち運ぶ方は、内側のポケットが充実している防水リュックがおすすめ。ノートパソコンやモバイルバッテリーなど、外出時に必要なモノをアイテム別に収納できるのがメリットです。
外側のポケットが充実している防水リュックは、地面に降ろすことなくポケットにアクセスできるので便利。Suicaなどの交通系ICカードやペットボトルなどを素早く取り出せるためおすすめです。
防水リュックのおすすめ|通勤・通学向け
ハンター(HUNTER) オリジナル ラージ トップクリップ バックパック - ラバーレザー
ラバーコーティングレザーで作られた、雨に強い防水リュック。メインコンパートメントの開口部をファスナーとパラシュートクリップの両方で閉じられるのが特徴です。
ブラックやオリーブなどの色が用意されており、大人っぽいデザインを好む方におすすめ。また、フロントには口髭をイメージした装飾をあしらうことで、デザインにアクセントを加えています。
ニクソン(NIXON) Day Trippin’ Backpack
シンプルで洗練されたデザインが特徴で、さまざまなコーディネートに馴染みやすい防水リュック。メインの素材はもちろんジッパーにも耐水加工が施されており、悪天候の際に重宝するアイテムです。
容量は約14.52Lとコンパクトで、デイリーユースに適した防水リュックを探している方におすすめ。また、背面はパッド入りのメッシュパネル仕様で、通気性がよく快適に背負える防水リュックです。
クローム(CHROME) VOLCAN PACK PLUS
メインコンパートメントの底部までがファスナーで開く仕様で、荷物の整理がしやすい防水リュック。防水性のある生地やウレタン製の防水ファスナーを採用しており、雨に強いのが魅力です。
すっきりとした印象のスクエアタイプで、書類や教科書などを持ち運ぶ機会が多い方にもおすすめ。また、メインコンパートメントにはサイドのファスナーからも直接アクセス可能で、使い勝手に優れた防水リュックです。
クローム(CHROME) URBAN EX 2.0 ROLLTOP 30L BACKPACK
各所に溶着加工が施されており、内部に水が浸入しにくい防水リュック。15インチのノートPCが入るパッド付きスリーブを備えているため、デジタルデバイスを持ち運ぶ機会が多い方におすすめです。
容量は30Lで、荷物が多い日にも頼りになるのがポイント。また、フロントに取り付けられたリフレクター仕様のループには、自転車用のU字ロックなどを装着可能です。ループはデザインのアクセントとしても効いています。
ポーター(PORTER) TIME デイパック
ビジネスシーンで活躍する防水性を備えたリュックです。軽量で強度に優れたコーデュラナイロンツイル生地を採用しているのが特徴。テフロンファブリックプロテクター加工が生地表面に施され、撥水・防汚効果を高めているのも魅力です。裏面には水滴が染み込みにくいPVC加工が施されています。
ペットボトルや折り畳み傘を収納できるササマチポケットが備わっており、機能性も充実しています。クッション材入りのポケットがノートPCやタブレット端末をしっかり保護するため、通勤にぴったりです。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) ミミックバックパック
シンプルなデザインで、通勤や通学に使いやすい防水リュックです。大容量なので、荷物が多いときでも対応ができます。生地には、耐水圧30000mmを有する素材を使用。加えて、止水ファスナーも使っており、雨や水が中に浸入するのを予防します。
右側面には水抜き穴付きポケットがあり、傘やボトルなどの濡れた荷物を入れられるのがメリット。左側面は、小物類をおさめるスペースが付いています。
内部には、13インチのノートPCを収納できるスリーブや貴重品を入れるのに便利なファスナーポケットを配置しています。
コールマン(Coleman) シールド35
人気アウトドアブランド「コールマン」から展開されている、コスパに優れた防水リュックです。容量は約35Lで、通勤や通学時に荷物が多くても安心して使えます。
表地に、防水素材を使用しているのに加えて、メイン収納には撥水ファスナーを採用。急な雨にも対応できるのが魅力です。また、サイドポケットは内側にPEVA生地を採用しているので、使用後の傘を入れられます。
背面はメッシュパネルを使っており、長時間背負っても快適な状態を維持しやすい使用感に優れた防水リュックです。
ガストンルーガ(GASTON LUGA) ルーレン16
生地にポリウレタンコーティングを施した、ポリエステル素材を用いた防水リュック。ロールトップタイプなので上から水が浸入しにくく、防水性を高めています。
容量は22.5Lで上面をロールして調節が可能。荷物が少ないときでも、中身が崩れるのを抑えられます。持ち運ぶ荷物の量が変わりやすい方におすすめです。
内部には、16インチのノートPCが入れられるファスナーポケット付き。パッド入りなので、衝撃から保護できるのは嬉しいポイントです。また、背面部分には隠しポケットを配置しており、貴重品を収納するのに役立ちます。
マスターピース(Master Piece) Progress Coating ver. 2WAYバックパック
側面のハンドルを使用してブリーフケースとしても持ち運びができる、2WAYタイプの防水リュック。光沢感のある見た目なので、ビジネスシーンにもおすすめです。
本製品は、ポリウレタンコーティングを施した、600Dのポリエステル生地を使用。裏面にはPVCコーティングを施しており、防水性能を高めています。
フロント部分には、小物類の収納に便利なファスナーポケット付き。撥水効果のあるファスナーなので、水の浸入を予防できます。また、ショルダーストラップにはループがあり、ちょっとした道具をかけるのに便利です。
エアー(Aer) Tech Pack 3 X-Pac
素材に、軽量で防水性のある「VX-42 X-PacTM」を使用した防水リュック。16Lのコンパクトサイズに対して収納力が高く、小物類を分けて整理したい方へおすすめです。
メインの収納スペースは広々としており、さまざまな道具の収納が可能。加えて、複数の内装ポケットやPC用のスリーブも備えており、サイズの異なる道具を仕分けられます。
また、自立性があるため床に置いたときに安定するのも特徴。ラゲージバーに通せるので、出張時のサブバッグとしても活躍します。
キウ(Kiu) ウォータープルーフ デイバックパック
機能的で安い、防水リュックを探している方におすすめのモデルです。生地の表面には撥水加工、裏面には防水加工を施しており、水を弾きつつ中への浸入を予防します。
フロント部分には、小物類を分けて収納ができるポケットを配置。フラップが付いているため、上から流れてくる雨がファスナーにかからないのがメリットです。サイドにも収納スペースかあり、ボトルや傘などを入れて持ち運べます。
シンプルなデザインから柄物まで、幅広いタイプを展開しているのも特徴。自分の好みのモデルを探しやすい、コスパに優れた防水リュックです。
ミステリーランチ(MYSTERY RANCH) HIGH WATER FLIP
高い耐久性と防水性を有した、シンプルな防水リュックです。生地の両面にTPUコーティングを施しているのに加えて、RF溶接をしており、高い防水性と耐摩耗性を発揮。さまざまな天候やシチュエーションに対応できるのが魅力です。
容量は約22.7Lで、通勤や通学用として使いやすいサイズ。両側にはコンプレッションベルトがあり、中身を安定させるのに役立ちます。頑丈で長持ちする防水リュックを探している方に、おすすめのモデルです。
タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI) スラントポケット ナイロンバックパック
斜めにあしらわれたフロントポケットや、ミリタリーテイストのロゴネームが目を引く防水リュック。生地には防水加工が施されており、加工の際に生じたシワ感やムラ感によって味が出ています。
メインコンパートメントとPC用のスリーブが分かれた構造で、荷物を整理して収納しやすい防水リュックを探している方におすすめ。ブラック・ブラウン・ネイビーといった、落ち着いた印象のカラーが取り揃えられています。
防水リュックのおすすめ|アウトドア向け
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) WL ORIGINAL PACK NOVELTY
耐久性と防水性を兼ね備えたコーデュラ生地を使用しているため、日常生活はもちろんアウトドアでも活躍する防水リュック。大容量のメインコンパートメントに加えてフロントやサイドにもポケットを備えており、収納力の高さを重視する方におすすめです。
フロントポケットの下部にさりげなくあしらわれたブランドロゴがデザインのアクセント。幅広いコーディネートに馴染みやすい、アイボリー・ブラック・カーキといったカラーが取り揃えられています。
コロンビア(Columbia) グレイトスモーキーガーデンデイパックL
柔らかな生地感と優れた撥水性を兼ね備えた、高密度のナイロン素材で仕立てられた防水リュック。フロントポケットを3つ備えており、小物を仕分けて収納できるのが魅力です。
ポケットのファスナーに取り付けられた、柄入りの引き手がデザインのアクセント。容量は30Lで、通勤・通学時はもちろん、アウトドアや旅行でも活躍する防水リュックを探している方におすすめです。
クローム(CHROME) TENSILE TRAIL HYDRO PACK
重さがわずか0.75kgの軽量設計で、動きやすさを重視する方におすすめの防水リュック。背負った状態でも水分補給ができる「ハイドレーションシステム」を搭載しており、登山の際などに重宝するアイテムです。
フロントにあしらわれた、ブランドロゴ入りのアルミ製バックルがデザインのアクセント。また、開口部はロールトップ仕様で、内部に水や雪が入りにくいのが特徴です。
キウ(KiU) 600D バックパック
600デニールのポリエステル生地を使用しており、耐久性の高さを重視する方におすすめの防水リュック。生地の表面に撥水加工、裏面に防水加工を施すことで、悪天候への耐性を高めています。
サイドベルトを使えば、荷物量に応じて容量を調節できるのがポイント。また、底部分に付いたシューズ用のポケットをはじめ、メインコンパートメントの内外に収納スペースを備えています。
クレッタルムーセン(KLATTERMUSEN) フィヨルム バックパック 18L
優れた防水性と引き裂き強度を兼ね備える生地を使用し、アウトドア用としておすすめの完全防水リュック。底部を耐久性のあるファブリックで切り替えており、丈夫な作りが特徴です。
シームテーピング加工を施すことで、内部に水が浸み込みにくいように仕上げているのがポイント。また、ウォーターボトルなどを入れるのに便利なメッシュポケットが、デザインのアクセントとしても効いています。
スノーピーク(snow peak) 4Way Dry Bag M
バックパックやボストンバッグなど、4通りの使い方ができる便利な防水リュックです。
本製品は、TPU加工を施した防水素材をウェルダー圧着することで、高い防水性と気密性を発揮。さらに、ロールトップタイプなので開口部から水が浸入しにくいのも魅力です。
また、空気抜きバルブを搭載しているのもポイント。荷物の量に合わせてサイズを調節できるため、安定性が向上します。加えて、水抜きとしても使用でき、濡れた道具の収納に便利です。
機能性に優れた、大容量の防水リュックを探している方におすすめです。
アークテリクス(ARC’TERYX) グランヴィル25 バックパック
さまざまなシチュエーションで使用できる、汎用性の高さが魅力の防水リュック。軽量かつスマートな設計で、気軽に持ち運びができます。
本製品は、フロントポケットや隠しポケットなど、収納力の高さを有したモデル。内部に仕切りやスリーブも設けており、細かく整理を行えます。また、内側に明るいカラーを採用しており、道具が見やすいのも特徴です。
耐久性と防水性に優れるナイロンリップストップ生地に、雨や雪をしのげる構造で、耐候性にも優れている防水リュックです。
ストリームトレイル(Stream Trail) ドライタンク 60L
約60Lの大容量で、アウトドアシーンだけでなく防災用としても役立つ防水リュックです。生地には、耐摩耗性や防水性に優れるターポリンを採用しており、過酷な環境にも耐えられます。また、開口部にはフラップが付いており、雨が降っても安心です。
内部には水抜き穴を設けており、水の排出が可能。濡れた道具を収納できるのが魅力です。頑丈で大量の荷物を運べる防水リュックを探している方に、おすすめのモデルです。
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防水リュックは、アウトドアシーンだけでなく、突然雨が降り出したときなどにも対応できるので、通勤や通学の際に便利です。製品によって生地や加工が異なるため、防水性能が使用用途に耐えられるモノか確認しておきましょう。本記事を参考に、自分に適したアイテムを見つけてみてください。