平たい形状が特徴のパスタ「フィットチーネ」。主にイタリアの南部で親しまれているパスタで、クリームソースやボロネーゼといった濃厚なソースとよく合います。メーカーによって原料やサイズが異なるため、ソースに合わせて商品を変えても楽しめるのが特徴です。
今回はおすすめのフィットチーネをご紹介します。生パスタタイプと乾麺タイプに分けてピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- フィットチーネとは?どんな特徴がある?
- フィットチーネとタリアテッレの違い
- フィットチーネパスタにはどんなソースが合う?
- フィットチーネの選び方
- フィットチーネのおすすめ|生パスタ
- フィットチーネのおすすめ|乾麺
- フィットチーネパスタのおすすめレシピ
- フィットチーネの売れ筋ランキングをチェック
フィットチーネとは?どんな特徴がある?
フィットチーネは幅8mm前後の平麺状のパスタ。原料には基本的に小麦・塩・水・卵を使用したモノが多く、主にイタリアの南部で好んで食べられているのが特徴です。
世界的にフィットチーネが食べられるようになったのは1920年代以降で、ローマを訪問したアメリカ人俳優がきっかけだといわれています。日本でも多様なフィットチーネが販売されています。日本国内で製造されたモノから、本場・イタリア製のモノもあるので、ぜひお気に入りのフィットチーネを探してみてください。
フィットチーネとタリアテッレの違い
フィットチーネとタリアテッレはよく似た形状のパスタですが、材料や主に食べられている地域が異なります。硬質小麦を用いることの多いフィットチーネは、主にイタリア中部から南部で食べられるパスタ。一方で、中部~北部にかけては軟質小麦を用いたタリアテッレがよく食されます。
また、フィットチーネの幅が8mm前後であるのに対し、タリアテッレの幅は5mm前後のものが多いのも特徴です。
フィットチーネパスタにはどんなソースが合う?
フィットチーネは、丸くて細いタイプの麺と比べて弾力のある食感と強い味わいがあるため、濃厚なパスタソースと合わせてみてください。とくに、カルボナーラ・クリームソース・ボロネーゼとの相性がぴったりです。
ジビエを用いたパスタソースと合わせるのもおいしい食べ方のひとつ。商品によっても形状は微妙に異なるので、フィットチーネとパスタソースのお気に入りの組み合わせを探すのもおすすめです。
フィットチーネの選び方
生パスタか乾麺かチェック
フィットチーネを選ぶ際は、生パスタか乾麺かにも注目してみてください。生パスタは乾燥処理を行わないパスタ。水分量が多いので、基本的には冷蔵庫で保存するのが特徴です。なかには、生パスタタイプでも常温で長期間保存できる商品も存在します。
生パスタは茹で上がるまでの時間が乾麺タイプよりも短いため、時短調理に適しています。弾力のある食感を楽しめるのも魅力です。
一方の乾燥パスタは、乾燥させて水分を蒸発させることで保存性を高めたパスタ。管理が容易なことから、生パスタタイプと比べてリーズナブルな商品が多いのがうれしいポイントです。
保存にも生パスタより気を遣わないので、日常的にパスタを楽しみたい方におすすめ。食感の好みや使い方などに応じて、好みのフィッチトチーネを探してみてください。
原材料をチェック
フィットチーネを選ぶ際は原料をチェックするのもおすすめです。たとえば、小麦と塩だけで作られるフィットチーネが主流のなか、卵を使っているモノもあります。また、小麦の代わりに全粒粉を用いたり、玄米粉や米粉を使ったりしているモノにも注目してみてください。
有機JASに認証されている商品は、農薬や化学肥料に頼らない素材を用いて作られているのが特徴。素材の生産方法からこだわりたい方におすすめです。
グルテンフリーのフィットチーネも
フィットチーネのなかには、グルテンフリーの商品も存在します。パスタは基本的に小麦粉を使って作るため、グルテンアレルギーの方やグルテンを制限している方は食べられないことがほとんど。しかし、米粉や玄米粉を用いたモノを選べば、パスタ料理を食べられます。
なかには、小麦粉を使ったパスタの色合いを出すためにコーンパウダーを混ぜて作っている商品もあります。グルテンが苦手な方も、ぜひフィットチーネを楽しんでみてください。
フィットチーネのおすすめ|生パスタ
こんぴらや販売 さぬき生パスタ フェットチーネ
伝統の技が生み出す食感を楽しめる、生パスタタイプのフィットチーネです。生パスタなのにアルデンテを味わえるのが特徴。開発には1年以上の歳月をかけ、こだわりのパスタに仕上げています。
デュラム小麦のセモリナをはじめ、数百種類の小麦粉から厳選したモノをブレンドした粉が原料。小麦の風味を引き出せる純水を用いています。さらに、14時間の低温熟成を行うことで、コシのあるパスタに。讃岐うどんで用いられる練り方と伝統の製麺技術で、ほかのフィットチーネにはない仕上がりを実現しているのが特徴です。
内容量は250g。賞味期限は常温で90日です。讃岐うどんの専門店が作っている点にも注目。うどん専門店のフィットチーネを食べてみたい方におすすめの商品です。
サンクゼール 小麦と塩だけのフィットチーネ 生パスタタイプ
デュラム小麦と食塩のみで仕上げているフィットチーネです。卵を加えていないので、卵アレルギーの方でも食べられるのが特徴。生パスタタイプで、弾力のある食感が楽しめます。
茹で時間は6分なので、忙しい日々の合間にも気軽に調理して味わえるのも魅力。平らで薄いパスタで、クリーム系や塩気の強い生ハムなどと合わせるパスタ料理にぴったりです。
100gのパスタが2束入りで、計200g入っています。賞味期限は製造日から180日。最低限の材料だけで作ったシンプルなフィットチーネを探している方におすすめです。
本田商店 ラ・サルーテ 生パスタ フィットチーネ
弾力のある食感と豊かな小麦の風味を楽しめる、生パスタタイプのフィットチーネです。原料は、デュラム小麦のセモリナ粉と食塩のみ。小麦本来のおいしさを味わえます。
茹で時間が短めなのもうれしいポイントです。カルボナーラやミートソースのようなコクのあるソースと合わせて楽しんでみてください。
常温保存で180日保存できるのも特徴。食べたいときに気軽に調理できる便利な商品です。容量は、100gのパスタが2束入りで計200g。生パスタタイプで保存も容易なフィットチーネを探している方におすすめです。
・200g
・200g×4袋
ワイズキャピタルパートナーズ フェットチーネ
自家製生パスタのフィットチーネです。サイズは、1.0×6.5mmの平麺。メーカーがオリジナルで配合した粉で製造しています。真空製麺機を使用することで、劣化を抑えているのが特徴。弾力のある食感を楽しめます。
コクのあるソースと和えて楽しむのがおすすめです。名古屋で紹介制・会員制レストラン「チェントロ」を運営する福住哲幸氏が監修しているブランドの商品。1個150gで、1個入り・6個入り・12個入りがあります。
賞味期限は製造日から90日以内。保存方法は冷凍です。凍ったまま沸騰したお湯に入れ、3分程度で食べられます。プロが監修したフィットチーネが気になる方はチェックしてみてください。
ポポラマーマ 生フェットチーネ
パスタ専門店が手がけたフィットチーネです。一度食べるとクセになる味わいと謳われています。生パスタ専門店「ポポラマーマ」で使われている生パスタを、家庭でも気軽に楽しんでもらいたいと開発した商品。厳選したデュラムセモリナ粉を使っています。
小麦の持つうまみを引き出すために、低温で製造しているのもポイント。小麦のたんぱく質を熱によって変質させることなく、小麦の持つ本来の味わいが活かされます。製造工程にもこだわることで、安定した量を作り続けているのも特徴。出来たての状態で届くのも魅力です。
1食130gのパスタが5食分入り。賞味期限は、冷蔵で製造日から45日です。パスタ専門店がこだわって作っているフィットチーネを食べたい方はチェックしてみてください。
久保田麺業 ひと手間加えた生パスタ フェットチーネ
高級レストランやパスタ専門店の味わいを家庭で楽しめるフィットチーネ。1人前120gずつ個包装されている使い切りタイプで、計量する手間も不要。讃岐うどんやラーメンなどの製麺を専門とするメーカーが、技術を応用しているのが特徴です。弾力のある食感を楽しめます。
乾麺タイプと比べても、小麦の持つ風味を堪能しやすいのが魅力です。約2分で茹で上がるため、時短調理をしたい方にもぴったり。クリームソースやボロネーゼに使うのがおすすめです。
低温殺菌や脱酸素剤などの工夫を施しており、常温で120日保存できるのもうれしいポイント。すぐれた製麺技術を持つメーカーのフィットチーネを食べてみたい方はチェックしてみてください。
新潟農園 玄米粉半生パスタ フェットチーネ7mm
玄米粉を使ったフィットチーネです。原料は減農薬で栽培した玄米から作った粉とばれいしょでんぷんのみ。小麦粉を使用していないので、小麦アレルギーの方でも安心して食べられます。
栄養価の高さにも注目。玄米は白米の約6倍の食物繊維、約5倍のビタミンB1を含んでいるといわれています。健康志向の方にもぴったり。保存料も不使用なので、オーガニック食品のパスタを探している方にもおすすめです。
1袋で120g入り。常温で300日の保存が可能なのもうれしいポイントです。手がけているのは、新潟県で主に米の栽培を行っている新潟農園。玄米のよさを活かしたパスタが気になる方はチェックしてみてください。
波里 こまち麺パスタ フェットチーネ
グルテンフリーの本格的なフィットチーネです。秋田県産のあきたこまちを使った米粉を原料に使用。7大アレルゲンにあたる食品を使わずに仕上げています。
蒸気の力で蒸し上げる蒸練製法を採用。ノングルテンでありながら、コシのある食感と素材のうまみを堪能できるのが特徴です。コーンパウダーを混ぜることで、米粉ベースのパスタですが小麦パスタと変わらない色合いに。半生パスタなので、茹で時間が短いのも魅力です。
忙しい生活のなかでも、気軽に調理して食べられます。賞味期限は製造日から1年。グルテンフリーのパスタを探している方はチェックしてみてください。
フィットチーネのおすすめ|乾麺
ディ・チェコ No.303フェットゥチーネ
パスタブランド「ディ・チェコ」のフィットチーネです。茹で時間は7分程度です。ミートソースなどとよく合います。容量は250gです。
ディ・チェコでは、パスタに適したデュラム小麦を厳選。さらに、おいしいパスタを作るために挽き具合にもこだわっています。
ブレンダーによって配合された原料を冷水で練り上げてパスタ生地に。伝統的なブロンズ製ダイスによって成型することで、表面に凹凸が生まれソースと絡みやすく、ソースの味を堪能できます。プロの料理人も愛用するパスタブランドのフィットチーネが気になる方におすすめです。
・250g
・250g×10袋
ガロファロ グラニャーノIGPフェットチーネ
ガロファロ社のフィットチーネです。平たく幅の広いフォルム。プロテイン含有量14%以上、グルテンインデックス85以上のデュラムセモリナ粉を厳選して使用しているのが特徴です。
ブロンズダイス製法で、ソースがよく絡む仕上がり。ボロネーゼやカルボナーラとよく合います。茹で時間はおよそ13分。容量は500gです。
ガロファロはパスタ発祥の地ともいわれるグラニャーノで、19世紀末にはじめてパスタ製造のライセンスを取得した由緒あるメーカー。本場イタリアの高品質なフィットチーネを食べてみたい方におすすめです。
フタバ製麺 乾麵 ルルロッソ 干しパスタ全粒粉平麺
全粒粉を原料に用いた、フィットチーネタイプの乾麺パスタです。小麦の豊かな味わいと香りを楽しめるのが魅力。栄養バランスにもすぐれています。
小麦は、デュラム小麦にも劣らない風味とコシのある、留萌オリジナルの超強力秋まき小麦を使用しています。生産から加工までを一貫して北海道留萌管内で行っているのもポイント。茹で時間は6~7分程度です。内容量は200g。賞味期限は365日です。
ブランド名の「ルルロッソ」は、アイヌ語で留萌を意味する「ルルモッペ」と、留萌の地を象徴する赤い夕焼けをイメージした、イタリア語で赤を意味する「ロッソ」から付けられています。全粒粉パスタに興味のある方におすすめの商品です。
アリサン 有機フェットチーネ
弾力のある食感を楽しめるフィットチーネです。茹でる前の幅は3~4mm程度。フィットチーネとしては細めの幅に仕上げており、ソースと適度に絡まるのが魅力です。
和風のパスタにも相性ぴったり。精白セモリナ粉を使用しています。内容量は500g。原産国はイタリアです。賞味期限は3年。有機JAS認定商品なので、オーガニックパスタを探している方にもおすすめです。
フィットチーネパスタのおすすめレシピ
ベーコンとレモンクリームソースのパスタ
フィットチーネと相性ぴったりのクリーム系ソースのレシピ。レモンを加えることで、くどくなりがちなクリームソースが爽やかに仕上がるのがポイントです。
ベーコンは食べやすいサイズに、玉ねぎは薄くスライスします。レモンは4枚ほどスライスし、残りは絞って果汁に。フライパンにオリーブオイルを入れ、ベーコンを脂が出るまで炒めたら玉ねぎを加えます。フィットチーネを熱湯で茹で、お湯を切ったら軽く油と和えておきましょう。
フライパンに牛乳と生クリームを入れて軽く加熱し、輪切りのレモン・塩こしょう・粉チーズで調味。パスタと和えてお皿に盛り、レモン果汁を振りかけて完成です。果汁を最後に振りかけて食べる際に混ぜることで、フレッシュな風味を楽しめます。
きのこのフィットチーネ
濃厚なソースではなく、シンプルなオイルソースで楽しみたい方におすすめの「きのこのフィットチーネ」。軽めのソースも、幅の広いパスタとよく絡まることでスパゲッティとは異なる味わいを楽しめます。
フライパンにオリーブオイルと刻んだにんにくを入れて香りが立つまで炒めましょう。しめじ・エリンギ・舞茸を、食べやすいサイズにほぐしてフライパンへ。フィットチーネを熱湯で茹でてお湯を切ります。
塩こしょうで味を整えたきのこソースとパスタを和えてお皿に盛り付けて完成です。仕上げにパセリや粉チーズを振りかけてもおいしく楽しめます。きのこを加熱し過ぎて食感が悪くならないように意識するのがコツです。
ボロネーゼ
フィットチーネをはじめ、多くのパスタと相性がよい「ボロネーゼ」。作り置きして、日替わりでパスタの種類を変えて食べるのもおすすめです。鍋にオリーブオイルを入れ、刻んだ玉ねぎ・人参・セロリを弱火で15分ほど火を通します。
別のフライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、熱くなったらひき肉を入れてほぐしながら炒めましょう。焼き色がついたら、いちど皿に移します。ひき肉を炒めたフライパンに赤ワインを入れて、鍋肌についた肉のうまみを溶かしましょう。
鍋にフライパンの赤ワイン・炒めた野菜とひき肉・トマト缶・ローリエ・ナツメグ・塩こしょうを入れて30分ほど煮込みます。煮詰まったら茹でたパスタと和えて皿に盛り、粉チーズを振りかけて完成です。汁気が少ない場合はパスタの茹で汁を足して調整してみてください。
フィットチーネの売れ筋ランキングをチェック
フィットチーネのランキングをチェックしたい方はこちら。
フィットチーネは濃厚なソースとの相性がぴったりで、クリームソースやボロネーゼが好きな方におすすめのパスタです。生パスタタイプ・乾麺タイプの違いをはじめ、各メーカーがこだわりの製法で作った商品を販売しているのもポイント。ぜひお気に入りの商品を探して、好みのソースと合わせてみてください。