弾力のある食感を楽しめる「生パスタ」。スパゲッティ・フェットチーネ・リングイネ・タリアテッレなど、形状もさまざまです。なかには、トリュフやイカスミを練りこんだモノやグルテンフリー・低糖質のモノも。冷凍保存すれば日持ちも悪くありません。
今回は、生パスタのおすすめをご紹介。ひとくちに生パスタといっても、市販されている商品の種類はさまざまです。ぜひ参考にして、パスタ料理の幅を広げてみてください。
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生パスタとは?
生パスタは、弾力のある食感が特徴のパスタです。パスタの本場・イタリアでも好んで食されています。生パスタの「生」とは、乾燥工程を経ていない状態のこと。そのまま食べるのではなく、乾麺と同じく茹でる必要があります。
基本的な原料は、デュラム小麦・水・塩・卵など。なかには、小麦を使わずに作ったモノや、トリュフ・イカスミなどの副材料を加えた、変わり種の生パスタもあります。
うどんの製麺技術を用いて仕上げている生パスタや、レストランが手がけている生パスタなども存在。市販されている商品もバリエーションが豊富なので、ぜひ好みの生パスタを探してみてください。
生パスタと乾麺のパスタの違いとは?
生パスタは、乾燥させていないのが最大の特徴。乾麺のパスタと比べると水分を多く含んでおり、特有の食感を楽しめるのが魅力のひとつです。また、茹で時間が乾麺のパスタと比べて短かくてすむのもポイント。ただし、冷蔵庫または冷凍庫で保存が必要です。
乾麺パスタは、パスタの水分を蒸発させて製造しており、保存性にすぐれているのが特徴。常温で長期保存できるのがメリットです。食感や扱いやすさなど、それぞれにメリットとデメリットがあるので、シチュエーションに応じて自分に合ったパスタをチョイスしてみてください。
生パスタの選び方
パスタの種類をチェック
定番の「スパゲッティ」
スパゲッティは、円柱状のロングパスタです。直径は1.4〜1.9mm前後で、長さは25cm前後のモノが主流。数あるパスタの種類のなかでも、特にポピュラーなタイプです。
太さに幅があるのも特徴で、太いタイプのスパゲッティは濃厚なソースと、細いタイプのスパゲッティは軽いソースと和えて食べるのがおすすめ。生パスタのタイプに迷ったら、汎用性の高いスパゲッティを選んでみてください。
ソースとよく絡む「リングイネ」
リングイネは、断面が楕円形のパスタです。イタリア・リグーリア州で親しまれています。なお、「リングイネ」とはイタリア語で「雀の舌」という意味です。
スパゲッティと平打ちパスタの中間にあたるパスタ。両方のよいところを楽しめるのが魅力のパスタです。特に、弾力のある食感が特徴。トマトソースやクリームソースとの相性がぴったりなので、ぜひ試してみてください。
モチモチとした「フェットチーネ」
フェットチーネは、平打ちタイプのロングタイプです。イタリア語で「小さなリボン」を意味しています。幅の広さはさまざまなため、好みの太さの商品を選ぶのがおすすめです。
丸くて細いタイプの麺と比べると食感と味わいがしっかりしており、濃厚なソースとの相性がぴったり。商品によってもソースとの絡み具合が異なるので、食べ比べてお気に入りのフェットチーネを探してみてください。
コシと弾力がある「タリアテッレ」
タリアテッレは、主にイタリア北部で食べられているロングパスタの一種です。きしめんのような平たいフォルムが特徴。厚さは1mm、幅は6〜8mm程度のモノが主流です。イタリア語の「切る」という言葉が語源になっています。
ボローニャ地方では、ミートソースと絡めて食べるパスタの定番として知られているのもポイント。クリーム系やトマト系などの濃いソースと合わせて食べるのがおすすめです。なお、フェットチーネとの違いは主に食べられる場所の違いで、フェットチーネはイタリア中南部で食べられます。
また、フェットチーネは硬質小麦粉を使うことが多いのに対して、タリアテッレは軟質小麦粉を使うことが多いとされているのも特徴。平たいパスタでも、軽やかな食感を求めている方はタリアテッレを選ぶと、好みのモノを探しやすいのがポイントです。
内容量をチェック
生パスタは、商品によって容量が異なるのがポイント。水分量が多く茹で時間が短い生パスタは、一般的に120g程度が1人前の標準とされています。
市販の生パスタも、1食分を100〜120g程度に想定したモノが多くラインナップ。2食分入っている商品も少なくありません。さらに、大人数分のパスタがまとめて購入できる業務用の商品も。食べる人数や量に合わせて、容量を選んでみてください。
賞味期限をチェック
生パスタは、商品によって賞味期限が異なります。原料に卵を使っている生パスタは賞味期限が比較的短く、冷蔵で1ヵ月以内の場合も。一方、小麦と塩だけで作られたタイプは、常温でも半年程度日持ちするのが魅力です。
保存に気をつかいたくない方は、卵を使っていない生パスタをチョイスするのがおすすめ。冷蔵や冷凍でも賞味期限は変わるので、保存環境や保存期間を考慮して生パスタを選ぶのが大切です。
小麦アレルギーの方にはグルテンフリーの生パスタも
小麦アレルギーがあってパスタが食べられない方は、グルテンフリーの生パスタにも注目。グルテンフリーの生パスタでは、小麦粉を使用せず、とうもろこし粉や玄米粉などから作られています。
また、グルテンフリーの生パスタには、グルテンだけでなく、食物アレルギー特定原材料等28品目など食物アレルギーの原因となり得る食品や原材料は使わない商品も存在しています。気になる方はチェックしてみてください。
生パスタのおすすめ
デュラム 極上の生パスタ
生パスタを使ったパスタ料理を提供するレストランの商品です。生パスタは鮮度が大切。本商品は、毎日パスタを打っているレストランだからこそ提供できる、できたての生パスタが届くのが魅力です。
卵とセモリナ小麦、少量のオリーブオイルのシンプルな材料のみを使っているのもポイント。強力粉などで、弾力を増強することなく仕上げています。使用する卵は、信頼する業者のモノを使用。さらに、イタリア直輸入のパスタマシーンで製麺しています。
賞味期限は冷凍で1ヵ月、冷蔵で10日。こだわりの材料に、長年の経験を活かした市販の生パスタが気になる方におすすめです。
サンクゼール 小麦と塩だけのスパゲッティ 生パスタタイプ
デュラム小麦と食塩だけで仕上げた市販の生パスタです。弾力のある食感が特徴の本格パスタ。断面が丸いスパゲッティ形状で細めのパスタです。
ソースとの絡みがよく、オイル系からトマト系までさまざまなソースとよく合います。茹で時間は4分。賞味期限は製造日から180日です。
内容量は1食100gが2食分で、計200g。生パスタとして、スパゲッティのほかに、リングイネとフェットチーネもラインナップしています。シンプルな生パスタを探している方はチェックしてみてください。
本田商店 ラ・サルーテ 生パスタ スパゲッティ
デュラムセモリナ粉を100%使用して作られた市販の生パスタです。小麦の味わいと噛み応えのある食感を楽しめるのが特徴。原料の小麦はカナダ産を、塩はオーストラリア産を選んでいます。
酒精・酢酸・保存料は不使用。小麦の風味を大事にしているのがポイントです。どのようなソースとも合わせやすいシンプルなスパゲッティ。賞味期限は180日と長いので、保存も容易で食品ロスの心配が少ないのも魅力です。
麺の太さは1.6mm。1食分が100gで2食分入っています。茹で時間は4分。「ラ・サルーテ」とはイタリア語で「健康」を意味する言葉です。スパゲッティのほかに「リングイネ」と「フェットチーネ」もラインナップ。原料にこだわった市販の生パスタを探している方におすすめです。
・1個
・4個セット
本田商店 ラ・サルーテ グルテンフリー スパゲッティ
小麦粉を使わずに作られた市販の生パスタです。原料は、とうもろこし粉と食塩のみ。グルテンフリーの生パスタなので、グルテンを制限しているけれどパスタが食べたい方におすすめです。
原料のとうもろこし粉は、アメリカ産で契約農場から厳選して仕入れており、遺伝子組み換えのモノは使われていません。賞味期限は180 日。太さは1.9mmです。
内容量は200gで、1食100gで2食分入っています。茹で時間は3分です。スパゲッティのほかに「リングイネ」と「フェットチーネ」もラインナップ。グルテンフリーの生パスタを探している方はチェックしてみてください。
マイセン 玄米生パスタ
玄米粉から作られたグルテンフリーで市販の生パスタです。小麦粉は使っていません。玄米粉に使用されているのは、残留農薬が0の厳選国産米です。玄米粉の豊かな風味が活きているのがポイント。おだやかな味わいで、弾力のある食感を楽しめます。
ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれる玄米を使っているのも魅力のパスタです。卵や乳などの食物アレルギー特定原材料等28品目は不使用のため、アレルギーが気になる方にもぴったりです。
賞味期限は製造日から180日。内容量は128gです。玄米生活を楽しんでいる方や、グルテンフリーを心がけている方はチェックしてみてください。
・1個
・10個セット
こんぴらや販売 さぬき生パスタ フェットチーネ
讃岐うどんの製法を用いて作られた生パスタです。フェットチーネタイプ。生パスタなのにアルデンテを楽しめる、ほかにない食感を味わえます。数百種類の小麦粉から厳選したモノをブレンドして使用しているのが特徴です。
使用する水も、小麦の風味を引き出せるモノを厳選。14時間の低温熟成を行うことで、コシを生み出しているのもポイントです。さらに、讃岐うどんを作る際の練り方と、麺にへこみとカドをつけてカットする製麺技法で、コシがありソースと絡む麺に仕上げています。
内容量は250g。賞味期限は常温で90日です。手がけているのは讃岐うどんの専門店。うどんのプロが手がけた、市販の生パスタが気になる方におすすめの商品です。
・1個
・4個セット
淡路麺業 3種の生パスタ&オリジナルソース3食
生パスタ3種類に、メーカーオリジナルのパスタソースが3食分付いたセット商品です。生パスタは、汎用性の高さが魅力の「Fスパゲッティ」、濃厚なソースにも存在感を発揮する「全卵タリアテッレ」、食感にこだわった「EGG型パスタ」の3種類。賞味期限は、冷凍で30日です。
ソースは、「淡路島産トマトソース」「瀬戸内海老クリーム」「淡路産牛のボロネーゼ」が各1個ずつ。賞味期限は、製造日から366日です。自宅で本格的なパスタ料理を楽しめるのが魅力。具材は付いていないので、ソースに合わせた具材を用意して調理すれば、好みのパスタができあがります。
手がけているのは、麺の製造を100年以上行っている専門店。パスタだけでなく、ソースも一緒に購入したい方におすすめです。
YSキャピタルパートナーズ トリュフパスタ
世界三大珍味であるトリュフを練り込んだぜいたくな生パスタです。トリュフを約5%配合。さらに、独自にブレンドした粉を使っています。
こだわりの真空製麺機を用いて劣化しにくいパスタに加工。本格的な味わいは、8年間の試行錯誤を経て完成したと謳われています。病みつきになる味わいの生パスタです。見た目にもトリュフの存在感があります。
紹介制・会員制イタリアンレストラン「チェントロ」のシェフ福住哲幸氏が監修している生パスタです。賞味期限は、冷凍で製造日より90日。風味豊かな市販の生パスタを楽しみたい方はチェックしてみてください。
小林生麺 生パスタ イカスミ
イカスミのパウダーを練り込んだ生パスタ。黒い見た目が印象に残る商品です。ベースとなるパスタは、デュラム小麦と卵の味わいを活かした本格的なモノ。弾力のある食感で、ソースによく絡むのが魅力です。
内容量は100gが2食分で、計200g。賞味期限は冷蔵で30日です。比較的短めですが、冷凍保存が可能。茹で時間はおよそ1分30秒です。
魚介の風味が詰まったイカスミが練りこまれているためパスタ自体の風味がよく、合わせるソースはシンプルなモノがおすすめ。見た目にインパクトがあり、個性的な市販の生パスタが気になる方はチェックしてみてください。
ポポラマーマ モリンガ 入り 低糖質パスタ
モリンガを練り込んだ市販の生パスタ。モリンガとは、豊富な栄養を持つスーパーフードのひとつです。「奇跡の木」とも呼ばれている植物。また、ふすまを使用することで、低糖質に仕上げているのもポイントです。
本商品は、デュラムセモリナ粉を中心に、東京都久留米産柳久保小麦のふすまとモリンガを配合しています。小麦由来のコシの強さと弾力のある食感。さらに、モリンガの爽やかな風味があわさった味わいが魅力です。
鮮やかな緑色が印象に残る生パスタ。賞味期限は180日です。健康を気にしている方への手土産にもぴったり。パスタ専門店が工夫して仕上げた、市販の生パスタを楽しみたい方におすすめです。
ニップン REGALO 生パスタ リングイネ
リングイネタイプの生パスタです。楕円形の麺が、トマトソースやクリームソースなどとマッチします。イタリアで親しまれる自家製麺の製法を参考に、ロール式製法を採用して仕上げた生パスタです。原料・製法・形状を吟味することで、弾力のある食感を生み出しています。
「REGALO」はニップンのパスタブランドのひとつ。イタリア語で「贈り物」を意味しています。味わいに差がつく、おいしいパスタを楽しみたい方をターゲットにしたブランドです。リングイネのほか、フェットチーネもラインナップしています。
内容量は110g。茹で時間は3分です。賞味期限は製造から6ヵ月。パスタの本場・イタリアの味わいを再現した、市販の生パスタが食べたい方におすすめです。
・6個セット
・12個セット
久保田麺業 ひと手間加えた生パスタ フェットチーネ
レストランなどの専門店で使われる生パスタ。製麺技術にすぐれた製麺メーカーが手がけている商品です。弾力のある食感が特徴。フェットチーネタイプです。使い切りを想定して、1人前ずつ個包装されています。
小麦が持つ味わいを楽しめ、ソースにもよく絡むのが魅力。茹で時間が約2分と、乾麺と比べて早く茹で上がるので、時短調理にも適しています。クリーム系のソースやミートソースとよく合う生パスタです。
低温殺菌を行い脱酸素剤を袋に同封することで、常温で120日の保存を可能としています。さまざまな工夫をこらすことで、本格的な味わいを実現した市販の生パスタを食べたい方におすすめです。
ラ・ヴァッラータ 手打ち生パスタ タリアテッレ
シンプルなタリアテッレを楽しめる市販の生パスタです。セモリナ粉・卵・塩・オリーブオイルのみを使用して作られています。手打ちのパスタなので、ソースとの絡みがよいのが魅力。乾燥パスタとは異なる弾力のある食感や、幅広麺ならではの喉越しを味わえます。内容量は80g。冷凍での配送です。
賞味期限は冷凍で1ヵ月。手がけているのは、神戸の本格的なイタリア料理専門店のオーナーシェフです。イタリア修行中は、ミシュラン3つ星の店舗でも働いた経験のあるシェフが、本場イタリアの味を家庭用に提供しているのがポイント。イタリア料理店の生パスタを、家庭で楽しみたい方はチェックしてみてください。
ニューオークボ 生ペンネマカロニ
ペンネタイプの市販の生パスタです。ペンネはショートパスタのひとつで、両端を斜めに切った筒状のフォルムが特徴。個性的な形によって、ソースが絡みやすいパスタです。原材料には、デュラム小麦のセモリナ・卵白粉・食塩のみを使用しています。
本商品は、リガーテと呼ばれる表面に溝が付いたタイプ。ペンネのなかでも、さらにソースとの絡みがよいのが特徴です。パスタの径は8〜9mm。茹で時間は3分です。賞味期限は届いてから7日程度。内容量は1袋100gで、15袋入っており業務用です。ペンネタイプの生パスタをたっぷり楽しみたい方はチェックしてみてください。
生パスタの茹で方
生パスタには水分が多く含まれており、パスタ同士がくっつきやすいので茹でる際にも工夫が必要です。くっついた状態で茹でると、火の通りにムラが生じて芯が硬いままの可能性があります。あらかじめパスタ同士をほぐしておくのが大切。場合によっては1本1本はがすようにしておくとスムーズに茹であがります。
茹でる際は、なるべく大きめの鍋に余裕をもってお湯を入れて、パスタが重ならないようにするのがポイント。また、一度に大量のパスタを茹でないようにしてみてください。なお、生パスタがくっつくのを防ぐために、少量のオリーブオイルをお湯に垂らしておくのも有効といわれています。
生パスタには塩が含まれている商品が多いので、お湯に塩をいれる必要はありません。ただし、事前にパスタに塩味を付けておきたい場合は、少量の塩をお湯に加えておくのがおすすめです。
生パスタの保存方法
生パスタは、乾麺タイプのパスタと比べて保存に気を遣う商品が多いため注意が必要です。一般的な生パスタの賞味期限は冷蔵で10日程度。温度変化に弱いので、保管は冷蔵庫で温度が変わりにくい場所が理想です。
また、乾燥にも弱いため、開封した生パスタは早めに使い切るのがポイント。使いかけで保存する場合は、ラップなどで包んで冷蔵庫で保存します。
生パスタは冷凍保存も可能です。すぐに使う予定がない場合は試してみてください。解凍する際は、冷蔵庫でゆっくりと解凍。常温解凍すると、表面が白くなったり麺がほぐれにくくなったりする可能性があります。また、冷凍状態のまま茹でることも可能ですが、茹で時間が必要です。
生パスタは、合わせるソースによって選ぶのがポイント。クリーム系やトマト系のソースと合わせるにはタリアテッレやリングイネなどがぴったりです。さまざまなソースを楽しみたい方は、汎用性が高いスパゲッティを選んでみてください。グルテンが気になる方は、グルテンフリーを謳っている商品もおすすめです。