アウトドアで水を沸かしたり暖をとったりするのはもちろん、調理でも活躍するアイテムが「ストーブ」。コンパクトなモデルが多く、なるべく荷物を少なくしたいソロキャンプに便利です。しかし、さまざまなタイプがあり、はじめて購入する際はどれを選んだらよいのか迷ってしまうことも。
そこで今回は、ソロキャンプ用におすすめのストーブをご紹介します。あわせて、選び方も解説するので参考にしてみてください。
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冬のソロキャンプでストーブが人気
ソロキャンプを楽しむ方が増えるにつれ、最近はアウトドア向けストーブの需要も高まっています。コンパクトなモデルが多く販売されており、なるべく荷物を少なくしたい場合に便利なアウトドアアイテムです。小型ながらパワフルな火力を発揮するタイプもあり、なかには周りで拾った小枝や松ぼっくりなどを燃料として活用できるモデルもあります。
さまざまなシーンで役立ち、必要な分の水を手軽に沸かせるのも魅力のひとつ。耐熱性の高いカップを直接乗せてあたためることも可能です。寒い季節や朝晩に暖をとりたいときにも活躍。手軽に焚き火を楽しめるほか、一人用の小さな鍋を乗せてちょっとした調理も楽しめます。
ソロキャンプ用ストーブの選び方
軽量で携帯しやすいモノがおすすめ
ソロキャンプでは食料品をはじめ多くのアイテムをひとりで持ち運ぶため、なるべくコンパクトにまとめる必要があります。したがって、ソロキャンプ用ストーブを選ぶ際には、軽量で収納性に優れ携帯しやすいモデルがおすすめです。
なかでも、手のひらサイズに収まるシングルバーナーが便利。小型ながら火力が強く、さまざまなシーンで活用できます。また、クッカーとバーナーが一体化したモデルも要チェック。OD缶をクッカーのなかに収納できるなど、携帯性のよさが魅力です。
火力と調節のしやすさもチェック
ソロキャンプで水を沸かすだけでなく調理も楽しみたい場合は、火力の強さや調節のしやすさが重要になります。強風や低温下でも安定した火力を保てるモデルがおすすめ。ゴトク形状の工夫により、風の吹き抜けを防止して防風性を高めているモデルが販売されています。
火力の強さを重視するなら、燃料にホワイトガソリンや灯油を使うモデルが候補。ガスボンベ式よりパワフルな火力で調理できます。煮込み料理を楽しみたい場合は、トロ火をキープできるモデルをチェックしてみてください。
安定性も重要
ソロキャンプ用ストーブを選ぶ際には安定性も要チェック。キャンプ用のコッヘルは持ち運びを重視した軽量設計になっているため、少しの揺れや風で落ちてしまうと危険です。備えているゴトクの大きさや使い勝手を確認してみてください。
また、設置する場所は平らだと限らず、岩場や凹凸のある地面など不安定な場所にストーブを設置する場合もあります。とくに、シングルバーナーは不安定になりやすいため、安定しやすい分離型がおすすめ。ガスカートリッジに取り付けて安定させる、スタビライザーを活用する方法もあるのでチェックしてみてください。
ソロキャンプ用ストーブのおすすめモデル
ソロストーブ(Solo Stove) ソロストーブ・タイタン
小枝や枯葉、松ぼっくりなど自然燃料で火をおこすストーブです。下部の通気孔から空気を取り込んで一次燃焼させ、過熱された空気が上昇する二次燃焼で火をおこす仕組み。カートリッジなどの燃料を携帯する必要がなく、荷物を減らしたいソロキャンプ用としておすすめのモデルです。
石油やガスを使用しないため、二酸化炭素排出量を減らせるのもポイント。調理中もほとんど煙が出ず、環境への意識が高い方にも適しています。約950mlの水を4~6分で沸かせる火力を発揮。467gの軽量コンパクト設計で、バックパックでも持ち運べます。
プリムス(PRIMUS) シングルバーナー IP-2243PA
スウェーデンで1882年に創業した老舗燃焼器具メーカー「プリムス」のシングルバーナーです。OD缶をセットするタイプで、未使用時はコンパクトに収納可能。3600kcal/hの高火力で水を沸かせるため、ソロキャンプで調理を楽しみたい方におすすめのストーブです。
バーナーヘッドを4つに区切る構造の「X字型グリット」によって、ひとつの区画で火が消えても着火をキープできるのが特徴。ゴトクとコッヘルの間の風抜けを防ぐ工夫により、防風性を高めています。288個の炎口を搭載し、安定感のある着火を実現しているのもポイント。収納に便利なナイロンスタッフバッグが付属しています。
プリムス(PRIMUS) シングルバーナー ウルトラ・スパイダーストーブII P-155S
ゴトク部と燃料接続部を分離させた構造のシングルバーナーです。ゴトクとガスカートリッジを別々に設置できるため、安定性に優れているのが特徴。4本のブレードタイプのゴトクに延長ゴトクを搭載して広口鍋に対応することもでき、調理中の安定性を確保したい方におすすめのストーブです。
X字型に開くゴトクにより、コッヘルを乗せた際に風の吹き抜けを軽減。防風性を高めて燃料を無駄に消費せず、効率的にあたためることができます。また、ガスの気化を促進させる「ガスプレヒート機構」を採用しているのもポイント。安定した火力を発揮するのも魅力です。
ジェットボイル(JETBOIL) バーナー SUMO CARB 1824382
バーナーとクッカー部が一体となっているシングルバーナーです。独自の「フラックスリング」により、効率的に熱を吸収してクッカー内に伝達。1Lの水を沸騰させるのに約4分45秒と、一般的なシングルバーナーより素早く水を沸かせます。
火加減を細かく調節でき、トロ火も可能。煮込み料理など、弱火で時間をかけて調理したいときにおすすめのストーブです。クッカー部を使用せず、付属のゴトクで料理を楽しむことも可能。オプションのクッキングポットやサミットスキレットをはじめ、さまざまな手持ちのクッカーも使えます。
ガスカートリッジやスタビライザーなど、すべて一緒に収納できるオールインワン設計も魅力。荷物をなるべく少ないしたいソロキャンプに適しています。高効率な燃焼によって燃料が長持ちするため、燃料コストを抑えられるのも魅力です。
エムエスアール(MSR) ドラゴンフライ 36030
ホワイトガソリンや灯油を燃料とするシングルバーナーです。ガソリンならではの低温下に強いパワフルな燃焼力が魅力。冬場のソロキャンプや山岳登山など、低温下で心配なく使えるストーブを求めている方におすすめのモデルです。
ボンベ接続口とゴトク部が分かれている分離型で、安定性に優れている点にも注目。平地でない場所に設置したいシーンで重宝します。2重バルブ設計により、小さい炎からパワフルな炎まで火力を自在に調節できるのもポイント。本格的なアウトドア調理を楽しみたい方にも適しています。
エスビット(Esbit) ポケットストーブミリタリー ES21920000
四角いフォルムの無骨なデザインが印象的なアイテム。固形燃料を使用し、ガスカートリッジなどを用意する必要がないのが特徴です。
サイズは約10×7.7×2.3cmと手のひらサイズ。固形燃料は底部にぴったりと収まり、広げた状態でそのままゴトクとして使用することが可能です。空気の通り道となる穴を底部に設け、熱せられた空気が上昇しやすい設計になっているのもポイント。コンパクトさを求める方におすすめです。
ソト(SOTO) ミニ焚き火台 テトラ ST-941
小枝など自然燃料のみで使用できるストーブ。固形燃料を併用すれば、さらに強い火力を得られます。幅8.8×奥行8.8×高さ7.9cmのコンパクトサイズで、ソロキャンプで手軽に暖をとりたいシチュエーションにおすすめのモデルです。
未使用時はポケットに入れられるほど小さくなり、持ち運びも簡単。日帰りでの登山やピクニックなどでも活躍します。小枝のみを燃料とした場合、水500mlを約15分で沸騰させる火力を発揮。組み立てると上部がゴトク状になるので、串をかけたりシェラカップを乗せたりと自在に使えます。
ソト(SOTO) レギュレーターストーブ マルチケース付き
手軽に入手しやすいカセットガスを燃料とするシングルバーナーです。外気温が低下しても、安定した火力をキープできるのが特徴。コンパクトに収納して持ち運びやすく、ソロキャンプはもちろん、登山でも活躍するおすすめのストーブです。
別売りの専用ボンベを使用した場合、2500kcal/hの高火力を発揮。直径19cmまでの鍋を乗せられる安定性を備えており、安心して使えます。火力の落ちにくい「マイクロレギュレーター」によって外気温の低下に影響を受けにくく、安定した高火力を実現。無駄なガス消費を抑えられるほか、燃料コストや交換の手間を減らせます。
電気回路をすべて内部に収める「ステルスイグナイター」を搭載。故障の頻度を軽減させています。当モデルは専用ウインドスクリーンと専用マルチケースのセット。スマートに収められるうえ、ちょっとした小物を一緒に収納できるため便利です。
バーゴ(VARGO) チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ VR415
小枝や枯葉など自然燃料で火をおこすウッドストーブです。素材に頑丈で軽量なチタンを採用しているのがポイント。腐食性に優れてサビにくいため、耐久性に優れたストーブを求めている方におすすめのモデルです。ソロキャンプで焚き火を楽しむのに適しています。
組み立て式で、使用しないときはコンパクトな状態に折りたたみ可能。荷物をなるべく減らしたい場合に重宝します。底面と地面が近いため、芝生の上で使用する場合は焦がさないように注意しましょう。
ダラカ(DaLaCa) アルコール ストーブ
軽量コンパクトなアルコールストーブです。本体をゴトクの中に入れたら、燃料アルコールを注いで着火するだけと使い方は簡単。ソロキャンプで手軽に暖をとったり、夜間の明かりとして使ったりと役立つおすすめモデルです。防災グッズとして備えておくのにも適しています。
ゴトク部には波線デザインを採用し、乗せたコッヘルなどが滑りにくい仕様。中蓋内側のパッキンによってアルコールが漏れにくく、安全性にも優れています。
ユニフレーム(UNIFLAME) セパレートバーナー US-S 610077
ものづくりの街として有名な新潟県燕三条に拠点をかまえている「ユニフレーム」のシングルバーナーです。バーナー部とボンベ装着部が分かれている分離型で、岩場など不安定な場所での使用におすすめのストーブ。未使用時はコンパクトな状態でパッキングできます。
直径5mmのステンレス製4本ゴトクにより、大きめの鍋を安心して乗せられる安定性を確保。ソロキャンプで本格的に調理を楽しみたい方に適しています。入手しやすいカセットボンベで使える手軽さも魅力です。
水を沸かしたり暖をとったりはもちろん、調理でも活躍するソロキャンプ用ストーブ。ガスカートリッジやガソリンから自然燃料を使うタイプまで、さまざまなモデルが販売されています。調理で活用したいなら、トロ火に火力調節できるかをチェック。おすすめしたモデルを参考に、お気に入りの1台を見つけてみてください。