クライムサスペンスを得意とする作家「太田愛」。脚本家としても知られており、『相棒』『トリック2』などのさまざまなテレビ作品に関わっている点にも注目です。小説は、スリリングで一気に読んでしまうような作品を多く執筆しています。

そこで今回は、太田愛のおすすめ小説をご紹介。読みごたえのある作品を中心にピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

相棒シリーズの脚本家「太田愛」とは?

太田愛は、香川県生まれの作家です。大学時代に演劇活動に参加。1997年にはテレビ作品『ウルトラマンティガ』のシナリオライターとして活躍。2012年には『犯罪者』で小説家デビューしました。

2014年、『幻夏』が第67回日本推理作家協会賞に選出。日本脚本家連盟や日本文藝家協会の会員でもあります。

太田愛作品の魅力

太田愛は『相棒』『TRICK2』などの人気テレビドラマの脚本家としての顔を持つ作家。クライムサスペンスを題材にした作品を多く執筆しており、スリリングな作風が特徴です。

また、著者自身も一気に読めるようなテンポのよい作品を志していると語っています。上・下巻に分かれる長編作品もあり、読みごたえがあるサスペンス小説を楽しみたい方におすすめの作家です。

太田愛のおすすめ小説

天上の葦 上

KADOKAWA 著者:太田愛

天上の葦 上

太田愛が描く感動のクライムサスペンス。別々に起こったふたつの事件の裏にあった、社会に激震が走る犯罪計画を紐解いていく物語です。

ある日、老人が渋谷のスクランブル交差点で空を指さしながら死んでいました。興信所の鑓水と修司のもとには、絶命の瞬間に老人が指さした先になにがあったのかを調査して欲しいという依頼が。さらに、老人が死んだ同じ日に公安警察官が行方をくらまします。

秘密裏に、失踪した警察官探しを任されたのは停職中の刑事・相馬。いくつかの手がかりをもとに捜索は進んでゆき…。

登場人物たちが、少しずつ真実に迫っていくスリルを味わいたい方におすすめです。

幻夏

KADOKAWA 著者:太田愛

幻夏

司法の意義を問いかける太田愛のミステリー小説。日本推理作家協会賞の候補作です。

少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で見つけた印をきっかけとして23年前の嫌な記憶を思い出します。台風の翌日、流木に謎の印を残して失踪した親友。印の意味や親友の行方について考えを巡らせるなか、明らかにされていく罪とはなんなのでしょうか。

緊迫感のある展開が魅力の作品。読み終えたあと、悲しさが残るようなサスペンス作品を読みたい方におすすめです。

犯罪者 上

KADOKAWA 著者:太田愛

犯罪者 上

太田愛が描く、緊迫感漂うノンストップクライム小説。昼間の駅前広場で、4人が殺害される通り魔事件をきっかけとした犯罪の真相を暴くストーリーです。

通り魔事件の犯人は逮捕されますが、命が救われた被害者の青年・修司はまたしても襲われてしまいます。搬送されていた病院では、何者かに10日間生き延びる必要があることを示唆された修司。修司は刑事・相馬や、その友人・鑓水と共に、追ってからの追撃をかわしながら事件の真相を追いますが…。

青年が、なぜ執拗に追われ続けるのかが気になるポイント。疾走感のあるクライムサスペンスを楽しみたい方におすすめです。