心あたたまる成長ドラマから、爆笑のエッセイまでさまざまなエンターテインメント作品を生み出している「三浦しをん」。映画化・ドラマ化作品や、直木賞などの文学賞受賞作など名作が多く、何から読んだらよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は三浦しをんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。代表作や人気のエッセイなどもピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。

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直木賞を受賞した「三浦しをん」とはどんな作家?

三浦しをんは、1976年東京都出身の小説家・エッセイスト。早稲田大学第一文学部在学中、早川書房の就職試験で提出した作文に目を留めた担当者のすすめで、Webサイト『Boiled Eggs Online』で読書エッセイ『しをんのしおり』の連載を開始します。

同大学卒業後は出版社事務や古書店勤務などの経験を経て、2000年長編小説『格闘する者に〇(まる)』で作家デビューしました。その後は2006年に『まほろ駅前多田便利軒』で20代での受賞は史上4人目の快挙となる直木賞を受賞。そして、2012年には『舟を編む』で本屋大賞を受賞しています。

ほかにも、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年に発表した『ののはな通信』で2019年に島清恋愛文学賞と河合隼雄物語賞を受賞。現在も執筆活動を続けながら、直木賞やノベル大賞、R-18文学賞などさまざまな文学賞の選考委員を務めています。

三浦しをん作品の作風や魅力

三浦しをんは恋愛小説や仕事小説など、ジャンルを問わずさまざまなエンターテインメント小説を生み出しています。リアリティがあり実在しそうな場所を舞台にしており、そこで自分と向き合い、懸命に何かに取り組む人々を描いている作品が多いのが特徴です。

心あたたまるストーリーや人間の成長ドラマなどが有名な一方で、妬みや悪意など、人間が普段隠している闇を暴いた作品もあり、優れた筆力で読者を惹きつけてきました。エッセイ作品も数多く、三浦しをんの豊かな想像力により多くの読者を爆笑の渦に巻き込んでいます。

三浦しをん作品の魅力は、よく練られた構想や巧みな心理描写で、物語の世界への没入体験がしやすい点。また、同氏は好奇心が強く、駅伝・林業・植物学など学んだことを自身の作品へ昇華しています。文体も読みやすく映画化・ドラマ化作品なども多いため、普段あまり読書をしない方にもおすすめの小説家です。

三浦しをんのおすすめ小説ランキング

第1位 舟を編む

光文社 著者:三浦しをん

舟を編む

三浦しをんの代表作のひとつで、本屋大賞受賞作です。辞書の編集部で織りなされる、人間ドラマを描いた小説。アニメ化・映画化・マンガ化されたベストセラーです。

主人公は出版社「玄武書房」の営業部員・馬締光也。彼は言葉の鋭いセンスを買われて辞書編集部に引き抜かれます。そして、辞書『大渡海』を完成させるため、馬締と個性豊かな編集部との長い旅が始まるのです…。

編集部の仕事への情熱や言葉への敬意、辞書の作られ方、馬締の不器用な恋など、さまざまな見どころが詰まった1冊。何かに打ち込むことで得られる喜びを感じられる魅力があります。人間味あふれており心あたたまる、おすすめの感動エンターテインメント小説です。

第2位 風が強く吹いている

新潮社 著者:三浦しをん

風が強く吹いている

箱根駅伝をテーマにした、純度100%といわれる疾走青春小説。ブクログ大賞文庫本部門大賞を受賞している、三浦しをんのベストセラー作品です。マンガ・アニメ・映画などさまざまなメディアミックス作品が展開されています。

“箱根駅伝を走りたい”という清瀬灰二の想いが、天才ランナー・蔵原走と出会って動き出す物語。下宿「竹青荘」に住む10人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること=生きることに夢中で突き進んでいきます。

自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷をつなぐことで、仲間とつながっていく10人。“速く”ではなく“強く”…。爽やかな青春や、鮮やかな感動を味わえる、おすすめの三浦しをん作品です。

第3位 まほろ駅前多田便利軒

文藝春秋 著者:三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒

三浦しをんの直木賞受賞作で、全6編の連作短編小説です。三十路男の便利屋とその助手、2人組が繰り広げる日常と冒険を描いた「まほろシリーズ」第1作品目。シリーズは映画化やドラマ化され大ヒットしました。

舞台は東京都町田市をモデルにした、東京のはずれにある都南西部最大の町「まほろ市」。駅前にある便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介のもとに、同級生・行天春彦が転がり込み、さまざまな依頼をこなします。

ペット預かりや塾の送迎、納屋の整理などありふれた依頼のはずが、2人にかかるとなぜかきな臭い状況になるのです…。

多田と行天コンビや個性的な登場人物による、抱腹絶倒で心あたたまる物語が魅力。直木賞に新風を吹き込んだともいわれる、ハードボイルド風であたたかみのある小説に触れたい方におすすめです。

第4位 愛なき世界

中央公論新社 著者:三浦しをん

愛なき世界

風変わりな理系の人々と、洋食屋で働く青年が織りなす、おいしくてあたたかい青春・恋愛小説。本屋大賞にもノミネートされた、三浦しをんの人気作です。

国立T大学赤門の向かいにある洋食屋「円服亭」で働く見習いの藤丸陽太。彼は、T大学大学院の生物科研究室で植物研究に没頭している大学院生・本村紗英に出会い恋をしました。

研究室には殺し屋のような風貌の教授や、イモを愛する老教授、サボテンを栽培し「緑の手」を持つ同級生など個性の強い仲間がひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差していきます。藤丸の恋は成就するのでしょうか。

植物研究を通じて、幸せや希望、人とのつながりのあたたかさを感じられるのが魅力です。また、藤丸と本村の不器用で純粋な2人の愛の形も見どころ。心あたたまる恋愛小説の傑作に触れたい方におすすめです。

第5位 神去なあなあ日常

徳間書店 著者:三浦しをん

神去なあなあ日常

シリーズ累計発行部数85万部を突破した、林業をテーマにした大人気の仕事小説。宮崎駿監督が“とても面白い”と絶賛した話題作です。『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』として映画化されました。

林業の現場に生きる人々による、1年間のドラマや、主人公の成長を描いた本作品。主人公は高校卒業と同時に、三重県の山村・神去村に放り込まれた19歳の平野勇気です。チェーンソーを片手に山仕事。先輩の鉄拳やダニ・ヒルの襲来などさまざまなトラブルが襲います。さらに村には秘密があり…。

神去村の起源や、住人たちの自然のなかの暮らしや環境、勇気の甘酸っぱい恋模様にも迫った作品。環境に関するさまざまな取り組みに注目が集まる現代だからこそ読んでおきたい、おすすめの三浦しをん作品です。

第6位 きみはポラリス

新潮社 著者:三浦しをん

きみはポラリス

共感の声が相次いだ、“最強”といわれる恋愛小説の短編集です。世間の注目や原稿の注文が「恋愛」のことばかりと思った三浦しをんが、恋愛のことをとことん書こうと思い、生まれた作品。三角関係・同性愛・片想い・禁忌・崇拝などの恋愛感情だけでなく、さまざまな愛の形を描いています。

誰かを大切に思うときに放たれる、ただひとつの特別な光。愛の形にとらわれず、その光を見出し、感情の宇宙を広げていく魅力があります。愛している存在がいる方や、誰かを愛したい方におすすめの三浦しをん作品です。

第7位 月魚

KADOKAWA 著者:三浦しをん

月魚

「罪」と「再生」を描いた、書き下ろし青春小説。三浦しをんの、透明な硝子のような文体に包まれた、主人公2人の濃密な感情を描いた傑作です。

物語の舞台は、古書業界では名の知れた老舗「無窮堂」。その3代目にあたる本田真志喜と、「せどり屋」と呼ばれるやくざ者の父をもつ瀬名垣太一は、幼いころから兄弟のように育ってきました。しかし、ある夏の午後に起きた事件が2人の「罪」を呼び起こし、関係を変えてしまうのです…。

情景描写が美しく、真志喜と太一のプラトニックな関係に目が離せない1冊。甘美でロマンチックかつ独特の世界観がある、初期の三浦しをん作品に触れたい方におすすめです。

第8位 木暮荘物語

祥伝社 著者:三浦しをん

木暮荘物語

愛とつながりをテーマにした三浦しをん作品。小田急線の急行通過駅・世田谷代田駅から徒歩5分に位置する、全6部屋のぼろアパート「木暮荘」と、そこに住む少しおかしく愛おしい住人たちを描いています。マンガ化もされている人気作です。

木暮荘で一見平穏な日々を送っていた、老大家・木暮と女子大生・光子、サラリーマン・神崎と花屋の店員・繭の4人。しかし、それぞれが一旦愛を求めたときに、抱えている懊悩が痛烈な哀しみとなってにじみ出します。それを和らげて癒すのは、つながり始める隣人たちのぬくもりだったのです…。

住人達ひとりひとりの生活や、少しディープな大人の世界が垣間見える作品。登場人物のキャラクターが立っており、面白く読み進めやすいおすすめの連作短編小説です。

第9位 あの家に暮らす四人の女

中央公論新社 著者:三浦しをん

あの家に暮らす四人の女

牧田家に暮らす女性4人の、笑いや珍事にあふれた生活を描いた三浦しをん作品。谷崎潤一郎の『細雪』を下敷きに書かれた作品で、現代版『細雪』といわれています。織田作之助賞受賞作で、ドラマ化もされました。

阿佐ヶ谷の古びた洋館・牧田家。父をしらない佐知と母の暮らしに、友人・雪乃と多恵美が加わった、豊かでかしましい生活の物語です。家の平和を守る老人や、「開かずの間」の秘密、ストーカー男の闖入などさまざまな珍事が起こります。

他人と生きることのたくましさや優しさを描いており、SFやファンタジックな雰囲気を味わえるのもポイント。笑えたりほっこりしたりと、面白く読めるおすすめの三浦しをん作品です。

第10位 仏果を得ず

双葉社 著者:三浦しをん

仏果を得ず

日本の伝統的な古典芸能・人形浄瑠璃「文楽」をテーマにした青春小説。文楽好きとしても知られる三浦しをんが、文楽に情熱を傾ける、若手大夫・健の奮闘を描いています。

高校の修学旅行で文楽を観劇し、大夫のエネルギーに圧倒され虜になった健。以来義太夫を極めるために、すさまじい情熱を傾けるなか、彼はある女性に恋をします。芸能と恋に悩む健は、人を愛することで、義太夫の肝を掴んでいくのです…。

健の人としての成長と芸の成長のほか、恋模様が、生き生きと描かれた傑作。文楽のことも分かりやすく書かれており、読みやすいおすすめの三浦しをん作品です。

第11位 天国旅行

新潮社 著者:三浦しをん

天国旅行

心に希望が灯り、人生が愛おしくなるような7つの物語が収録された短編集。『女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘』としてドラマ化され、40万部を突破した三浦しをんの人気作です。THE YELLOW MONKEYの同曲からタイトルが付けられているのが特徴です。

「心中」がテーマの本作品。富士の樹海で出会った男の導きや、命がけで結ばれた相手にしたためた遺言、前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢などを収録しています。

現実に絶望して道閉ざされたとき、人はどこを目指すのでしょうか。出口のない日々に閉じ込められた想いが、生死の狭間で溶けだしていきます。

さまざまな登場人物の、生や死の考え方が見られるのが特徴。重いテーマで、切なかったり怖かったりする話もある一方で、心があたたかくなるような話も収録されています。読者の心に深い余韻を残す、おすすめの三浦しをん作品です。

第12位 ののはな通信

KADOKAWA 著者:三浦しをん

ののはな通信

“最高に甘美で残酷な女子大河小説の最高峰”と称されている、三浦しをん初の書簡体小説。女性同士の運命の恋を描いた作品で、島清恋愛文学賞と河合隼雄物語賞を受賞しています。

主人公は横浜のミッション系お嬢様学校に通う2人の少女、野々原茜(のの)と牧田はな。性格が正反対の親友同士でしたが、ののははなに対して、友達以上の気持ちを抱いていました。物語はやがて、大人となった2人の人生へとつながっていきます。

ののとはなの手紙のやり取り通じて、長い年月を経てもあせない2人の絆や愛を描いた1冊。自由に誰かを愛することや愛の形を考えさせられます。純愛や友情など、さまざまな愛の形を見られる、おすすめの恋愛小説です。

第13位 格闘する者に〇

新潮社 著者:三浦しをん

格闘する者に〇

三浦しをんのデビュー作で、格闘する青春の日々を妄想力全開で描いた、才気あふれる小説。マイペースな女子大生・加奈子が就職活動で奮闘する物語です。

藤崎可南子は就職活動中で、出版社のマンガ雑誌編集者を希望していました。しかし、いざ始めてみると、世間の荒波が次々と彼女に襲いかかり、未だ内定はゼロです。

就職活動についてだけでなく、呑気な友人たちやワケあり家族、年が離れた書道家との恋など、可南子と彼女の周囲にいる人々との人間模様が描かれています。

三浦しをん独特のユーモアが効いており、楽しく読める1冊。学生の方や、読みやすく爽快な青春小説に触れたい方におすすめです。

第14位 星間商事株式会社社史編纂室

筑摩書房 著者:三浦しをん

星間商事株式会社社史編纂室

タイトル通り社史編纂室を舞台に描かれた、三浦しをんワールド全開といわれるエンターテインメント小説。主人公・川田幸代の小説内小説も収録しているのがポイントです。

川田幸代は腐女子で、社史編纂室勤務の29歳独身。仕事を定時内にこなし、趣味のサークル活動にいそしむ日々を送っていた彼女は、ある日、会社の過去に大きな秘密があると気付いてしまいます。幸代の走り出したオタク魂は止まりません。

社史編纂室のメンバーや高校時代のサークル仲間、幸代の彼氏との関係など、さまざまなものが絡まり合い物語は進行していきます。仕事・友情・恋愛などさまざまな要素を楽しめる、笑いあり涙ありのおすすめ作品です。

第15位 光

集英社 著者:三浦しをん

光

三浦しをんが“日常に潜む暴力描いた小説”と発言する長編作品。静謐なものの不穏、濃密なものの清澄な空気感がある傑作で、映画化もされています。

物語の舞台は、東京の離島・美浜島。ある日、島を大災害が襲い、中学生の主人公・信之と同級生で彼女の美花、幼なじみの輔、そして数名の大人だけが生き残りました。

恐ろしい夜を生き延びた後に、更なる暴力が彼らを襲い、信之は美花を守るためにある罪を犯します。そして、時は流れ20年後、島を離れて生きてきた信之の前に、過去の影が現れて…。ほかの作品とはひと味違う、ダークな三浦しをん作品に触れたい方におすすめです。

第16位 政と源

集英社 著者:三浦しをん

政と源

幼なじみの腐れ縁で結ばれた「最高無敵のじいさんコンビ」、73歳の国政と源二郎による人情譚。2007~2012年にかけて、雑誌『Cobalt』で連載されていた人気作品です。

物語の舞台は東京都墨田区Y町。つまみかんざし職人・源二郎は、弟子・徹平の様子がおかしいことに気付きます。彼の昔の不良仲間から強請られたことが理由と知った源二郎は、幼なじみで元銀行員・国政とともに、ひと肌脱ぐことになりますが…。

正反対な性格の2人が大活躍する様子に、面白く読めて、爽やかな読後感を味わえるのが魅力。ハチャメチャかつ痛快で心あたたまる、おすすめの三浦しをん作品です。

第17位 むかしのはなし

幻冬舎 著者:三浦しをん

むかしのはなし

三浦しをんが、誰もが知っている昔話を“今昔話が生まれるとしたら”をテーマに、現代風にアレンジした短編集。直木賞候補にノミネートされ、マンガ化もされています。

3ヵ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人のみ脱出ロケットに乗れると決まった場合、人はヤケになって暴行や殺人に走るのでしょうか。それとも、諦観できるのでしょうか。

本作品は“今を生きるあなたのためのお話”といわれています。ひとつひとつの話が少しずつリンクしているのがポイント。少しダークな雰囲気で、余韻の残る読後感を味わえる、おすすめの三浦しをん作品です。

第18位 私が語りはじめた彼は

新潮社 著者:三浦しをん

私が語りはじめた彼は

恋愛関係や家族関係の危うさや闇をあぶり出した、三浦しをん会心の連作長編小説。“ミステリ+心理小説+現代小説”といわれる作品です。

大学教授・村川融についての話が、彼の周囲にいた男性や、関係のあった女性など、さまざまな人物の口から語られます。それぞれ闇を抱えた「私」は、何かを強く求めていました。しかし、それは愛といえるものだったのでしょうか。そして、「私」は村川のなかに何を見ていたのでしょうか…。

人を愛することの寂しさや、男女のドロドロとした感情を描いているものの、その先にあるより大切なものを教えてくれるような魅力があります。言葉の重みや秀逸な展開など、三浦しをんの筆力の高さがうかがえる、おすすめの1冊です。

第19位 のっけから失礼します

集英社 著者:三浦しをん

のっけから失礼します

三浦しをんが雑誌『BAILA』での連載に、紀州パンダ旅行、とっておきといわれる書き下ろし5本を収録した、「構想5年」のエッセイ集です。

タクシー運転手と繰り広げられる面白いトーク、同氏がファンだというEXILE一族への熱い想い、家族との心あたたまるエピソードなど、ありふれているものの奇想天外な日常のなかの笑いが描かれています。三浦しをんワールドさく裂で、抱腹絶倒ともいわれるおすすめのエッセイです。

第20位 エレジーは流れない

双葉社 著者:三浦しをん

エレジーは流れない

三浦しをんの新刊で、“一番身近な青春小説”といわれる青春群像劇。温泉街で暮らす高校生たちがおバカなノリで、一生懸命に生きる日常の物語です。

舞台は、海と山に囲まれた餅湯温泉。旅行客でにぎわっていたかつての面影はありません。そこに暮らす高校生の怜は、複雑な家庭の事情、進路の選択、自由奔放な仲間たちに振り回されながら悩みの多い日々を送っていました。

そして、学校の屋上で同級生4人と仲良く弁当を食べていたところ、地元の「餅湯博物館」から縄文式土器が盗まれたというニュースが入り…。

怜がのどかな温泉街で自分や他人を知り、大人になっていきます。楽しくて面白い、三浦しをんのエンターテインメント小説に触れたい方におすすめです。

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