さつまいも本来の美味しさが手軽に楽しめる「干し芋」。素材の味をダイレクトに味わうおやつで、品種や製法によって味が異なります。
今回は、お取り寄せできるおすすめの干し芋をご紹介します。数あるアイテムのなかから自分に合う商品の選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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干し芋の選び方
さつまいもの品種をチェック
さつまいもにはさまざまな品種があります。モノによって歯応えや味、色味に違いが出てくるのが干し芋の魅力のひとつです。そのため、品種の違いや特徴を知ることで、自分に合った商品を選べます。
例えば、甘さの強いモノが好みの方には「紅はるか」や「安納芋」がおすすめ。紅はるかは綺麗な黄金色で、しっとりとした食感が特徴。安納芋は、ほかの品種と比べてショ糖が多く含まれているため、甘さがしっかり感じられるのがポイントです。
ほかにも、昔ながらの定番の味で、スタンダードな甘さが特徴的な「玉豊(たまゆたか)」や、栽培に手間がかかるため希少な「いずみ」なども、干し芋に使われる品種としてあげられます。また、新しい品種としてさっぱりとした味わいの「シルクスイート」も注目。貯蔵してから干し芋にすると味が変化するのが特徴といわれています。
形状をチェック
平干しタイプ
平干しタイプは、さつまいもをスライスして乾燥させた定番の形です。なるべく同じ厚みにできるようピアノ線に、蒸したさつまいもを通してスライスしています。噛めばかむほど出てくる味わいが魅力的な干し芋です。
リーズナブルな価格の商品が多く、日常のお茶うけとして重宝します。そのままでも楽しめますが、少し炙ると柔らかさが増して風味もたつのでおすすめです。
角切りタイプ
細長く食べやすいのが特徴的なスティックタイプ。平干しタイプと同じく、ピアノ線を使用してスライスしますが、角切りの場合は一度スライスしてから90度回転させてもう一度スライスするため、作るのに技術がいるとされています。
スティックの長さは、長いモノから短いモノまであります。カットしてヨーグルトのトッピングにしたり、お菓子作りにも使用したりと調理時に活用しやすいのも魅力。また、子供が食べやすいのも嬉しいポイントです。
丸干しタイプ
丸干しタイプは、蒸したさつまいもを丸ごと干したモノです。小さめのさつまいもをそのまま乾燥させており、平干しタイプに比べると水分量も多く、しっとりとしているのが特徴。芋そのものの甘さと柔らかさを楽しめます。
厚みがあって乾燥に時間がかかるため、生産量が少なく、平干しに比べて価格が高い傾向にあるのがポイント。贈答用や普段より贅沢をしたいときのおやつにピッタリです。
製法をチェック
天日干し
天日干しは昔ながらの製法です。自然の太陽と風で蒸した芋を乾燥させまる過程で、じっくりと甘さが凝縮されるのがポイント。乾燥には、平干しの場合で約1週間、丸干しの場合は2週間ほどかかります。
手作業で1枚1枚裏返したり、雨が降ったら移動させたりする必要があるのも特徴。手がかかる製法ですが、天日干しならではの味わいを守るため、伝統的な製法を続けている生産者も少なくありません。
機械乾燥
乾燥ムラのない干し芋を求めている方には機械乾燥がおすすめです。天候や季節に左右されにくく、安定的に生産ができるのが特徴。主に天日干しで作っている生産者でも、安定的な出荷体制を維持するために機械乾燥での生産も併用していることがあります。
じっくりと時間をかけて乾燥すると、甘みが引き出され風味が残った仕上がりに。最近では低温乾燥機を使用することもあります。
内容量をチェック
美味しく食べ切るために内容量を確認しましょう。100〜150gほどの食べ切りサイズが一般的。大容量サイズだと、250〜400g入っているモノもあるので、友人や家族と分けて食べるときに適しています。なかには1〜2kg入っている商品もラインナップ。ボックス入りのモノは贈答用としてもおすすめです。
大容量のモノを購入する場合は、保存方法に注意してみてください。干し芋は開封後、冷蔵保存が基本。高温多湿の環境だと品質が落ちる原因になりかねません。食べきれない分は冷凍保存しておくと長期保存が可能です。
干し芋のおすすめ
よしの産業 紅はるか丸干し芋
しっとりとした食感が特徴的な、紅はるかの丸干しタイプの干し芋です。使用するさつまいもは収穫後、温度15度、湿度約90%の貯蔵庫で2ヶ月ほど熟成されます。熟成の過程ででんぷんが糖分へと変わるため、甘みが増加。天日干しをすることでより甘みが凝縮されます。
250gと大容量なのも魅力。自社工場で手作業も交えながら丁寧に作られた干し芋なので、手土産としてもおすすめです。
北国からの贈り物 黄金干し芋
しっとりとした半生タイプで、口当たりのよさが魅力の商品。国産紅はるかを使用し、甘味料・着色料・香料などは不使用なので素材本来の上品な甘さを存分に楽しめます。製法には減圧低温乾燥法という最新の技術を使用。じっくりと乾燥させることで余分な水分をとばしつつ、適度に水分を残しているのでしっとりと仕上がっています。
内容量は100gの食べきりサイズ。日常的にたくさん食べたい方には、100gの個包装が複数入った1〜2kgの容量のモノがおすすめです。紅はるかの綺麗な黄色い見た目をした商品なので、贈り物にも向いています。
関商店 紅はるかほしいも
濃厚な甘さと舌触りのよさが特徴的な平干しタイプの干し芋です。販売している関商店が長年培ってきた技術を活かし、紅はるかの栽培から加工まで一貫して行っています。
柔らかいので、子供からお年寄りまで家族で楽しめます。また、内容量が1袋300gと大容量なのもうれしいポイント。時間が経って硬さを感じたら干し芋をレンジで30〜50秒温めると柔らかさや甘さがアップし、美味しく食べられます。
塚田商店 茨城県産紅はるか干し芋
茨城県の契約農家が育てている紅はるかを使った商品です。保存料や着色料などの添加物は不使用。さつまいもは収穫後寝かせ、糖度が基準値の14度程度に達したら加工を始めるので濃厚な味わいを楽しめます。
1500gと大容量なのも魅力的。箱に干し芋が敷き詰められているインパクトのある商品で、手土産にも使えます。開封後は2週間くらいで食べ切れる量を冷蔵庫で保し、残りは冷凍保存するのがおすすめです。
また、アイスをトッピングして和スイーツアレンジをしたり、刻んでクリームチーズやマヨネーズとあえておつまみにしたりと調理にも使えます。
・4箱セット
・1箱
JAあおぞら農業協同組合 熟し芋
鹿児島県産紅はるかのみを使った平干しの干し芋。さつまいもの選別から加工、出荷までを一貫してJAが行っています。使用する紅はるかは熟成後に加工。真空乾燥システムを使用しており、乾燥ムラを感じにくく仕上げています。美しい黄金色をした、見た目の美しさも魅力です。
内容量は100gで食べきりサイズ。そのまま食べても美味しいですが、軽く炙って食べるのもおすすめです。
こだわりの果物屋紅光 静岡県掛川市赤堀さんの干しいも
静岡県掛川市の赤堀さんが手がける、どこか懐かしい味わいの干し芋。子供からお年寄りまで簡単に噛める柔らかさで、食べやすいのが魅力です。干し芋によくある粘り気の強い食感が苦手な方も楽しめます。
さつまいもは、茨城産または静岡産の紅はるかを使用。洗うところから乾燥させるまでの一通りの工程は丁寧に手作業で行われています。晴天率が高い静岡県の遠州地方で天日干しされ、しっかりと太陽の光を浴びて上品な味に仕上がっています。内容量は1袋130gとほどよく、スティックタイプなので食べやすいのもポイントです。
タマチャンショップ 紅はるかとろける干し芋
とろける甘さが特徴的な、平干しタイプの干し芋。もともと糖度の高いさつま芋を天日干しにすることで、最高糖度が65度程度まで上がったしっかりとした甘さを楽しめます。食感がしっとりとしているのもポイントです。
内容量は150gで食べきりサイズなので、職場などでおやつとして食べるのにも適しています。安納芋で作ったタイプもあり、食べ比べもおすすめです。
幸田商店 茨城県産べにはるか
自社農園で育てた茨城県産の紅はるかを使用した、平干しタイプ干し芋です。厳しい寒さと長年培われてきた加工技術により、甘みと旨味がしっかりと引き出されています。
320gと大容量なのも嬉しいポイント。冷凍保存すると3ヶ月程度持つので、開封後すぐに食べ切らなくても長期保存できます。幸田商店では、ほかにも150gの食べきりサイズや、角切り・丸干しのラインナップもあるので、自分に合った商品を選んでみてください。
おいしいねいばらき 丸干し紅はるか
綺麗な黄金色と上品な甘さが特徴の丸干しの干し芋。茨城県ひたちなか産の繊維物質が多い紅はるかを使用しています。さつまいもをほぼ丸1本使っており、天日干しで硬くなった部分はカットしてあるので、食べやすいのも魅力です。
内容量は150gで、1袋に3本ほど入っています。そのまま食べて素材の美味しさを堪能するのもおすすめ。ほかにも、天ぷらにしたり、チョコレートをディップしたりするアレンジも楽しめます。
熊本風土 安納芋干し芋
スティック状で食べやすい安納芋の干し芋です。遠赤外線でじっくりと焼き上げています。使用されている種子島産の安納芋はでんぷんが少なく糖分が多いので、甘さを強く感じるのが特徴。さらに、焼き上げていることで加わる香ばしさもポイントです。
内容量は120gと食べやすいサイズ。スティック状で食べやすいので、運動前後の小腹が空いた時や、外出中のおやつとしても重宝します。焼き干し芋ならではの香ばしさと甘さを楽しみたい方におすすめの商品です。
こだまいきいき農場 安納干し芋
安納芋のおいしさを楽しめる干し芋です。さつまいもは鹿児島県種子島産を使用。赤外線で時間をかけて焼き、糖度が40度ほどに上がってから干し芋に加工しています。
内容量は100g。スティックタイプで気軽に食べやすいのが特徴です。10袋をまとめて箱に詰めたギフトBOXも販売しているので、贈り物として干し芋を探している方はチェックしてみてください。
干し芋のタツマ 玉豊丸干し芋
手作業で手間隙かけて作られた、玉豊の丸干し干し芋です。でんぷんが糖に変わるまでさつまいもを熟成させた後、1ヶ月かけて天日干し。しっかりと干したことで生まれる強い甘さが魅力的です。
全ての作業が手作業で丁寧に行われ、製造に1ヶ月ほどかかることもあります。真冬の一時期しか作れないため、希少な商品です。玉豊を使った干し芋は、ほかの品種のモノに比べて仕上がりの色に違いがあるものの、しっかりとした甘みを楽しめます。
長砂農園ほしいも直売所 いずみ平ほしいも
弾力や粘りのある柔らかさが特徴的な平干しタイプの商品です。使用している品種「いずみ」は収穫量が少なく、さらに皮が剥きにくいため、干し芋として出回ることは少ない品種。熟成のためにあえて取り置きして加工した希少品です。
いずみは熟成するとより美味しさを感じられるため、約1週間ほど天日干ししてから加工します。天日干しによって生まれる、口の中に残るしっかりとした甘さが魅力の商品です。
ごっつぉさん 焼き芋専門店が作った干し芋 黄金餅
焼き芋スイーツを研究する、焼き芋専門店が作る干し芋です。さつまいもは茨城県産のシルクスイートを使用しており、ほかの品種と比べてすっきりとした甘さと滑らかな口当たりが特徴。くどくない味わいでお子さんからご年配の方まで楽しめます。
「ほぼ焼き芋」と謳われている通り、焼き芋から作られ、専用の乾燥機で乾燥されています。商品名に「黄金餅」とあるように、黄金色の美しい色合いも魅力です。
あずさ屋 塩ふきべに芋干し芋
塩味と甘さのバランスが楽しめる干し芋。使用しているべに芋は赤や紫色をしており、見た目の美しさがポイントです。また、フルーツのような華やかな甘さも楽しめます。
さつまいも本来の素朴な甘さを引き出すために、岩塩を加えている点にも注目。甘さが強い干し芋が苦手な方にもおすすめです。容量はたっぷりの250g。丸干しタイプなので、1つ1つ食べ応えもあります。
おいもや 二代目おいもやの干し芋
40年以上干し芋を作り続けてきた、高い技術を持つ生産者が作る干し芋です。使用するさつまいもは糖度の高さ、繊維質の多さが特徴的な紅キセキ。半生状態の柔らかさが魅力で、子供からお年寄りまで食べやすいのが特徴です。そのまま食べたり、ドライフルーツ感覚でヨーグルトに混ぜたりして楽しめます。
内容量は、150gと大容量の400gをラインナップ。真空パックタイプのパッケージで届きます。商品到着後は半生状態を保つため冷蔵保存がおすすめです。
素材本来の甘さで食べやすく、子どもからお年寄りまで楽しめる干し芋。日常的なおやつとしてはもちろん、モノによっては贈り物や手土産にも重宝します。甘さや食感などの好みは人それぞれ違うので、今回の記事を参考に品種や製法の特徴から自分に合った干し芋を選んでお取り寄せしてみてください。