自宅でもアウトドアでも簡単にコーヒーを抽出できる「パーコレーター」。一度に10杯以上淹れられるモノや、持ち運びに便利な小型のモノなど、さまざまなモノがラインナップされています。しかし、各メーカーから多様な製品が展開されており、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのパーコレーターをご紹介します。選び方のポイントについても解説するので、参考にしてみてください。
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- 目次
- パーコレーターとは?
- パーコレーターで淹れたコーヒーの味わいは?
- パーコレーターの選び方
- パーコレーターのおすすめブランド
- パーコレーターのおすすめ
- パーコレーターのAmazonランキングをチェック
- 美味しいコーヒーの淹れ方
パーコレーターとは?
パーコレーターとは、沸騰現象を利用してお湯を循環させることでコーヒーを抽出するアイテムです。お湯を沸かすケトルとコーヒーの粉を入れるバスケット、沸騰したお湯をバスケット内に吹き上げるパイプで構成されています。
お湯を沸かしたケトルにコーヒーの粉が入ったバスケットをセットすると、パイプが沸騰したお湯をバスケット内に吹き上げ、コーヒーを抽出する仕組み。お湯がバスケットからケトルに落ちるという循環を繰り返して、次第に濃いコーヒーへと変化していきます。
フィルターやドリッパーなどの器具を使わず、気軽にコーヒーを淹れられるのがパーコレーターのメリット。なかには、ペーパーフィルターをセットしたドリッパーをケトル内に入れて使う製品もあります。
一度に複数人分のコーヒーを淹れられるため、アウトドアシーンでも人気。加熱時間によりコーヒーの抽出度合いを変えられ、自分好みの濃さに調整できるのもおすすめポイントです。
パーコレーターで淹れたコーヒーの味わいは?
コーヒーをインスタントではなく粉から抽出すると、豆に含まれる油脂分も出てきます。パーコレーターはフィルターなしでコーヒーを淹れられるので、豆のオイル感を楽しめるのが特徴。まろやかな口当たりで濃厚なコクを感じられます。また、コーヒーの香ばしい香りがよく立つのも魅力です。
ペーパーフィルターでのドリップと比べて、豆の個性が反映されやすいのもポイント。使用するコーヒー豆の種類や焙煎度、挽き方によって味わいが変化します。また、沸騰させる時間を調節すれば、味の濃さも調節可能です。
パーコレーターの選び方
人数に合わせて容量を選ぶ
パーコレーターは、使用する人数に合った容量のモノを選ぶのが大切です。多くの製品で一度に抽出できるカップ数が記載されているので、購入前にチェックしてみてください。
ケトルとしても使いたい場合は、適正容量をあわせてチェック。パーコレーターのなかには満水容量のみ記載されているモノもありますが、満水のまま火にかけると、沸騰したときに噴きこぼれてしまうため注意が必要です。
コーヒーを淹れる場合も、必要な容量よりも少し余裕のあるパーコレーターを選ぶと中身がこぼれるリスクを抑えられます。
使用シーンに適した素材を選ぶ
扱いやすく丈夫なステンレス製
扱いやすいモノを探している方には、ステンレス製のパーコレーターがおすすめです。ステンレスは丈夫で多少の衝撃でもへこみにくく、サビにも強いため、アウトドアで気兼ねなく使えるのがメリット。焚き火でコーヒーを淹れられるモノもラインナップされています。
ステンレス製はやや重さがあるのがデメリットですが、5~6カップ分のコーヒーを抽出できる小型タイプならば、重量が600g前後のモノも存在します。大容量のパーコレーターのなかには、1000g以上の重さの製品も。車移動など積載に制限が少ない方におすすめです。
軽量で持ち運びやすいアルミ製
軽量で持ち運びやすいパーコレーターを探している方には、アルミ製がおすすめ。なかには、9カップ分の容量で300gを切るモノもラインナップされています。
アルミ製は熱伝導率が高く、短時間でお湯を早く沸かせるため、ケトルとして活用したい方にもピッタリ。しかし、アルミ製は衝撃でへこみやすいので、取り扱いには注意が必要です。
おしゃれで高級感のあるホーロー・ガラス製
おしゃれなパーコレーターが欲しい方には、ホーロー製やガラス製がおすすめ。落とすと表面のホーロー加工がはがれたり、ガラスが割れたりするデメリットはあるものの、デザインも含めて堪能できます。
ホーロー製は、豊富なカラーバリエーションが魅力。長時間コーヒーやお茶などを入れておく場合でも味が変化しにくかったり、お茶やコーヒーの渋が付きにくかったりといったメリットもあります。
ガラス製は透明で、抽出したコーヒーの濃さを確認しやすいのもポイント。高級感があるため、インテリアとしても楽しめます。
加熱方法で選ぶ
アウトドアで使うなら直火式
アウトドアで使うなら、バーナーや焚き火などで使用できる直火式のパーコレーターがピッタリです。火加減や抽出時間の調整をする手間がかかるものの、試行錯誤しながら好みの抽出度合いを探るのも楽しみの1つです。
直火式のパーコレーターを選ぶ場合、ハンドルは木製や樹脂製など、熱を持ちにくい素材がおすすめ。ハンドルが金属製のモノを選ぶ場合は、タオルや耐熱グローブなどがあると安全に使用できます。
バーナーで加熱する場合は、使用するバーナーのゴトクに乗せられるサイズのパーコレーターを選びましょう。焚き火でパーコレーター使いたい方には、焚き火スタンドに吊り下げられるハンガー付きのモノが適しています。
自宅で美味しく飲むなら電気式
主に自宅で使う場合は、電気式のパーコレーターもおすすめです。火加減を調整する必要がなく、より手軽に安定した味わいのコーヒーを淹れられるのがメリット。保温機能を搭載したモノもラインナップされています。
アウトドアシーンでも、キャンピングカーなど電源を確保できるならば、電気式のパーコレーターは便利。なお、海外メーカーのパーコレーターは、電圧が合わず変圧器が必要な場合もあるので注意が必要です。
持ち運ぶなら携帯性に着目
自宅とアウトドアで兼用するなど頻繁に持ち運ぶなら、携帯性もチェックしておきたいポイント。ハンドルを外したり折りたたんだりできるパーコレーターは、かさばりにくいためおすすめです。
なかには、持ち運びに便利な収納ケースが付属するモノもラインナップされているので、あわせて確認してみてください。
パーコレーターのおすすめブランド
スノーピーク(snow peak)
スノーピークは、新潟県に本社を構える日本のアウトドアブランド。キャンプ用品やアパレルの販売に加え、レストランやグランピング施設の運営など、幅広い事業を手がけています。
スノーピークのパーコレーターは汎用性の高さが魅力です。パーコレーターの内部にドリッパーを搭載。1~2杯の少量を淹れたいときにはペーパードリップ、3~4杯淹れたいときにはパーコレーターと、シーンに合わせて使い分けられます。
ケトルのハンドルは取り外しが可能で、本体内に収納できるのも特徴。持ち運びやすいパーコレーターを探している方におすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
キャプテンスタッグは、1976年に家庭用品メーカー「パール金属株式会社」のアウトドア部門としてスタートしたブランド。現在では、アウトドア・レジャー関連用品に加え、サイクリング・カヌー・ガーデニング用品なども扱っています。
キャプテンスタッグのパーコレーターは、扱いやすいステンレス製のモノが中心です。容量も複数展開しているので、人数や使用シーンに合わせて選べます。12カップ分のコーヒーを一度に抽出できるモノも扱っており、大人数で使いたい方にもおすすめです。
パーコレーターのおすすめ
スノーピーク(snow peak) フィールドコーヒーマスター PR-880
パーコレーターとペーパードリップの2種類の方法でコーヒーを淹れられるセット。好みやシーンに応じて、抽出方法を変えたい方におすすめです。約4カップ分のコーヒーを抽出可能。また、収納袋がセットになっており、持ち運びやすいのもメリットです。
ドリッパーは1つ穴タイプで、抽出速度にこだわった設計。ペーパードリップで淹れる際は、ドリッパーを取り外して単体で使用します。パーコレーターとして使用する場合は、ケトルの中のドリッパーにペーパーをセット。コーヒーの中に豆が混ざるのを防げます。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 18-8ステンレス製 パーコレーター3カップ M-1225
素材にステンレススチールを使用したパーコレーター。適正容量は約340〜540mlで、2〜3カップ分のコーヒーを淹れられます。また、サイドに目盛りが付いているので、シーンに合わせて量を調節しやすいのもメリットです。
持ち手部分に天然木、蓋つまみにポリカーボネートを使用しているのもポイント。細部のデザインにもこだわったアイテムです。ストレーナーを外せば、ケトル・ティーバック用ポットとしても使えて便利。汎用性の高いモノを求める方にもおすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) パーコレーター 12カップ UW-3531
オールステンレス製のパーコレーター。丈夫でサビに強いので、キャンプなどのアウトドアで気兼ねなく使えます。また、適正容量は1840mlで、12カップ分のコーヒーを抽出可能です。
おしゃれで高級感のある見た目も魅力。光沢のある美しいステンレスに、白字でブランドロゴが描かれています。また、蓋つまみには透明なガラスを採用しています。ハンドルが上部と側面の2箇所に付いているのもポイントです。
ジーエスアイ(GSI) ホウロウ コーヒーパーコレーター 8カップ 11870090
素材にホーローを使用したパーコレーターです。傷に強いほか、コーヒー渋や茶渋が付きにくいのが特徴。また、内容物に影響を与えにくいので、長時間コーヒーやお茶を入れた際に、味に変化をもたらしにくいのがメリットです。
容量は1200mlで8カップ分のコーヒーを抽出できるため、大人数で使用したい場合にもピッタリ。また、中のサイフォンを外せば、湯沸かしポットとしても使用できます。幅広いシーンで使えるおすすめの製品です。
クラシカルでおしゃれなデザインも魅力。カラーはブルー・フォレストグリーン・ブラックの3種類がラインナップされています。
ジーエスアイ(GSI) ステンレスパーコレーター 3CUP 11870006000003
18-8ステンレス素材を使用したパーコレーターです。耐久性に優れているほか、お手入れも簡単です。
容量は440mlで、3カップ分のコーヒーを抽出可能。1人用として使える小型のパーコレーターが欲しい方におすすめです。アウトドアシーンだけでなく、自宅でも使用できます。
ハンドルの素材には耐熱シリコーンを採用。手にフィットして持ちやすく、コーヒーを上手に注げます。注ぎ口は液がたれにくい設計を採用するなど、使い勝手も良好です。
蓋つまみには透明なプラスチックを使用。中を覗けるため、抽出中のコーヒーの濃さを確認しやすいのが特徴です。
ジーエスアイ(GSI) ステンレスコニカルパーコレーター 11870057000028
円錐型のクラシックなフォルムのパーコレーター。ステンレスの光沢を活かした美しいデザインで、高級感のある見た目のパーコレーターが欲しい方におすすめです。
蓋つまみは透明なガラス製で、中を覗けるのもメリット。抽出中のコーヒーの様子を確認でき、好みの濃さに調節できます。素材には18-8ステンレスを採用。容量は4100mlで、一度に28カップ分のコーヒーを淹れられます
上部と側面の2箇所に持ちやすいデザインのハンドルを搭載。コーヒーを注ぎやすいほか、トライポッドなどに吊り下げて使うことも可能です。
仔犬印(KOINU) パーコレーター マットフィニッシュ
耐腐食性・耐久性に優れた18-8ステンレスを使用したパーコレーターです。キャンプやアウトドアなど、屋外で使用したい方におすすめ。容量は1310mlで、中子を入れた状態だと960mlです。
ステンレス素地を活かしたブラスト加工により、光沢のないマットな見た目に仕上げているのもポイント。シンプルなフォルムがより際立ちます。
ペトロマックス(PETROMAX) ニューパーコマックス
容量700〜1300mlのパーコレーター。大人数でのキャンプなどで使用するのにピッタリです。素材は本体にエナメルスチール、バスケットにステンレスを使用しています。
コロンとしたシンプルなフォルムも魅力。ペトロマックスのロゴがデザインのアクセントになっています。カラーはホワイト・ブラックの2種類。同デザインのエナメルマグと一緒に使うのもおすすめです。
ペトロマックス(PETROMAX) パーコレーターステンレス
軽量で丈夫なステンレスを用いたパーコレーターです。最大容量1800ml・3000mlの2種類がラインナップされており、前者は約14カップ分、後者は約28カップ分のコーヒーを抽出できます。大人数でコーヒーを楽しみたいときに便利です。
中のバスケットを外せば、ケトルとしても使用できます。コーヒーだけではなく、紅茶などを作るのにもおすすめです。使い勝手のよい大容量のパーコレーターが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください。
スタンスポーツ(Stansport) Camper’s Percolator Coffee Pot 9 Cups
熱伝導率が高く、素早く加熱できるアルミ製のパーコレーター。お手入れが簡単にできるのもメリットです。
蓋つまみはプラスチック製。透明で中を覗けるので、コーヒーの様子をチェックできます。上部と側面にハンドルを備えており、コーヒーを注ぎやすいのもメリット。9カップ分のコーヒーを淹れられるので、大人数でのアウトドアやキャンプに重宝します。
スタンスポーツ(Stansport) Stainless Steel Percolator Coffee Pot 9 Cups
素材にステンレススチールを使用したクラシックなパーコレーター。耐久性に優れているほか、お手入れが簡単で衛生的に使えます。一度に最大9杯のコーヒーを淹れられるのもポイントです。
木製のハンドルにも注目。熱くなりにくく、コーヒーを楽に注げます。フリップトップ仕様の蓋を採用。蓋が本体と一体になっているため、紛失する心配がありません。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) ステンレスパーコレーター 2.0L
耐久性に優れたステンレス製のパーコレーター。サビに強く、衛生的に使い続けられます。また、蓋つまみにはガラスを採用。透明で中を覗けるため、コーヒーの濃さを調節しやすいのが魅力です。
適正容量は2000mlで、コーヒー1杯180ml換算で約10カップ分を抽出できます。焚き火でも使用できる製品で、キャンプやアウトドアシーンにおすすめです。
スタイリッシュでおしゃれなデザインも魅力。ハンドルは網目状の形をしており、機能性とデザイン性を兼ね備えています。内部のバスケットを外して、ケトル単体でお湯を沸かせるのも便利です。
ウエストベンド(West Bend) 12-Cup Percolator
自宅用におすすめの電気式パーコレーター。約2〜12カップ分のコーヒーを淹れられます。光沢のあるステンレススチール素材を使用した、クラシックでおしゃれなデザインの製品です。
側面に窓と目盛りが付いているのもポイント。蓋つまみは透明で抽出中のコーヒーの様子を確認でき、自分好みの濃さに調節できます。使い勝手のよいモノを求める方もチェックしてみてください。
クイジナート(Cuisinart) Programmable 5 Cup Percolator & Electric Kettle FCC-2
抽出時間・温度を調節できる電気式パーコレーター。30分の保温機能が付いているため、淹れたコーヒーを適温に保てるのもメリットです。
V字型のフィルターバスケットを搭載しており、効率的に風味豊かなコーヒーを抽出できます。また、一定の温度を維持しつつ水を循環させる独自の抽出システムを採用しているのも特徴です。
最大5杯のコーヒーを淹れられる製品。本体が透明なので中の様子を確認しやすいほか、サイドには目盛りも付いています。また、1000mlのお湯を沸かすことも可能です。
Moss&Stone 電動コーヒーパーコレーター
約2〜10カップ分のコーヒーを淹れられる電気式パーコレーター。煮出しすぎてしまう心配が少なく、毎回安定した味で抽出できます。自動保温機能を搭載しているので、コーヒーをあたたかく保てます。
ボディ素材にはステンレススチールを使用。蓋は、中を覗きやすいよう透明になっています。フィルターバスケットとポンプチューブは取り外し可能。お手入れしやすく、清潔に使い続けられます。見た目がおしゃれなのもおすすめポイントです。
美味しいコーヒーの淹れ方
パーコレーターでのコーヒーの淹れ方は、まずは取り出したバスケットにコーヒーの粉を入れます。続いてケトルでお湯を沸かし、沸騰したら火を止めてバスケットをセット。弱火で再度加熱し、4分ほど抽出したら完成です。
コーヒーの粉が細かすぎるとバスケットの穴から粉が出て雑味や粉っぽさが出てしまうため、バスケットの穴よりも粗く挽きましょう。自分でコーヒーの豆を挽くのはハードルが高いと感じる方は、コーヒーショップでパーコレーター用に挽いてもらうのも1つの方法です。
加熱しすぎるとコーヒーの雑味が出やすいので、抽出時間は4分以内が目安。過剰な抽出を避けるために、弱火で抽出するのもポイントです。火を止めたあとは1分ほど待ち、底に粉が沈んでからカップに注ぐとより美味しく飲めます。
素材やサイズの違いなど、さまざまなモノがラインナップされているパーコレーター。使用シーンを具体的にイメージして選ぶのがポイントです。本記事を参考に、自分にピッタリのパーコレーターを見つけてみてください。