国内外には数多くのアウトドアグッズのメーカーが存在しますが、それぞれメーカーによって、デザインだけでなく機能性も変わってきます。また、それぞれのメーカーによって得意とする分野が異なるので、キャンプ用品を選ぶ際には、メーカーもよく注意してみるといいですよ。
今回は、さまざまなアイテムを揃えるおすすめのメーカーと、そのアイテムを7つ紹介します。
キャンプ用品のおすすめメーカー7選
コールマン(Coleman)
アメリカのオクラホマ州で創業されたコールマンは、当初ガソリン式ランプの販売会社として誕生しました。その後、燃焼器具を2つ並べた今の「ツーバーナー」の原型を発売するなど、数多くのアウトドアグッズを取り揃えた総合メーカーとして発展しました。
日本でも日本オリジナルの製品を設計・製造する日本法人があり、キャンプ用品店や登山用具店、ホームセンターなどでその商品を目にすることができます。また、パーツ単体での販売や、ユーザーが送付しての修理にも対応もしてくれるところもありがたいところです。
ツーマントルランタン 288A740J
コールマンにおける代表的なランタンです。ツーマントルとは、発光部が2つあるということで、その明るさは300キャンドルパワー相当。つまり、ろうそく300本分の明るさという意味です。点灯すれば、直視できないほどの明るさを発揮してくれますよ。1つあればキャンプサイト全体がまるで昼間のように。頑丈かつ、交換部品もすぐ手に入り、10年20年長い間愛用するユーザーがたくさんいるおすすめのランタンです。
モンベル(mont-bell)
1975年に日本人によって大阪で設立されたメーカーで、自ら「モンベルの歴史は、近年のアウトドア用品の進化の歴史」であると主張しています。雨が多く、湿度が高い日本の気候にあった寝袋の開発に始まり、登山用品やキャンプ用品、カヤックや自転車まで取り揃えた総合メーカーに成長しました。
国内に数多くの店舗を展開し、特に郊外のショッピングモールに店舗がよく設置されているため、街でウェアを着た人をよく見かけるようになりました。
アルパイン ダウンハガー800 #2 1121301-SUF
超軽量でコンパクト、なおかつマイナス6度まで耐えられる快適性を備えたモンベルの寝袋です。冬季の登山で使える高い性能を誇っています。寝袋はとにかく窮屈になりがちですが、モンベル独自の製法で寝袋が伸び縮みしやすく、寝返りをうつのにも一般的な寝袋に比べてストレスを感じません。
もちろん表面には防水加工された素材が使われ、外からの水濡れを防ぐ一方で、肌に直接触れた時に冷たさを感じにくい工夫が施されているため、スムースに眠りにつくことができますよ。キャンプの夜はなかなか寝付けないという方におすすめ。
スノーピーク(snow peak)
新潟県の燕三条で金物問屋として誕生し、当時の登山好きの社長の「本当に欲しいものを自分でつくる」という方針のもと、オリジナルの登山用品の開発が始まりました。その後、オートキャンプが普及するにあたり、ファミリーキャンプ向けの製品も多く展開、総合的なアウトドアグッズメーカーに発展しました。
5万坪のキャンプ場が併設された本社では、社員が日々自然と向き合いながら商品開発に勤しんでいます。
チタンシングルマグ 450 MG-043R
厚さ0.4mmの極薄のチタンを使ったマグカップ。全体の重さはわずか67gしかありません。チタン素材のカップは飲み物の匂いが移りにくく、また熱伝導率が低いため、熱い飲み物を飲もうとしても唇が熱くなりにくいという特徴があります。
ハンドルは折りたたみ式で、収納場所に困りません。なんの変哲もないカップですが、使ってみるとスノーピークならではの、よく練られた工夫が感じられるおすすめの逸品です。
ビクトリノックス(VICTORINOX)
スイスでナイフのワークショップに端を発するビクトリノクスは、エルズナー家によって代々経営されている創業130年を越える老舗メーカーです。小さな本体に詰め込まれた、さまざまな機能を持つマルチツールナイフが主力。近年ではナイフに限らず、時計、トラベル&ビジネスギア、アパレル、フレグランスなどと多岐に渡ります。
トラベラー 1.3703
ビクトリノクスのマルチツールのなかでも基本的なモデル。トラベラー(旅行者)と名前はついていますが、キャンプや登山などさまざまな野外生活で使用が可能です。大小のナイフに、缶切り、栓抜き、コルク抜き、ハサミ、ドライバーなど、アウトドアに必要な道具が集約されています。
いつ何時、どのようなことが起こっても対処できる安心感を与えてくれる道具です。
ユニフレーム(UNIFLAME)
1985年に新潟県燕市で誕生したメーカーで、国産を前面に押し出し、日本の風土、文化を背景にしたアウトドアスタイルを提唱しています。カセットガスを使用したトーチの発売に始まり、ガスヒーターや、ツインバーナーなどを次々に発売しました。その後も焚き火台やコッヘル、スモーカーにテントなどさまざまなアウトドアグッズをラインナップに加えています。
FDスプーン&フォークセット
軽さとコンパクトさが売りのチタン製のスプーンとフォークのセット。軽くてもペラペラした感じはせず、また、チタン製なので他の金属製のカトラリーにありがちな、独特の味やにおいは感じられません。使わない時は真ん中で折りたたんで、カップやコッヘルの中に簡単に入る大きさになります。発売後、これをコピーした製品が多数販売されるほどの人気を誇っています。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
新潟県三条市に誕生したメーカー。元々はフライパンや圧力鍋を製造するパール金属というメーカーでした。アウトドア事業部が独自のブランドを立ち上げ、アウトドア用のバーベキューコンロや食器の販売を始めたのをきっかけに、その後テントや寝袋、サイクリング用品からカヌー用品まで多岐に渡る商品展開をしています。
他社の製品とくらべて、安価な製品が多く、使いやすさや購入しやすさを第一に考えた戦略をとっています。
アルミロールテーブルコンパクト M-3713
折りたたむと高さ70×幅60×長さ400mmで、組み立てると高さ120×幅290×長さ400mmになるコンパクトなテーブルです。テーブルというより、ちゃぶ台と言ったほうがイメージに近いでしょうか。天板はアルミ製なので熱いものを直接おいても傷まず、また、汚れたら丸洗いできるので衛生的です。ローチェアと組み合わせて使っても、テントの中で使っても使いやすく、1つあると大変便利なおすすめのテーブルです。
ロゴス(LOGOS)
大阪の船舶用品問屋として誕生したロゴス。アルミボートやゴムボートなどの海洋レジャー用品の製造から始まり、その後キャンプ用品も製造するようになりました。ブランドのポリシーは「水辺5メートルから標高800メートルまで」で、マリン専門メーカーと登山専門メーカーのちょうど中間に位置するポジションを、他社が参入する前から先駆けて目指していたとのこと。
ホームセンターやショッピングモールでの店舗展開も多く、比較的よく目にするメーカーの1つです。
オートレッグベンチ2(ストライプ) 73176003
なんの変哲もない、折りたたみ式のベンチですが、キャンプの時にあると非常に便利なアイテムです。キャンプで焚き火を囲んでの団らんの時や、天気のいい日に外で昼寝をする時、靴を履き替える時など、さまざまな場面で活躍してくれます。コンパクトにたためて、収納袋付きなので、車のトランクに常に入れておいてもいいですよ。
各メーカーからのおすすめのアイテムをご紹介させていただきました。どの商品もアウトドアにあれば非常に便利なものです。いろんなブランドの商品を試してみて、自分のお気に入りのアウトドアメーカーを探すというのも、アウトドアの1つの楽しみになるかもしれません。