イラストや漫画を複写するときに便利な「トレース台」。光源の上に乳白色のアクリル樹脂板を重ねた構造で、紙の下から光を当ててイラストを透かせるアイテムです。光源にLEDを採用しているモノや調光機能を搭載したモノなど、多彩な製品が存在。購入する際はどれを選んでよいか悩んでしまいがちです。

そこで今回はおすすめのトレース台をご紹介。トレース台の説明や選び方のコツも解説しているので、併せて参考にしてみてください。

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トレース台とは?

トレース台とは、イラストや文字を複写する際に使用する道具。照明の上に原稿を置く乳白色のアクリル樹脂板がついており、イラストや文字を透かして使用します。

イラストや文字をトレースする際はもちろん、漫画を制作する際にスクリーントーンを貼ったり、写真撮影後にネガフィルムを確認したりする場合にも便利。別名ライトボックスとも呼ばれており、プロの漫画家やイラストレーターだけでなく、趣味で漫画やイラストを制作する方にも使われているアイテムです。

トレース台のおすすめ|A4

進光社(SINKOHSHA) 薄型トレース台 NEW LEDトレーサーA4 N340A


進光社(SINKOHSHA) 薄型トレース台 NEW LEDトレーサーA4 N340A
携帯性にも優れたスリムなデザインを採用

日本国内のメーカー「進光社」が製造するトレース台です。照明には「日亜化学」の高輝度白色LEDを使用。トレース作業に充分な約4400ルクスの明るさを備えており、漫画用の原稿用紙を4枚重ねても文字やイラストが透過します。

本体サイズは縦260×横346×厚さ9mmとスリムなデザインを採用。ポリプロピレン製の不織布を使用した収納袋が付属しており、携帯性にも優れています。本製品は側面反射テープを使用しており、側面から漏れるLEDの光を抑制可能。発光効率を向上している点も魅力です。

また、特別設計の断面形状を採用したアルミフレームにより、LEDの発熱を効率よく抑えている点もメリット。暑い夏場のトレース作業も快適に行える仕様です。給電にはACアダプターを利用しています。

Unigear LED トレース台

Unigear LED トレース台
原稿に合わせて明るさを変更できるアイテム

3段階で切り替え可能な調光機能を備えたトレース台です。画用紙など厚手の紙を使用する場合には明るく、コピー用紙など薄い紙を使う場合には照度を抑えて使用可能。環境や使う原稿に合わせて明るさを変更できるのが魅力です。最高輝度での寿命は約50000時間。最低輝度では約80000時間使用できます。

本体サイズは縦336×横233×厚さ5mmとスリムなデザイン。重量も350gと軽いので、鞄に入れて気軽に持ち運べます。本製品は、USBからの給電で使用可能。充電用のUSBケーブルも付属しており、パソコンやモバイルバッテリーと接続して使えます。

最大2000ルクスの照度を備えたLEDを搭載。長時間使用時の目の疲れや不快感の軽減が期待できるのもポイントです。トレース作業はもちろん、漫画制作やネガフィルムの確認に適しています。

ライオン事務器(LION) 卓上型トレース台 T-20


ライオン事務器(LION) 卓上型トレース台 T-20
白色蛍光灯採用の傾斜がついたトレース台

10Wの白色蛍光灯を1本使用したトレース台です。最近主流になりつつあるLEDではなく、蛍光灯を採用しているのが特徴。トレース面に傾斜がついている箱型の製品なので、楽な姿勢で作業が行えます。

本体サイズは幅376×奥行260×高さ106mm。重量が1.8kgあるので、安定した設置が可能です。自宅やオフィスなど、作業する場所が決まっている場合に適しています。

トライテック(Trytec) TREVIEWER lite A4-LT10B

トライテック(Trytec) TREVIEWER lite A4-LT10B

初心者の方でも扱いやすい、シンプル設計の薄型トレース台です。バッテリーが内蔵されているので、コンセントのない場所でも快適に使用可能。USB電源供給式で、パソコンやモバイルバッテリーなどで充電できます。トレース台を自宅以外の場所に持ち運んで使いたい方にもおすすめです。

調光ボタンを押せば、5段階で光量を調整可能です。そのため、部屋の明るさや日光の当たり方に合わせて、適切な光で作業できます。LED発光を採用しているので、目にやさしい面発光を安定して放てる点も魅力です。

天板には目盛りが表示されているので、作業を正確に進められます。入門用としてシンプルなトレース台を探している方におすすめです。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレース台 A4 400-TBL008

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレース台 A4 400-TBL008

充電式なので使う場所を選ばない、便利なトレース台です。コードが手や足に引っかからず、机の上もスッキリします。モバイルバッテリーやコンセントを使って、充電しながらの使用も可能です。約3時間の充電で、約3時間連続運転できます。

環境や用途に合わせて、最適な明るさにする調光機能が搭載されています。ボタンを押すたびに明るさが変わる3段階調光と、ボタンを押し続けている間、LEDの明るさが無段階で変化する無段階調光の2パターンで調整可能です。

厚みは6mmとスリムなので、持ち運びや収納に便利です。全面フルフラット構造のため、ペンや紙が引っかかりにくく、紙を回転させるのもスムーズにできます。縦横片側の1mmごとに目盛りが表示されているため、長さの計測も可能です。

スリムで持ち運びやすい、充電式のトレース台がほしい方におすすめです。

サンコー(THANKO) ごくうす調光USBトレース台 A4 ULEDTSA4

サンコー(THANKO) ごくうす調光USBトレース台 A4 ULEDTSA4

厚みがわずか5mmの極薄トレース台です。本体重量は約563gと軽量で、持ち運びやすいのが特徴。サイズはA4で汎用性が高く、狭いスペースにコンパクトに収納できるのも魅力です。別売りのモバイルバッテリーで給電すれば、屋外でも長時間作業ができます。

盤面には目盛りがついているので、長さを測りながらスムーズに作業できます。また、盤面は全面フラットになっているため、先端部分を書いている際もペンが引っかかる心配がありません。用紙の回転もスムーズに行えます。

電源ボタンを長押しすれば、無段階で明るさを調整可能です。光源はLEDで、熱くなりにくいため、快適に作業を続けられます。とにかく薄くて軽いトレース台を探している方におすすめです。

トレース台のおすすめ|B4

ガオモン(GAOMON) GB4

ガオモン(GAOMON) GB4
軽量でスリム設計なので持ち運びに便利

ペンタブレットで有名なメーカー「ガオモン」が製造するトレース台です。本体サイズは縦300×横398×厚さ5mmとスリムな設計。重量も740gと比較的軽く、携帯性に優れています。本製品は調光機能も搭載しており、スイッチの長押しで輝度の調節が可能。使用する環境や原稿の厚さに合わせて、明るさを変えられるのがポイントです。

また、トレース台上面にスケールが表記されている点も魅力。正確な作業を行いたい場合に便利です。照明にはエネルギー効率に優れたLEDを使用。ガラスのように見えるトレース面には、耐久性の高いアクリルが使われています。

給電にはUSBを利用可能。USB充電器はもちろん、パソコンやモバイルバッテリーと接続しても使用できます。また、護眼技術が採用されている点も魅力。長時間トレース作業を行う方にもおすすめです。

トライテック(Trytec) TREVIEWER B4 B4-500-01

トライテック(Trytec) TREVIEWER B4 B4-500-01

アクリルフォトフレームや製図用の定規を製造する「トライテック」のトレース台です。プロのコミックアニメーターの意見を参考にして開発されているのがポイント。品質が高く、トレース作業・漫画制作・ネガフィルムの確認などに使えます。

本体右側には電源ボタンと調光ボタンを搭載。輝度の調節は7段階で行えるので、環境や使用する原稿の厚さに合う明るさで作業できます。また、電源OFF時の明るさを記憶できるのもメリット。次回使用時に電源を入れれば、前回使用していた明るさでLEDが点灯します。

本製品はトレース台上部にのみLEDを搭載。腕や肘のあたる部分の温度が上昇しにくいため、夏場でも快適に作業できます。また、傾斜角度の調節も可能。4°・11°・14°の3段階から好みの角度を選択できる点もおすすめです。

進光社(SINKOHSHA) LEDビュアー5000S36 N640S36-02

進光社(SINKOHSHA) LEDビュアー5000S36 N640S36-02

快適な作業のサポートにこだわった、高機能なトレース台です。365×365mmの正方形で、B4サイズの原稿が縦向きでも横向きでも入ります。トレース台の向きを変えずに、さまざまな作業が可能です。

スイッチが上面ではなく側面に搭載されているため、作業中に誤ってスイッチに触れてライトがついたり消えたりする心配がありません。また、放熱アルミフレームが内蔵されているのでトレース面が熱くならず、夏場の作業も快適です。

厚さ2mmの樹脂製底板と、4辺に内蔵されたアルミフレームによって、作業中にたわみにくいのも魅力。本体やACアダプターからのノイズ音も少なく、不快感なく作業できます。

作業に集中できる工夫が詰まったトレース台が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ウチダ(UCHIDA) LEDトレース台調光式 014-0198

ウチダ(UCHIDA) LEDトレース台調光式 014-0198

光源にLEDを採用し、透写面のムラやちらつきを軽減できるトレース台です。軽量タイプなので、楽に持ち運びやすいのが特徴。調光機能が搭載されているため、調光ボタンを押すと7段階で明るさを調整できます。

背面には3段階調節スタンドが搭載されているので、作業しやすい角度に調節できます。グレーのボディカラーは、インテリアにもなじみやすいのが嬉しいポイントです。

明るさや角度を細かく調整できるトレース台を探している方におすすめです。

トレース台のおすすめ|A3

匠彩 トレース台 A3

匠彩 トレース台 A3

手頃な価格で購入できるコスパに優れたトレース台です。多数のLEDを搭載し、パネル中央部で4500ルクス程度の高輝度を実現しているのが特徴。品質に優れたパネルが採用されているので、ちらつきの少ない均等な明るさで作業できるのも魅力です。無段階の調光機能も搭載されており、使用する原稿の厚さに合わせて簡単に輝度が調節できます。

本体の厚みは4mmとスリムなデザイン。重量も約598gと軽いので気軽に持ち運べます。また、ブルーライト対策が行われているため、目にかかる負担を軽減できる点もおすすめ。長時間連続でトレース作業を行う場合にも便利です。

本製品はUSBからの給電で使用可能。1.5mの汎用USBケーブルが付属しており、パソコンやモバイルバッテリーと接続しても使えます。すべり止め底面ゴム足も6個ついているので、安定した作業ができるのもポイント。作業効率を高めたい場合にもおすすめのトレース台です。

Kocana トレース台

Kocana トレース台

無段階調光機能を備えた省エネ効果が期待できるトレース台です。原稿の厚みや目の疲れ具合に合わせて、細かく明るさを調節できるのが特徴。電源ボタンを長押しするだけで、明るさを変更できる点も魅力です。また、LEDは本体の上下に搭載されており、均一な明るさを保てます。

照明には約50000時間使用できるLEDを採用。毎日12時間利用しても11年使えるので、ランニングコストを抑えたい場合にも便利です。トレース面には目盛りがついているため、線を引く作業にもおすすめ。正確なトレース作業を行いやすい点もメリットです。

給電にはUSBを使用するので、パソコンやモバイルバッテリーと接続しても使用可能。外出先に携帯するトレース台としても適しています。

エディレス LED トレース台

エディレス LED トレース台

長さ1.5mのUSBケーブルが付属したトレース台です。USBからの給電に対応しているので、コンセントが近くにない環境でも作業が可能。パソコンやモバイルバッテリーと接続できる場所であれば、外出先でも使用できます。

本製品は光のちらつきを抑えたLEDを搭載。長時間使用時に感じやすい目の不快感の軽減が期待できます。本体の厚さは5mmとスリムなデザイン。重量も650gと軽く、携帯性にも優れています。

トライテック(Trytec) TREVIEWER Pro A3-600-w

トライテック(Trytec) TREVIEWER Pro A3-600-w

プロの声を反映した、便利な機能が豊富なトレース台です。最大光量は5300ルクスと強力。タッチセンサーの上部に光る目盛りが配置され、調光段階がひと目でわかります。

電源ボタンや調光スイッチ・アダプターの挿し口は左の側面に配置し、作業中の誤作動を防止。電源を抜いても光量を記憶し、調光段階が維持されるので、毎回の作業準備がスムーズになります。

環境にやさしい紙クリップが4つ付属しているので、紙を固定して作業できます。7段階の調光機能や角度調整機能など、便利な機能も搭載。プロ仕様の高性能なトレース台を求める方におすすめです。

武藤工業(MUTOH) ライトボード MLT-A3N A3サイズ 1U014220

武藤工業(MUTOH) ライトボード MLT-A3N A3サイズ 1U014220

LEDの均一な光で、細かい作業もスムーズに進められるトレース台です。目にやさしい光なので、長時間作業をしても疲れにくいのが特徴。外付けの電源と調光スイッチを操作すれば、明るさを無段階で調整できます。

明るさを記憶するバックアップ機能が搭載されているため、一度電源を切っても、次回使うときには同じ明るさで再点灯します。トレース面の角は丸みを帯びているので、紙が引っかかる心配がありません。

紫外線や電源ノイズをなくし、動作時の発熱も軽減しているので、長時間の作業も快適に行えます。LEDの均一な光で作業したい方におすすめです。

トレース台のおすすめ|A2

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレース台 400-TBL006

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレース台 400-TBL006

漫画用紙を2枚並べて使用できるトレース台です。本体サイズは幅670×奥行492×高さ8.5mmのスリム設計。幅610×奥行432mmの作業スペースが確保できるのがポイントです。トレース面には目盛りがついているので、線引き作業にもおすすめ。細かく正確なトレース作業を行う場合にも便利です。

電源ボタンを長押しすれば、簡単に調光が可能。使用する原稿の種類や部屋の明るさに合わせて、LEDの明るさを簡単に変えられます。

エイチエスケー(HSK) トレース台A2

エイチエスケー(HSK) トレース台A2

A2サイズの大型でありながら、厚さ6mmのスリムタイプで扱いやすいトレース台です。調光機能が搭載されているため、用途や環境に合わせて最適な明るさに調整できます。目盛りがついているので、長さを測りながらの作業にもおすすめです。

クリップが2つ付属しているため、紙を固定して快適に作業できます。アルミニウム素材が使用されているので、耐久性が高いのも魅力。大型かつ薄型のトレース台を探している方におすすめです。

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トレース台の選び方

サイズをチェック

トレース台には、A4・B4・A3・A2などさまざまなサイズが存在します。購入する際は、使用する予定の原稿用紙よりも一回り大きなトレース台を選択するのがポイント。小さいトレース台を購入してしまうと、トレースする際に原稿を動かす手間がかかるので注意しましょう。

使用する原稿用紙がA4やB4の場合は、A3サイズのトレース台がおすすめです。持ち運んで使いたい場合には、A4サイズ以下のトレース台が便利。サイズの小さいアイテムであれば、比較的リーズナブルな価格で購入できる点も魅力です。

持ち運びなら薄型がおすすめ

トレース台を頻繁に持ち運ぶ場合には、薄型の製品がおすすめ。鞄に収まりやすく重量も軽いので、携帯する際の負荷も軽減できます。また、薄型の製品であればデスクとの段差が小さいので、原稿をトレースする際に手首や肘にかかる負担を抑えられるのも魅力です。

一方、デスク上に据え置きして使用する場合は、重量があり安定感に優れた厚みのあるトレース台がおすすめ。自身がトレース台を使用するシーンに合わせて選んでみてください。

照明の種類をチェック

蛍光灯

本体に円筒形の蛍光灯を内蔵しているトレース台は、箱型で厚みがあるのが特徴。はじめから傾斜がついている製品が多く、安定して設置できるのがメリットです。蛍光灯の種類は好みで変更できます。

また、蛍光灯はLEDよりも寿命が短いので注意が必要。交換の手間を省きたい場合はもちろん、ランニングコストを抑えたい場合には、蛍光灯の寿命が長い製品を選択するのがおすすめです。

LED

By: amazon.co.jp

最近では、トレース台の照明にLEDを使用しているモデルも増えています。長時間連続して使っても熱がこもりにくいため、夏場にトレース作業を行う場合にもおすすめです。また、LEDを採用したトレース台は比較的薄型の製品が多いのが特徴。携帯性に優れており、持ち運ぶ際の負荷を軽減できるのもポイントです。

LEDは寿命が長く、経済的。蛍光灯を使用したトレース台に比べると高価なモデルが多いですが、使い勝手に優れている点が魅力です。

給電方法をチェック

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トレース台の主な給電方法は、USBやACアダプターなどさまざま。近くに起動中のパソコンがある環境で作業する場合には、USB給電タイプが使い勝手に優れています。コンセントが近くにない場合でも作業できるので、外出先でトレース台を使いたい場合にもおすすめです。

自宅やオフィスなど、決まった場所でのみトレース台を使用する方はACアダプタータイプが便利。途中で電池が切れる心配もなく、安定した給電が可能です。

その他の機能をチェック

角度調節機能

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トレース台の角度が調節できるモデルであれば、自身に合った姿勢で作業に取り組めます。肩や肘にかかる負担も軽減できるので、長時間トレースする場合にもおすすめ。トレース台のなかには、数段階で角度が変更できる製品もあるので、チェックしてみてください。

体の大きさやデスクの高さはもちろん、好みに合う角度に調節できれば作業効率のアップも期待できます。デスク上にフラットにトレース台を置いた状態では、作業しにくいと感じる場合にもおすすめの機能です。

調光機能

By: rakuten.co.jp

調光機能とは、紙の厚みや環境によって照明の明るさを調節できる機能のこと。原稿用紙が薄い場合には照明を暗めに設定したり、紙に厚みがある場合には強い光でイラストや文字を透かせたりできるのがメリットです。また、部屋の明るい日中と太陽光のない夜間では、トレース台に必要な明るさが異なります。

原稿用紙の厚みだけでなく、環境に応じて照明の明るさを変更できる調光機能つきのトレース台であれば、より快適に作業に取り組めるのでおすすめです。