子供たちのスポーツ離れを食い止めよう!
ある調査によると、子供たちの70%が13歳までにスポーツをすることを止めてしまうといいます。その大きな理由のひとつが「面白くないから」というもので、サッカーなどのスポーツよりもビデオゲームに夢中になってしまうとのこと。InsideCoachは、そんな子供たちの興味をもう一度スポーツに向けさせるためのプロジェクトです。
リアルタイムにデータ収集
InsideCoachのサッカーボールには動体検知機能が内蔵され、ボールを蹴る強さ、軌道、回転のほか、パスの数やボールタッチの数、練習時間などのデータを収集し、離れた場所にあるスマホなどの端末へリアルタイムでデータ送信・表示します。収集したデータに基づきコーチが子供ひとりひとりの指導に役立てたり、プレーヤー同士で成果を競わせたりできます。
最新テクノロジーと将来性
端末側の専用アプリはiOSとAndroidに対応し、データはWi-Fiを通じて送信されます。ボールはQiパッドを利用したワイヤレス給電で、約4時間使用できます。
InsideCoachはオープンなプロジェクトで、将来的にサードパーティ製のさまざまなアプリが開発されることも期待できます。
これまではプロのチームが高価な機材を駆使して行なっていたようなデータ分析が、テクノロジーの進歩で一般でも手軽に利用できるようになっています。InsideCoachのプロジェクトも、サッカーだけでなく野球やバレーボールなどそのほかのスポーツにも広がるといいですね。