テレビCMなどでもよく見かける「メーカーズマーク」。バーボンウイスキーのなかでもまろやかな味わいで、初心者にも飲みやすいため、人気を集めています。特徴的なボトルもおしゃれで、プレゼントにも最適な銘柄です。

そこで今回は、メーカーズマークの歴史や製法、種類やおすすめの飲み方をご紹介。ぜひ本記事を参考に、お気に入りの1本を見つけてみてください。

メーカーズマークとは?

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メーカーズマークは、アメリカ・ケンタッキー州で製造されている銘柄です。通常、バーボンウイスキーは原料にとうもろしやライ麦が使われることが多いですが、メーカーズマークは原料に冬小麦を使用しています。

女性でも飲みやすいスムースな口当たりと、ふくよかな味わいが魅力です。ひとつひとつ手作業で施された封蝋も趣があり、ほかとはひと味違うバーボンウイスキーに仕上がっています。

メーカーズマークの歴史

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1780年、スコッチ・アイリッシュ系移民のロバート・サミュエルズが、ペンシルベニアよりケンタッキーに移住。農業のかたわら自家用のウイスキーを造り始めます。

1840年には、ロバートの孫、3代目テーラー・ウィリアム・サミュエルズが蒸溜所を設立。バーボンウイスキー製造を開始しますが、禁酒法のため一時期蒸溜所は操業を停止。禁酒法の撤廃後、昔ながらの製法でバーボンウイスキー製造を再開しますが、なかなか軌道にのりませんでした。

その後、6代目ビル・サミュエルズ・シニアがケンタッキー州ロレットのバークス・スプリングス蒸溜所を購入。世界で評価される高品質のプレミアムバーボンウイスキーを造るため、それまで受け継がれたレシピを考えなおし、新たなバーボンウイスキー造りを開始します。

試行錯誤を繰り返した結果、冬小麦を原料に使うことに決め、できる限り機械に頼らないウイスキー造りを追求。ビルの妻マージーが銘柄名やボトルのデザイン、封蝋のアイディアを提案し、1959年にメーカーズマークが誕生しました。

メーカーズマークの製法

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メーカーズマークの特徴は、「Soft red winter wheat」という品種の冬小麦を使用していることです。仕込み水にはライムストーンウォーターと呼ばれる、石灰岩でろ過されたスプリング・フェド湖の湧水を使用しています。

先祖から受け継いだ酵母菌を使い、樹齢100年以上の赤イトスギの発酵槽を使って発酵。熟成樽にはアメリカンホワイトオークを使用し、こだわりの火入れをして熟成樽を作ります。貯蔵庫では樽が均等に熟成するよう手作業でローテーションさせて、しっかりと熟成。仕上げに赤い封蝋を施したら、メーカーズマークの完成です。

メーカーズマークの種類

メーカーズマーク レッドトップ

メーカーズマークの定番ボトルといえばレッドトップ。繊細でやさしいアロマが香り飲みやすい仕上がりです。バニラ・はちみつ・オレンジを彷彿とさせる甘さがあり、やわらかい口当たりとふくよかな味わいが特徴。

スムースな飲み口がやわらかな余韻に浸れて、ロックや水割り、ハイボールなど、さまざまな飲み方にマッチします。メーカーズマークを初めて飲む方にも適した、スタンダードな1本です。

メーカーズマーク 46

「インナーステイブ」と呼ばれるフレンチオークを焦がした板を、熟成した原酒樽の中に入れてさらに後熟させたボトル。口に含むとバニラやキャラメルの甘さがふんわりと広がり、まろやかな口当たりとリッチな味わいが楽しめます。

長い余韻に浸れる芳醇な香りとまろやかな口当たりで、全体的にバランスがとれた飲みやすい仕上がり。ワンランク上のエレガントで贅沢な味わいが楽しめる1本です。

メーカーズマーク カスクストレングス

樽から取り出した原酒を薄めず、ボトリングしたカスクストレングス。加水していないため、アルコール度数は54%と高いのが特徴です。バニラやキャラメルを彷彿とさせる甘さがあり、酸味や渋みなども感じる複雑な味わいが魅力。

インパクトのある味わいが特徴で、口に含むととろっとした口当たりとオークのアロマの余韻が残ります。水を加えていない分、つんとした強さを感じるため、まずはストレートで楽しむのがおすすめです。

メーカーズマーク ゴールドトップ

ゴールドの封蝋が高級感を演出する、ラグジュアリーな雰囲気のボトル。メーカーズマークの最高峰といえる1本です。ダークチョコレートのようなコクのある香りが魅力で、オークのアロマが後から香ります。

アルコール度数が50.5%と高めながら、刺激が少ないふくよかな口当たりが特徴。プレミアムバーボンにふさわしい円熟味のある仕上がりで、ウイスキー好きならぜひ飲んでみたいレアな1本です。

メーカーズマーク ミントジュレップ

ケンタッキーダービーの公式ドリンクとして提供されている、スペアミントで香りを付けたボトルです。アルコール度数が33%のため、ウイスキーではなくリキュールに分類されます。爽やかなミント風味を楽しめる、初夏にぴったりの味わいが魅力。

いつもと違うメーカーズマークを試してみたい方に最適で、カクテル作りにも活躍します。ミントのさっぱりとした味わいがアレンジしやすいため、自分だけのオリジナルカクテルを作ってみるのもおすすめです。

メーカーズマークのおすすめの飲み方

ハイボール

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氷がたっぷり入ったグラスに、ウイスキーときりっと冷えたソーダを注いで作るハイボールは、定番ですが人気のある飲み方です。仕上げにオレンジピールを軽く絞ると、さらに華やかさがアップ。

ふくよかな口当たりが、ソーダを加えることでさっぱりとした味わいに変化します。ウイスキーが苦手な方でも飲みやすい、おすすめの飲み方です。

オン・ザ・ロック

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メーカーズマークの魅力をしっかりと味わいたい方には、ウイスキーと氷のみで作るオン・ザ・ロックがおすすめ。氷が溶けることによって、味の変化が楽しめます。甘み・香ばしさ・アロマを、時間をかけながらじっくりと堪能してみてください。

カクテル

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メーカーズマークを使ったカクテルも人気です。ケンタッキーダービーの公式ドリンクになっている「ミント・ジュレップ」は、ぜひ家で試してみて欲しいカクテルのひとつ。グラスにメーカーズマーク・ガムシロップ・ソーダを入れて混ぜて、クラッシュアイスを加えてミントを飾るだけで簡単に作れます。

フルーツ

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ぜひ試してほしいのがフレッシュフルーツを入れる飲み方です。メーカーズマークが持つ、バニラのような甘さが果物と好相性で、ウイスキーの味わいが引き立ち一段とおいしくなります。

特にオレンジがおすすめで、オレンジピールやオレンジのくし切りを入れると爽やかな仕上がりに。そのほかにも、ライムやパイナップル、いちごなどもよく合い、加える果物によって異なる味わいを楽しめます。