「一狩りいこうぜ!」のキャッチコピーで有名な、モンスターハンターシリーズ。2021年3月時点で、シリーズ累計出荷本数が7200万本を突破した大人気ゲームソフトです。『モンスターハンター:ワールド』は海外でも大ヒットしたタイトル。また、2020年にはハリウッドの実写映画が公開されるなど、世界からも注目が集まっています。

そこで今回は、モンハンのおすすめシリーズをピックアップ。面白さや遊びやすさなどを総合的に評価して、ランキング形式でご紹介します。まだプレイしたことがない方はもちろん、シリーズ経験者もぜひチェックしてみてください。

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モンハンシリーズの魅力

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「モンスターハンター」シリーズは、密林や孤島など、さまざまなフィールドで狩りを楽しめるハンティングアクションゲームです。プレイヤーはハンターとなって狩りへ出発。手に入れたアイテムで装備を強化して、再び狩りへ出発する、いわゆるハクスラ系のゲームとなっています。

モンハンの魅力的なポイントは多数ありますが、最大の特徴はオンラインやローカル通信につなぐことで「最大4人で協力プレイできる」こと。1人ではなかなか勝てないような強敵も、みんなと力を合わせれば倒せるかもしれません。アクションゲームとしてはもちろん、パーティーゲームとしてもおすすめのゲームソフトです。

モンハンシリーズの選び方

シリーズで選ぶ

メインシリーズ

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モンハンシリーズの本流で、いわゆる「ナンバリングタイトル」と呼ばれるモノです。タイトルごとに狩りの拠点が異なり、それぞれ別の物語が展開されます。また、モンハンは熱いストーリーも魅力。最新作だけでなく、過去作をプレイしてみるのもおすすめです。

なお、タイトルに「G」と付いているソフトは、アップグレード版。既存のナンバリングタイトルに、新しいフィールドやモンスター、装備などが追加されています。ストーリーだけ追いたい方には無印版、やり込みたい方にはアップグレード版がおすすめです。

ポータブルシリーズ

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携帯ゲーム機のPSPで販売されていたシリーズです。当時、PS2版のモンスターハンターは、複数人でプレイする場合「マルチマッチングBB」というサービスを利用する必要がありました。しかし、PSPは本体とソフトさえ持ち寄れば無料で協力プレイをすることが可能。気軽にワイワイと遊べることから、人気が爆発しました。

第1作はPS2用『モンスターハンターG』を移植したモノですが、第2作目からはオリジナル路線が展開されています。メインシリーズと比べて難易度が低く、ちょっとした空き時間にサクッとプレイできるのも魅力。初めての方におすすめのシリーズです。

フロンティアシリーズ

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かつてカプコンが運営していたオンラインゲーム。『モンスターハンター2』をベースに、独自のフィールドやモンスター、みんなで遊べるイベントなど、オリジナル要素を導入しているのが特徴です。

大型アップデートのたびに『モンスターハンター フロンティアG』や『モンスターハンター フロンティアZ』と改題しているのもポイント。オンラインゲーム特有の、手応えのある高難易度がコアなユーザー層に人気でしたが、2019年12月にサービスを終了しました。

スピンオフ作品

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マスコットキャラであるアイルーにスポットを当てた『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』、落ち物パズルゲーム『アイルーでパズルー』、シリーズで初めてのRPG作品『モンスターハンター ストーリーズ』など、モンハンシリーズから派生した作品も多数リリースされています。

モンハンは流血表現があるため、基本的にシリーズを通してCERO「C(15歳位以上)」に指定されていますが、スピンオフ作品にはCERO 「A(全年齢対象)」のソフトが多いため、小さな子供もプレイできます。ファンはもちろん、シリーズを遊んだことがない方にもおすすめです。

ハードで選ぶ

高画質でじっくり遊ぶなら「据え置き機」

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グラフィックの美しさを優先したい方には、据え置き機でリリースされているタイトルがおすすめ。大画面で迫力のあるハンティングを楽しめます。文字やインターフェースも大きく表示されるので、視認性も良好。長時間プレイしたい方にもピッタリです。

ただし、据え置き機はオンライン通信がメイン。古いタイトルはサービスが終了していたり、プレイ人口が少なくなっていたりして、協力プレイを楽しめないことがあります。ソロプレイ派の方は気にする必要がありませんが、複数人で遊びたい場合は留意しておきましょう。

ゲームを持ち寄って遊ぶなら「携帯機」

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ひとつの場所に集まって、友達や恋人など親しい人たちとモンハンを遊びたい場合は、携帯機でリリースされているタイトルがおすすめです。PSPや3DS、ニンテンドースイッチは無線による近距離通信に対応しているため、人数分のハードとソフトがあれば協力プレイを楽しめます。

なお、古いタイトルはグラフィックが荒かったり、不親切なところがあったりしますが、楽しみを共有できる仲間がいればあまり気になりません。古いタイトルなら、ゲームソフトを安価で手に入れやすいのもポイントです。

モンハンのプレイ歴で選ぶ

初心者の方は『ポータブル 3rd』がおすすめ

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モンハンをプレイしたことがない初心者の方には、PSP版の『モンスターハンターポータブル 3rd』がおすすめです。アクションゲームが得意ではない方も楽しめるように調節されたポータブルシリーズの集大成で、快適に遊べます。大画面でプレイしたい場合は、PS3で販売されているHDバージョンもおすすめです。

シリーズ経験者なら『モンハン4以降』がおすすめ

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モンハン経験者でゲームの立ち回りが分かっている方には、『モンスターハンター4』以降の作品がおすすめです。ゲームシステムが洗練されているため、快適に遊べるのがポイント。上級者向けのクエストも導入されており、手応えのあるハンティングを楽しめます。

モンハンシリーズのおすすめランキング

第1位 モンスターハンターライズ【Switch】

モンスターハンターライズ【Switch】
「翔蟲」「操竜」の新アクション。戦闘や探索がより自由に

2021年3月26日に発売した、モンスターハンターシリーズの最新作。2021年5月時点で、累計出荷本数が700万本を突破するなど、高い人気を集めています。「翔蟲(かけりむし)」「操竜」といったアクションが追加され、より自由に行動できるようになりました。

本作は、山や川が美しい「カムラの里」を舞台にしているのが特徴。個性的な里の住人と話したり、新しいペット「フクズク」とともにクエストへ挑んだりできます。里ではモンスターからの大襲来がたびたび発生。狩猟設備や武器を駆使し、脅威から里を守り抜きます。

今作ではフィールドをより自由に探索できるので、ソロプレイで極めていきたい方にもおすすめ。参加人数に応じて難度が変わるオンラインマルチプレイも用意されており、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。

モンスターハンターライズ【Switch】

第2位 モンスターハンター:ワールド【PS4,Steam】

モンスターハンター:ワールド
シリーズ最新作。システムを一新した次世代モンハン

従来のゲームシステムを一新した『モンスターハンター:ワールド』。国内はもちろん、海外でも大ヒットを記録しています。2021年3月時点での世界累計出荷本数が1700万本を超えるなど、シリーズで最も売れているタイトルです。

本作はオープンワールド風のマップで、移動時の画面切り替えがなくなったのが特徴。また、フィールドのギミックを利用できるのもポイントで、ツタを使ってモンスターを拘束したり、ダムを決壊させて濁流で押し流したり、敵性生物をけしかけて争わせたりと、狩りの幅が広がりました。

2019年には拡張コンテンツの『アイスボーン』が登場。本編導入後にインストールすることで、新たなフィールドやモンスターが追加されます。これから本格的にプレイしたい方は、本編と拡張コンテンツがセットになった『モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション』がおすすめです。

モンスターハンター:ワールド【PS4,Steam】

・モンスターハンター:ワールド(PS4版)

・モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション(PS4版)

第3位 モンスターハンター ダブルクロス【3DS,Switch】

モンスターハンター ダブルクロス
「狩猟スタイル」と「狩技」で新たな境地へ

2017年にニンテンドー3DSで発売された『モンスターハンター ダブルクロス』。メインシリーズのうち、5作目のアップグレード版となっています。『4』からの要素を引き継ぎつつ、批判が多かった〈極限状態〉などのマイナス要素を削ぎ落としているのが特徴。難易度も比較的下がっており、万人向けのゲームソフトとなっています。

本作は、新たに「狩猟スタイル」を搭載。バランスが取れたギルドスタイル、空中技が得意なエリアルスタイル、強力なカウンター攻撃を狙えるブシドースタイルなど、立ち回りに応じてスタイルを変更できます。

また、ゲージを消費することでいわゆる必殺技にあたる「狩技」が使えるなど、スタイリッシュなアクションが楽しめるのもポイント。過去作の人気モンスターも多数復活しているので、昔からのファンにもおすすめです。

モンスターハンター ダブルクロス【3DS,Switch】

・モンスターハンター ダブルクロス(3DS版)

・モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.(ニンテンドースイッチ版)

第4位 モンスターハンターポータブル 3rd【PSP,PS3】

モンスターハンターポータブル 3rd
ポータブルシリーズの集大成

2010年にPSPでリリースされた『モンスターハンターポータブル 3rd』。ポータブルシリーズの最後の作品で、前作の遊びやすさと、当時の最新作だった『3』の要素を取り入れているのが特徴です。発売日当日は各地のゲームショップで行列ができるなど、ちょっとした社会現象になりました。

本作の拠点は、和の雰囲気が漂う温泉地「ユクモ村」。フィールドには新しく渓流が追加されたほか、新モンスターとして牙竜種「ジンオウガ」が登場。既存モンスターにも新モーションが追加されるなど、携帯機向けソフトながらメインシリーズ並みのボリュームとなっています。

また、前作で好評だった「オトモアイルーシステム」を強化。オフラインでも最大2匹のCPUキャラを連れていけるようになったので、ソロプレイがより快適に楽しめるようになりました。初心者の方にもおすすめのゲームソフトです。

モンスターハンターポータブル 3rd【PSP,PS3】

・モンスターハンターポータブル 3rd(PSP版)

・モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. (PS3版)

第5位 モンスターハンター 3G【3DS, Wii U】

モンスターハンター 3G
シリーズで唯一、水中戦が楽しめる作品

2011年に3DSで発売された『モンスターハンター 3G』。携帯ゲーム機向けソフトながらメインシリーズで、『3(トライ)』のアップグレード版です。3DSのタッチパネル部分にショートカットボタンを配置することで操作性が向上。より快適に狩りが楽しめるようになりました。

拠点は、海に浮かぶ小さな漁村「モガの村」。孤島や水没林といった水に関係するフィールドが多いのが特徴で、本作ならではの要素として水中戦が楽しめます。陸上とは操作方法が異なるため、慣れるまでは大変ですが、一風変わったバトルを体験したい方におすすめです。

通常版では、双剣・ガンランス・狩猟笛・弓が使えなかったので、一部のハンターからは悲しみの声が上がっていましたが、アップグレード版ではすべて復活。また、登場するモンスターも増えているので、今から遊ぶのなら『3G』がおすすめです。

モンスターハンター 3G【3DS, Wii U】

・モンスターハンター 3G(3DS版)

・モンスターハンター 3G HD Ver. (Wii U版)

第6位 モンスターハンターポータブル 2nd G【PSP, PS Vita】

モンスターハンターポータブル 2nd G
やりこみ要素はトップレベル。シリーズ最高峰ともいわれる名作

2008年にPSPで発売された『モンスターハンターポータブル 2nd G』。ポータブルシリーズの『2nd』に新要素を加えたアップグレード版です。従来のメインシリーズと比べると難易度が大幅に低下しているのが特徴。プレイヤー層も広がって、420万本以上のセールスを記録しました。

旧作の要素をほぼ全て収録しているほか、新モンスターとして「ナルガクルガ」や「ウカムルバス」が登場。さらに、オンラインゲームの『モンスターハンターフロンティア』から「ヒプノック」や「ヴォルガノス」を逆輸入するなど、携帯ゲーム機とは思えないほどのボリュームがあります。

また、本作の『2nd G』から新たに「オトモアイルー」システムが導入されているのもポイント。狩りをサポートしてくれるCPUで、1人でも擬似的な協力プレイが楽しめます。初心者から上級者まで楽しめるおすすめのゲームソフトです。

・モンスターハンターポータブル 2nd G(PSP版)

第7位 モンスターハンター 4G【3DS】

モンスターハンター 4G
旧作モンスターが勢揃い。熱いストーリーは一見の価値あり

2014年に3DSで発売されたゲームソフト。『4』のアップグレード版で、過去に登場したモンスターが数多く収録されているのが特徴です。古参ハンターに人気の「ミラボレアス(祖龍)」「オオナズチ」「ウカムルバス」なども復活しており、登場するモンスターはシリーズで最多クラスとなっています。

各地を旅するキャラバンの一員となった主人公。生態系を乱す「狂竜化」事件をめぐって、壮大なストーリーが展開されます。筆頭ハンターをはじめとする個性的なNPCが登場するのもポイント。物語重視のプレイヤーからは高く評価されています。

一方、『4G』から追加された高難易度は賛否両論。攻撃を与えるスキがほとんどなくなっており、パーティープレイ前提のゲームデザインとなっています。特に、モンスターが超絶強化される「極限状態」はやりすぎなレベル。通常の狩りでは満足できなくなってしまった上級ハンターにおすすめです。

モンスターハンター 4G【3DS】

・モンスターハンター 4G(3DS版)

第8位 モンスターハンターポータブル【PSP】

モンスターハンターポータブル
携帯ゲーム機向けに「遊びやすさ」を重視

『モンスターハンターポータブル』は、2005年のPSP用に発売されたゲームソフトです。初代のアップグレード版『モンスターハンターG』をベースにしつつ、空き時間にサクッと遊べるように調節されているのが魅力。拠点でアイテムの採取ができる「農場」システム、フィールドで採取だけできる「採取ツアー」など、おなじみのシステムが初めて導入されたタイトルです。

また、武器やモンスターのバランスを見直すことで、万人向けの難易度になっているのもポイント。ハードとソフトを持ち寄れば簡単に協力プレイができることも相まって、大ヒットを記録しました。モンハンの原点に触れてみたい方におすすめです。

・モンスターハンターポータブル(PSP版)

第9位 モンスターハンター 2【PS2】

モンスターハンター 2
多くの新要素を取り入れた意欲的タイトル

2006年にPS2で発売された『モンスターハンター 2』。新たな武器として太刀・狩猟笛・ガンランス・弓が追加されているほか、季節や昼夜の概念、古龍種の登場など、さまざまな新要素を取り入れているのが特徴です。

続編にも引き継がれた要素がある一方、荒削りな部分もちらほら目立ちます。特に、モンスターが全体的に優遇されており、ザコモンスターですら倒すのは苦労するほど。また、アイテム集めも時間がかかるなど、よくも悪くもスローライフなゲームとなっています。高難易度クエストとはまた違った、手応えのある狩りを楽しみたい方におすすめです。

・モンスターハンター 2(PS2版)

第10位 モンスターハンター G【PS2,Wii】

モンスターハンター G
「双剣」や「訓練所」が初登場

2005年にPS2で発売された『モンスターハンター G』。初代モンハンのアップグレード版で、高難易度のG級クエストをはじめ、新武器「双剣」、亜種モンスター、訓練所など、さまざまな新要素が導入されています。

2009年にはWii版が登場。大剣の溜め攻撃が追加されたり、報酬を直接アイテムボックスに送れるようになったりと『モンスターハンターポータブル 2nd G』までのゲームシステムを逆輸入。さらに遊びやすくなっています。遊びやすさを重視するならWii版がおすすめです。

第11位 モンスターハンター ストーリーズ【3DS】

モンスターハンター ストーリーズ
シリーズ初のRPG。子供から大人まで楽しめる“絆”の物語

2016年にニンテンドー3DS用に発売された『モンスターハンター ストーリーズ』。いわゆるスピンオフ作品で、シリーズ初のRPG作品となっています。同年から2018年まで、テレビアニメ『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』が放送されるなど、マルチメディア展開されていました。

ハンターとなってモンスターを倒すメインシリーズとは異なり、本作はモンスターとの絆を育む物語。仲間となった「オトモン」と一緒に、モンスターハンターの世界をめぐる大冒険へと旅立ちます。

モンハンの世界観をベースに、従来の要素をしっかりとRPGに落とし込んでいるのが魅力。やりこみ要素も豊富で、ストーリーのクリア後も引き続きプレイできます。小さな子供にもおすすめのゲームソフトです。

モンスターハンター ストーリーズ【3DS】

・モンスターハンター ストーリーズ(3DS版)