実際に運転しているようなプレイを楽しめる「ハンコン」。臨場感のあるレース体験が味わえます。一般的なコントローラーよりも操作性の高いモデルが多く、ゲームを有利に進められるのも魅力です。
しかし、モデルによって対応機器や搭載機能などが異なるため、どれを選べばよいか迷いがちです。そこで本記事では、おすすめのハンコンをピックアップ。選び方や、おすすめのメーカーもご紹介します。
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ハンコンとは?
「ハンコン」とは、ハンドルコントローラーの略で、レースゲームをするときに役立つツールのひとつです。「ステアリングコントローラー」と呼ばれる場合もあり、主にハンドル部とペダル部で構成されています。
ハンコンの魅力は、深い没入感が味わえることです。実際にハンドルを切ったりクラッチ操作できたりするため、車を走らせているような感覚を楽しめます。操作性が高く、タイムを縮めるのに重宝するのもポイントです。
ハンコンの選び方
使いたい機器に対応しているかどうか
ハンコンを購入する際、使いたい機器に対応しているかを事前に確認することが大切です。すべてのハンコンが、すべてのゲーム機やPCで使用できる訳ではありません。パッケージなどに記載されているので、購入前に見ることを心がけましょう。
ハンコンが使いたい機器に対応していないと、ゲーム内で動かせない可能性があるため注意が必要です。また、仮に動かせたとしても、ゲームに支障が生じる場合もあります。
接続方法をチェック
ハンコンの接続方式には、DirectInputとXInputの2種類があります。DirectInputは昔からある入力方式で、主にPS4などのハンコンに採用。ドライバーのインストールやボタンの割り当てを必要とするものの、多くの機器に対応しているのが魅力です。
一方のXInputは、DirectInputの後に登場した入力方式。DirectInputとの互換性がない点には注意が必要ですが、PCやXboxと接続した際、ボタンの割り当てをすることなくすぐに使い始められるのが特徴です。
設置方式をチェック
ハンコンの設置方式には、クランプ固定方式と吸盤固定方式の2種類があります。クランプ固定方式のハンコンは、机やテーブルを挟むように取り付けるのが特徴。操作中にズレることがほとんどないため、安定してプレイできます。
吸盤固定方式は、平らな面であれば設置場所を選ばずに取り付けられるのがポイント。力を必要とせず、簡単に付け外しできるのも魅力です。
ライセンスの有無をチェック
ハンコンのなかには、ゲームのタイトルやハード、ブランドなどから公式ライセンスが付与されているモデルもあります。公式ライセンス付きのモデルは動作確認されており、安定したプレイを楽しめるのが魅力です。
しかし、公式ライセンスが付与されていても、対応していない可能性のあるモノもあり注意が必要。たとえば、PS5登場以前に発表されたモデルは、PS5で使用できない場合があります。ハンコンを購入する際は、発売日も併せて確認しておくのがおすすめです。
FFB機能の有無をチェック
ハンコンを購入する際、FFB機能が搭載されているかも確認しておきましょう。FFBとは「フォースフィードバック」の略で、操作やゲームの状況に合わせて、ハンコンに振動や抵抗を与える機能のことです。
FFB機能付きのハンコンは、凹凸のある路面を走行するときに揺れたり、スピードが上がるにつれて重くなったりするのが特徴。リアルな走行体験を味わいたい方におすすめの機能です。
サイズをチェック
ハンコンを購入する際は、ニーズに合わせてサイズを決めましょう。特にチェックしておきたいのがステアリング経です。普通車は直径350~380mm程度、レーシングカーは直径250~280mm程度。リアリティにこだわりたい方は、近いサイズのモデルを検討してみてください。
また、使用環境に合わせてサイズを選ぶのもおすすめです。大きすぎると設置場所や保管場所に困る可能性があります。
回転角度をチェック
ハンコンを選ぶ際、ハンドルの回転角度も併せて確認しましょう。リアルな体験を味わいたい方は、一般的な車のハンドルと角度が近いモデルを選択してみてください。回転角度900°・1080°程度のモノがおすすめです。
なお、回転角度があまりないハンコンを選んでしまうと、急カーブに対応できないことがあるため注意が必要です。
ペダルの数をチェック
ハンコンを選ぶときは、ペダルの数も確認してみてください。クラッチペダルを含む3つのペダルが搭載されたモデルは、ゲーム内でMT車を操作するのにおすすめ。AT車しか運転しないのであれば、ペダル数が2つのモデルが適しています。
一般的にペダル数が多いモデルほど価格は高くなる傾向があるため、予算に合わせて検討するのもひとつの手です。また、ペダルの数が多いと、その分故障リスクが増える点も考慮しましょう。
ハンコンのおすすめメーカー
ロジクール(Logicool)
「ロジクール」は、1981年に創設されたコンピュータ周辺機器メーカーです。音楽やゲーミングに関する製品を多く手掛けており、高級なハイエンドモデルから低価格なモデルまで、幅広いアイテムを取り扱っています。
ロジクールのハンコンは、独自のFFB機能が搭載されたモノをラインナップしているのが特徴。さまざまな振動が手に伝わるため、リアルなレース体験が味わえます。LED機能が備わったモノは、視覚的に楽しめるのが魅力です。
スラストマスター(Thrustmaster)
「スラストマスター」は、ゲーミングデバイスの製造や販売を行っているブランドです。「熱意、品質、革新」をコアバリューとしており、コントローラーやオーディオなどのアイテムを手掛けています。
スラストマスターのハンコンは、リアルな操作感を味わえるのが特徴。深い没入感や臨場感のなかでレースが楽しめます。PSのライセンスが付与されているモデルもあり、安定して使用できるのも魅力です。
ホリ(HORI)
「ホリ」は、1970年に設立されたゲーム周辺機器メーカーです。「心地よい社会 心地よい会社 心地よい人生」創りをモットーとしており、幅広いゲーム機のコントローラーを手掛けています。
ホリのハンコンは、ステアリングの切れ角を切り替えられる機能をはじめ、独自の機能が備わっているのが特徴。なかには、素早くハンドルを切る際に手が滑りにくいよう、ラバーが施されているモデルもあります。
ハンコンのおすすめ
ロジクール(Logicool) G29 Racing Wheel & Pedal LPRC-15000
デュアルモーターのフォースフィードバックが搭載されているハンコンです。車へかかる幅広い力を忠実に再現するため、実際に車を運転しているような感覚が得られます。
回転角度は、ロック・トゥ・ロックで900°。実際のスポーツカーのハンドルと同じなので、リアリティを追求したい方におすすめです。また、ハンドルには、向きが視覚的に把握できるストライプが配されています。
ハンドル上に十字キーやボタン、パドルシフターがあるのもポイント。手が届く範囲でコントロールでき、操作性に優れます。さらに、中央にはLED式インジケーターライトが備わっており、シフトアップ・シフトダウンのタイミングが視覚的に判断できます。
スロットル・ブレーキ・クラッチの3ペダルが付属。本物のレーシングカーのように加速や減速、変速が行えます。床をしっかりと掴むラバー素材がペダルの底面に用いられているため、安定して設置できます。
ロジクール(Logicool) G923 Racing Wheel & Pedal
ロジクール独自のFFB機能である「TRUEFORCE」を搭載したハンコンです。道路の表面や地形の変化、タイヤのグリップ、重力など、さまざまな振動や衝撃が手に伝わります。深い没入感やリアルなレース体験を味わいたい方にぴったりです。
REVインジケーターを内蔵。色分けされたLEDからエンジンの回転数が一目で視認できるため、ギアシフトがタイミングよく行えます。トラクションやブレーキなどを制御可能なダイヤルがあるのもポイントです。
クランプによる固定方式を採用しており、テーブルにしっかりと取り付けられるのも魅力。安定したプレイが楽しめます。PS5やPS4のほか、PCにも対応。幅広いレーシングゲームでの使用におすすめのアイテムです。
スラストマスター(Thrustmaster) ステアリングコントローラー T128
「HYBRID DRIVE テクノロジー」が用いられたフォースフィードバックシステムを搭載しているハンコンです。マシンの重量や路面の状態、ほかのマシンと接触した際の衝撃などがステアリングホイールを通して手に伝わります。
ハンドルの真ん中に、4色のLEDストリップがあるのも特徴。エンジンの回転数が一目で視認できます。ギアチェンジの必要がある場合にはLEDが点滅。シフトの管理を適切に行えて便利です。
回転角度は270~900°。また、クランプによる取り付け方式が採用されており、厚さが5.5cmまでの机やテーブルに対応しています。設置の際、特別な工具は必要としません。
精度の高いペダルセットが付属し、キレのある加速と安定したブレーキングが実現可能。PS4・PS5・PCでレースゲームを楽しみたい方におすすめのアイテムです。
スラストマスター(Thrustmaster) T300 FERRARI INTEGRAL RACING WHEEL ALCANTARA EDITION
レーシングチームのフェラーリとPSの公式ライセンスが付与されているハンコンです。高速でパワフルなブラシレスサーボモーターを搭載。レース内でのリアルな感触や、静かなレース体験が味わえます。
スラストマスター独自の磁気テクノロジーや、非接触型システムの「HallEffect AccuRate Technology」などを採用。優れた耐久性が備わっているため、長く愛用できます。また、長期間使用しても精度が落ちにくいのも特徴です。
エコシステムに対応しているので、ステアリングホイールを手軽に交換可能。スラストマスターが出している別シリーズのステアリングホイールも使えます。ペダルの数は3つ。本格的な操作が楽しめるモデルを探している方におすすめのアイテムです。
スラストマスター(Thrustmaster) T248
ディスプレイを内蔵したペダル同梱のハンコンです。ギア比や回転数、ベストタイムなど、さまざまな情報を手元で確認できます。十字キーや各種ボタンもあり、手動で設定が変更できるのも特徴です。
3種類のFFB機能が搭載されているのもポイント。「FFB 1」では操作に対する100%のフィードバックが、「FFB 2」ではスキッド制御に特化したフィードバックが体感できます。「FFB 3」では縁石への乗り上げや横滑りなど、すべての効果が明確に体感可能です。
スラストマスター独自の「H.E.A.R.T磁気技術」を採用し、ギアシフトが素早く操作できるのも魅力。また、PSの公式ライセンスを取得しています。さまざまなゲームに対応しており、深い没入感が味わえるおすすめモデルです。
スラストマスター(Thrustmaster) T300RS GT Edition
高速かつパワフルなブラシレスサーボモーターが搭載されているハンコンです。実際のレースで発生するさまざまな衝撃や路面の情報をユーザーの手に伝達します。静音性に優れ、時間帯を問わず使用できるのも特徴です。
コースからの情報を平滑化する、スラストマスター独自のデュアルベルトシステムを採用。ステアリングを切っても反応しないデッドゾーンがなく、滑らかな操作が楽しめます。また、十字キーなどの主要キーが手の届く範囲に配置されているのもポイントです。
設置はクランプによる固定方式。大人気レースゲーム「グランツーリスモ」とPSの公式ライセンスを取得しているおすすめモデルです。
スラストマスター(Thrustmaster) FERRARI 458 SPIDER RACING WHEEL
レーシングチームのフェラーリと、Xbox Oneの公式ライセンスが付与されているハンコンです。ハンドル部には、バンジーコード機構を採用。ハンドルがどのような回転角度の状態であっても、直感的にコントロールできます。
ステアリング感度をカスタマイズできるのも特徴。4種類のプリセットも備わっており、ゲームタイトルに合わせて、自由に設定変更できます。また、中央クランプシステムが用いられ、幅広い机やテーブルに取り付けが可能です。
幅の広いフットレストが付いたペダルが使われているのもポイント。ブレーキペダルには、プログレッシブ抵抗ユニットが使用されています。加えて、各ペダルの傾き角度は調節が可能。好みに合わせて、自由に傾斜が変えられます。
比較的価格が安いため、初めてハンコンを購入する方や初心者にもおすすめです。
ホリ(HORI) レーシングホイールエイペックス SPF-004
ステアリングの切れ角を180°から270°に切り替えられるウイニングモードが搭載されたハンコン。ステアリングのデッドゾーンも調節できます。
方向キーを方向パッド・Lスティック・Rスティックの3種類に切り替え可能。Lパドルをはじめとした、6ボタンのアサイン変更も可能です。さらに、ハンドルを握りながら素早くシフト変更できる「パドルシフト」機能も備わっています。
クランプ方式と吸盤方式の2種類からハンドルの固定方式が選択可能。また、ペダルには、正確なブレーキングができるアナログ感知式のモノが採用されています。優れた機能性と高い操作性を有しているおすすめモデルです。
ホリ(HORI) レーシングホイールエイペックス NSW-429
レースで勝利するための機能が複数用意されているハンコンです。ステアリングの切れ角を、270°から180°に切り替えられる「ウイニングモード」を搭載。必要最低限の動きでハンドリングできます。コーナーが多いコースで、レースを優位に進められるのが魅力です。
ステアリングを回しても反応しないデッドゾーンの範囲を調節できる機能を採用。加えて、ステアリングを握りながらシフトが操作できる機能も備わっています。
直進のしやすさや曲がりやすさなどを細かく調節可能な、リニアリティ調節機能も便利。また、アナログ感知式で、正確なアクセルワークやブレーキングができるフットペダルも付属しています。
吸盤・クランプによる固定に対応し、シーンに合わせて選択可能。なお、PCで用いる場合は、Xinput対応のゲームで使用できます。自由度の高いモデルを探している方におすすめのアイテムです。
ホリ(HORI) マリオカートレーシングホイール for Nintendo Switch NSW-204
大人気レーシングゲームのマリオカートをモチーフに作られたハンコンです。ハンドル中央部に大きく設けられた「M」のボタンでアイテムが使用できます。操作方法が分かりやすいため、子供でも簡単に使えるモデルを探している方にもおすすめです。
ボタンホールド機能が備わっているのもポイント。ZLボタンを一度長押しすれば、ボタンを離した後もアイテムが車体の後ろに付いた状態をキープできます。
自分のプレイスタイルや好みに合わせてボタンの配置を自由に変更できる、ボタンアサイン機能を搭載。また、本物のレーシングカーをイメージして作られたペダルが採用されています。
ホリ(HORI) マリオカートレーシングホイール DX for Nintendo Switch NSW-228
一般的なレーシングカートと同じ直径280mmのステアリングが採用されているハンコンです。パンチング加工が施されたラバーグリップが配されているため、しっかりと握れます。滑りにくいので、長時間の使用にもおすすめです。
自分のプレイスタイルに合わせてボタンの役割を変えられるアサイン機能を搭載。加えて、アイテムをカートの後ろに付けたままにできるボタンホールド機能も備わっています。
ステアリングの切れ角を270°から180°に切り替えるウイニングモードや、直進のしやすさ・曲がりやすさを細かく変更できるリニアリティ調節などを有しているのもポイント。機能性に優れたモデルを探している方に適したアイテムです。
AVIOR ステアリングコントローラー V3Pro
PS4やXbox One、Nintendo Switchなど、さまざまな機器に対応しているハンコンです。最大回転角度は180°。少ない動きで、しっかりとコーナーを曲がれます。グリップ力が高く、滑りにくいのが特徴です。
ステアリング径は260mm。レーシングカーさながらの操作を体感できます。さらに、デュアルバイブレーションモーターを搭載。本物のレーシングカーを操作しているような振動や、臨場感のあるプレイが楽しめるモデルを探している方にもおすすめです。
シフトレバーとコントローラーの一体化構造を採用。また、フットペダルには、安定性に優れたフットレストが付いたモノが使われています。
近年、さまざまなメーカーからハンコンが発表されています。一口にハンコンといっても、その種類はさまざま。モデルによって搭載機能や回転角度などが異なるため、ニーズなどに合わせて選ぶのがおすすめです。本記事を参考に、ぜひお気に入りのハンコンを手に入れてみてください。