最近、eスポーツの盛り上がりとともに注目されているのが、「アケコン(アーケードコントローラー)」です。レバーと複数のボタンが搭載されており、PS4やPCでもゲームセンターのアーケードゲーム機と同じ感覚で楽しめるのが魅力。特に、格闘系のゲームでは、コマンドの入力やボタンが押しやすいといったメリットがあります。
そこで今回は、おすすめのアケコンをランキング形式でご紹介。選び方やおすすめメーカーも解説するので、ぜひチェックしてみてください。
アケコンの選び方
操作方法で選ぶ
レバータイプ

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レバータイプは、上部に丸いグリップの付いたレバーを360°任意の方向に倒すことで操作する、一般的なタイプのアケコンです。特に、アーケードパーツの老舗メーカーである三和電子のレバーは、動きが軽く回転させる動作も容易にできると人気。よりゲームセンターに近い環境でプレイしたい方は、三和電子のレバー搭載モデルをチェックしてみてください。
レバーレスタイプ

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レバーレスタイプは、方向入力もボタン操作のみで行うタイプのアケコンです。プロゲーマーも使用していることから、eスポーツ業界でも話題になっています。コマンドの入力操作が最短で行えるため、格闘系のゲームにおすすめです。
なお、試合での高い優位性ゆえに公式大会での使用を禁止しようとする動きもあるなど、今後の動向にも注目が集まっています。
プレイスタイルで選ぶ
机置き

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アケコンを机の上に置いて使用するのであれば、サイズの大きなワイド天板タイプがおすすめです。特に、ボタン下のエリアに手を乗せるスペースがあることにより、長時間プレイによる手の疲労を軽減します。
また、天板に置いた手首を軸にして動かせるため、操作が安定するのもメリット。ある程度の重さがあり、机の上で安定しやすいのも魅力です。
膝置き

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アケコンを膝の上に置いて使うのであれば、コンパクトで軽量なタイプを選びましょう。ワイド天板タイプのような大きなモノは、膝の上での収まりが悪いうえ、あまり重いと長時間のプレイで膝が痛くなってしまう可能性があります。製品の重量は2kg前後のモデルが膝の負担になりにくく、安定した操作ができるのでおすすめです。
対応ハードをチェック

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アケコンを選ぶ際は、自分がプレイしたいゲーム機やPCに対応したモノを選ぶのが大切。USB接続ができるからといって、ゲーム機本体に対応しているとは限りません。また、PCで使う場合は、搭載されているOSに対応しているかも大切なポイント。Windowsのバージョンによっては、使用できないモノもあるので注意しましょう。
PS4に接続して使用するのであれば、タッチパッドを搭載したモデルがおすすめです。タッチパッドはPS4の純正コントローラーにも搭載されており、ゲームをする際に何らかのコマンド機能が割り当てられている可能性もあります。
静音性をチェック

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レバー入力の際に発生する操作音や、ボタンを押す打鍵音はアケコンを使用しているプレイヤー共通の悩み。ゲームセンターでは気にならなかった操作音も、静かな自宅ではうるさく感じることがあります。
深夜にプレイすることが多い方や、隣室への音漏れが気になる方には、静音設計モデルがおすすめ。レバーに機械式でなく光学式スイッチを採用するなど、音を抑える工夫が施されています。周りに気兼ねすることなく、操作に集中できるのが魅力です。
機能性をチェック
安定性が高い「滑り止め機能」

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滑り止め機能があるかどうかも、快適にプレイするための重要なポイントです。本体底面に滑り止めマットが付いたモデルであれば、素早いレバー操作をしても机上や膝上でアケコンがズレるのを防げるため、安心してプレイできます。
パーツ交換しやすい「開閉機能」

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アケコン購入後、ボタンやレバーなどのパーツ交換を考えている方には、天板の開閉機能を備えたモデルがおすすめです。工具を使うことなくボタンひとつで内部にアクセスできるのが魅力。パーツの接続に半田付けを使わず、脱着可能なファストン端子を採用している製品であれば、さらに簡単に交換が行えて便利です。
ボタンの色を変更したり、より高性能なパーツを取り付けたりとカスタマイズしたい方は、ぜひチェックしてみてください。開閉機能を搭載していない製品でも、ドライバーで本体のネジを外すなどしてパーツ交換をすることはできますが、メーカー保証が効かなくなる可能性もあるので注意しましょう。
アケコンのおすすめメーカー
ホリ(HORI)

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ホリは神奈川県に本社を構える、ゲーム機用周辺機器の製造・販売を手がけている会社。創業は1967年と古く、アケコンにおいても老舗メーカーのひとつです。
光学式スイッチや吸音素材を使用したパーツを搭載することで、静音性を高めた「サイレントシリーズ」は、操作音に悩むゲーマーに人気。基本性能の高さに加えて、ゲームを楽しむための付加機能を搭載したモデルを展開しているメーカーです。
クァンバ(Qanba)

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クァンバは2009年に中国で設立された、主にアケコンや関連製品を製造・販売している会社です。当時、中国製のアケコンには納得できる性能のモノがなかったため、格闘ゲーム好きの創業者が自ら満足できる製品を作ろうと会社を立ち上げました。
初心者向けモデルからプロゲーマーが使用するハイエンド機まで、幅広い製品を展開。自社でも積極的にレバーやボタンなどのパーツ開発を行っています。低価格でも高性能な製品が特徴です。
マッドキャッツ(Mad Catz)

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マッドキャッツは、1989年にアメリカで設立されたテレビゲーム用コントローラーメーカーです。eスポーツ業界に早期から参入しており、梅原大吾選手と契約を行い、日本初のプロゲーマーを生み出したことで知られています。
マッドキャッツのアケコンは、安価ながら高品質。アーケード筐体と同じパーツを使用していたり、遅延が少なかったりと、プロ仕様のモデルがラインナップされています。コスパに優れた製品を探している方におすすめのメーカーです。
アケコンのおすすめランキング|レバータイプ
第1位 クァンバ(Qanba) Drone 2 アーケード ジョイスティック
PS4・PS5に正式に対応したカジュアル・ビギナープレイヤーにおすすめのアケコンです。本格的なアケコンと同様に30mmボタン8個のレイアウトを採用。軽量かつ耐久性に優れているので、持ち運びがしやすいだけでなく、手軽に扱えます。
コンパクト設計のため、省スペースで設置できるのも魅力のひとつ。手首を乗せる部分に滑りにくい表面加工が施されているため、安定した操作が可能です。「COMPATIBILITY スイッチ」を切り替えて接続することで、PS4・PS5だけでなく、PCでも使用できます。
本体裏面の蓋を外すことでレバーボールを交換できる点もメリット。場所を問わず使いやすい汎用性の高いモデルを探している方はチェックしてみてください。
第2位 クァンバ(Qanba) Obsidian
PS3・PS4・PCに対応したハイエンドモデルのアケコンです。ゲームセンターのゲーム筐体に使用されている三和電子のレバーとボタンを採用しているのが特徴。ゲームセンターと変わらない本格的な操作性や高精度な入力、耐久性を実現しています。
本体背面のネジを外すことで、ボタン・ジョイスティックレバー・レバーボールの交換などが可能でき、カスタマイズ性に優れているのも魅力のひとつ。ソニーの公式ライセンスを取得しているため、安心して使用できる点もメリットです。
本体底面には滑り止めマットを採用しているので、操作性も良好。USBケーブル収納スペースを備えているため、収納や持ち運びも手軽に行なえます。
第3位 ホリ(HORI) ファイティングスティックα SPF-013
自分好みの使用感にカスタマイズできるアケコンです。ハードウェア切替機能を搭載し、PS4・PS5だけでなく、PCでも使用できます。
天面のデザインシートは交換可能なため、自分だけのオリジナルデザインで使用できるのも魅力のひとつ。また、ボタンを誤って押してしまうのを予防できる「キーロックモード」を採用している点もメリットです。
専用アプリと連携することで、方向パッド・アナログスティック切り替え機能、ボタン割り当て機能、プロファイル機能などを設定可能。底面には滑り止めマットを採用しているので、安定したゲームプレイを楽しめます。
第4位 ホリ(HORI) リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch NSW-006
シンプル設計で扱いやすいレバータイプのアケコンです。従来のボタンより厚みを1.4mm、ストロークを0.3mm短縮しており、ボタンの戻りが早いのが特徴。素早い入力を可能にするので、プレイに集中できます。
また、ボタンの角も丸く加工されているため、スライド入力や擦り連打などがスムーズに行えるのも魅力のひとつ。本体表面はマット調の加工が施されているので、指紋や傷による汚れを予防できる点もメリットです。
高さ約58mmと薄めの低重心設計を実現しており、激しい操作を行っても優れた安定性でプレイしやすいのもおすすめポイント。Nintendo Switch向けに設計されていますが、XInputに対応し、Windowsでも使用可能です。
第5位 マッドキャッツ(Mad Catz) EGO Arcade Stick GAPCCAINBL000-0
カスタマイズ性に優れた高性能なアケコンです。三和電子のアーケードパーツに加えて、8個のボタンレイアウトを採用し、本格的な操作性を実現しているのが特徴。本体背面を開閉することで、トップパネルやアーケードジョイスティック、ボタンなどを自由にカスタマイズできます。
PS4・Xbox One・Nintendo Switch・PCなど、幅広いプラットフォームと互換性があるのも魅力のひとつ。さまざまな格闘ゲームに対応できます。また、ボタンの誤作動を予防する「キーロック」や、ボタンの連射ができる「ターボ」などの便利機能が充実しているのもポイントです。
上面パネルは着脱可能なので、自分好みのスキンに入れ替えて楽しめます。
第6位 8BitDo アーケードスティック for Switch & PC
レトロコントローラーのようなユニークなデザインが魅力のアケコンです。Bluetooth・2.4GHzワイヤレス・USB Type-C有線に対応しているのが特徴。SwitchモードとPCモードを切り替えることで、幅広いプラットフォームでプレイできます。
ボタンは24mmと30mmの2種類から選択でき、自分の使いやすい操作性を実現できるのも魅力のひとつ。ジョイスティックも幅広いタイプに対応しているので、カスタマイズ性も良好です。
専用ソフトと連携することで、ボタンマッピングをカスタマイズしたり、任意ボタンの組み合わせでマクロを作成したりできる点もメリット。ワイヤレス時は1回のフル充電で約30時間使用できるので、1日中時間を気にせず使えます。
第7位 ホリ(HORI) ファイティングスティック mini for Nintendo Switch NSW-149
比較的リーズナブルに購入できるコスパに優れたアケコンです。コンパクトサイズながら手にフィットしやすい設計のため、長時間でも快適にプレイ可能。持ち運びしやすいのも特徴です。
幅広いゲームに対応できる一般的な8ボタン配置を採用しているのも魅力のひとつ。抵抗が小さく、摩擦が少ない「Vカットハウジングカム構造」により、滑らかな入力と優れた耐久性を実現しているのもポイントです。
5回/秒・10回/秒・20回/秒から選べる「連射/連射ホールド機能」を搭載している点もメリット。USBケーブル接続に対応し、Nintendo Switchだけでなく、Windows PCでも使用可能です。
第8位 GameSir C2アーケードファイトスティック
本格的なプレイ体験を実現できるアケコンです。ゲーミングセンターでも使われている三和電子のジョイスティックとボタンを採用。PS4・Nintendo Switch・Xbox One・Windows・Androidなど、幅広いプラットフォームに対応しているのも特徴です。
天板イラストとアートワークは交換可能なため、自分好みのデザインにカスタマイズできるのも魅力のひとつ。また、誤作動を予防できる「キーロック機能」を搭載している点もメリットです。
さらに、手軽にボタン連打ができる「TURBOトグルスイッチ」を搭載しているのもポイント。汎用性に優れたモデルを探している方におすすめです。
第9位 マッドキャッツ(Mad Catz) T.E.3 アーケードスティック GAPCCAINBL001-0J
評価の高い「T.E.(トーナメントエディション)」シリーズの3代目機種。サイズはW357×H96×D393mm、重さは3.9kgで、据え置きはもちろん、膝の上に置いても安定感があるのが特徴です。
レバーとボタンは耐久性の高い三和電子のパーツを採用。誤作動を防ぐキーロックを設定できるほか、連射を有効にできるターボ機能も用意されています。
また、本体に取っ手がついており、持ち運びに配慮されているのもポイント。両端はストラップが通せる仕様となっており、肩掛けや襷掛けに対応できるのも魅力です。
なお、本製品を使用する際は事前に各コンソールのコントローラーと接続して、ペアリングしておくことが必須。ひと手間かかる点には留意しておきましょう。
第10位 ホリ(HORI) リアルアーケードPro.V サイレントHAYABUSA PS4-090

静音性に優れたスティックとボタンを採用したおすすめのアケコンです。光学式スイッチを搭載しているのに加えて、スティックのスイッチ音を静音化しているのが特徴。ボタンに関しても、打鍵音吸収素材を採用しているため、衝撃音を軽減できます。
高さ約58mmの薄型化による低重心設計により、激しい操作時でも安定した操作性を実現。設定用のボタンを本体側面に配置しているため、ゲームプレイ中の誤動作を予防できるのも魅力です。
本体背面にタッチパッド機能を搭載しており、タッチパッド操作が必要なゲームに対応している点もメリット。ステレオヘッドホン・マイク端子も備えているので、ヘッドホンやイヤホンを装着してゲームを楽しめます。
アケコンのおすすめランキング|レバーレス
第1位 Hit Box レバーレスゲームコントローラー
人間工学に基づいたデザインで、手・手首・肘への負担が少なく快適にプレイできるアケコン。レバーレスのため、厚みがなくスマートに持ち運べるのが特徴です。
日本のゲームセンターで多く採用されている三和電子のボタンを採用することで、本格的な操作性を実現しているのも魅力。底面は滑り止め仕様で、テーブルにしっかり固定して使えます。
Nintendo Switch・PS4・PCの互換性があり、幅広いゲームに対応可能。長時間プレイする方や、持ち運んで使いたい方におすすめです。
第2位 ヴィクトリクス(Victrix) Victrix Pro FS-12 052-008-BTN

PS4・PS5に対応したレバーレスのアケコンです。プロ仕様の24mm・30mmの三和電子ボタンとPSタッチパッドを搭載しており、正確な入力をできるのが特徴。人間工学に基づいたボタンレイアウトで、快適な操作性を実現しています。
モード切り替えスイッチを採用しており、PS4・PS5・PCで使用可能。また、バックパネルから内部にアクセスできるため、パーツ交換などを手軽に行えるのも魅力です。そのほか、航空機レベルの耐久性を有するアルミニウムを採用しているので、安心して持ち運べます。
eスポーツの盛り上がりによって注目されているアケコン。最近は、静音性能を高めたモデルや内部へのアクセスを容易にしたモデルなど、特徴のあるさまざまなタイプが販売されています。ぜひ自分の使い方に合ったモデルを選び、格ゲーライフを楽しんでみてください。