スマホやタブレットを部屋の電源コンセントで別々に充電したり、電源タップに複数の充電ケーブルをつないだりするのは、見た目が悪いだけでなく使い勝手もよくないもの。充電ステーションは、複数のデバイスを充電する際に活躍するアイテムです。
そこで今回は、充電ステーションの選び方とおすすめ製品をご紹介します。ポートの数や大きさ、デザインなどをチェックし、自分に合うモノを選んでみましょう。
充電ステーションの選び方
充電するデバイスに合わせたモデルを選ぼう

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実際に充電したいデバイスに適した充電ステーションを選ぶのがポイント。厚みのあるタブレットやワイヤレスイヤホンなどを充電したい場合は、スタンド部分の仕切りを移動してサイズを調節できるモデルがおすすめです。
また、搭載されているポートの数にも注目。家族全員分の機器をまとめて充電したい場合は、同時に充電できる端末の数が家族の端末の数よりも多いタイプを選びましょう。
充電端子の種類をチェック

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搭載されている充電端子の種類も、充電ステーションを選ぶ際の重要なポイント。多くの充電ステーションは、USB Type-Aポートを搭載しており、一部のモデルにはType-Cポートも用意されています。
既にType-Cのケーブルを持っている場合は、Type-Cポートを搭載した充電ステーションがおすすめ。また、高出力を求める場合も、Type-C搭載モデルが適しています。
ワイヤレス充電対応のモデルも人気

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充電ステーションのなかには、ワイヤレス充電に対応したモデルがあります。Qi規格に対応するスマートフォンやワイヤレスイヤホンを置くだけで充電できるので、対応機器を持っている方であれば便利に活用できます。
また、Apple Watch用の充電ホルダーやMagSafe用のワイヤレス充電器を搭載したモデルもあるため、Apple製品のユーザーはぜひチェックしてみてください。
タイプで選ぶ
スタンドタイプ

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本体に充電機能が搭載されており、端末を付属のスタンドに立て掛けながら充電できるのがスタンドタイプ。仕切りを動かせるモデルやワイヤレス充電に対応したモデルなどもあり、充電したいデバイスに合わせて柔軟に使用できます。
USBポートの数によって充電できるデバイスの数が変わるため、事前によくチェックが必要。また、各ポートの出力も確認しておくと安心して使用できます。
ボックスタイプ

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ボックスタイプは、内部にテーブルタップや多ポートを搭載した充電器などを収納して使用する充電ステーション。散らかりがちなケーブル類を極力隠しながら使用できるので、多くのデバイスをスッキリと充電しやすい点が特徴です。
充電器やテーブルタップ、ケーブルなどを別途用意しなければならない点はデメリット。一方、安価なモデルが多く揃っています。
安全性をチェック

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一度に複数の端末を充電する充電ステーションを使う際には、安全性もチェックしておきましょう。まず確認したいのが、法律が定める基準をクリアした製品に付けられる「PSEマーク」の有無です。PSE適合製品であれば安全基準を満たしているため、安心して使用できます。
また、接続機器を自動判別して電流を調節する「スマートIC」を搭載した製品もおすすめです。スマートIC対応の充電器は過剰な電流が流れるのを防ぐので、過電流によるトラブルを避けられます。さらに、それぞれのスマホの能力に合わせた急速充電も可能です。
そのほか、充電する端末がiPhoneやiPadなどのApple製品のみの場合は、Appleが定める性能基準を満たした「Apple公式認定品」の充電ステーションを使うのがおすすめ。「MFi認証」を取得した製品は内部にスマートチップが組み込まれており、過熱や過電流、過電圧などによるトラブルへの対策ができます。
デザイン性をチェック

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充電ステーションは目に付く場所に置くことが多いため、デザイン性も重視したいところ。ナチュラルインテリアのダイニングには木製のモノを選んだり、モダンインテリアのリビングにはシンプルでスタイリッシュなモノを選んだりすると、スッキリするだけでなくおしゃれな雰囲気を演出できます。
また、棚やテーブルに置くタイプだけでなく、電源コンセントに設置するモノもあるのでチェックしてみてください。スマホをさりげなく充電できるデザインのモノを選べば、インテリアのアクセントにもなります。
充電ステーションのおすすめメーカー
アンカー(ANKER)

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アンカーは、急速充電器やモバイルバッテリーなど、充電関連のアイテムを中心に取り扱うメーカー。ほかにも、オーディオ機器のSoundcoreや家電のeufy、プロジェクターのNEBULAなど、さまざまなブランドを手掛けています。
アンカーは、ワイヤレス充電に対応した充電ステーションを展開しているのが特徴。Apple Watchに対応したモデルも多いので、Appleユーザーの方におすすめです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)

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サンワサプライは、パソコン周辺機器を取り扱うメーカー。キーボードやマウスなどのほか、スピーカーやヘッドセットなどのオーディオ機器、パソコン用のデスクやチェアなど幅広いジャンルのアイテムを販売しています。
サンワサプライは、スタンドタイプとボックスタイプ、両方の充電ステーションを販売。種類も豊富なので、予算や用途に応じた選択が可能です。
ニトリ

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ニトリは大手の家具メーカー。家具やインテリア用品、収納アイテムやキッチングッズなど幅広い製品を取り扱っているのが特徴です。おしゃれなデザインのアイテムが多く、価格も抑えられているので、コストパフォーマンスにも優れています。
ニトリの充電ステーションは、シンプルな設計が特徴。インテリアの種類を問わず使いやすい点が魅力です。
充電ステーションのおすすめアイテム|スタンドタイプ
アンカー(ANKER) 544 Wireless Charger B2575J11-1
4台のデバイスをまとめて充電できるおすすめの充電ステーション。スマートフォン向けのワイヤレス充電スペースとApple Watchホルダーのほか、Lightningコネクタが搭載されているので、iPhoneなども一緒に充電できます。
ワイヤレス充電スペースは、Qi規格に対応。iPhoneはもちろん、GalaxyのようなAndroidスマートフォンもワイヤレス充電できます。また、極端に厚くなければケースを装着したまま充電できる点も魅力です。
USB Type-Cポートが搭載されているのもポイント。別途ケーブルを用意すれば、Androidスマートフォンやタブレットなどを急速充電できます。
異物検知機能や温度管理機能などを搭載しており、安全面も良好。複数のデバイスを安全かつスムーズに充電できます。
アンカー(ANKER) 533 Magnetic Wireless Charger B2597111
Apple製のデバイスをメインに使っている方におすすめの充電ステーション。iPhone 13や12などのMagSafeに対応したシリーズを充電できるマグネット式ワイヤレス充電器のほか、シンプルなパッド型の充電器も搭載されています。
Apple純正のApple Watch用充電器をセットできる、ホルダーが用意されているのもポイント。充電器をセットすれば、Apple Watchを横向きにセットして充電でき、合計3つのデバイスを1か所にすっきりとまとめられます。
マグネット式のワイヤレス充電器部分は、角度調節にも対応。最大で40°まで調節できるため、動画を視聴したりビデオ通話をしたりしながら充電もできます。
アンカー(ANKER) 333 Wireless Charger B2589111
シンプルで使いやすい、おすすめの充電ステーション。パッド型とスタンド型の充電器のほか、Apple Watch用の純正充電器を取り付けられるホルダーが組み合わされているので、最大で3台の機器を同時に充電できます。
スタンド型のワイヤレス充電器部分は、iPhoneだけではなくPixelやGalaxyなどのAndroidスマートフォンも充電可能。充電しながらでも操作しやすい角度に設計されているため、動画を見たりメッセージに返信したりできます。
安全機能が充実している点も魅力のひとつ。異物検知機能や温度管理機能のほか、バッテリーセルを保護する機能なども搭載されているので、大切なデバイスを安心して充電できます。
アンカー(ANKER) PowerWave+ 3-in-1 Stand with Watch Holder B2579111
コンパクトながら3台のデバイスを充電できる、おすすめの充電ステーション。ワイヤレス充電器はパッド型とスタンド型の2種類が組み合わされており、スマートフォンはスタンド型、イヤホンはパッド型といったように使い分けられます。
Apple Watch用の充電器をセットできるホルダーも搭載。底面のカバーを取り外すと、ケーブルを巻き付けられるスペースが設けられているので、すっきりと配線しながらApple Watch用充電器を取り付けられます。
充電器にケーブルが付属するのも魅力。別途用意しなくても購入後すぐに使い始められます。また、付属の充電器はQuick Charge 3.0に対応。最大18Wの出力で充電できるため、単体でも活用できます。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) USB充電ステーション 700-AC032
複数のデバイスを収納しながらパワフルに充電できる、おすすめの充電ステーション。本体の側面にUSB Type-Aポートが横並びで10基搭載されているので、合計10台のスマートフォンやタブレット、イヤホンなどを1か所で充電できます。
1ポートあたりの出力は、2.4A。最大で合計15Aの出力に対応しています。iPhoneシリーズであれば7~8台、iPadシリーズであれば約6台を同時に充電可能。また、スマートフォンと一緒にモバイルバッテリーを充電したいときにも役立ちます。
本体上部には仕切り板を搭載。デバイスを寝かせずに立てた状態でスッキリと充電できます。さらに、各仕切り板は場所の調節も可能。モバイルバッテリーやイヤホンなど、充電したい機器に合わせたサイズに調節しながら使用できます。
底面には滑り止めのゴム足も搭載。本体と設置面を離して熱のこもりを防止する効果も期待できます。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 充電器ステーション 700-AC020W
さまざまなデバイスの充電に対応した、おすすめの充電ステーション。本体上部に仕切り板が用意されており、合計で6台までのデバイスをセットできます。仕切り板は、移動可能。スマートウォッチやモバイルバッテリーなどのサイズに合わせられます。
USB Type-Aポートを6基搭載。各ポートの出力は2.4A、合計出力は最大9.6Aまで対応しています。iPadなら約4台、iPhoneなら約5台を同時に充電可能。もちろん、Androidデバイスも充電できます。
ケーブルを接続しなければ、スマホスタンドやタブレットスタンドとしても使用可能。仕切り板に貼り付けるクッションスポンジや滑りを防止するゴム足なども用意されているため、安心したスタンドとして使用できます。
PSEに適合しているのも魅力。過電流を検知すると動作が停止するので、安全に使用できます。
ベルキン(belkin) MagSafe 3-in-1 Wireless Charger 15W WIZ017dq
iPhoneと周辺機器をまとめて充電できるおすすめの充電ステーション。MagSafeに対応したiPhoneシリーズのほか、AirPodsとApple Watchを充電できるスペースが用意されています。
iPhoneは、縦向きと横向き両方の設置に対応。iPhone 14・13・12シリーズを最大15Wの出力で素早くワイヤレス充電できます。Apple Watchも高速充電できるので、急いで充電したい場合にも活用可能です。
Made for MagSafeやMade for Apple Watchなどの各種認証を取得しているのも特徴のひとつ。安心して長期間使用したい方におすすめです。
ファーゴ(Fargo) USB WALL PT221
木目調のデザインがおしゃれなおすすめの充電ステーション。壁のコンセントに直接接続して使うスタイルを採用しています。あたたかみのある木目調のデザインなのでインテリアに馴染みやすく、さまざまな部屋で使用可能です。
本体上部にはスタンドも用意。USBポートが2基搭載されているため、スタンドにスマートフォンを寝かせた状態で充電できます。また、家電を接続して使用できるACコンセントが2口搭載されています。おしゃれなコンセントカバーを探している方にもおすすめです。
首佩 USB充電ステーション CS61
アクセサリー用のスペースが用意されたおすすめの充電ステーション。スマートフォンやタブレットを設置するスペースが6か所設けられているほか、イヤホン用のスタンドとApple Watch向けの充電器も搭載されています。
搭載されているUSB Type-Aポートの数は6個。最大で合計50Wの出力に対応しているので、iPhoneやiPadなどの機器をまとめて充電できます。充電中には青色のLEDが点灯するため、動作状況をひと目で把握できるのも魅力です。
接続された機器を認識し、適切な出力に自動調節する機能にも対応。また、独自の保護テクノロジーも採用されており、安全に充電できる点も特徴です。
さらに、付属品も充実。microUSBケーブルとType-Cケーブル、Lightningケーブルが2本ずつ同梱されています。
首佩 4ポートタイプC充電ステーション PD42
パワフルな出力で素早く充電しやすい、おすすめの充電ステーション。5枚の仕切り板が搭載されており、スマートフォンやタブレットを立て掛けられます。仕切り板は取り外しにも対応しているので、厚みのある機器も充電可能です。
搭載されているポートは、USB Type-CポートとType-Aポートが2基ずつ。Type-CポートはUSB PDに対応しており、単ポート使用時は最大で60Wまで出力できるため、一部のノートパソコン用の充電器としても使用できます。
全ポートの最大合計出力は、72W。接続されたデバイスの種類や数に応じて、自動的に72Wから適切な出力が配分されます。
ケーブルやキャリングケースが付属する点も特徴。キャリングケースには仕切り板を入れるスペースも用意されているので、外出先に持ち運んで使用できます。
KwikBoost 壁掛け携帯電話充電ステーション KB-M8TS-WM-Basic

壁掛けタイプの充電ステーション。本体部分とマウント部分に分かれており、壁掛けスタイルで使用できるのが特徴です。マウントを壁にねじ止めすれば、本体を引っかけるだけで簡単に取り付けられます。
本体背面に充電器が搭載されており、スリットから前面に向かってケーブルを通して使用する仕組み。前面はスマートフォンやタブレットを立て掛けられるようになっています。
同時に充電できるデバイスの数は、合計で8台まで。microUSBケーブルとLightningケーブルが各3本、USB Type-Cケーブルが2本付属しています。各ポートは、最大で2.4Aの出力でデバイスを充電可能です。
ファンレス設計もポイント。充電中に騒音が発生しにくいので、自宅やオフィスなどさまざまな場所に導入できます。
充電ステーションのおすすめアイテム|ボックスタイプ
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ケーブル・配線ボックス 200-CB006LM
デスク上で使いやすい、おすすめの充電ステーション。本体内部はスペースが広く確保されているので、さまざまなテーブルタップをセットできます。上下左右の全方向を覆えるため、ホコリや汚れからタップやコードを保護可能です。
天板が2つに分かれており、取り付け方をカスタマイズできる点が特徴。フラットにセットすればスマートフォンを寝かせられるほか、片側のみ角度を付けるとスマートフォンを立て掛けられるので、スタンドとしても使用できます。
タップを入れたまま操作できる仕組みも魅力。前面と背面は大きく開くように設計されているため、内部のタップに簡単にアクセスできます。
ニトリ テーブルタップステーション 8732243
シンプルながら使いやすく人気の充電ステーションです。本体内部にUSB充電器やテーブルタップ、充電用のケーブルなどを収納できる構造を採用。長さ36.5cmまでのテーブルタップに対応しています。
手前には、スマートフォンや音楽プレーヤーなどを立て掛けられるスペースも用意。ケーブルを通すスリットも設けられているため、極力目立ちにくいように配線しながらスマートに端末を充電できます。端末を傷つけにくい、保護マットの搭載も魅力です。
本体前面が開閉する構造も特徴。スイッチで各ポートをオン・オフできるタイプのテーブルタップの場合は、取り出さずボックス内に入れた状態でも操作できます。
エレコム(ELECOM) スタンド付きケーブルボックス EKC-BOX004
ケーブルをスッキリとまとめられるおすすめの充電ステーション。一般的なテーブルタップであれば、約10口程度のサイズまで収納できます。両側面にスリットが搭載されているのも特徴。設置場所に合わせて、左右の好きな方向からケーブルを通せます。
蓋部分には、コードホールを搭載。ケーブルを外に通せるので、スマートフォンやタブレットを立て掛けながら充電できます。
底面には、排熱用のスリットも搭載。内部の温度上昇を抑えながら安全に使用できます。
イノマタ化学(Inomata-k) テーブルタップボックスステーション
ホワイトを基調としたデザインがシンプルなおすすめ充電ステーション。テーブルタップと充電器、ケーブルなどをまとめて収納し、スッキリとした配線を実現します。収納できるタップの長さは、最大36.5cmまでです。
スマートフォンやタブレットを立て掛ける機能も搭載。ケーブルを通すスリットも用意されているため、充電しながら動画を見たりビデオ通話したりもできます。
NuAns COLONY NA-CLN
おしゃれなデザインが魅力的な、おすすめの充電ステーションです。本体は3層構造を採用しており、1番下の層に多ポートの充電器をセット可能。2番目の層でケーブルを整理し、最上部にスマートフォンやタブレットを並べて使用します。
上部のスタンド部分に設置できるデバイスの数は、7台まで。2層目では、ケーブルの長さを調節したり使わないケーブルを隠したりもできます。また、本体を回転させるだけで2層目にアクセスできる構造も特徴です。
独自素材の採用もポイント。樹脂製ではあるものの、素材にストーンパウダーが混ぜ込まれており、石やコンクリートのような質感を実現しています。充電ステーションながら、インテリアの一部としても楽しめるので、見た目を重視する方にもおすすめです。
充電ステーションを使ってスマホやタブレットを整理すれば、見た目が整うだけでなく、充電スペースもコンパクトになるので一石二鳥です。また、各ケーブルの種類も判別しやすくなります。デバイスをスマートに充電し、サッと取り出せる快適さを実感してみてください。