数多くの種類が存在する「スコッチウイスキー」。なかでも「バランタイン」は、飲みやすさと奥深いコクをバランスよく有し、ウイスキー初心者の方でも楽しみやすいのが魅力の銘柄です。
また、バランタインのなかにもいくつかの種類があり、それぞれの味わいや楽しみ方が異なります。そこで今回は、さまざまな種類のバランタインをご紹介。お気に入りの1本を見つけてみてください。
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豊富な種類があり、世界中で高い人気を集める「スコッチウイスキー」。なかでも代表格ともいえる「バランタイン」は、大麦麦芽を原料とした「モルトウイスキー」と、穀物を使用した「グレーンウイスキー」をブレンドして造られる「ブレンデッドウイスキー」です。
バランタインは、ウイスキーの名門スコットランドの各地から厳選されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーを、40種類以上使用しています。香りと味わいのバランスがよく、軽やかな口当たりで飲みやすいのが魅力です。
バランタインの製法
バランタインは複数種類のウイスキーを掛け合わせて造られるブレンデッドウイスキーの一種。絶妙な原酒の組み合わせで、美味しく飲みやすい味わいを実現しているのがポイントです。また、味や香りの決め手となる7種類のシングルモルト「キーモルト」が存在します。
ブレンドされている原酒の特徴を知っていると、今まで気づけなかったバランタインの魅力を感じるきっかけになるので、ある程度ウイスキーに飲み慣れてきたらキーモルトにも挑戦してみるのもおすすめです。
バランタインのキーモルト
バランタインのキーモルトは、別名「魔法の7本柱」とも呼ばれています。デザートモルトとも呼ばれるほどの、甘い香りとフルーティーな味わいが特徴のスコッチウイスキー「スキャパ」。そのほか、潮の香りやオイリーさが特徴の「オールドプルトニー」、フレッシュな味わいが魅力の「バルブレア」も使用しています。
そして、クリーミーな味わいの「グレンカダム」や、芳醇でフルーティーな「グレンバーギ」も有名。さらに、クリーミーで力強さのある風味の「ミルトンダフ」、クセのあるスモーキーさが特徴の「アードベッグ」など、個性豊かなウイスキーを組み合わせています。
バランタインの歴史
バランタインは、1869年にバランタイン創業者のジョージ・バランタインが手がけたブレンデッドウイスキーが始まりです。当時、複数のウイスキーを組み合わせて造られたブレンデッドウイスキーは流行の真っ只中。ジョージは、貪欲にたくさんの知識を吸収し、エディンバラでのブレンダーを経て次第に評価されるようになります。
やがて、「バランタイン17年」の基礎となるレシピを完成。1895年に長男のアーチボルトがバランタインの専門店を開き、上流社会にも受け入れられるようになります。そして、当時のヴィクトリア女王より王室御用達の称号を授与され、世界的なブランドへと成長しました。
バランタインの種類
バランタイン(BALLANTYNE) ファイネスト
スコッチウイスキーのベストセラーともいえる「ファイネスト」。さまざまな種類があるバランタインのなかでも、クセと飲みやすさのバランスがよく、スコッチウイスキー初心者の方に向いている銘柄です。
また、飲みやすさに加えて苦みや甘み、酸味などあらゆる種類の味覚を感じられるのもファイネストの魅力のひとつ。手頃な価格で入手しやすく、日々の晩酌でウイスキーを手軽に楽しみたい方にもおすすめです。
バランタイン(BALLANTYNE) 12年
「バランタイン12年」は、熟成年数12年以上の原酒を40種類以上ブレンドした銘柄。あざやかな黄金色をしていることから「スコッチの宝石」とも称されています。バニラや蜂蜜のような芳醇で甘い香りと、クリーミーで複雑な風味が特徴。キレのある、上品な味わいが魅力です。
香り・味・値段を含めた全体のバランスがよく、初心者の方からスコッチウイスキー愛好家の方まで、幅広く楽しめるのもポイント。味・値段ともに文句なしの、コストパフォーマンスに優れた1本です。
バランタイン(BALLANTYNE) 17年
モルト・グレーンともに最低17年以上の長期熟成させた原酒を40種類程度組み合わせた、角が取れた円熟の味わいが特徴の1本です。バランタインの美しい琥珀色の本体はそのまま、オーク樽由来のピート(泥炭)感とスモーキーさも感じられます。
また、香りと味のバランスがよいので、楽しみ方の種類の幅が広いのも魅力。例えば、じっくり味わって楽しめるストレートや、氷が少しずつ溶けて味の変化を楽しめるロックもおすすめです。
そのほか、ソーダで割る「ハイボール」にしても爽やかさが感じられるので、おいしくバランタインを楽しめます。
バランタイン(BALLANTYNE) 17年 トリビュートリリース
通常のバランタイン17年で使われる「アメリカンオーク樽」とは違う種類の「ヨーロピアンオーク樽」と、新品のアメリカンオーク樽を使用。17年間以上の長期間熟成させた、贅沢な味わいを持つ1本です。
また、製造工程で冷却濾過を行わない「ノンチルフィルタード製法」を採用。48%のアルコール度数を有し、原酒の奥深い味わいを損なわずに、なめらかな口当たりを実現しているのが魅力です。
バランタイン(BALLANTYNE) 21年
熟成年数21年以上の原酒をブレンドした、まろやかな深いコクが魅力の「バランタイン 21年」。また、40種類以上の原酒をブレンドしているため、バランスのよい、芳醇な香りも有しています。
バランタイン21年は、蜂蜜のような甘い香りや、スパイスやリコリスのような風味が感じられるのもポイント。黄金色に輝く美しい本体はまろやかで口あたりがよく、ドライシェリーのようにフルーティーな余韻も魅力のひとつです。
バランタイン(BALLANTYNE) 21年 ヨーロピアンオークエディション
ヨーロピアンオークとアメリカンオークの、2種類の樽で熟成させた原酒をバランスよくブレンドしている「バランタイン 21年」。本銘柄は、ヨーロピアンオークの風味を強調させた「ヨーロピアンオークエディション」です。
また、樽由来の濃厚なハーブのような香りが感じられ、レーズンやフルーツケーキのようなスウィーティーな味わいも感じられるのが魅力。豊富な種類が存在するバランタインのなかでもスパイシーな風味を楽しめる、おすすめの1本です。
バランタイン(BALLANTYNE) 21年 アメリカンオークエディション
アメリカンオーク由来の、バニラのようなクリーミーな味わいが特徴の「アメリカンオークエディション」。黄金色の本体と、ナッツやトフィーのような芳醇で香ばしい風味が魅力のひとつです。
深いコクを持つ、アメリカンオークエディションは、ストレートやトワイスアップなど香りを探りやすい飲み方が向いています。また、芳醇な味わいで高級感あふれる贅沢な1本となっているので、ウイスキーと共に優雅なひとときを過ごしたい方にもおすすめです。
バランタイン(BALLANTYNE) 30年
30年以上の超長期熟成を経た原酒をブレンドした「バランタイン 30年」。豊富な種類を有するバランタインのなかでも、最高峰といえる1本です。また、かすかに感じる樽由来のバニラ香も魅力のひとつで、スウィーティーな風味を楽しめます。
そして、芳醇でコクがある、複雑で力強い味わいも魅力。濃厚なシェリーのようなフルーティーさもポイントです。高いレベルでバランスが調っている、プレゼントにもおすすめの1本です。
バランタイン(BALLANTYNE) マスターズ
熟練したブレンダーにより、長期熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせて造られる「マスターズ」。なめらかな口当たりと、梨やオレンジのようなフルーティーな風味を楽しめる1本です。
また、キーモルトに使用している「グレンバーギ」によって、オレンジやシトラスのような甘くフルーティーな風味を実現しているのもポイント。さらに、キーモルト「ミルトンダフ」由来のクリーミーで芳醇な味わいも大きな魅力です。
バランタイン(BALLANTYNE) バレルスムース
複数種類の原酒をブレンドし、内側を焼き上げたアメリカンオーク樽で熟成。樽由来のほのかなスモーキーさと、キャラメルやバニラのような濃厚な甘みが特徴の1本です。
「バレルスムース」は、特有のスムースな口当たりとクリーミーさを持ち、洋梨のようにフルーティーで芳醇な香りも楽しめるのが魅力。バランスがよく奥深い味わいで、ウイスキーの風味をじっくり堪能したい初心者の方にもおすすめです。
複雑で深みのある、味わい深さが魅力のウイスキー、バランタイン。銘柄ごとにブレンドの種類や製法が異なり、味わいや値段が大きく異なります。プレゼント用から日常のお供まで、選び方はさまざま。自分に合った1本を見つけ、存分にバランタインを楽しんでみてください。