入手しやすく、知名度があるスコッチウイスキー「ジョニーウォーカー」。これからスコッチウイスキーをたしなみたい方にぜひ試してもらいたい銘柄です。また、ひとことでジョニーウォーカーといっても、その種類や味わいは幅広くあります。

そこで今回は、スコッチウイスキー特有のクセのある銘柄から、飲みやすく初心者の方におすすめの1本まで、それぞれの特徴と選び方をご紹介。自分にとって最適な1本を見つけてみてください。

ジョニーウォーカーとは?

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「ジョニーウォーカー」は、世界で年間1億2000万本を売り上げているスコッチウイスキーです。

スコッチウイスキーは、英国のスコットランドで造られ、オークの木樽で熟成保管された、特有のスモーキーさが特徴のウイスキーのことをいいます。

また、ジョニーウォーカーは、40種類以上の原酒をブレンドして造られており、複雑でバランスのよい味や風味を有する「ブレンデッドウイスキー」です。大麦の麦芽(モルト)を使用した「モルトウイスキー」と、トウモロコシなどの穀類を使用した「グレーンウイスキー」を組み合わせて造られます。

ジョニーウォーカーの製法

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ジョニーウォーカーは、「ラガヴーリン」や「タリスカー」など40〜50種類のシングルモルトウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドした銘柄です。各地の蒸溜所からおよそ700万樽もの原酒を取り寄せ、銘柄によってさまざまな原酒を組み合わせています。

そして、それぞれの原酒がどの樽でどれだけ熟成したかなど、1樽ごとに管理を徹底。ジョニーウォーカーの豊かな香りや味わいを守り続けています。スコットランドのハイランド地方やアイラ島など、さまざまなシングルモルトの特徴を有したスコッチウイスキーです。

ジョニーウォーカーの歴史

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ジョニーウォーカーは、創業家のウォーカー家が1820年に立ち上げた食料雑貨店が原点です。そして、1825年以降からウイスキーの発売をはじめ、複数の蒸溜所で造られたモルトウイスキーを混合したウイスキー「ヴァッテッドモルト」の製造を開始しました。

完成したヴァッテッドモルト「ウォーカーズ・キルマーノック」は、香りや味わいが安定した上質なウイスキーとして評判を獲得。1865年にはグレーンウイスキーを配合したブレンデッドウイスキー「オールドハイランド」が誕生しました。

その後、オールハイランドは、1909年に名称を「ジョニーウォーカー」へと改称し、現在に至っています。

ジョニーウォーカーの種類

ジョニーウォーカー レッドラベル

「ジョニーウォーカー レッドラベル」は、通称「ジョニ赤」とも呼ばれる、ジョニーウォーカーのレギュラーボトルともいえる1本。40種類以上の原酒をヴァッティングし、キーモルトの「タリスカー」に由来する強いスモーキーな風味が特徴です。

また、力強いスモーキーさに加え、後味にほのかな甘みを感じられる、複雑でバランスのよい風味が魅力のひとつ。熟成年数の若い原酒を使用しているので、荒々しさとアルコール感を感じやすい味わいです。

レッドラベルはアルコール感が強いため、ハイボールなどの爽やかさが感じられる飲み方がおすすめ。ロックでも味や風味の変化を楽しめるので、スモーキーなスコッチウイスキーを気軽に楽しみたい方は要チェックです。

ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年

「ジョニ黒」の通称で親しまれている、「ジョニーウォーカー ブラックラベル」。熟成年数12年以上のウイスキーをヴァッティングしており、アルコール感が抑えられて飲みやすいのが特徴です。

また、スコッチウイスキー特有の苦味やスモーキーさなどのクセも少なく、ウイスキー初心者の方でも楽しみやすいのが魅力のひとつ。味わいは、使用されているシェリー樽由来のほのかな甘みが感じられ、フルーティーな爽やかな香りが鼻に抜けてゆきます。

ストレートやロックでも美味しく楽しめるうえ、ハイボールやカクテルにも使用できる、バランスのよい1本です。

ジョニーウォーカー ダブルブラック

ブラックラベルよりも、ややクセのある味わいが特徴の「ジョニーウォーカー ダブルブラック」。ヴァッティングに使用されている、「ラガヴーリン」や「タリスカー」由来のピート(泥炭)感とスモーキーさが際立っています。

また、強いスモーキーさには紅茶のような雰囲気と、キャラメルのような甘みも感じられるのがポイント。ストレートやロックで香りを楽しめる、スモーキーなジョニーウォーカーを試したい方におすすめの1本です。

ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年

4種類のウイスキーをキーモルトとし、熟成年数15年以上のものをヴァッティングした「ジョニーウォーカー グリーンラベル」。グリーンラベルの名の通り、やや青臭い香りを感じられるのが特徴です。

さわやかな若葉、バニラやペッパーなどの香りが共存しているのも魅力。使用されている「タリスカー」や「カリラ」由来のピート感、そしてはちみつのような甘みも感じられます。

ロックや水割りなど、水分が加わる飲み方だとさらに香りが感じられるのでおすすめ。クセが強いのでハイボールで爽やかさを追加しても美味しく楽しめます。ある程度ウイスキーに慣れた方に向いている1本です。

ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ

とりわけ状態のよい原酒を15種類以上厳選してヴァッティングした「ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ」。「ジョニ金」と呼ばれることもあり、高級感のある味わいが特徴です。ちょっとした贅沢や祝い事などに人気があります。

ゴールドラベルは、北ハイランドで造られる「クライヌリッシュ」をキーモルトに使用。絹のような口当たりとはちみつのような甘みが感じられる、濃厚な味わいが魅力です。

また、全体的にスモーキーさが抑えられていて、甘みを前面に感じやすくなっています。ストレートやロック、トワイスアップでも楽しめる、おすすめの1本です。

ジョニーウォーカー ブルーラベル

究極のジョニーウォーカーともいわれる、最高級ラベル「ジョニーウォーカー ブルーラベル」。1万樽にひと樽しかないといわれる、40〜50年の長期熟成をさせた原酒をヴァッティングして造られています。

熟したりんごのような甘い香り、オレンジやライムなどの柑橘類を感じられるフルーティーで爽やかな風味が特徴。さらに、ほどよくスモーキーな余韻が残る、奥深い味わいを楽しめます。

ブルーラベルは、年間4000本程度しか発売されない希少な1本。絹の裏地を施した箱に入れられ、1本ごとにシリアルナンバーと証明書が同梱されている、プレゼントにも最適なウイスキーです。

ジョニーウォーカー 18年

約800万樽から厳選した、熟成年数18年以上の長期熟成原酒をヴァッティング。長期熟成によりアルコールの刺すような刺激はほとんどなく、まろやかで飲みやすい印象が特徴です。

また、ジョニーウォーカー特有のスモーキーさは健在。あわせて、バニラやドライフルーツのような重厚な甘みと、カラメルや焙煎したナッツなどの香ばしい風味が楽しめます。

さらに、爽やかなりんご感とほのかなヨード感を余韻に残し、複雑でコクのある、洗練された味わいが魅力。もともと「ジョニーウォーカー プラチナムラベル」として発売された銘柄で、現在では「ジョニーウォーカー 18年」と改称しています。

ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方

ストレート

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ジョニーウォーカーは、スコッチウイスキー特有のスモーキーさ、ピート感が特徴の、ややクセのあるウイスキーです。香りや複雑な風味を併せ持っているので、飲み方によって感じる個性もさまざま。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。

ジョニーウォーカーの芳醇な香りと心地よい余韻を存分に楽しみたい場合は、薄めずに飲む「ストレート」がおすすめ。飲むたびに口の中をリセットできるよう、水や炭酸水などのチェイサーを用意しましょう。

ロック

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グラスに大きめの氷を入れ、冷えたジョニーウォーカーをじっくり楽しめる「ロック」。冷たさが重要なので、氷水などでグラスを冷やしてから使用するのがおすすめです。

グラスに注いだジョニーウォーカーに、氷が徐々に溶けて香りが開き、味や風味の変化を存分に楽しめます。ミネラルウォーターなどのチェイサーを用意しておけば、ひと口ごとにリセットしながら、たっぷりとジョニーウォーカーの魅力を味わえます。

トワイスアップ

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同量のウイスキーと水をグラスに注ぐ「トワイスアップ」。ジョニーウォーカーのアルコールが希釈され、より深く香りを感じやすい、おすすめの飲み方です。

香りを楽しむのがメインの飲み方であるため、使用する水とジョニーウォーカーは常温で用意しておくのがおすすめ。赤ワイン用グラスなどを使用して、ゆっくりと揺すりながら香りと味を楽しめます。

ハイボール

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冷えたグラスにウイスキーと炭酸水を入れ、爽快感が楽しめる「ハイボール」。炭酸水を入れることで風味が飛びやすいため、スモーキーでクセのある銘柄が向いている飲み方です。また、クセのあるウイスキーほど香りと爽やかさが際立ち、味わい深くなります。

ジョニーウォーカーをハイボールで楽しむ場合は、ブラックラベルはもちろん、ダブルブラックやグリーンラベルもおすすめ。氷なしのハイボールにすると、旨味や風味がいっそう際立つ、おすすめの飲み方です。