フワッと浮いてみたい!
操縦に合わせてフワッと地面から浮き上がるドローン。初めてその様子を見たときは興奮しませんでしたか? 自分がフワッと浮き上がったらもっと楽しいでしょうね! このたび、シンガポール国立大学のチームはパーソナルマルチコプター Snowstorm を開発し、有人での屋内飛行に成功しました。ではその全貌を見てみましょう!
乗れるマルチコプター
このパーソナルマルチコプターは乗って操縦するタイプ。巨大ドローンに乗ってコントロールしている感覚なのでしょうか。乗ったら誰でも興奮間違いなし!ですね。
でも気になるのは安全面ですね。安全性にはどのように配慮しているのでしょうか?
Snowstormは、万が一パイロットが操縦不能に陥った事態に備えて、地上からもコントロールできるよう設計されています。こういった安全措置がきちんと講じられているからこそ、安心して遊ぶことができます。
24基のプロペラ!
Snowstorm の機体はアルミフレームやカーボンファイバーのプレート、ケブラーで構成されています。
しかし中でも圧巻なのがプロペラの数。76センチのプロペラが24基同時に回ります!一斉にプロペラが回り出す様子は圧巻そのもの。
3つのバッテリーは万が一に備えて別個に機能するように設計されていて、ここでも安全面が配慮されています。
簡単コントロール?
動画では浮いている様子しか確認できませんが、パイロットにより前後左右上下の姿勢制御が可能とされ、当然のことながら”浮く”だけではなさそうです。
ドローンではおなじみのオートパイロットモードで、ホバリングなども行うこともできるので、ホビーフライトにはぴったりなマシンのようです。
70kgまでのパイロットを搭乗させ、5分間の飛行が可能な Snowstorm。まだプロトタイプ段階ですが、将来は商業展開も視野に入れているとのことなので、とても楽しみです。
ドローン操縦の免許制度の導入が議論されている日本。このようなパーソナルマルチコプターの法整備も同時に進めてほしいですね。技術と一緒に法制度も整備されれば、日本でかんたんに飛び回れる日も近いかも?