大空を縦横無尽に飛び回る空撮機「ドローン」。当初は高性能なプロ仕様のモデルが大半でしたが、近年はリーズナブルかつ、使い勝手良好なモデルも増えてきています。

そこで今回は、初心者におすすめのドローンをご紹介。1万円前後で購入できる低価格モデルをピックアップしたので、気軽にトライしたい方はぜひチェックしてみてください。

低価格ドローンを選ぶ際の注意点

ドローンの飛行ルールを確認

ドローンに関する法律は、国土交通省の「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」が航空法として定められており、運用が制限されています。このルールに違反すると、罰金が課される場合もあるので注意しておきましょう。

バッテリーなどの消耗品やパーツが簡単に入手できるか

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低価格ドローンは機体が小さく、長時間の飛行には対応していないモノがほとんど。搭載されているバッテリーの大きさの関係で、飛行時間は5〜10分程度が目安です。よりドローンを楽しむためには、交換用のバッテリーをあらかじめスタンバイしておきましょう。

また、操作中に墜落や追突する場合もあるので、ローターなどの破損しやすいパーツや消耗品は別途予備を用意しておくと安心です。

ローターガードが付属しているか

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ドローンの操作が不慣れなうちは、操作ミスで思った方向に飛ばず、障害物にぶつかることも考えられます。万が一に備えるためにも、ローターガードが付属しているモデルを選びましょう。

高度保持(ホバリング)機能があること

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ドローンは、空から見た景色をきれいに撮影できるのが魅力。ドローンを思うように操作をしてイメージ通りの撮影を楽しむためには、高度保持(ホバリング)機能が重要です。

外部からの影響を抑えてくれる6軸ジャイロセンサーと気圧センサーがサポートすることで、ホバリングがより安定します。ホバリングが不安定だと、機体の操作が難しくなるだけでなく、映像や写真がブレてしまうので注意が必要です。2つのセンサーの有無も合わせてチェックしておきましょう。

ヘッドレスモードがあるかを確認

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ヘッドレスモードとは、機体がどこを向いていてもコントローラーのレバーに合わせて動いてくれるモードのこと。操縦者から見た方向へ直感的にドローンの操作できます。

ヘッドレスモードは、ドローンに慣れていない方でも安心して操縦を楽しめる機能なので、初めてドローンを購入する際はしっかりとチェックしておきましょう。

FPV機能があるかを確認

FPVとは、First Person Viewの略称。ドローンの映像を、コントローラーやWi-Fiで連携したスマホなどのディスプレイに、リアルタイムで表示させる機能のことです。

パイロットの視点で写真の構図を決めるほか、動画内容を確認するためには必須の機能なので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

画像伝送に使われている電波の周波数を確認する

ドローンのFPV画像伝送には、2.4GHzと5.8GHzの2種類があります。2.4GHzの電波を採用しているモデルは、特殊な免許を必要としないため、購入してすぐにFPVでの空撮が楽しめるのが特徴です。

最近では、FPV画像伝送に画像遅延のない5.8GHzの電波を使用したモデルもラインナップされています。しかし、5.8GHz帯の電波は日本国内では無免許で利用できないので、アマチュア無線4級の免許の取得と、5.8GHz画像送信機(VTX)の開局登録申請が必要です。購入前の確認を忘れないようにしましょう。

1万円前後のドローンおすすめモデル

ライズテック(Ryze Tech) Tello

空撮の楽しさを手軽に味わえる、高性能でコスパの優れた小型ドローンです。重さは約80gで、航空法の規制対象となる200gよりも軽いので、自宅の敷地内や練習場であれば国土交通省へ申請しなくても飛行が楽しめます。

シンプルな操作性も特徴。本体をトスするとその場でホバリングしたり、連携するスマホの画面スワイプで宙返りをしたりと初心者でも直感的に操れます。さらに、画面を1回タップするだけの「自動離着陸機能」や、接続が切れても安全に着陸できる「フェールセーフ保護機能」なども搭載しているので安心して飛行が楽しめます。

約500万画素の写真とHD解像度の動画が撮影できるカメラも内蔵。電子式映像ブレ補正によって滑らかで安定した映像が撮影できます。また、操縦者の周囲を回転したり、操縦者から離れていくように上昇したりしながらショートビデオを自動撮影できるのも魅力です。

飛行時間は最大13分で、飛行距離は最大100m。ドローンの挙動を通してプログラミングの基礎が学べる機能も搭載されています。

ホーリーストーン(Holy Stone) HS170

初心者の飛行練習用としておすすめの小型ドローンです。本体の向きに関係なく操縦者が操作した方向へ直感的に移動できる「ヘッドレスモード」や、ボタン1つで送信機のある方向まで帰還できる「ワンキーリターン」などの機能を搭載しています。

また、飛行速度を3段階から選べるのも特徴。習熟度に合わせて速さを変えられるので、着実に操縦スキルを身に付けられます。6軸ジャイロを活用した3D宙返りが簡単に楽しめるのも魅力です。

重さは約42gで、飛行距離は最大60m。カメラ機能は非搭載ですが、価格が安いので入手しやすく、ドローン飛行の魅力を手軽に体感できます。

ホーリーストーン(Holy Stone) HS160Pro

本格的な空撮も楽しめるコンパクトなドローンです。重さは約124gと軽く、折りたたみ機構によって6インチスマホ程度のサイズに小型化できるので持ち運びが簡単。最大20分の飛行が可能なバッテリー2個と収納ケースも付属します。

安定した操縦が可能なのも特徴。ホバリング制御に加えて、期待が傾いた際に真下のセンサーを活用して姿勢を水平に自動制御する「オプティカルフローセンサー」を搭載しています。高度な飛行スキルがなくても狙ったアングルからの撮影が可能です。

フルHD解像度での動画撮影が可能な超広角カメラを搭載。90°の範囲で撮影角度の調節もできます。ヘッドレスモードやワンキー離着陸にも対応。スマホを送信機として使うことで、FPVモードも楽しめます。

ハブサン(Hubsan) H216A X4 DESIRE PRO

1万円程度の価格にも関わらずGPSを内蔵している小型ドローンです。同じくGPSを搭載する専用の送信機と組み合わせることで高度な飛行機能が使用できます。

操縦者の周りを旋回する「サークルフライト」や操縦者に追従する「フォローミー」などの機能を搭載。また、「ウェイポイントモード」を使えば、連携したスマホのアプリ画面でなぞった飛行ルートに沿って移動の指示もできます。

重さは約162gで、飛行時間は最大11分です。バッテリー残量が低下したり送信機からの信号を受信できなかったりすると、自動で離陸ポイントへ帰還するフェールセーフ機能も搭載。初心者でも機体紛失のリスクを抑えて飛行や空撮が楽しめます。フルHD動画の撮影も可能です。

スナップテイン(SNAPTAIN) SP600

ユニークな作法で飛行や空撮が楽しめる小型ドローンです。ジョスチャーショット機能を搭載しており、機体に向かって特定の手を振るだけで写真や動画の撮影が可能。また、「take off」や「landing」などの音声コマンドで飛行の制御もできます。

HD解像度で写真と動画の撮影が可能な画角120°の広角カメラを搭載。大容量バッテリーが付属し、合計で最大30分の飛行が可能なので、存分にドローン空撮の魅力を味わえます。

重さは約181g。ヘッドレスモードや3段階のスピード変更モードにも対応するので飛行練習用としてもおすすめです。また、ワンキーリターンやフェールセーフ機能も充実しているので、初心者でも安心して使えます。

イーチン(EACHINE) E61HW

子供や初心者の練習機としてもおすすめの低価格ドローンです。気圧センサーによる自動ホバリング制御機能やヘッドレスモード、ワンキー離着陸、ワンキーリターンなど操縦をサポートする機能が充実しています。

付属の送信機にスマホをセットすればモニターとして使用が可能。「FPVリアルタイム」機能を使えばドローン視点での映像を見ながら操縦できます。加えて、スマホの傾きで飛行方向を制御できる「モーション操作」や、画面でなぞったルートに沿って飛行する「カスタムルート」などにも対応するので、直感的な操作が可能です。

重さは約31gで、飛行時間は最大8分。安い価格で入手できるため、ドローンによる飛行や空撮が気軽に始められます。

ディーイーイーアールシー(DEERC) DE25

高性能が気軽に楽しめる手のひらサイズのポケットドローンです。機体だけではなく付属の送信機も折りたたみ可能なのが特徴。特にドローン本体は14×9cmとスマホ並みに小型化して収納できるので、簡単に持ち運んでいつでも空撮が楽しめます。

コンパクトボディにも関わらず、気圧センサーとGPSユニットも搭載。高精度なホバリング制御や安定した姿勢での撮影が可能です。また、飛行ルート設定・オートリターン・フォローミーなどの機能にも活用されており、初心者でも少ない操作で安全に飛行が楽しめます。

フルHD解像度での写真や動画の撮影が可能な広角カメラを搭載。90°の角度調節に対応し、手のジェスチャーによる撮影の指示もできます。

ドローン スター(DRONE STAR) DRONE STAR 01

ドローン操縦の基礎をゲーム感覚で楽しみながら習得できる学習用ドローンです。専用のスマホアプリと連携することで4つのモードを通じて自宅でドローンの扱い方を着実に学べます。

「チュートリアル」ではドローンの起動手順や基本的な操縦方法、注意事項などをアニメを見ながら学習が可能。続く「ベーシックモード」では上昇・下降・ホバリングなど操縦の基礎を身に付けられます。

そして、「ミニゲーム」ではAR(拡張現実)を活用したゲームのプレイが可能。習得した操縦テクニックを駆使して家族や友人とスコアを競い合えます。また、「FPVモード」では内蔵カメラを使用して空撮の体験も可能。重さ約18gと軽く、1万円程度の安い価格で入手できるのも魅力です。