水中の映像撮影や探査を手軽に行える水中ドローン。趣味の水中撮影からレジャー、簡単な調査まで、その用途は多岐にわたります。しかし、製品によって潜水深度やカメラ性能などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、水中ドローンのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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水中ドローンとは?操作するのに資格は必要?

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水中ドローンは、水中ROV(無人潜水機)とも呼ばれる装置です。遠隔操作によって水の中を自由に動き回り、搭載されたカメラで水中の映像を撮影したり、さまざまな調査を行ったりするのが主な役割となります。現在の日本の法律では、水中ドローンを操作するために必ず取得しなければならない公的な資格や免許は定められていません。

法的に必須の資格はありませんが、任意で取得できる民間資格が存在します。「水中ドローン安全潜航操縦士」などがそのひとつです。これらの民間資格は、水中ドローンを安全に運用するための知識や操縦技術、関連する法令を学ぶことを目的としています。業務で利用する方や、より安全な操作を身につけたい方にとって、取得を検討する価値があります。

民間資格を取得することで、安全意識を高め、確かな技術を習得できる点が魅力です。また、水中ドローンを利用する場所によっては、港則法や海上交通安全法といった法律が関わってくる場合があります。特に港湾区域や航路付近、河川などで使用する前には、海上保安庁や河川事務所など関係機関への事前確認をしっかり行うと安心です。

水中ドローンの選び方

用途に合わせて機能ををチェック

釣りやダイビングには魚群探知機・給餌機能をチェック

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釣りやダイビングを楽しむ方には、魚群探知機能がついた水中ドローンがおすすめです。水中の地形や水深、水温といった情報を把握できるため、魚がいそうな場所を見つけやすくなります。事前に水中の様子を知ることで、より効率的なレジャー活動が期待できます。

また、釣りをする方にとって、給餌機能は魅力的なポイントです。ドローンから餌を撒くことで魚を集め、釣果アップにつなげることが期待できます。魚群探知機能と組み合わせることで、より戦略的な釣りが楽しめます。

ダイビングの際には、水中の地形を把握することが安全につながります。ドローンを使って事前にルートを確認したり、魚群を追跡したりすることで、ダイビングの楽しみ方が広がります。高画質な映像で記録を残せるモデルも便利です。

水中調査や点検ならアームつきモデルがおすすめ

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本格的な水中調査や構造物の点検作業を行いたい方には、ロボットアームが搭載されたモデルが適しています。アームを使うことで、水中のサンプルを採取したり、軽いモノを掴んで移動させたりすることが可能になります。人の手が届きにくい場所での作業に役立ちます。

例えば、水中の異物を除去したり、特定の場所から試料を採集したりする作業に活用できます。アームの力で対象物をしっかりと保持したり、引き上げたりできる製品もあります。手作業が難しい環境での作業効率を上げられるのがポイントです。

さらに、機体を定位置に保つ機能や、高精度なカメラが搭載されていると、より正確で効率的な点検作業が期待できます。深い場所での作業に対応できる産業用モデルでは、より複雑な作業も可能です。

高画質な映像を求めるなら4K撮影対応モデルを選ぼう

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美しい水中の景色や生き物を鮮明に記録したい方には、4K対応のモデルがおすすめです。解像度が高いため、細部までくっきりとした映像を残せます。水中の思い出をよりリアルに楽しみたい場合にぴったりです。

また、手ブレ補正機能が付いていると、ドローンの揺れが映像に影響しにくくなります。水中のわずかな動きも補正してくれるので、安定したクリアな映像撮影が期待できます。滑らかな映像を求める方は、ぜひチェックしてみてください。

さらに、深い場所や透明度が低い水中では、明るいLEDライトが役立ちます。1000ルーメン以上の明るさを持つライトなら、被写体をしっかりと照らし出してくれます。カメラの定点保持システムも、水流がある場所での安定した撮影をサポートする便利な機能です。

潜水可能距離と時間をチェック

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水中ドローンを選ぶときは、まずどれくらいの深さまで潜れて、どのくらいの時間活動できるかを確認しましょう。レジャーや釣りなど、比較的浅い場所で短時間楽しむなら、30m程度の潜水距離と1時間程度の潜水時間を持つモデルで十分な場合があります。

本格的な水中調査や点検に使いたい方は、より深く、長く潜れる性能が必要です。水深10mごとに約1気圧ずつ水圧が増加するため、使用する深度に応じた耐圧性能を持つモデルを選びましょう。高い防水性能も重要なポイントです。

潜水時間は1時間から6時間程度と幅広く、本格的な撮影には2時間以上のものが望ましいです。バッテリー式のモデルが主流で、ケーブルの長さや使用環境によって活動できる時間が変わることもあります。用途に合わせて、必要な潜水性能を持つ製品を選んでみてください。

姿勢制御の範囲・速度・接続方法をチェック

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水中ドローンを安定して操作するためには、姿勢制御機能が重要です。さまざまなセンサーが機体の傾きや動きをリアルタイムで検出し、自動で補正します。これにより、水流がある場所でも比較的安定した操作が期待できます。

機体の姿勢を正確に把握し、安定させるためには、加速度センサーやジャイロセンサーなどが活用されています。また、浮力材の調整やジャイロ効果を利用して、水中での静止や姿勢の維持をしやすくする仕組みを持つ製品もあります。

接続方法としては、ケーブルを使った有線接続が主流です。長距離や深い場所でも安定した通信が可能な点が魅力。推進する速さは毎秒0.5mから1.5m程度のモノが多く、複数の推進機で自在な動きができる製品もあります。

スマホやVRゴーグルに対応していると便利

スマートフォンと連携できる水中ドローンは、手軽に操作や映像確認ができて便利です。専用アプリをインストールすれば、スマートフォンの画面でリアルタイムの水中映像を見ながら直感的に操縦できます。撮影したデータもスムーズに転送できる製品があります。

さらに、VRゴーグルに対応したモデルなら、まるで自分が水中にいるかのような没入感あふれる操縦体験が楽しめます。頭の動きに合わせてドローンの向きをコントロールできる機能がついていると、より直感的な操作が可能になるのが魅力です。

高画質な映像をリアルタイムで楽しむためには、映像伝送の品質も大切です。映像の遅延が少ないモデルを選ぶと、より快適に操作できます。VRゴーグルを使用する場合は、手持ちのゴーグルとドローンの互換性や、映像信号の方式を事前に確認しておくと安心です。

水中ドローンのおすすめ

CHASING GLADIUS MINI S

CHASING GLADIUS MINI S

4K UHDカメラを搭載した高性能な水中ドローン。最大深度100mまで潜水でき、鮮明な水中映像の撮影や配信が可能です。軽量コンパクトな設計で持ち運びやすく、水中探査を手軽に楽しめます。

最高速度2m/sでスムーズに移動し、安定した映像撮影を実現。約4時間の連続稼働により、長時間の水中作業もこなせます。3軸ジャイロや各種センサーを内蔵し、水中での安定した操縦性を提供します。

グラバークローやスポーツカメラなど豊富なアクセサリーに対応。研究活動や教育現場での水中観察から、娯楽での映像制作まで幅広く活用できます。水中撮影や海洋調査に興味がある方におすすめの水中ドローンです。

CHASING M2 PRO MAX

CHASING M2 PRO MAX

最大200mまで潜行可能な産業用水中ドローン。4K解像度のSONY CMOSセンサーを搭載し、F1.8の明るいレンズで水中の暗い環境でも鮮明な映像を撮影します。電子式手ブレ補正機能により、水流による揺れを抑えた安定した映像を実現しています。

8基のスラスターで360°自由自在に移動が可能。4時間以上の連続稼働が可能なバッテリー設計で、長時間の調査作業にも対応しています。

海洋調査から水中インフラ点検、映像制作まで幅広い用途で活用でき、拡張マウントによりロボットアームなどさまざまなアクセサリーを装着できます。専門的な水中作業や高品質な映像撮影を求める方におすすめの水中ドローンです。

PowerVision PowerDolphin

PowerVision PowerDolphin

水上と水中の双方で4K撮影が楽しめる水上ドローン。132°の広角ダブルジョイント式カメラを搭載し、水平132°、上下-135~+80°の幅広い角度から美しい映像を記録できます。防水機能により、水面から水中まで自由に移動して撮影が可能です。

魚群探知機能を備えたソナーシステムにより、釣りポイントの特定や水中地形のマッピングができます。ルアーや餌の運搬、釣り体験の記録はもちろん、救助活動での浮き輪運搬など多彩な用途で活躍。水上レジャーから業務用途まで幅広く対応します。

IPX8防水で水中2mまで安心して使用でき、最大2.5時間の長時間稼働が可能です。高速航行により静水中で最大4.5m/sでの移動ができ、LEDヘッドライト搭載で夜間や水中での視認性も良好。水上アクティビティを本格的に楽しみたい方におすすめの高性能ドローンです。

QYSEA FIFISH V-EVO

QYSEA FIFISH V-EVO

AI技術とロボティクスを融合した高性能水中ドローン。4K60fpsの高精細映像撮影が可能で、166°の広視野角により水中の美しい世界をコマ落ちなく捉えます。特許取得済みのSmart Thruster Arrayにより、6DOFの360°全方向移動を実現します。

最大100mの深度まで潜水でき、深海での精密な探査業務に対応。5000ルーメンの明るい照明で暗い水中も鮮明に照らし出し、拡張インターフェースにより作業アームなどの専用ツールも装着できます。水温-10℃から60℃まで幅広い環境で使用可能です。

最大4時間の連続運用で長時間の撮影作業も安心。100mテザーケーブル標準装備により、安定した通信と操作を維持します。水中撮影や設備点検業務に取り組む方におすすめの製品です。

QYSEA FIFISH V6 EXPERT

QYSEA FIFISH V6 EXPERT

プロ仕様の高性能撮影機能を備えた水中ROV。166°超広角レンズと4K UHD画質により、1200万画素の鮮明な水中映像を記録できます。独自のQ-STEADY2.0安定化システムが水中でのブレを効果的に抑制し、プロレベルの映像品質を実現。

6基のスラスターが搭載されており、360°回転や前後左右上下への自由な移動が可能です。高い機動性により、狭い場所での撮影や複雑な水中環境での調査作業にも対応。VRゴーグルを使用すれば頭の動きだけで操縦でき、まるで水中にいるような臨場感のある操作体験を楽しめます。

14400mAhの大容量バッテリーにより約6時間の連続稼働が可能で、最大100mの深度まで潜行できます。高速充電機能により1時間で90%まで充電でき、効率的な作業をサポート。水中施設の点検や海洋調査を行う方におすすめの水中ドローンです。