登場から数年が経ち、認知度が上がるとともに製品ラインナップも充実してきたドローン。手軽にラジコン感覚で遊んだり、本格的な空撮にチャレンジしたり、多くの楽しみ方があります。

ドローンはさまざまな法律や規制、条例などによってルールが定められていますが、重さ200gを基準に法律が異なるため注意が必要です。そこで今回は、おすすめの200g未満のドローンをご紹介。併せてドローンの規制や選び方も解説します。

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ドローンに関する規制について

ドローンの利用に関してさまざまな規制や法律が設定されています。なかでも大きく関係しているのが「航空法」。航空法は2015年に改正され、200g以上の機体をもつドローンを対象に、飛行エリアや飛行方法についてのルールが定められています。

原則的に禁止のエリアは「空港などの周辺エリア」「地上や水面から150m以上の高さ」「人口集中地区の上空」です。飛行方法では「日中に飛行させる」「人と物件との間に30m以上の距離をとる」「お祭りなどイベント上空では飛行させない」「爆発物を輸送しない」などが定められています。

200g未満のドローンなら規制にかからない?

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航空法で200g以下のドローンは規制対象外ですが、そのほかにもさまざまな法律や規制が関係してくるため、どこでも自由に飛ばせるわけではありません。

「小型無人機等飛行禁止法」ではドローンの重さにかかわらず、国の重要な施設である国会議事堂・皇居・最高裁判所・原子力発電所・危機管理行政機関などの上空でドローンの飛行を禁止しているほか、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいての規制も追加されました。

また、東京都では都立公園でドローンを禁止しているなど、自治体の条例でドローンを規制している場合もあります。仮に規制対象になっていない場所であっても事故につながる恐れがあるため、十分に注意しながらドローンを飛ばしましょう。

200g未満のドローンの選び方

無線LANの周波数をチェック

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ホビー向けに販売されている一般的なドローンは、Wi-Fiでスマートフォンと接続できます。日本でのWi-Fi規格は5GHz帯と2.4GHz帯の2種類がありますが、5GHz帯は空中での利用に規制があるため、日本のドローンで使用される周波数はスマートフォンと同じ2.4GHz帯です。輸入品などでは異なる周波数を使用する場合があるので、事前にチェックしておきましょう。

カメラ性能をチェック

ドローンで本格的な空撮に挑戦したい方には、高性能なカメラを搭載したドローンがおすすめです。画質にこだわりたい方は、720p以上の高画質カメラを搭載したモデルが最適。モデルによって搭載されているカメラの画質が異なるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。

空撮をさらに楽しみたい方には、広い視野角の広角レンズを搭載したモデルや角度の調節が可能なタイプがおすすめです。

技適マークのあるモデルが安心

電波法ではドローンを飛ばす際に使用する電波が定められています。国内で飛ばせるドローンには「技術基準適合証明(技適マーク)」が付いており、付いていないドローンを飛ばす際には、無線局の開局許可が必要になる場合があります。

技適マークが付いてないドローンを飛ばした場合、電波法違反で罰則を課せられるケースも。日本の正規代理店で販売しているモデルのほとんどに技適マークが付いていますが、並行輸入品などではマークのない製品もあるため注意が必要です。

200g未満のドローンおすすめモデル

DEERC ドローン HS200D

DEERC ドローン HS200D

バッテリーを含んだ重さは約145gと、200g未満のドローンです。約120分の充電で約8~10分の飛行が可能。自動ホバリング・ワンキー着陸・ヘッドレスモード・スピード切り替えなどの便利な機能のほか、高度維持機能も搭載。気圧センサーによって抜群の安定性を実現しています。

また、120°FOVカメラを搭載しており、Wi-Fiリアルタイム伝送によって生中継が可能。1人称視点で操縦しながらリアルタイムな映像を確認できるFRV機能も搭載しているので、初めて空撮にチャンレンジする方におすすめのモデルです。

DROCON ドローン X708W

DROCON ドローン X708W

バッテリーを含んだ重さは約112gと、200g未満のドローンです。優れた耐久性を実現するプロペラガードや、簡単な操作で自動的に機体が戻ってくるワンキーリターンを搭載。最新の6軸ジャイロ搭載により安全性にも優れており、初めてドローンを購入する方や子供のプレゼント用としてもおすすめです。

高解像度の720pカメラを搭載しており、撮影した動画や静止画をスマートフォンにWi-Fi接続することで、リアルタイムに伝送可能。別売りのVRヘッドセットを接続することで、臨場感あふれる3D映像を楽しめます。

パロット(Parrot) ドローン Mambo FLY

パロット(Parrot) ドローン Mambo FLY

ドローンの操縦習得を目的として開発された、扱いやすいドローンです。手からそっと投げるだけで飛ばせる「フリーフォールテイクオフ」や、空中で自動待機する「オートホバリング」などの機能を搭載。操縦に慣れていない初心者の方におすすめです。

機体底部に搭載された垂直カメラは、機体真下の撮影も可能です。上部には別売りのFRVカメラも搭載でき、1人称視点で操縦しながら臨場感のある映像を楽しめます。重さはわずか約63gと、航空法で定めている基準の200gを大きくクリアしており、さまざまな場所で楽しめるおすすめモデルです。

ホーリー・ストーン(Holy Stone) ドローン HS200

ホーリー・ストーン(Holy Stone) ドローン HS200

2.4GHzの周波数に対応したドローンです。技適マークが付いていることに加え、重さは約116gと航空法の規制をクリアしているので、安心して楽しめます。Wi-Fiを接続すればスマートフォンやタブレットとの連携も可能。専用アプリをインストールすることで、FRV機能で臨場感のある映像をリアルタイムに楽しめます。

操作性に優れているのもポイント。スマートフォンをモニター代わりにして操縦できるほか、タッチ操作もできるのでゲーム感覚で操縦できます。また、付属のプロポを使用することで自動帰還や360°宙返りなどアクロバティックな飛行も可能。4段階でスピードの調節もできるので、扱いやすいドローンを探している方におすすめです。

ホーリー・ストーン(Holy Stone) トイドローン HS120D

ホーリー・ストーン(Holy Stone) トイドローン HS120D

バッテリーを含めた重さが約198gと、航空法の規制対象外モデルとして飛行を楽しめるドローンです。操作距離は約300mで操作高度は約120m。バッテリー2個付きで約32分もの飛行時間を実現しており、ワンランク上のモデルを探している方におすすめです。

GPSを内蔵しているのも大きな特徴。スマートフォンのGPSに従って操縦者を追従する「フォローミーモード」や、アプリ上で飛行ルートを設定して自動で飛ばせる「ウェイポイントモード」などを搭載しています。さらに、機体の位置も地図上で確認できるため、ドローンを見失った際にも便利です。

約200万画素の静止画とフルHD動画の撮影ができる、広角レンズを搭載しているのもポイント。角度を上下方向75°で調節できます。

ハブサン(Hubsan) レーシングドローン X4 STORM H122D

ハブサン(Hubsan) レーシングドローン X4 STORM H122D

プロペラを含んだサイズが15.7×15.7×6.2cm、重さ約116.5gと手のひらサイズドローンです。レーシングドローンの入門用としてもおすすめ。スピード10m/sのノーマルモードと、3m/sのエキスパートモードの切り替えが可能。上昇スピード6m/sの高速移動ができるほか、左右ロールや前後フリップなどのアクロバティックな飛行をこなします。

充電時間約130分で飛行時間は約6分。飛行制御距離は100mです。トラブル時にモーターを停止させる「モーターストールプロテクション」を搭載しているのもポイントで、衝撃を受けてローターが停止した場合に機体の損傷を最小限に抑えてくれます。

日本の電波法に対応する2.4GHz帯のほか、リアルタイムFPV機能を使用する際には5.8GHz帯も選択可能。ただし、5.8GHzで使用する場合には、アマチュア無線技士4級などの資格が必要なので注意しましょう。

ライズテック(Ryze Tech) トイドローン Tello

ライズテック(Ryze Tech) トイドローン Tello

重さわずか約80gと、コンパクトなドローンです。初心者でも簡単に操縦を楽しめるのが特徴。手からそっとリリースするとその場でホバリングする「Throw&Go」や、Wi-Fi接続したスマートフォンのスワイプに反応して宙返りする「8方向フリップ」など、飛行を楽しめる機能が充実しています。

当モデル最大のおすすめポイントは、プログラミングの基礎を学べること。MIT開発のコーティングシステム「Scratch」を使用すれば、ドローンの挙動をカスタマイズできます。バッテリー残量が低下した際にアラートで警告してくれるのも便利。さらに、接続が切れてしまった場合にも安全に着陸する機能を備えています。