リップラインを自在に描きかえられて、唇全体をムラなく均一に塗りこめる「リップブラシ」。プロが使うイメージが強いですが、きれいにリップを塗れないメイク初心者の方にこそおすすめのアイテムです。
そこで今回は、おすすめのリップブラシをご紹介。同じように見えるリップブラシですが、製品によって仕上がりや使用感が異なるので、選ぶときの参考にしてみてください。
リップブラシのメリット
丁寧に塗れる

リップブラシを使うと、直塗りでは丁寧に塗るのが難しいリップラインをきれいに描けるのが魅力です。
使い始めからしばらく経った口紅は角が丸くなるなどして、口角や唇の山になっている部分が塗りにくくなりがち。丁寧に唇をかたどれば上品な仕上がりになるので、フォーマルシーンにもおすすめです。
ムラなくキレイに仕上がる

口紅を直塗りすると、一度に唇に乗せる量が調節できずに色ムラが出てしまうことも。リップブラシを使えば、唇の縦ジワにもしっかり色が入り込んで、なめらかでムラのないリップメイクを実現できます。
厚塗りになって唇だけ浮くのを防ぐ効果もあるため、メイク全体のバランスをとるのも簡単です。
色持ちがアップする

リップブラシを使って口紅を塗ると、唇の縦ジワや塗りにくい口角までしっかりと密着。細い毛先の一本一本が唇と口紅をなじませるので、ヨレにくく落ちにくいリップを作れます。
リップブラシの選び方
形で選ぶ
平型

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毛先がまっすぐに切りそろえられている平型のリップブラシ。面が広いため、唇全体を簡単に塗りつぶせます。
平型ブラシの角を使えば、口角の細部までムラなく均一なリップを作ることも可能。リップブラシを初めて使う方でも扱いやすい、初心者向けのリップブラシです。
山型

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中央部分が山なりになっているリップブラシは、リップラインにフィットして曲線や繊細なラインを描きやすいのが特徴。縦ジワの奥までしっかりと口紅を塗りこめるため、唇の縦ジワが深めの方や直塗りすると唇が色ムラになりやすい方にもおすすめの形状です。
毛質で選ぶ
天然毛

コシがあって塗りやすく、色ムラが出にくい特徴を持つ天然毛のリップブラシ。主に使用されるのは、細くしっとりとした毛質で、弾力性や耐久性が高いイタチ科の動物の毛です。イタチ科の毛のなかでもコリンスキーやチャイナミンク(ウィーゼル)、セーブル(テン)などが主に用いられ、上品な仕上がりを生み出します。
その反面、毛先が細いためチクチクとしやすく、刺激を感じやすいデメリットも。敏感肌の方や動物アレルギーの方はチェックしてから使用するようにしましょう。
また、天然毛のブラシは菌がたまりやすいという特徴も。水洗いをすると動物の毛独特のぬめりがなくなり、劣化を感じやすくなるためお手入れも難しい素材といえます。
人工毛

天然毛に比べて安価で、お手入れしやすい人工毛。抗菌剤で仕上げたモノが多く、水洗い後も劣化しにくいので、長く使い続けられます。
リップブラシに使われる人工毛は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)が主流。PBTは、ブラシの素材として一般的に使われるナイロンよりもコシのある素材です。ムラになりにくいリップメイクをリーズナブルな値段で楽しめます。
リップブラシのおすすめブランド
資生堂(SHISEIDO)

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1872年に洋風調剤薬局として創業し、世界中から支持されているブランドです。ドラッグストアで購入できるプチプラアイテムからデパコスまで幅広く網羅。「美」というテーマに、真摯に向き合い続けています。
資生堂が発売しているリップブラシのなかでも、「エクセレンス」は特に人気のモデル。1,000円程度で購入できるリップブラシもラインナップされているので、トライしやすいのも魅力です。
ちふれ

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ちふれは「高品質・適正価格」を掲げ、化粧品に配合されている成分やその分量を積極的に開示している、日本発のコスメブランド。ドラッグストアで買える手軽さや手頃な価格が、年代問わず多くの女性から支持されています。
また、ユーザーの声を製品作りに生かしているところもポイント。毎日肌に使うモノだからこそ、安心できる化粧品を使いたい方の強い味方になってくれるブランドです。
白鳳堂

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筆作りにおいて、約200年もの歴史を持つ広島県熊野町で創業した「白鳳堂」。同ブランドの筆は、すべて広島県の自社工場で人の手によって生産されています。
白鳳堂のリップブラシは、「プッシュアップ式」「回転式」「カバー式」の3つの機構から選べるので、自分に合ったアイテムを見つけやすいのもポイント。カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
リップブラシのおすすめアイテム
資生堂(SHISEIDO) リップブラシ N 407

コシのある毛と柔らかく唇にフィットする毛をブレンドしたリップブラシ。職人の手によって作られており、使いやすさに秀でています。
リップブラシを初めて使う方でも扱いやすい平筆型で、唇全体の塗りつぶしから口角などの細かい部分の輪郭取りまで対応。ドラッグストアでも買える手軽さながら、品のある唇に仕上げてくれるリップブラシです。
資生堂(SHISEIDO) リップブラシ エクセレンスII 406

コリンスキーと馬毛がミックスされて作られた、天然毛100%のリップブラシ。天然毛で口紅の含みがよく、ムラを防いでくれます。
細すぎず太すぎないボディで持ちやすいところも、使いやすさのポイント。コンパクトで化粧ポーチにも入るサイズなので、メイク直しのときにも活躍します。
ロージーローザ 熊野筆 リップブラシ

しなやかなコシが魅力のイタチ毛と、柔らかな使用感の馬毛を組み合わせたリップブラシ。化粧筆の名産地として知られる広島県熊野で作られています。
中心に向かって太くなる柄がフィットしやすく、リップラインの描きやすさをサポート。平筆型なので繊細なラインから塗りつぶしまで簡単に描けるのが魅力のブラシです。
オルビス (ORBIS) リップブラシ

PBT100%で作られたコシのあるブラシが魅力。毛先に向かって細くまとめられているので、唇が薄めの方や細かいところまでしっかりと仕上げたい方におすすめです。
光沢のあるシルバーのボディがおしゃれなところもポイント。収納時は90mmとコンパクトながら、使用時には140mmまで伸びるので、持ちやすさや扱いやすさも兼ね備えています。
カネボウ 鉄舟 リップブラシ(携帯用)

本製品は、筆の製造が盛んな広島県熊野のなかでも、卓越した技術を持つ筆司「竹森鉄舟」が手がけています。平筆型なので口角や唇の山も丁寧に描きやすいのが特徴です。
リップブラシに使われている素材は、竹森鉄舟氏自らが厳選。コシが強いコリンスキー毛を採用した筆はなめらかな使い心地で、リップブラシを初めて使う方も扱いやすい製品です。
シュウウエムラ ポータブルリップブラシ

毛先をあえて切りそろえずに自然な山型に残しているリップブラシ。口紅を含ませるとしっとりとまとまるので、繊細な曲線を描くのも容易です。
ほどよい柔らかさのなかにコシがある質感なので、リップブラシを初めて使う方も扱いやすい仕様。掌に収まるほどのコンパクトサイズなので、携帯用としても重宝します。
RMK リップブラシ(携帯用)

RMKのリップブラシは、ブラシの角に丸みがあるため、唇のカーブに合わせて曲線を描きやすいタイプ。コリンスキー毛を使っているので、肌当たりも柔らかいのが特徴です。
収納時は化粧ポーチにも収まるサイズ感ながら、使うときは1.7倍にまで伸びるので描きやすさも抜群。シルバーとブラックの組み合わせがスタイリッシュなリップブラシです。
シャネル(CHANEL) パンソー レーヴル

小さめで角に丸みを帯びたブラシが細部まで美しく仕上げるリップブラシ。コシをしっかりと感じられる素材なので、リップカラーをムラなく均一に乗せられます。
光沢あるブラックのボディが高級感を演出。プロのような仕上がりや雰囲気を、セルフメイクで実感できます。
ちふれ リップブラシ(携帯用)

コシがあり、リップブラシの素材として用いられることが多いPBTを使用している本製品。輪郭も唇全体を塗りこみやすい平筆タイプで、気軽に購入できる価格が魅力です。
キャップ付きで持ち運びにも便利。ブラシがワンタッチで出てくるので、外出中のお化粧直しに活躍します。
白鳳堂 リップブラシ BkA 平

毛先が細くコシが強いコリンスキー毛を使用しており、唇にムラなく均一に塗れるのが特徴。筆の産地として有名な熊野で作られた、高品質なリップブラシです。
筆先が細くなっているため、口角などの細かい部分もきれいにリップを塗りこめます。黒のボディにゴールドの金具で、高級感のあるデザインも魅力。アルミボディで軽量・小型なので、携帯にも便利です。
最近では、雑誌やSNSの美容特集で口紅の直塗りを謳っていることもあり、リップブラシを使ったことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。口紅の直塗りでは叶わない、細部まで整ったリップラインを作るには、リップブラシは必須。一本持っておけば、さまざまなシーンで役立つので、この記事を参考に納得の一本を見つけてみてください。