鍋・フライパン・オーブン・スモーカーなど、さまざまな用途で使えるダッチオーブンキャンプは、キャンプクッキングの世界に革命を起こしました。もともとはアメリカの開拓時代から使われていた、野外調理の必需品。今回は、ダッチオーブンの中でも、ほどよい使いやすさの10インチクラスからランキング形式で紹介します。
第1位 ロッジ(LODGE) ロジックキッチンダッチオーブン
やっぱりダッチオーブンと言えば、誰もが名をあげるであろうLODGE社。使い込むたびに油が染み込み、見た目にもなんとも言えない味が出てくるのが最大の魅力です。長期に使用しない場合は油を塗りこむなどの手入れは欠かせませんが、その手間も含めて、この製品の大きな魅力と言わざるを得ません。ぜひ、憧れのブラックポットをその手にしてみてください。
第2位 ユニフレーム(UNIFLAME) ダッチオーブン
鉄製ダッチオーブンは洗剤を使用できないものが多いですが、ユニフレームは洗剤使用可というのが特徴。1枚の鉄板から作られるため、熱伝導が非常に良く、全体がムラなく加熱されるメリットがあります。個体差があまりなく、蓋がピッタリと閉まる精密な作りです。ダッチオーブンの魅力である、圧力鍋のような効果を最大限に発揮し、作る料理をさらにおいしくしてくれます。
第3位 ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン
この製品はステンレスダッチオーブンなので、とにかく錆とは無縁で衝撃にも強く、洗剤でごしごし洗えちゃいます。余った料理をそのまま、次の日まで鍋に入れっぱなしなど、鉄のダッチオーブンでは考えられないことも、全然平気。「鉄のダッチオーブンを入念にお手入れするなんてできない」という方や、「前の日の残り料理を次の日にも食べたい」という機会の多い方には、最適なダッチオーブンです。
第4位 ロゴス(LOGOS) SLダッチオーブン
専用のキャリーバッグ付きで、コストパフォーマンスに優れる価格設定が非常に魅力的です。製造時の錆止めワックスを植物性油とすることで、面倒な使い始めの下処理を省きます。ファミリーキャンプに最適なサイズ感で、一家に一つはあっても困りません。底に足がないので、IH調理機にも対応。手入れが簡単ですので、キャンプに行かない時も、家庭で活躍の場があります。
第5位 ロッジ(LODGE) ロジックキッチンダッチオーブン両手鍋
LODGE社製の両手鍋タイプ。シーズニング不要であることや、使い込むたびに味が出る魅力は、この製品ももちろん持ち合わせています。取っ手部分が両手鍋タイプになっていて、家庭のコンロでも使いやすくなりました。重い蓋による圧力鍋効果も健在。蓋の裏に細工された、トゲトゲの加工が密閉して、加熱調理中の水分や油分を均等に循環させ、おいしさをアップさせてくれます。
第6位 ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブンデュアル
本体と同じ素材で作られたステンレス製の蓋が特殊な形の、ソトのステンレスダッチオーブンデュアル。なんと、この蓋部分はひっくり返すとスキレットとしても使えて、炒めるなどの調理ができるステンレス製のフライパンになります。4ミリ厚のステンレスでつくられたダッチオーブンは、蓄熱性に大変優れているので、野外での調理後の保温も抜群です。
第7位 コールマン(Coleman) ダッチオーブン
「キャンプといえば、コールマン」という安心感を持つブランド、コールマンのダッチオーブン。蓋の構造が凹型になっているのは、蓋の上部にも炭をのせて、上下から加熱することを可能にしたもの。丸洗いしたらすぐに使い始められる手軽さを持っており、内部に食材をセットして炭の中に放り込むだけで、料理が完成するダッチオーブンの魅力を最大限に味わえます。
錆止め処理用ワックスを落とすシーズニングが必要だったり、長期使用しない場合には、油を十分に塗りこむなど、素材が鉄の場合は何かと手間がかかる調理器具です。でも、使い続けて鉄を育てる楽しみがあります。純粋にダッチオーブンの機能だけを味わいたいなら、手間いらずなステンレスという選択もあります。どちらにしても、手に入れて決して損はないこのダッチオーブンという調理器具。いまや定番になりつつありますが、まだ持っていない人は、ぜひキャンプでもご家庭でも使ってみてください。