スコッチウイスキーのなかでも、伝統的な製法で造られているシングルモルト「アバフェルディ」。ヘザーハニーと呼ばれる蜂蜜の香りを楽しめるのが特徴で、濃厚な甘みを感じられます。

今回は、そのなかでも入手しやすく人気の高い銘柄「アバフェルディ12年」の味や飲み方をご紹介。また、「アバフェルディ16年」や「アバフェルディ21年」などほかの種類に関してもピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。

アバフェルディとは?

そもそもアバフェルディとは、スコットランドにある地名で、アバフェルディ蒸溜所の創業者であるジョン・デュワーの故郷でもあります。そんな地で造られるシングルモルトスコッチウイスキー「アバフェルディ」は、スコットランドなどで自生している蜂蜜「ヘザーハニー」の香りを堪能できるのが魅力。

70時間という長い時間をかけて発酵し、独特の甘みを引き出しています。また、世界的に人気が高いブレンデッドスコッチウイスキー「デュワーズ」のキーモルトとしても有名です。

アバフェルディはスコットランドのどの地域?

アバフェルディは、スコットランドのハイランド地域に位置する村です。小川が複数合流する自然豊かな場所で、周辺はリゾート地としても知られています。ウイスキーの仕込み水として使われるピティリー川が流れているのも特徴です。

アバフェルディの歴史

1898年に設立されたアバフェルディ蒸溜所。もともとは、ブレンデッドスコッチウイスキー「デュワーズ」の原酒を生産するために建てられました。1900年代前半に、原料不足のため一時期は蒸溜所が閉鎖されましたが、その後復活。伝統的な製法を守りながら、現在もウイスキーを造り続けています。

アバフェルディの製法は?

アバフェルディの仕込み水には、蒸溜所の近くを流れるピティリー川の水が使われています。砂金沈着物を含んだ水として知られており、非常に新鮮で、アバフェルディの味をしっかりと引き立てているのが特徴です。

木製の発酵槽を使用した昔ながらの方法で、70時間発酵しているのもポイント。これにより、透明感や麦の芳醇な香りがありながら、蜂蜜の甘さも感じられる個性的な銘柄に仕上がっています。

アバフェルディ12年の味わい

アバフェルディのなかでもスタンダードな「12年」。ヘザーハニーの甘みを堪能できるのが特徴で、苦みが比較的少ないため、シングルモルトウイスキーを初めて飲む方にも適しています。甘みを残しながら、スパイシーですっきりとした後味もポイントです。

味はもちろん、香りで楽しませてくれるのも魅力のひとつ。ヘザーハニーの甘い香りが漂いつつ、ウイスキーらしいスモーキーな香りも感じられます。ウイスキー初心者から飲み慣れている方まで、幅広い層に愛される銘柄です。

アバフェルディの種類

アバフェルディ16年

アバフェルディの「16年」も、12年と同じくヘザーハニーの甘さが楽しめます。12年との違いは、口に含んで飲んだ後の余韻。スパイシーな味と香りが12年よりも長く感じられるので、甘さとスパイシーさのメリハリがあるシングルモルトウイスキーを探している方におすすめです。

アバフェルディ 21年

バーボン樽とシェリー樽でしっかり熟成させ、ヘザーハニーの甘さに深みを出したのがアバフェルディの「21年」です。また、甘さに加えて、ココナッツやマカダミアナッツを感じさせる濃厚な味わいも備えており、複雑で重厚感のある1本に仕上がっています。

後味がスパイシーかつスモーキーで、飲んだ後でさえ存在感があるのも特徴です。

アバフェルディ12年の飲み方

ストレート

アバフェルディ12年の本来の味を堪能した場合は、「ストレート」でシンプルに楽しむのがおすすめ。“飲む”というより“舐める”ようなイメージでじっくりと味わえば、アバフェルディらしい濃厚な甘みが感じられます。ただし、ストレートの場合は度数が非常に高いので、水などのチェイサーを用意して交互に楽しみましょう。

ロック

ウイスキーの飲み方の定番といえる「ロック」もおすすめ。ストレートよりも度数が低くなるほか、キリッとして飲みやすくなります。また、氷が少しずつ溶けるため、味わいや口当たりが変化するのも魅力。始めのうちは濃厚な甘さが感じられますが、徐々に丸みも感じられるようになります。

ハイボール

アバフェルディ12年は、炭酸水と割る「ハイボール」でも美味しく飲めます。爽やかな口当たりになるため、ストレートやロックと比べて気軽に楽しめるのが魅力。それでいてヘザーハニーの甘みが消えないので、初めての方でもスムーズに飲めます。

トワイスアップ

ウイスキーと常温水を1:1で割る「トワイスアップ」もおすすめの飲み方です。冷たい水ではなく常温の水を使うため、甘くて濃厚な香りが引き立ちます。飲み口に向かって狭くなるタイプのグラスを使えば、香りをより楽しむことが可能。味はもちろん、香りもしっかりと堪能したい方は要チェックです。