プラモデルを作ったりDIYをしたりするのに欠かせないアイテムのひとつ「ニッパー」。主に鉄線や銅線、プラスチックをはじめとした硬い素材を切断するのに使用します。てこの原理を用いるため、軽い力で扱えるのが特徴です。

ニッパーには用途別にさまざまな種類があり、サイズもモデルによって異なるので、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも。そこで本記事では、おすすめのニッパーや選び方をご紹介します。

ニッパーとペンチの違い

By: amazon.co.jp

ニッパーは鉄線や銅線など、硬い素材を切断するために使用するアイテムを指します。金属線を挟んで折り曲げたりねじったりする用途には向いておらず、あくまでも切断専用のツールとして作られているのが特徴です。

一方のペンチは、金属線を挟んで折り曲げたりねじったりするために使用します。ペンチを使って切断することも可能ですが、切断面がキレイになりにくいのがネック。キレイに切断したい場合はニッパーの使用がおすすめです。

ペンチについて詳しく知りたい方はこちら

ニッパーの種類

精密ニッパー

By: tamiya.com

精密ニッパーは、主に電気工事や電化製品の補修、プラモデル作りに用いられるニッパーを指します。細かい作業がしやすいモノが多く、パーツの切り離しなどにも便利です。

精密ニッパーにはさまざまな種類があるのも魅力。刃の形状は、「ストレート刃」と「ラウンド刃」の2種類が存在します。ストレート刃はその名の通り刃がまっすぐになっており、切り口をフラットにしたいときにおすすめです。

一方のラウンド刃は、丸みを帯びているのが特徴。根元に密着して切断するので、切り残しを減らしたいときに適しています。切断する素材やニーズに合わせて選び分けるのがおすすめです。

斜めニッパー

By: amazon.co.jp

斜めニッパーとは、ハンドルに対して刃部が斜めに搭載されているニッパーのこと。はみだした部分などを切り取りたいときに便利です。

また、対象物を掴んで引っ張ることも可能。カラコン瓶の開封などにも使えます。なお、なかには刃部に穴が空いているモデルがあり、配線の被覆をキレイに剥がせるのもポイント。主に配線工事で使用されます。

プラモデル用ニッパー

By: tamiya.com

プラモデルを作る場合には、プラモデル用に作られたニッパーを使用するのがおすすめです。プラモデル用ニッパーは、刃先がコンパクトかつ薄刃なのが特徴。ランナーとパーツの隙間が小さくても快適に使用できます。

また、高いグリップ性を備えた滑りにくいモデルや、鋭利な刃先でバリ取りしやすいモデルもラインナップ。プラモデル作りに適した工夫が施されています。

電工ニッパー

By: amazon.co.jp

電工ニッパーは、電気工事や精密機械の修理などで主に用いられるアイテムです。刃の部分が強化されており、鉄線やVA線をはじめとした硬い素材を切断するのに適しています。

高性能で、価格が高いモノが多いのも電工ニッパーの特徴。本格的なDIYに取り組みたい方や、よいモノを長く使いたいという方はチェックしてみてください。

エンドニッパー

By: tsunoda-japan.com

エンドニッパーは刃部が内側に丸まっており、刃先がグリップに対して垂直に搭載されているのが特徴です。「喰い切りニッパー」と呼ばれることもあり、主にはみ出した物体を切断するのに用いられます。

また、釘の引き抜きやタッカーの取り外し、ハトメの取り外しなどにも活用可能。金属ファスナーの長さ調節などもできるので、DIYやハンドメイドでの作品作りでも活躍します。

ニッパーの選び方

切断する素材で選ぶ

By: amazon.co.jp

切断する素材に合わせてニッパーを選ぶのがおすすめです。配線コードをはじめとした、やわらかい素材を切断する場合は精密ニッパーが適しています。

また、プラモデルを作る際にランナーとパーツを切り離すなど、プラスチックを切断する場合にはプラモデル用ニッパーがおすすめ。そのほか金属線を扱うのには電工ニッパー、釘の頭を切り離すのにはエンドニッパーがそれぞれ好適です。

切断するモノのサイズで選ぶ

By: amazon.co.jp

切断する対象物のサイズに合わせてニッパーを選びましょう。モデルによって切断可能なサイズが異なるので注意が必要です。どのくらいの太さまで扱えるのか表したものを「切断能力」といい、パッケージに「ピアノ線Φ1.8mm」のように記載されています。

切断能力を超えるモノを切断しようとすると、ニッパーの破損の原因になるため、注意しましょう。

刃の構造をチェック

By: amazon.co.jp

ニッパーには、刃部の両面に刃が搭載されている「両刃」と、片面のみに刃が搭載されている「片刃」の2種類があります。両刃が搭載されたモデルは強度の高い素材を扱えるのが特徴。金属線を切断するのにおすすめです。

一方、片刃が搭載されたモデルは切断面を平らに仕上げられるのがポイント。プラモデルを作るのにおすすめです。何を切断するのか、どんなシーンで使用するのかに合わせて、刃の構造を選びましょう。

戻りバネなどの機能をチェック

By: amazon.co.jp

長時間作業する場合や連続して切断する場合は、戻りバネが搭載されているニッパーを選ぶのがおすすめです。戻りバネ付きのモデルは切断後に自動でハンドルが元の位置に戻るのが特徴。閉じる度に開く必要がありません。

また、ハンドルに穴が開いているモデルや、セーフティコードに対応しているモデルは、紛失を防止できるのがポイント。加えて、落下防止にも繋がるので、高所での作業におすすめです。

ニッパーのおすすめ|プラモデル向け

タミヤ(TAMIYA) No.1 精密ニッパー 74001

刃の部分が薄く仕上げられているプラモデル専用ニッパー。ランナーとパーツの隙間が少なくてもスムーズに切り離せます。

素材に特殊合金鋼を採用しているのが特徴。全体焼入れ・刃部高周波焼入れと2種類の熱処理が施されているので、シャープな切れ味が長期間持続します。加えてグリップ部はゾルコーティング仕上げで、滑りにくいのも魅力です。

本体重量が62gと軽量で取り回しがよく、初めてプラモデル専用ニッパーを購入する方でも簡単に扱えます。長く愛用できるモデルを探している方におすすめです。

タミヤ(TAMIYA) No.35 薄刃ニッパー 74035

By: tamiya.com

熟練工の手で丹念に仕上げられた刃先が搭載されているプラモデル向けニッパー。本体重量が49.9gと軽量で取り回しがよく、簡単に扱えます。またグリップには特殊ゾルコーティング仕上げが施されており、握りやすいのが特徴です。

刃先が細く薄くシャープに仕上げられているのも魅力。ランナーとパーツを切り離す際に活躍します。部品が細かい艦船モデルなどをはじめとしたプラモデル作りにおすすめのアイテムです。

タミヤ(TAMIYA) No.123 先細薄刃ニッパー 74123

素材に特殊鋼が採用されているプラモデル向けニッパー。刃部には高周波焼き入れが施されています。繊細かつ先細形状に仕上げられた刃先を搭載しているのが特徴。部品とランナーの間が狭くてもスムーズに切り離せます。また、切り出し時に部品を傷めにくいのもポイントです。

本体の全長は115mmあり、軽い力でカットが可能。ブラックのグリップには特殊ゾルコーティング仕上げが施されています。滑りにくく、手に馴染むニッパーを探している方におすすめのアイテムです。

ゴッドハンド(GodHand) SGシリーズ プラニッパー GH-SG-01

丸みのないフラットな刃先が採用されたプラモデル専用の両刃ニッパー。残ったバリを平らにカットできます。直径3mmまでのプラスチックが切断可能で、クリア素材ランナーにも対応。また、素材に機械構造用炭素鋼が採用されているのも特徴です。

本体の全長は約130mm。ソフトグリップの太さは約12mmあります。さらに、本体重量が約55gと軽量で、扱いやすいのもポイント。初めてプラモデル専用のニッパーを購入する方にもおすすめのアイテムです。

ゴッドハンド(GodHand) アルティメットニッパー 5.0 GH-SPN-120

切刃にまな板刃を組み合わせた「片刃構造」が採用されているプラモデル向けニッパーです。切刃のみが対象物に切り込んでいくため、跡が目立ちにくいのが特徴。白化しにくいので、塗装なしでプラモデルを組み立てたい方におすすめです。

Φ3mmまでの素材が切断可能。透明・半透明のPS樹脂はΦ1mmまで対応しています。また、切断の際に切り離したパーツが飛んでいきにくいのが魅力。小さなパーツの切り出しにも適しています。

「開き過ぎ防止ピン」が搭載されており、刃の開き過ぎでバネが外れるのを防げるのもポイント。力の入れ過ぎで刃が折れるのを防ぐストッパーも備わっています。プラモデルをキレイに仕上げたい方におすすめのアイテムです。

ゴッドハンド(GodHand) ブレードワンニッパー GH-PN-120

切刃にまな板刃を組み合わせた構造が採用されているプラモデル向けニッパー。パーツから少し離れた位置でゲートを切断し、切刃をパーツの側面に合わせながら二度切りすることで、バリを残さずキレイに切れます。

Φ3mmまでのプラスチックに対応しており、透明・半透明のクリアゲートはΦ2mmまで切断可能。また、自動で開き、かつ軽い力で閉じられる戻りバネを搭載しているのもポイントです。バネが外れるのを防ぐ「開き過ぎ防止ピン」や「刃折れ防止ストッパー」も備わっています。

利便性と安全性を兼ね備えたプラモデル向けニッパーを探している方におすすめのアイテムです。

ツノダ(Tusnoda) トリニティー 薄刃ニッパー先細タイプ TM-16

プラモデルやプラスチック成型のゲートをカットするために作られたプラモデル向けニッパーです。2mmまでのプラスチックが扱えます。刃先が薄く仕上げられているのが特徴で、部品とランナーの間が狭くてもスムーズに切り離せます。

使い込んでもガタつきが発生しにくい「サンドイッチ構造」が採用されているのもポイント。安定した切れ味が長期間にわたって持続します。また、グリップが手のひらの形に沿うように作られており、軽い力で扱いやすいのも魅力です。

ツノダ(Tusnoda) King TTC ステンレスプラスチックニッパー SPN-125

素材に錆びにくいステンレスが採用されているプラモデル向けニッパー。フラット刃が搭載されており、切断面をキレイに仕上げられます。プラモデルの樹脂ゲートをはじめ、結束バンドを切断するのにも便利です。

また、開閉ロック機構が備わっているので、刃先を閉じた状態で収納できます。機能性と安全性を兼ね備えたおすすめのアイテムです。

ニッパーのおすすめ|DIY向け

ツノダ(Tusnoda) マイクロニッパー先細タイプ120mm PM-120

φ0.9mmまでのステンレスやφ1.6mmまでの軟鉄線、φ2.0mmまでの銅線など、さまざまな素材を切断するのに適しているDIY向けのニッパー。本体重量は60gと軽量。取り回しがよく、扱いやすいのが魅力です。

刃部には楕円状になっているラウンド刃を搭載。また、刃先に非常に細い薄刃を搭載しているのもポイントです。入り組んだ箇所での作業に活躍します。価格が安いので、試しにニッパーを使ってみたい方にもおすすめです。

ツノダ(Tusnoda) エンドニッパー 150mm EN-150

ハンドルに対して刃先が垂直に搭載されているDIY向けのニッパー。突起物の切断や籐工芸に適しています。また、飛び出た釘を引き抜くなど、幅広い用途で使用が可能です。

素材には、機械構造用炭素鋼を採用。無酸化全体焼入れと刃部高周波焼入れ、2種類の熱処理が施されているのもポイントです。1.6mmまでのステンレスや2.6mmまでの軟鉄線をはじめ、多様な素材に対応しているのもメリット。汎用性の高いエンドニッパーを探している方におすすめです。

エンジニア(ENGINEER) 強力ニッパー 穴付 NK-25

刃部の開き幅を調節する金具が搭載されたDIY向けのニッパー。バネが脱落するのを防ぎます。本体の重量は80gと軽量。取り回しがよく、気軽に使用できます。また、全長が130mmと短く、細かい作業をするのにもおすすめです。

φ1.2mm・1.6mmのストリップ用穴が設けられているのも特徴。さらに、本体の素材には高炭素鋼が採用されており、シャープな切れ味が備わっているのも魅力です。

φ2.6mmまでの銅線やφ1.5mmまでの鉄線を切断でき、さまざまな素材に対して使用できます。加えて、RoHS適合製品で、環境にやさしいのもポイントです。

エンジニア(ENGINEER) 斜ニッパー NN-45

φ1.2mm・1.6mmのストリップゲージが搭載されたDIY向けのニッパー。本体重量は97gと軽量で取り回しがよく、扱いやすいので、初めて斜めニッパーを購入する方にもおすすめです。2.0mmまでの銅線や1.2mmまでの鉄線が切断可能なため、さまざまなシチュエーションで活躍します。

切れ味が鋭く、スムーズに作業を進めやすいのがメリット。使い勝手のよいニッパーを探している方におすすめです。

フジ矢(FUJIYA) 強力ニッパー 70-175

素材に独自の特殊鋼が用いられているDIY向けのニッパー。熱処理が施されており、高い硬度が備わっています。また、耐久性に優れているので切れ味が持続しやすく、長く愛用できるのが魅力です。

刃部に強力刃を搭載しているのが特徴。ピアノ線をはじめとした硬い素材や金属線を切断するのにおすすめです。電気工事や機械組み立てから、家庭でのDIYまで幅広く使えます。

フジ矢(FUJIYA) 電工VAニッパ ストレート刃 77AS-185

刃部に独自の鏡面仕上げ「マイクロミラーブレード」が施されているDIY向けのニッパー。抵抗を軽減し、スムーズに対象物を切断できます。切断面がキレイに仕上がるのもポイントです。

刃部にストレート刃を搭載しているのが特徴。また、バネが備わっており、閉じたハンドルが自動で開くのも魅力。切断の度に開き直す必要がありません。

Φ3mmまでの銅線をはじめ、さまざまな素材に対応しているのもポイント。VVF線を切断するのにも適しています。連続して金属線を切断するのにもおすすめのアイテムです。

ジェフコム(Jefcom) 電工プロニッパー JKS-175

刃部に食い込みのよい薄型鋭角ストレート刃が採用されたニッパーです。切断面をキレイに仕上げたい場合に適しています。サイズは幅51×長さ190×高さ14mmで、ヘッド部の厚みは約11.5mmです。

6.0mmまでのプラスチックや、2.0mmまでの銅線など、さまざまな素材を切断可能。VVF線の切断にも対応しています。

クニペックス(KNIPEX) 強力ニッパー 7402-200

素材にクロムバナジウム高性能鋼が採用されているDIY向けのニッパー。高周波焼き入れ処理が施されています。また、ヘッド部に磨き仕上げが施されているのも特徴です。

さらに、2.5mmまでのピアノ線や、3.0mmまでの硬線、4.2mmまでの中硬線を切断可能。切断角度が調節されており、軽い力でも高い切断能力を発揮できます。価格は高めですが、耐久性に優れており、同じアイテムを長く愛用したい方におすすめです。