工作やクラフト作品作りに活躍する「紙粘土」。作った作品を飾って保存できるのも魅力です。しかし、使い心地や仕上がりの質感などはモノによってさまざま。作品によって適した紙粘土は異なるため、どれを選べばよいのか迷ってしまうことがあります。
そこで今回は、おすすめの紙粘土をご紹介。紙粘土の選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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紙粘土の選び方
紙粘土の種類で選ぶ
重量紙粘土
重量紙粘土は、ずっしりとした重さと適度な硬さがあるのが特徴です。重さがあるため安定感に優れており、乾燥後は耐久性が高いのが魅力。大きめの作品や長く飾れる作品を作るのに適しています。
色づけしたい場合は、粘土に色を混ぜ込みにくいため完成後に色を塗って仕上げます。なかには、乾燥後にヤスリをかけたり削ったりして微調整できるモノもあり、クオリティが高い作品を作るときにもおすすめです。
軽量紙粘土
軽量紙粘土は軽くてふんわりとした触り心地が特徴です。柔らかくてこねやすいので、子供でも扱いやすく工作に適しています。また、手につきにくいので細かいパーツを作りやすく、アクセサリーなどの小物作りにもおすすめです。
完成後に色を塗って色づけできるだけでなく、絵の具などのカラーを練り込み手軽に色つき粘土を作れるのも魅力。ただし、耐久性は低いため作品に強い力が加わると壊れやすい点には留意しましょう。
貯金箱やフィギュアなど作りたいモノに合わせて選ぶ
紙粘土は硬さやくっつきやすさが異なるため、作りたい作品に適した製品を選ぶことが大切です。
細かいパーツを組み合わせて作るフィギュアは、紙粘土同士がくっつきやすいモノがおすすめ。乾燥した状態の紙粘土につけられるモノであれば時間をかけて制作できるうえ、微調整しやすくて便利です。
また、牛乳パックやペットボトルなどの廃材を使用して作る貯金箱やペン立てを作る場合には、伸びがよく芯材にくっつきやすい紙粘土がおすすめです。軽いタイプの紙粘土であれば子供でも扱いやすいため親子で作品作りを楽しめます。
収縮率をチェック
紙粘土は水分を含んでおり、乾燥するとわずかに縮んでしまう性質があります。複数のパーツを組み合わせて作品を作ったり、同じサイズのパーツをたくさん作ったりする場合には、収縮率が低い紙粘土がおすすめです。
乾燥後に縮んでサイズに誤差が生じにくいため、イメージしたサイズに正確に作れます。収縮率の低い紙粘土はひび割れも少なく、表面が滑らかに仕上がるのもメリット。作品のクオリティにこだわる方は収縮率をチェックしてみてください。
色つけするなら白い紙粘土を選ぼう
作った作品に絵の具などで色つけをする場合は、白色の紙粘土がおすすめです。白色の紙粘土は紙粘土の色に左右されず、絵の具の色が鮮やかに発色し思い通りの色に仕上げられます。
紙粘土に色つけするには、絵の具を練り込んでカラー粘土を作る方法と、作品を乾燥させた後に色を塗る方法があります。製品によって色つけ方法が異なるため、事前にチェックしましょう。
子供の工作にはSTマークつきが安全
STマークとは、安全な玩具を表す「Safety Toy」の略で、日本玩具協会の認定を受けた製品につけられるマークです。STマークがついた紙粘土は、日本玩具協会の玩具安全の基準に合格していることを示します。
子供が工作に使う場合、STマークつきの紙粘土が安心に使用できおすすめです。選ぶときは、パッケージに「ST」のマークがついているかどうかチェックしましょう。
紙粘土のおすすめ
クツワ(KUTSUWA) ふわーりかるいかみねんどトレイ付 PT191
工作や手芸に使いやすい紙粘土です。手につきにくいので扱いやすく、作業がスムーズに行なえます。一方、粘土同士やさまざまな素材には、くっつきやすいため、廃材を利用して貯金箱などを作るのにおすすめです。
また、造形しやすいほか、乾燥後にひび割れしにくいのも魅力。トレイつきで袋に出し入れがしやすく、残った紙粘土はチャックつき袋で乾燥を防ぎながら保存できます。
軽量タイプの紙粘土なのも魅力。子供の工作に使いやすい紙粘土を探している方はチェックしてみてください。
中部電磁器工業(CEC) ウッディねんど セピア
木の質感を表現できる紙粘土です。紙粘土に木粉を混ぜて作られており、独特の質感なのが特徴。乾燥後に彫刻刀などで木彫りのように彫ることができ、ヘラなどでこすると独特の艶が出せます。
一般的な粘土ではくっつきにくい素材の芯材にもくっつきやすく、さまざまな素材の芯材を使用できるのもメリット。粘土同士もくっつきやすく、乾燥した粘土にもつけ足しが可能です。
セピア色の紙粘土で、落ち着いた雰囲気の作品を作れるのが魅力。乾燥した作品に色づけすればより一層木の素材感を表現できます。木のぬくもりを感じられる小物や木彫り風の作品を作りたい方におすすめです。
サクラクレパス(SAKURA) きまるねんど 238008
滑らかな触り心地で扱いやすい紙粘土です。伸びがよく柔らかい質感ながらも、垂れにくく作りたい形をキープできるのが特徴。動きのある表現も思い通りの形に作れます。
水を混ぜてクリーム状にしたり、絵の具を練り込みカラー粘土を作ったりできるので、幅広いデザインの作品が製作可能。金属や牛乳パックなど、さまざまな素材の芯材にくっつきやすく、土台が必要な大きな作品も作れます。
チャックつきの保存袋がついているので、使いたい分だけ使えて便利。小さな子供でも扱いやすく、工作におすすめです。
サンワ クラフテリオ KクレイM 31-556
国内の工場で生産している国産の超軽量タイプの紙粘土です。キメが細かくよく伸びるのが特徴。薄く伸ばせるほか、絵の具も練り込みやすく手軽にカラー粘土を作れます。なお、乾燥後にも着色が可能です。
さまざまな素材にくっつきやすく、芯材を使った作品作りにもぴったり。残った紙粘土を保存するチャックつき袋がついているのも嬉しいポイントです。
サイズは約80gのミニパックから約190gのLLサイズまで5種類がラインナップ。サイズ展開が豊富で使いやすいサイズを選べます。
パジコ(PADICO) のび〜る軽量ねんど カルのび 202131
STマークつきの紙粘土です。名前の通りよく伸びるのが特徴。水彩・油・アクリル絵の具などを練り込みやすく簡単にカラー粘土を作れます。
乾きにくいので、時間をかけて形作れるのも魅力。乾燥時間は1〜2日で、乾燥後にも絵の具で色つけが可能です。収縮率は4.5%と低いのもポイント。安全に配慮された軽量タイプの紙粘土を探している方にもおすすめです。
パジコ(PADICO) かるいかみねんど かるがる 301271
工作にぴったりの軽い紙粘土です。柔らかく、手につきにくいのfr作業しやすいのが特徴。さまざまな素材にくっつくので芯材を利用した作品作りにも適しています。
絵の具を練り込みカラー粘土を作れるほか、乾燥後に色づけも可能。粘土の色が白いため、着色した色が鮮やかに発色します。乾燥時間は1〜2日。収縮率は4%と低く、複数のパーツを組み合わせて作る作品もズレが生じにくくきれいに仕上げられます。
子供の作品作りや、小物を作るのにおすすめです。
アーテック(ArTec) ねんどの王様 077386
手につきにくい、おすすめの紙粘土です。軽量タイプで、繊細な造形がしやすいのが特徴。伸びがよく、絵の具を混ぜてカラー粘土も作れます。粘土同士やペットボトルなどの芯材にくっつきやすく、図工や工作にもおすすめです。
また、乾燥後の粘土にもよくつくため微調整しやすいのに加えて、ひび割れしにくいのも魅力。余った紙粘土を保管するのに便利なチャック袋がついています。
紙粘土に抗ウイルス加工が施されているのも嬉しいポイント。手や道具につきにくく、汚れにくい紙粘土を探している方におすすめです。
日本教材製作所(Nihon Kyozai) My ナピア 8816451
素材に使われているパルプ繊維が短く、キメが細かい重量タイプの紙粘土です。乾燥すると硬くなるため、耐久性に優れた作品を作るのにぴったりです。
また、乾燥後に彫刻刀で彫れるほか、ヤスリをかけられるのが魅力。繊細な表現ができるためさまざまな作品を作れます。
乾燥後に水彩絵の具などで色つけも可能。細かい部分まで造形しやすく、人形や花の作品を作るのにおすすめの製品です。
日本教材製作所(Nihon Kyozai) ハーフ・セラ NKZ0801
使いやすさと軽さの両立を追求して作られた紙粘土です。手につきにくく、ソフトで滑らかな触り心地。乾燥すると硬くなり、乾燥時に収縮が少ないのが魅力です。
ポソっとした質感で、スイーツの作品を作るのにおすすすめ。スポンジケーキやクッキー、アイスクリームなど質感を簡単に作れます。
絵の具を練り込めるのでカラー粘土を作れるのに加えて、マーブル模様の粘土も作れます。乾燥後に絵の具で色つけも可能。使いやすい紙粘土を探している方はぜひチェックしてみてください。
中部電磁器工業(CEC) クラフトクレー白鳥 06-0013
滑らかで真っ白なカラーが魅力の紙粘土です。コシが強く垂れにくいため、芯材を使用しなくても立体的な作品を作れるのが特徴。芯材を使用するとより複雑な形を作れます。
薄く伸ばした状態でも強度があるため、シート状や薄い板状にした粘土を組み合わせてさまざまな作品を作れるのも魅力。また、ベタつきが少なく手につきにくいので、扱いやすく片づけも楽に行なえます。乾燥後は滑らかな仕上がりで、絵の具で色つけが可能。繊細な作品を作りたい方におすすめです。
中部電磁器工業(CEC) シルククレイ
繊細な作品を作るのにぴったりの紙粘土です。適度な硬さと弾力があり、しっとりした触り心地が特徴。薄く伸ばした状態で折り曲げてもちぎれにくく、折り紙のように折れます。また、粘土が垂れにくく、立体的な作品にも適しています。
絵の具を練り込みパステル調のカラー粘土を作れるのに加えて、乾燥後に色つけも可能。人形の髪の毛や繊細なドレスなどを作るのにおすすめのアイテムです。
紙粘土をひび割れしにくくするコツとは?
紙粘土のひび割れの原因は、収縮率の変化によるものです。紙粘土は使う前によくこねて均一の状態にすることが大切。こねることでより伸びがよくなり、ひび割れしにくくなります。
作業中にひびが入ってきた場合、指先に少量の水をつけてこするとひび割れを軽減できます。また、紙粘土をひび割れしにくくするには、均一に乾燥させるのも重要なポイント。ひび割れは紙粘土が乾燥するときに現れ、完全に乾燥するまでに広がっていきます。
厚みのある作品や大きな作品を作る場合、紙粘土だけで作ると表面と内部で乾燥するスピードが異なるため、ひび割れしやすくなってしまいます。そのため、芯材を使用するのがおすすめです。
仕上がった作品は急激に乾燥させない事もポイント。直射日光は避け自然乾燥させます。ある程度乾燥したらニスなどの仕上げ剤を塗ることもひび割れを防ぐのに役立ちます。
紙粘土は、軽くて扱いやすいモノや、重量感があり本格的な作品を作れるモノまで幅広い製品が揃っています。作りたい作品や用途によって適した紙粘土が異なるため、特徴をチェックしてから購入しましょう。ぜひこの記事を参考に、自分に合った紙粘土を見つけてみてください。