革靴のツヤ出しやクリームをなじませるのに役立つ豚毛ブラシ。コシのある毛が特徴で、靴クリームを均一に伸ばし美しい光沢を生み出します。しかし、製品によって毛の硬さや密度が異なるため、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの革靴用豚毛ブラシをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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革靴用豚毛ブラシの魅力

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豚毛ブラシは、コシが強く硬いのが特徴です。靴クリームの油分やロウ分に負けず、革にしっかりとクリームを押し込むようになじませる役割があります。革靴の美しいツヤを引き出すための重要なアイテムです。
粘度の高いクリームも均一に塗り広げられるのがポイント。また、余分なクリームを取り除きたいときにも活躍します。
使い込むほどクリームが毛に付着し、ブラシ自体がツヤ出しとして貢献するのも魅力。耐久性が高く、長く使い続けられるので、徐々に手になじむ「育つ」ブラシとしても知られています。
革靴用豚毛ブラシの選び方
サイズをチェック
細かい箇所の手入れには小さめサイズ

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靴のコバ(縁)やステッチ周りといった細かい部分の手入れには、小さめのブラシが適しています。13~15cm程度のサイズで、手に収まりやすいのが特徴。細かい動きで丁寧に作業したい方にぴったりです。
毛足が長いタイプを選ぶと、タン(舌部分)の隙間やくびれた部分にも毛先が届きます。持ち運びや収納に便利なので、外出先での手入れ用としてひとつ持っておくのもおすすめです。
靴全体の汚れを落とすなら大きめサイズ

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靴全体を効率よくブラッシングするなら、18~21cm程度の大きめサイズが活躍します。一度に広い面積を手入れできるためストローク数が減り、手早く作業を終えられるのが魅力です。
毛足の長い製品が多く、靴の表面についたホコリなどをしっかりと落とせます。持ち手が手にフィットしやすいように設計されているモノもあり、腕全体を使って楽にブラッシングできるのもポイントです。
耐久性をチェック

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豚毛ブラシの耐久性も確認したいポイントです。豚毛は一本一本の毛が太くてコシがあるため潰れたり変形したりしにくく、長く愛用できます。
製法によっても耐久性は変わり、職人の手で植えられたブラシの毛は、機械植えよりも抜けにくい傾向があります。品質のよいモノは、長期間の使用にも耐えられるのが特徴です。
持ち手の素材には、硬く乾燥させたブナ材などがよく使われます。使い込むほどに靴クリームが毛になじんで「育つ」ので、長く使える丈夫な製品を選んでみてください。
握りやすさをチェック

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持ちやすいブラシだと、手入れがスムーズに進みます。小判形(楕円形)の持ち手は手に収まりやすく、力が伝わりやすいのが特徴です。安定したブラッシングをしたい方におすすめです。
柄が付いたハンドルタイプのブラシもあります。持ち手で直接握るタイプよりも手が汚れにくいのがメリット。力をコントロールしやすいため、細かい部分の作業にも向いています。
持ち手の大きさにも注目。厚みのある大きな持ち手は腕全体で安定して使えます。小さめのモノは指先での細かなコントロールが可能です。自分の使い方に合った形状を選びましょう。
革靴用豚毛ブラシのおすすめブランド
コロンブス(Columbus)

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コロンブスは、100年以上の歴史を持つ日本のシューケアブランドです。豚毛ブラシは、しっかりとしたコシが特徴。クリームを伸ばしてツヤを出すのに適しています。持ち手に山桜を使用したモノもあり、丈夫で長く愛用できるのがメリットです。
初心者向けに、ブラシやクリームがそろうセットも用意されています。これから靴磨きを始める方にもおすすめです。
ダスコ(DASCO)

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ダスコは、1946年にロンドンで設立されたダンケルマン&サン社が展開するシューケア用品ブランドです。高品質ながら手に入れやすい価格帯の製品が豊富。コストパフォーマンスがよく、初心者から上級者まで、幅広い層に支持されています。
豚毛100%のブラシは適度なコシがあり、靴クリームを革にしっかりと塗り込む作業に向いています。持ち手の形状は握りやすいように設計されており、使い勝手のよさもポイントです。
サフィール(SAPHIR)

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サフィールは、フランスのAVEL社が世界80か国以上で展開する革のメンテナンス用品ブランドです。天然豚毛100%のブラシは、持ち手に滑り止めの溝が付いたモノや、持ちやすい柄付きタイプがラインナップ。操作性を高める工夫が施されているのが特徴です。
より本格的な仕上がりを求める方向けに、特に高級感のあるラインも用意されています。気になる方は、チェックしてみてください。
革靴用豚毛ブラシのおすすめ
コロンブス(Columbus) ブラシ104
携帯しやすいコンパクトサイズの靴用豚毛ブラシ。豚毛100%で、クリームを伸ばしたり浸透させたりするのに重宝します。全長約9cmのミニサイズなので、旅行先や外出先に持ち運びたいときにも便利です。
余分なクリームを落としながら革に浸透させることで、革靴を美しく仕上げられます。靴磨き初心者の方や、手軽に靴の手入れを行いたい方におすすめのアイテムです。
コロンブス(Columbus) コロンブスブラシ豚毛
靴磨きのツヤ出しに特化した豚毛ブラシ。コシのある豚毛を採用しており、クリームを均一に伸ばしながら余分なクリームを取り除けるのが魅力です。持ち手には山桜の間伐材を使用。手になじんで握りやすい形状を実現しています。
毛足は約2.3cm。靴全体に効率よくツヤを出せるよう、長さにこだわって設計されています。使い込むほど毛にクリームがなじみ、ブラッシングだけで輝きが生まれるのも特徴。靴磨きにこだわる方や、美しい仕上がりを求める方におすすめのモデルです。
コロンブス(Columbus) ジャーマンブラシ8 豚毛
手をあまり汚さずにクリームを塗布できる靴用ブラシ。ドイツ製の豚毛100%を採用しています。適度なコシがあり、クリームを均一に伸ばせるのが魅力です。全長約68mmのミニサイズなので持ちやすく、細かな作業も快適に行えます。
クリームの色ごとに使い分けて、本格的な靴磨きを楽しみたい方におすすめのモデルです。
ダスコ(DASCO) ブリストルブラシ
コシのある毛質を持つ豚毛100%のシューケアブラシ。ぎっしりと詰まった毛量が特徴で、毛足は約18mmと短めに設計されています。クリーム塗布後のブラッシングにおすすめ。摩擦熱を効率的に発生させるため、革にクリームがしっかり浸透します。
泥はねなどの汚れを落とす作業や、メダリオン・コバといった細かい部分のホコリを掃き出す際にも便利。スモールとラージの2サイズがあり、スモールは幅145×高さ45×奥行き33mmと握りやすいのが魅力です。色はブラックとホワイトがラインナップ。クリームの色ごとに使い分けたい方に適しています。
サフィール(SAPHIR) ブリストルハンドルブラシ
手が汚れにくい柄付きタイプの豚毛ブラシ。豚毛100%でコシがあり、しっかりとブラッシングできるのが魅力です。スエードなどの起毛革に挟まったホコリを落としやすく、毛並みを整えたいときに役立ちます。
靴クリームを塗った後のブラッシングにも活躍。柄があることで力が伝わりやすく、クリームを革になじませやすいのが特徴です。細かい部分に届きやすい形状もポイント。革靴やバッグを日常的にケアしたい方におすすめのモデルです。
サフィール(SAPHIR) ブリストルブラシ
起毛革のブラッシングに適した柄付きタイプのブラシです。豚毛100%を採用。コシのある毛質で、スエードやヌバックなどの起毛部分に挟まったホコリをかき出します。
柄の部分は握りやすく、安定した力加減で手入れ可能。起毛部分をしっかり整えられるため、ムートンなどデリケートな素材のケアにも対応します。起毛革のアイテムを美しく保ちたい方におすすめです。
近藤(Kondo) 靴磨きブラシ 豚毛
クリームをしっかり浸透させるドイツ製の靴磨きブラシです。コシのある天然豚毛100%を使用。革靴にクリームを押し込んでなじませる作業に適しています。
持ち手部分は幅広で、握りやすいのがメリットです。また、大きめのサイズなので、一気にクリームを塗り広げられます。初心者の方にもおすすめのモデルです。
M.MOWBRAY ペネトレィトブラシ
手をあまり汚さずにクリームを均一に塗り広げられる靴磨き用ブラシ。天然豚毛を使用したドイツ製で、コシの強い毛がクリームを革の内部まで押し込みます。
指では届きにくいコバ周りやメダリオンまでクリームを塗り込めるのがポイント。洗って繰り返し使えるため、色ごとにブラシを分けて長く愛用したい方におすすめです。
M.MOWBRAY ワークブラシ+
革靴のツヤ出しと仕上げに特化したケアブラシ。コシのある豚毛を採用しており、クリームを塗布した後にブラッシングすることでしっかりとした光沢感を引き出せます。ドイツ製で耐久性に優れ、長く愛用できるのが魅力です。
サイズは15.5cmで手になじみやすく、効率的なブラッシングが可能。ブラック・ホワイトの2色があり、クリームの色に合わせて使い分けることで色移りを防げます。革靴を美しく保ちたい方におすすめのモデルです。
ジェイソンマーク(JASON MARKK) プレミアムクリーニングブラシ
デリケート素材をやさしく洗える天然豚毛ブラシ。スエード・ヌバック・キャンバス・メッシュ・ニットなど、傷みやすい素材を傷めずにクリーニングできるのが魅力です。やわらかな毛質で、繊細なアッパー部分の汚れをしっかり落とします。
ウォールナット材を用いた木製グリップを採用しており、手になじみ扱いやすいのが特徴。乾いた状態でホコリ取りに使えるほか、水に浸して洗浄にも活用できます。素材に合わせた丁寧なケアをしたい方におすすめのアイテムです。
豚毛ブラシの洗い方

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革靴用の豚毛ブラシは、使用後に新聞紙や布でブラッシングをして、付着したクリームを取り除くのが基本の手入れです。
毛先にクリームが固まってきたと感じたら、洗浄を行うのがおすすめ。洗浄する際は、ブラシ全体を丸洗いするのではなく、毛先の汚れ落としに集中するのがポイントです。熱湯を含ませた雑巾で毛先を擦ったり、食器用洗剤で繰り返し洗ったりして、固まったクリームを落とします。
洗浄が終わったら、タオルでブラシを握るようにして水分を拭き取りましょう。その後、しっかり乾かします。毛先がサラサラの状態になったら手入れは完了です。こまめな手入れで、ブラシを長く愛用できます。


























豚毛ブラシは、革靴にクリームを浸透させてツヤを出す仕上げの工程で活躍するアイテムです。ホコリ落としに使う馬毛ブラシよりも硬く、コシのある毛質が特徴。靴クリームの種類や仕上げたいツヤ感にあわせて、毛の硬さと密度を選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。