子供の頃、レモンの絞り汁で絵を描いて、日光にさらすと絵が茶色く浮かび上がる、という遊びがありましたよね。これと似たような原理で、日光で布にプリントできるインクがあるんです。

日光に反応してプリントするインク

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Inkodyeは、日光を当てると活性化する印刷用インク。

天然繊維向けに作られているので、綿、リネン、レーヨン、シルクなどの他にも、吸収性のある天然素材であればほとんどすべてのものに着色が可能です。

Inkodyeは、建染染料と言われる、世界中で最も不変的な種類の染料です。建染染料は、軍服や制服、本物のブルージーンズの生地などを着色するのに使われていて、着色が薄れにくいことが特徴。

一度プリントすると、着色がこすれ落ちたり、日光で色褪せることもなく、漂白剤でも落ちません。

Inkodyeには、青写真やその他の写真用の化学製品に使用されているプラスチゾルのようにPVCや鉄、銀が含まれていません。水性なので、ご家庭で使うのにも安心です。

プリント部分にだけ日光が当たるように覆うのがコツ

Inkodyeでプリントするときには、スクリーンプリントやヒートセットなどの高価な道具も必要ありません。写真を使用してInkodyeでプリントするときには、写真のネガを準備しましょう。あとは、日光さえあれば準備OK。インク自体に特注のローラーが付いているので、お手軽に塗ることができます。

使い方は次の通り。

1.塗る

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プリントしたい生地にInkodyeを塗ります。インクは日光で活性化するので、暗い環境で行ってください。

2.覆う

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プリントしたい部分にだけ日光が当たるように、光を遮断できるもので覆います。
写真の場合は、ネガフィルムを使用します。

3.露出

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Inkodyeを塗った部分を10~20分、日光か強い紫外線にさらすと、プリントが現れます。

4.洗う

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日光に当たっていない部分のインクを専用のInkowashで洗い落とすことで、プリントが長持ちします。

仕上がりは以下のようになります。

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色は、全9色。水と混ぜてパステル調の色やビンテージ風の色合いを作ることもできます。色を混ぜることも可能。

専用アプリで仕上がりをシミュレーション

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iPhoneやPC用のアプリ「Lumi3.0」で、Inkodyeの使い方を見たり、デザインの仕上がりのシミュレーションもできます。サイト内ではオリジナル作品がシェアされていて、葉っぱなどを使った自然な模様も人気のようです。