世の中には懐古趣味というものがあります。古いもの、昭和・大正レトロ、オールドスタイル、ヴィンテージ。新品が嫌という分けでないけど、古い懐かしい物にたまらなく魅力を感じる、古くても野暮にみえない、インテリアもアンティーク調でまとめて暮らしたい。そんな感性の人たちに、今回はレトロフューチャーな感性のソファをおすすめしたいと思います。
英国ヴィンテージ風 オイルレザーソファー 三人掛け
英国風の古典的なデザインとアンティーク調にみせる加工を施したレザーは何年も使い込んだかの様な風合いを持っています。デニムでも新品の物より洗いざらしのウオッシュ加工の方が受け入れられているように、インテリアも使い込んだ風合いの物はおしゃれな表情を見せてくれますね。重厚な感じを受けますが、足下は軽い感じに仕上げられています。
カリモク カフェソファー
レトロファンの間で人気の東京カリモク製のソファです。古い事務所にいるようなたたずまいは、例えば昭和レトロをテーマにしたインテリアが似合うと思います。センターテーブルもできればチープな質感のものがいいかもしれません。古い砂壁の和室アパートでも違和感がなくなじむと思います。昭和のポスターなんかと一緒に飾り付けてみてはいかがでしょうか。
チェスターフィールド(Chesterfield) アンティーク調ラブソファ
英国で200年以上の伝統をほこるチェスターフィールドです。その重厚なデザインは何年にもわたり支持され続けてきました。一つ一つ手作りで製作されるその座り心地は長年の歴史からもわかります。また、レザーをアンティーク風に加工する技術も一級で見事に使いこまれた様な風合いをかもしだしています。一般にはウインザースタイルともよばれています。
ヨーゼフ・ホフマン 総革張り3人掛けソファー
オーストリア生まれの建築家ヨーゼフ・ホフマンは、産業革命の影響で安い大量生産品が出回る事に警鐘を促すため、ウィーン分離派というインテリア、建築、家具などの総合芸術を立ち上げました。ウィーン分離派はその後のアールヌーボーやアールデコなどの芸術に影響を与えました。このソファはそのときデザインされたものです。
ミース・ファン・デル・ローエ(Mies van der Rohe) 本革張りバルセロナ2人掛けソファ
建築界の3大巨匠のひとりミース・ファン・デル・ローエは20世紀初頭に活躍した人物です。彼の傑作バルセロナチェアはバルセロナ万博の時にスペイン国王のためにデザインされました。時がたちデザインの意匠権が切れているためジェネリック家具の製作が可能になったので一般に出回るようになってきました。その独特のスタイルは多くのcmやtvドラマなどにも登場しています。
エモ(emo) 2人掛けローソファー
少し変わって軽い感じのファブリックソファをご紹介したいと思います。重たい感じの革張りより軽めの布張りで普段使いという印象がありますね。落ち着いた雰囲気のモスグリーンはまるで電車のシートのようです。木製のサイドアームと合わせて木製のセンターテーブルがよく似合います。背もたれは大きめでみためよりリラックスできます。
ジェニファーテイラー(jennifer taylor) NEWラブソファー
ジェニファーテイラーは1991年に設立されたアメリカの総合インテリアブランドで、布使いがうまいことで有名ですね。ご紹介するのは今までとうってかわってロココスタイルの豪華なソファです。クラシックな雰囲気は定評があり、布張りソファを求めるならぜひ候補にいれていただきたいブランドです。他にも色々なファブリックのパターンがありますよ。
お気に入りのソファで休日はカウチポテトして過ごすというのに憧れますね。家具屋さんに行ってこれいいなあと見て回るのもいいのですが、購入前にはサイズのチェックと家の中に入るのかどうかメジャーを持って調べましょう。購入したのはいいがアパートに入らないというトラブルもよく耳にします。事前のチェックは慎重にしましょう。