母乳の代替食品として、赤ちゃんの栄養補給に役立つ「粉ミルク」。ママ以外でも授乳できるため、育児をサポートするアイテムとしても需要があります。

そこで今回は、おすすめの粉ミルクをご紹介。選び方も詳しく解説するので、赤ちゃんの成長やパパ・ママにとっての使いやすさを踏まえて選んでみてください。

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粉ミルクはいつまで飲ませる?

粉ミルクを飲ませる時期は、新生児〜1歳の誕生日頃までを目安としているメーカーがほとんど。実際に、1歳前後まで粉ミルクを使用する家庭が多い傾向にあります。ただし、あくまで目安として考え、赤ちゃんの成長に合わせてミルクの卒業時期を決めることが大切です。

離乳食が始まると、粉ミルク以外からも栄養を摂れるようになります。離乳食の進み具合によって、ミルクの量を少しずつ減らしていくのがポイントです。食べ物から十分に栄養を摂取できるようになったら、徐々に卒乳を目指しましょう。

粉ミルクの選び方

タイプで選ぶ

大容量で高コスパな「缶タイプ・詰め替えタイプ」

1日の粉ミルクの消費量が多い場合は、大容量かつコスパのよいタイプを選びましょう。完全ミルク育児やミルクメインの混合育児の方には、缶タイプ・詰め替えタイプの製品がおすすめです。

缶タイプは粉ミルクでは定番のパッケージなので、豊富なラインナップから選択可能。計量スプーンが付属していたり、フタの裏ですりきりができたりと、使いやすい工夫が施されています。

詰め替えタイプの製品は、粉ミルクが入った袋を専用ケースにセットして使うのが特徴。使い終わったら袋だけを捨て、専用ケースは繰り返し使用できます。缶タイプと比べてゴミ処理がしやすく、環境にも配慮されたおすすめのタイプです。また、缶に比べてコンパクトなため、省スペースで保管できます。

計量の手間が省ける「 個包装タイプ・キューブタイプ」

個包装タイプ・キューブタイプの粉ミルクなら、計量いらずで簡単かつ正確に調乳できます。ミルク作りに慣れていない祖父母などに預ける場合に便利です。携帯性に優れているので、外出先にも手軽に持ち運べます。

缶タイプ・詰め替えタイプと比べるとコスパはよくないため、普段使いには不向き。夜間の授乳などすばやくミルクをあげたいときや、母乳育児のサポートとして活用するのもおすすめです。

アレルギーを持つ赤ちゃんにはアレルギー用ミルクを

粉ミルクを与えて嘔吐や下痢といった何らかのアレルギー反応が出た場合は、牛乳アレルギーの可能性が考えられます。異変を感じたら医師に相談し、必要に応じてアレルギー用ミルクへの切り替えを検討しましょう。

アレルギー用ミルクには、牛乳のたんぱく質を酵素分解してアレルギーを起こしにくい分子の大きさにした「加水分解乳」と、アミノ酸を使用して牛乳の組成に近づけた「アミノ酸乳」があります。

また、乳成分を含まず大豆を主原料とした「大豆乳」も牛乳アレルギーに対応可能。ただし、大豆アレルギーの可能性もあるため、十分注意したうえで選ぶのが大切です。

9ヶ月頃からはフォローアップミルクに切り替えよう

離乳食が1日3回になる9ヶ月頃からは、フォローアップミルクに切り替えるのがおすすめです。フォローアップミルクとは、離乳食だけでは足りない栄養を補うためのミルク。赤ちゃんが特に不足しがちな鉄など、成長のために必要な栄養を補うことが可能です。

赤ちゃんは体のさまざまな機能が未熟なため、離乳食だけで成長に必要な栄養をバランスよく摂るのは難しいとされています。また、赤ちゃんによっては、離乳食の食べムラや好き嫌いによって、十分に栄養を摂れていない可能性も。ただし、すべての赤ちゃんに必須のモノではないので、離乳食の進み具合や成長に合わせて取り入れるか判断しましょう。

非常時には液体タイプのミルクがおすすめ

缶や紙パックに調乳済みのミルクが入っている、液体タイプの製品もいくつかあります。調乳の手間がなく、水やお湯を用意できないシーンでも授乳できるのがメリットです。

パパ・ママの体調が優れないときや災害時に重宝します。普段は缶タイプ・詰め替えタイプを使用し、万が一の備えとして液体タイプを選ぶのがおすすめです。

粉ミルクのおすすめ

明治(meiji) ほほえみ らくらくキューブ

明治(meiji) ほほえみ らくらくキューブ

お湯にサッと溶けるキューブ型の粉ミルクです。1個のキューブで40ml分のミルクを作れます。計量いらずなので、普段調乳に慣れていない人でも簡単に扱えて便利。赤ちゃんを実家に預けるときなどに重宝する人気の製品です。

長年にわたる研究や赤ちゃんの発育調査をもとに、母乳に近づけた成分構成で作られているのが本製品の特徴。たんぱく質の質と量を母乳に近づけているほか、赤ちゃんの発達に大切な脂質であるDHA・アラキドン酸を豊富に含んでいます。

さらに、フラクトオリゴ糖や、不足しがちな亜鉛や鉄分も配合。赤ちゃんのすこやかな成長を考えて作られたおすすめの製品です。

和光堂 レーベンスミルク はいはい

和光堂 レーベンスミルク はいはい

泡立ちが少なく、赤ちゃんの飲みやすさに配慮されたおすすめの粉ミルクです。フタの裏ですりきりでき、すばやく計量できます。お湯にサッと溶けやすいため、スムーズな調乳が可能です。

α-ラクトアルブミンを母乳に近い量で配合するなど、たんぱく質のバランスにこだわって作られています。赤ちゃんが成長するうえで重要なDHA・アラキドン酸や、16種類のビタミン・ミネラルも配合。また、ガラクトオリゴ糖を含んでいるのもポイントです。

ビーンスターク(Bean Stalk) すこやかM1

ビーンスターク(Bean Stalk) すこやかM1

甘さを抑えた味わいが特徴の粉ミルクです。母乳に近い13%調乳濃度を採用し、母乳に慣れている赤ちゃんでも飲みやすいように作られています。

母乳の研究をもとに、日本で初めて育児用粉ミルクにオステオポンチンを配合。ほかにも、シアル酸・オリゴ糖・リボ核酸などを配合し、母乳の組成に近づけています。赤ちゃんの成長に欠かせないビタミンやミネラルもたっぷり含まれたおすすめの製品です。

計量に便利な20mlの専用スプーンを同梱しています。フタの裏ですりきりできるので、スムーズな調乳が可能。衛生面に配慮し、缶の側面に抗菌加工を施しているのもポイントです。

雪印メグミルク ぴゅあ

雪印メグミルク ぴゅあ

820gの大容量ながら価格が安い、コスパに優れた粉ミルクです。完全ミルク育児やミルクメインの混合育児など、粉ミルクの消費量が多い家庭にぴったり。お湯にサッと溶けやすく、スムーズに調乳できるのも魅力です。

母乳を手本とし、たんぱく質と脂肪をバランスよく配合。さらに、赤ちゃんの発育に重要なDHA・オリゴ糖・シアル酸などの成分も豊富に含まれています。甘すぎず自然な味わいに仕上げることで、赤ちゃんの飲みやすさにも配慮したおすすめの製品です。

森永乳業 はぐくみ エコらくパック はじめてセット

森永乳業 はぐくみ エコらくパック はじめてセット

パパ・ママの使いやすさを考えて作られた、詰め替えタイプの粉ミルクです。粉ミルク400g×2袋のほか、専用ケース・計量スプーンがセットになっています。

専用ケースは浅型で間口が広いため、最後まで楽にすくえるのがポイント。洗いやすいデザインで、薬液・電子レンジ・煮沸すべての消毒方法に対応しています。利便性だけでなく、衛生面や環境に配慮されたおすすめの製品です。

3種類のオリゴ糖や、初乳に多く含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」などを配合しています。また、赤ちゃんの発育に必要なDHAとアラキドン酸を母乳と同じ比率で配合。母乳に近い栄養バランスを目指して作られているのが魅力です。

江崎グリコ アイクレオ バランスミルク

江崎グリコ アイクレオ バランスミルク

母乳と同じくらいの乳糖・塩分量で、あっさりとした自然な甘さに仕上げた粉ミルク。色や香りも母乳に近づけており、混合育児に取り入れやすいおすすめの製品です。

母乳成分のひとつであるα-リノレン酸を含むえごま油や、母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合。母乳に近いバランスで栄養成分を組み合わせ、消化吸収しやすいように作られています。

森永乳業 E赤ちゃん スティックタイプ

森永乳業 E赤ちゃん スティックタイプ

牛乳たんぱく質を細かく分解したペプチドミルクを採用することで、消化のしやすさに配慮した製品。赤ちゃんにやさしい粉ミルクを選びたい方におすすめです。

初乳に多いたんぱく質であるラクトフェリンや、3種類のオリゴ糖などが含まれています。また、赤ちゃんの成長に重要なDHA・アラキドン酸を母乳と同じ比率で配合。栄養成分を母乳に近づけて作られているのがポイントです。

本製品は10本セットのスティックタイプで、13gずつ小分けになっています。計量せず直接哺乳瓶に入れられるため、赤ちゃんを待たせずに授乳できて便利。夜間や外出先での調乳をスムーズに行いたい方におすすめです。

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粉ミルクの作り方

まずは器具の消毒と手洗いを済ませ、清潔な状態で調乳を始めるのが重要です。缶タイプ・詰め替えタイプの場合は粉ミルクを正確に計量し、 個包装タイプ・キューブタイプなら必要な分を哺乳瓶に入れましょう。沸騰後に冷ました70℃以上のお湯を出来上がり量の2/3程度加え、乳首・フードをつけてよく振りながら溶かします。

粉ミルクが溶けたら出来上がり量までお湯を足し、水に浸すなどして体温くらいの温度まで冷ましたら完成。腕の内側にミルクを少量垂らし、やや温かく感じる40℃くらいが目安です。

世界保健機関と国連食糧農業機関によるガイドラインによると、衛生面上、調乳後のミルクは2時間以内に与えることが推奨されています。飲み残したミルクを再度飲ませるといったことはしないように注意が必要です。