赤ちゃんに必要な栄養を摂取できる「粉ミルク」。お湯に溶けやすいモノや計量いらずで調乳できるモノなど、さまざまな製品がラインナップされています。
今回は、おすすめの粉ミルクをご紹介。選び方もあわせて解説しているので、粉ミルク選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 粉ミルクの選び方
- 粉ミルクのおすすめ|缶タイプ
- 粉ミルクのおすすめ|個包装・キューブタイプ
- 粉ミルクの売れ筋ランキングをチェック
- 粉ミルクの作り方
- 粉ミルクを飲ませるのはいつまで?
- 粉ミルクの作り置きはできる?
- 粉ミルクの売れ筋ランキングをチェック
粉ミルクの選び方
タイプで選ぶ
大容量でコスパに優れた「缶タイプ」
粉ミルクで定番といえる缶タイプの製品は、大容量でコスパに優れているのが魅力です。さまざまなメーカーから販売されており、幅広い選択肢から選べます。開封後は早めに消費する必要があるため、完全ミルク育児や粉ミルクメインの混合育児など、1日における粉ミルクの消費量が多い場合におすすめです。
調乳する際は、赤ちゃんの成長や様子に合わせて量を調節可能。必要以上に作ってしまう心配がなく、無駄な消費を減らせます。計量スプーンが付属していたり、フタの裏ですり切りができたりと、使いやすい工夫が施されているのもポイントです。
また、繰り返し使える専用ケースを採用した「詰め替えタイプ」の粉ミルクも人気。粉ミルクが入った袋を専用ケースにセットし、缶タイプと同じように使用できます。気になる方はチェックしてみてください。
計量の手間が省ける「 個包装・キューブタイプ」
外出先で授乳するときは、個包装またはキューブタイプの粉ミルクが便利です。軽量の手間が省け、お湯と混ぜるだけで簡単に調乳できます。コンパクトで持ち運びしやすく、バッグに入れてもかさばらないのがメリット。ミルク作りに慣れていない祖父母などに赤ちゃんを預ける場合にも重宝します。
缶タイプの製品と比べると1杯あたりのコストがかかるため、普段使いには不向き。外出用としてストックするほか、素早くミルクをあげたい夜間での授乳や、母乳育児のサポートとしての使用に適しています。
また、自宅で缶タイプの製品を使っている場合は、同ブランドの個包装・キューブタイプを選ぶのがおすすめ。粉ミルクは製品によって味わいが異なるので、赤ちゃんが飲み慣れているモノで揃えられると安心です。
調乳のしやすさに注目
新生児期は1日に何度も授乳する必要があるので、短時間で調乳できるモノを選ぶことが大切。特に重視したいポイントは、粉ミルクの溶けやすさです。お湯と混ぜたときにサッとなじみ、溶け残りや泡立ちが発生しにくいモノがおすすめ。赤ちゃんを待たせることなく、パパ・ママが余裕を持ってミルクの準備を行えます。
缶タイプの製品の場合は、フタ裏ですり切りできるモノだと便利。スピーディーかつ正確に計量できるのがメリットです。また、付属スプーンの形状によっても使いやすさが左右されます。柄の長いスプーンなら、粉ミルクが残り少なくなっても最後までラクにすくえます。哺乳瓶に入れやすい細さであるかもチェックしてみてください。
赤ちゃんの月齢に合ったモノを選ぼう
粉ミルクは、赤ちゃんの月齢や成長に合わせて与えることが大切です。離乳食が1日3回になる生後9ヶ月頃からは、通常の粉ミルクからフォローアップミルクへの切り替えを検討してみましょう。
フォローアップミルクとは、離乳食だけでは足りない栄養を補うためのミルクです。赤ちゃんの成長に重要な鉄分やカルシウムなどが含まれており、手軽に栄養バランスを整えられます。特に、離乳食の食べムラや好き嫌いが気になる場合は、フォローアップミルクで栄養摂取のサポートをするのがおすすめです。
ただし、すべての赤ちゃんに必須のモノではないため、離乳食の進み具合や成長を考慮したうえで取り入れるか決めることが重要。判断に迷ったときは、かかりつけの医師に相談してみてください。
アレルギーが心配ならアレルギー専用粉ミルクを
赤ちゃんに粉ミルクを与えて嘔吐や下痢といった何らかのアレルギー反応が出た場合は、牛乳アレルギーの可能性が考えられます。異変を感じたら医師に相談し、必要に応じてアレルギー専用粉ミルクへの切り替えを検討しましょう。
アレルギー専用粉ミルクには、牛乳のたんぱく質を酵素分解してアレルギーを起こしにくい分子の大きさにした「加水分解乳」と、アミノ酸を使用して牛乳の組成に近づけた「アミノ酸乳」があります。
また、乳成分を含まずに大豆を主原料とした「大豆乳」も、牛乳アレルギーに対応可能。ただし、大豆アレルギーの可能性もあるため、十分に注意したうえで選ぶのが大切です。
粉ミルクのおすすめ|缶タイプ
江崎グリコ アイクレオ バランスミルク
赤ちゃんのことを考え、母乳に近い味わい・香り・色にこだわって作られた粉ミルクです。母乳と同程度の乳糖・塩分量で、あっさりした甘さを実現しています。色味も母乳に近づけ、より赤ちゃんが親しみやすい粉ミルクに仕上げているのがポイント。母乳とミルクの混合育児にもぴったりの製品です。
5種類のヌクレオチドを母乳に近い量で含んでいるほか、母乳成分のひとつであるα-リノレン酸を含むえごま油や、母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合。母乳に近いバランスで栄養成分を組み合わせ、消化吸収しやすいように作られています。
容量は800g。お湯に溶けやすい粒子構造を採用しており、ダマになりにくく素早く溶けます。調乳時間の短縮につながり、赤ちゃんを待たせずにミルクの用意ができるのでおすすめ。保存料を使用していないのもポイントです。
森永乳業 森永E赤ちゃん 大缶
牛乳たんぱく質を細かく分解した「ペプチドミルク」を採用し、消化のしやすさに配慮した粉ミルク。より赤ちゃんにやさしい製品を選びたい方におすすめです。また、消化機能が未熟な新生児期にも適しています。
母乳に近い栄養成分にこだわり、初乳に多く含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」や3種類のオリゴ糖を配合。赤ちゃんの成長・発達に大切なDHAとアラキドン酸は、日本人の母乳と同じ比率で含まれています。
本製品は800gの大容量タイプ。300gのミニサイズ缶のほか、詰め替えタイプやスティックタイプも展開しています。使用シーンに適したタイプを選べるのがうれしいポイントです。
森永乳業 森永はぐくみ エコらくパック はじめてセット
使い勝手のよい詰め替えタイプの粉ミルクです。400gの粉ミルク2袋に加え、専用ケースと計量スプーンが付属しています。粉ミルクを袋ごと専用ケースにセットし、缶タイプの製品と同じように使用可能です。
粉ミルクがなくなったら袋のみ処分するため、ゴミがかさばらない仕様。また、2回目以降は詰め替え用を購入するので、ランニングコストを抑えられます。
専用ケースは、広口で底が浅い設計。残り少ない粉ミルクも、最後までラクにすくえます。洗いやすく、薬液・電子レンジ・煮沸の消毒に対応しています。衛生的に使い続けられるおすすめの製品です。
粉ミルクの成分においては、母乳に近い栄養バランスと量にこだわっているのがポイント。初乳に多く含まれるラクトフェリンや、3種類のオリゴ糖などを配合しています。
・詰め替え
雪印メグミルク ぴゅあ
820gと大容量の粉ミルクです。広告宣伝費を抑えることで、リーズナブルな価格を実現しています。コスパに優れているので、完全ミルク育児やミルクメインの混合育児など、粉ミルクの消費量が多い家庭におすすめ。また、お出かけに便利なスティックタイプの製品も展開しています。
母乳を手本とし、たんぱく質と脂肪をバランスよく配合しているのが特徴。また、赤ちゃんの発育に大切なDHA・オリゴ糖・シアル酸・コリンなどさまざまな成分を含んでいます。
お湯にサッと溶けやすく、急いでいるときもスムーズに調乳可能。甘すぎない自然な味わいに仕上げ、赤ちゃんの飲みやすさにも配慮しています。
和光堂 レーベンスミルク はいはい
母乳に近い成分構成で作られた粉ミルク。たんぱく質のバランスに配慮しているほか、赤ちゃんの成長に大切なDHA・アラキドン酸を日本人の母乳に近い割合で配合しています。16種類のビタミン・ミネラルや、母乳に含まれるガラクトオリゴ糖など、豊富な栄養素を含んでいるのもポイントです。
内容量810gと大容量ながら安いので、毎日ミルクを飲む赤ちゃんに適しています。フタの裏ですり切りでき、素早く正確に粉ミルクを計量可能。お湯にサッと溶けやすいため、赤ちゃんを待たせずに調乳できます。泡立ちが少なく、赤ちゃんの飲みやすさにもこだわったおすすめの製品です。
粉ミルクのおすすめ|個包装・キューブタイプ
ビーンスターク(Bean Stalk) すこやかM1 ミニスティック
小分けになっており、1本で50mlのミルクを調乳できるミニサイズの製品です。母乳の出が悪いときや、母乳を飲んだ後に赤ちゃんが満足していなさそうなときに、少量のミルクを作れるので便利。母乳育児や混合育児のサポートにぴったりです。
内容量6.5gのスティックが24本入っています。衛生的な使い切りタイプで、外出先にも気軽に持ち運び可能。サッと溶けやすく、スムーズに調乳できます。
甘さを抑えた味わいに仕上げているうえ、母乳に近い13%調乳濃度を採用。母乳に慣れている赤ちゃんでも飲みやすいおすすめの製品です。
母乳の研究をもとに、日本で初めて育児用粉ミルクにオステオポンチンを配合。ほかにも、シアル酸・オリゴ糖・リボ核酸などを配合し、母乳の組成に近づけています。
明治(meiji) ほほえみ らくらくキューブ
粉ミルクをキューブ状に固めた製品。1個で40mlのミルクを作れます。計量の手間がなく、哺乳瓶に入れる際に飛び散らないのがメリット。いくつ入れたかひと目で確認できるため、調乳に慣れていない祖父母などでも簡単に扱えます。
お湯にサッと溶ける仕様で、赤ちゃんを待たせずスムーズに調乳可能。コンパクトで持ち運びしやすく、外出先での授乳に重宝します。個包装で少しずつ使えるため、母乳育児のサポートとして選ぶのもおすすめです。
長年にわたる母乳研究や赤ちゃんの発育調査をもとに作られているのが特徴。たんぱく質の量と質を母乳に近づけているほか、赤ちゃんの成長に重要なDHA・アラキドン酸を配合しています。さらに、フラクトオリゴ糖や亜鉛なども配合。赤ちゃんのすこやかな成長を考えて作られた製品です。
粉ミルクの売れ筋ランキングをチェック
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粉ミルクの作り方
清潔な状態で調乳を始めるために、まずは手洗いと器具の消毒を済ませます。計量スプーンを使い、正確な量の粉ミルクを哺乳瓶に入れましょう。個包装やキューブ状の粉ミルクなら、必要な分を哺乳瓶に入れます。自己判断で薄めたり濃くしたりせず、分量通りに作ることが重要です。
粉ミルクを入れたら、沸騰後に冷ました70℃以上のお湯を出来上がり量の2/3程度入れ、乳首とフードをつけてよく混ぜます。出来上がり量までお湯を加えて軽く振り、流水を当てるなどして人肌くらいの温度まで冷ましたら完成です。腕の内側にミルクを垂らし、やや熱く感じる40℃前後を目安にしてみてください。
粉ミルクを飲ませるのはいつまで?
粉ミルクを飲ませる時期は、新生児〜1歳の誕生日頃までと設定しているメーカーがほとんどです。実際に、1歳前後で卒乳させる家庭が多い傾向にあります。あくまで目安として考え、赤ちゃんの成長に合わせて卒乳のタイミングを決めることが重要です。
離乳食が始まると食べ物からも栄養を摂れるようになり、粉ミルクは徐々に補助的な役割へと移行します。離乳食の進み具合に応じて、ミルクの量や回数を調節してみてください。卒乳のタイミングをある程度決めておき、計画的に減らしていくのがおすすめです。
また、離乳食が1日3回になる9ヶ月頃からは、フォローアップミルクへの切り替えを検討するのもひとつの手。離乳食だけでは足りない栄養を補うためのミルクで、赤ちゃんの成長をサポートします。ただし、すべての赤ちゃんに必須のモノではないため、個々の成長や離乳食の進み具合などを考慮して取り入れるかを判断しましょう。
粉ミルクの作り置きはできる?
世界保健機関と国連食糧農業機関が作成したガイドラインによると、粉ミルクの調乳後は2時間以内に与えることが推奨されています。細菌が繁殖する恐れがあるため、飲み残したミルクを再度飲ませたり、作り置きのミルクを持ち運んだりといったことはしないように注意が必要です。
どうしても粉ミルクを作り置きしたいときは、衛生面に十分配慮することが重要。調乳したら乳首とフードをしっかり閉め、冷蔵庫に入れて5℃以下で保存します。最長24時間まで保存できるので、スケジュールに合わせて調乳するタイミングを逆算してみてください。
授乳する直前に冷蔵庫から取り出し、必ず15分以内で温めるのが重要なポイント。温める方法としては、湯煎が一般的です。電子レンジではミルクが均一に温まりにくく、赤ちゃんが火傷をする危険性があるので使わないようにしましょう。再加熱したミルクも2時間以内に与え、飲まない場合は破棄してください。
粉ミルクの売れ筋ランキングをチェック
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今回、ご紹介した粉ミルクに共通しているのは、赤ちゃんの成長に考慮した栄養成分で作られていること。調乳のしやすさやコスパなど、重視したいポイントをおさえて選ぶのがおすすめです。また、味わいは製品によって多少の違いがあります。赤ちゃんにも好みがあるので、進んで飲んでくれるモノを見つけてみてください。