さまざまな形のあるブーツ。着こなしが難しいと敬遠されがち。でも、その分着こなせるとかっこいいものです。無骨なカジュアルファッションを想像しがちですが、中にはビジネスにも履けるブーツも存在します。今回は、比較的合わせやすい「黒」という色に絞って、ブーツのメンズコーデを紹介します。
ブーツ選びのポイントも合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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まず、普通のシューズとブーツの違いは、基本的にくるぶしが隠れるか出るかというところにあります。隠れていればブーツ。出ていればシューズ。しかし、中にはくるぶしが出ていてもブーツと呼んでいるものもあります。誕生した国の文化によって、違いが出てきますが、基本的には上に書いた分類での認識で大丈夫です。
また、ブーツをはじめ靴にはカジュアル仕様とドレス仕様の2種類があります。基本的にドレス仕様であればスーツに合わせることができます。また、ドレス仕様のブーツであっても、ドレスダウンし、カジュアルな装いの足元の「はずし」、「あそび」として取り入れることも可能です。
では、ブーツの形には、どんなものがあるでしょうか。種類は数え切れないほどありますが、代表的にはレースアップブーツ(編み上げブーツ)、チャッカーブーツ、ワークブーツ、サイドゴアブーツ、ムートンブーツなどなどです。
ドレスタイプのブーツにはレースアップブーツやサイドゴアブーツ、チャッカーブーツが多く、カジュアルタイプのブーツには、レースアップブーツ、ワークブーツ、ムートンブーツ、チャッカブーツが多い傾向にあります。
黒ブーツを使ったおすすめメンズコーデ
カジュアルな黒ブーツコーデ
ブルーデニムに合わせた黒ブーツがおしゃれなコーディネート。細身のデニムをロールアップし、ブーツを目立たせた着こなし。トップスは紺でまとめられていて、全体的にブルー系統の色でコーディネートされています。足元の黒いブーツが全体を引き締めていますね。
清涼感のある黒ブーツマリンコーデ
ホワイトデニムにも黒ブーツはぴったり。ボトムスの白と黒のコントラストが爽やかです。トップスはマリンテイストでまとめられています。ボトムスがロールアップされていて暑苦しくないです。秋口にぴったりなコーデです。
ミリタリーテイストの黒ブーツコーデ
デニム地のMA-1ジャケットに細身のダメージデニムを合わせたコーデ。ボトムスをブーツにインすることで、ハイカットブーツが引き立ちます。このようにブルーのトーンが控えめなトップス、ボトムスに黒いブーツを組み合わせることで、ミリタリーなテイストに仕上がります。
モノトーンの黒ブーツコーデ
全体を黒で合わせたコーデ。モノトーンコーデは単調になりがちですが、モノトーンコーデに黒ブーツで足元にボリュームをもたせることでスタイリッシュな着こなしにすることができますよ。
キレイ目な黒ブーツコーデ
黒いジャケットに白のインナー、ブラックのボトムスというシンプルなコーデ。それに合わせて、ブーツもシンプルなサイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)をチョイスしています。シューレースがないので、うるさくなりがちな足元をスッキリさせてくれますよ。
リラックス感のあるキレイ目黒ブーツコーデ
グレーのボトムスにも合わせやすい黒ブーツ。キレイ目な着こなしの中に、グレーのスウェットでスポーティな要素を取り入れたコーデです。ボトムスでリラックス感を演出しています。
クラシックなキレイ目黒ブーツコーデ
キレイ目なワークスタイルコーデ。カーキ色のパンツに黒ブーツを合わせています。こちらの黒ブーツはウイングチップにメダリオンが施されたブローグ(飾り)のあるもの。クラシックな雰囲気を作り出しています。また、スエード地の革靴は撥水性もあり雨の日も着用可能です。
黒ブーツのスーツコーデ
最後にスーツと合わせたコーデをご紹介。ブルー系統でまとめたスーツスタイルです。クラシックな飾りが施された上品なブーツならスーツに合わせてもしっくりきますね。
メンズおすすめ黒ブーツ4選
ドクターマーチン(Dr.Martens) 8アイブーツ 1460
パンクロッカーたちが愛用する英国の靴ブランド、ドクターマーチンの8アイブーツ。8つのシューホール(靴紐を通す穴)のあるレースアップタイプのブーツです。このモデルのチェリーレッドモデルが今やドクターマーチンの代名詞となっています。
こちらはそんなブーツの黒でコーディネートに取り入れやすいタイプ。スタンダードなカジュアルワーキングブーツとして、長く使用できるおすすめの逸品です。
クロケットアンジドジョーンズ(Crockett&Jones) チェルシー8ワックスカーフサイドゴアブーツ CHELSEA8LAST341E
1879年、英国靴の聖地ノーザントンプソンで生まれた120年の歴史を持つ老舗の英国靴ブランド、クロケットアンドジョーンズによるドレスタイプのサイドゴアブーツ。チェルシーブーツとも呼ばれていますが、サイドゴアブーツと同じ意味です。靴紐がなくレースアップ式でないので、着脱が非常に簡単です。
すっきりしていてスーツにも合わせやすいデザインです。また、ゴム底になっているため、耐久性もあります。
サンダース(SANDERS) ダービーブーツ 1157
最後も英国ブランドよりご紹介させていただきます。クロケットアンドジョーンズと同時期の1873年創業のサンダースのブーツです。シューレースと、かかと部分のベロが落ち着いたオリーブグリーンとなっていて、全て黒ではない点がおしゃれです。
また、爪先部分が飾りの入ったストレートチップで控えめなゴージャス感を醸し出しています。トリッカーズのブーツと同じくカジュアルにもビジネスにも着用可能です。
ブーツは難しい! と思って敬遠されていた方も勇気を出してまずはお一つ検討してみてはいかがでしょうか。スタンダードなブーツを一つ持っておくとコーディネートの幅が出ますよ。特に黒ブーツはカジュアルからビジネスまでさまざまなスタイルに合わせやすいです。
ぜひ、あなたのワードローブに黒ブーツを取り入れてみてください。