魅惑の60年代コンセプトカーにインスパイア。
1960年のプロトタイプであるにもかかわらず、そのデザインが50年先だったと評されるピリンファリーナ X。同じくピリンファリーナが担当した、現代の車に見まがう1965年のプロトタイプ、フェラーリ ベルリネッタ スペチアーレ。これらに代表されるような、今見ても魅力あふれる60’sデザインにインスパイアされたGTコンセプトカーをご紹介しましょう!
60’sフェラーリ?
今回のコンセプトは Arpad Takacs 氏が、設計やプロトタイプなどを供給する AUFEER DESIGN 社 に提供した、”普段乗り”も可能なパフォーマンスカー。
エアロダイナミクスを想定した流れるようなボディは、前述のフェラーリ ベルリネッタ スペチアーレ のラインに影響されていることが明らか。フロント開口部も”懐かしい”!?
可動式パネル
Arpad Takacs 氏によると、他のいわゆるGT(グランツーリスモ)を冠した車と異なるのは、可動式のフィンやフロントスポイラーを装備しているところ。
ドアのウィンドウパネルが上方に開き、そのままルーフに仕込まれているレールに沿って後方に移動。車速に合わせて、そのフィンは水平方向の角度が変化。これは前述のピリンファリーナ X の大きな”尾翼”にインスパイアされているようです。
また、フロントスポイラーにも注目。やはり、車速に合わせて”飛行機の翼”のフラップのように動く、パネルが装備されているのです。こんな車で高速をゆっくりと流してみたいですね!
Arpad Takacs 氏 の目標は、パフォーマンスカーであるとともに、家の中で鑑賞できるようなデザイン。たしかにこのコンセプトデザインはビール1本飲めそう!