3月3日のひな祭りに飾られる「雛人形」。女の子の健やかな成長と幸せを願う大切な節句飾りとして親しまれています。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの雛人形をご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 雛人形の意味とは?飾る期間はいつからいつまで?
- 雛人形の選び方
- 雛人形の予算や価格相場はどのくらい?
- 雛人形のおすすめ|親王飾り
- 雛人形のおすすめ|ケース飾り
- 雛人形のおすすめ|収納飾り
- 雛人形のおすすめ|段飾り
- 雛人形に関するQ&A
雛人形の意味とは?飾る期間はいつからいつまで?

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雛人形は、女の子の幸せや健やかな成長を願って飾るもの。「よい縁に恵まれますように」という祈りが込められているほか、女の子の身代わりになって厄を引き受けてくれるといわれています。
雛人形を飾る時期は、2月4日頃に訪れる立春から2月中旬頃が一般的。明確な日にちは決まっていないので、時間に余裕があるタイミングで子供と一緒に楽しみながら飾るのがおすすめです。ただし、ひな祭りの前日に飾るのは、葬式の一夜飾りを連想させることからタブーとされています。
ひな祭りが終わったら、3月4日以降にできるだけ早く片付けましょう。雛人形は繊細に作られており、湿気などの影響を受けやすいため、天気がよく空気の乾いた日を選ぶのがポイント。保管場所には、直射日光が当たらず湿気の溜まりにくいところが適しています。
雛人形の選び方
雛人形の種類で選ぶ
今どきのコンパクトで場所を取らない「親王飾り」

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親王飾りは、男雛と女雛を飾るコンパクトなタイプ。玄関や棚上などに省スペースで設置できるため、マンション住まいなど飾る場所が限られている家庭におすすめです。
雛人形が2体のみのシンプルな形式で、現代の住宅にも調和しやすく手軽に取り入れられます。短時間で飾り付けや片付けが行える点もメリットです。インテリアになじみやすい雛人形を選びたい方や、気軽に伝統行事を楽しみたい方はチェックしてみてください。
飾り付けの必要がなく、お手入れも手軽な「ケース飾り」

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ケース飾りは、透明なケースの中に人形や道具を飾れるタイプです。飾っている間も人形にホコリがかぶるのを防止でき、ケースをサッと拭くだけできれいな状態を保てます。子供やペットのいたずらからも守れるため、低い位置に飾りたい場合にもぴったりです。
ケースの素材には、ガラスまたはアクリルが採用されています。ガラスは丈夫で傷付きにくい点、アクリルは軽量で扱いやすい点がメリットです。飾る場所や生活スタイルに適したケースの雛人形を選んでみてください。
ケース飾りのなかには、人形や道具が固定されているモノもあります。1体ずつ配置する必要がなく、簡単に飾り付けられるのでおすすめです。
収納の手間がかからない「収納飾り」

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収納飾りは、人形や道具をしまう収納箱が飾り台としても活用できるタイプの雛人形です。飾るときは収納箱の上に人形や道具を配置し、片付ける際は箱にまとめて収納できます。細かいパーツを紛失する心配が少なく、保管しやすいのがメリット。ラクに飾りや片付けができる雛人形を選びたい方にぴったりです。
収納飾りには「親王飾り」と三人官女まで揃った「五人飾り」の雛人形があります。収納箱によって高さを出せるので、人形の数が少なくても華やかさを演出可能。収納箱の形やデザインによっても印象が変わるため、部屋の雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめです。
豪華で華やかな「段飾り」

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段飾りは、段の上に人形や道具を飾るタイプです。段に毛氈と呼ばれる赤い布をかけたモノが伝統的ですが、木製段を採用したモノや漆塗りが施されたモノもあります。設置スペースを広く確保できる方や、華やかさを重視したい方におすすめです。
二段・三段・五段・七段の雛人形があり、それぞれの段に人形や道具を配置します。七段飾りには男雛・女雛・三人官女・五人囃子・随身・仕丁の人形すべてが揃っており、ひな祭りを豪華にお祝いしたい場合にぴったり。段数が多くなるほど、飾り付けや片付けに時間がかかることも考慮して選ぶのが重要です。
衣装のタイプで選ぶ
西陣織や金糸を使い華やかな見た目が特徴的な「衣装着タイプ」

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雛人形には「衣装着人形」と「木目込み人形」の2種類があり、それぞれ衣装の技法が異なります。どちらも江戸時代から続く伝統的な雛人形なので、好みに合わせて選んでみてください。
衣装着タイプの雛人形は、仕立てた衣装を人形に着せ付けているのが特徴。西陣織や金糸を使った豪華な衣装を纏っており、華やかな見た目が魅力です。十二単のように着物を何枚か重ねているため、重厚感のある雰囲気も楽しめます。写真映えするスタンダードな雛人形を飾りたい方におすすめです。
かわいらしい見た目で耐久性も高い「木目込みタイプ」

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木目込みタイプの雛人形は、木製のボディに筋を彫り、筋に布地を食い込ませるように着せ付けて作られています。衣装着人形よりも自由度の高い技法で、ボディの形を変えたりコンパクトに仕上げたりできるのが特徴。デザインが豊富なので、オリジナリティのある雛人形を飾りたい方にぴったりです。
丸みがありやわらかい印象のモノが多く、かわいらしい雛人形が好きな方に適しています。小さなサイズのモノも展開されているため、飾るスペースが限られている場合やさりげなく飾りたい方にもおすすめです。
設置・収納場所に合わせたサイズを選ぶことも大切

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雛人形のサイズは、製品によってさまざま。大きく立派な段飾りのモノもあれば、気軽に飾れるコンパクトなモノも多くラインナップしされています。自宅のスペースに合ったサイズの雛人形を選ぶことが大切です。
あらかじめ飾る場所と収納場所を確保したうえで、幅や奥行き、高さを測っておくと安心。マンション住まいなどでスペースが限られている場合は、コンパクトに飾れる雛人形が適しています。出し入れや収納もラクにできるのでおすすめです。
台屏風やケース、小道具のデザインや素材もチェック

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台屏風やケース、小道具によっても、雛人形の印象が左右されます。それぞれのデザインや素材にも注目して、雛人形を選んでみてください。
雛人形を美しく引き立たせる台屏風は、木製・黒塗り・金色などさまざまな素材や色のモノがあります。部屋になじむようナチュラルに飾りたい方には木製、高級感や華やかさを演出したい場合は黒塗りや金色の台屏風がおすすめです。ケース飾りの雛人形は、ケースの素材選びも重要。美しく飾ることを重視するなら、透明感のあるガラス製ケースがぴったりです。
小道具においても、デザインや素材はさまざま。たとえば、男雛と女雛の両脇に飾るぼんぼりは、紙や木、プラスチックなどで作られています。紙や木を用いたモノは風合いが出て人気ですが、繊細なため慎重に保管しなければいけません。一方、プラスチックでできたモノは耐久性が高く、お手入れのしやすさを優先したい方にぴったりです。
雛人形の予算や価格相場はどのくらい?

雛人形は、数万円のモノから100万円を超えるモノまでピンキリ。人形の人数や大きさ、衣装の生地、台屏風や道具の素材などによって値段が大きく変わります。ほかにも、有名なメーカーや作家が作った雛人形は値段が高くなるなど、さまざまなポイントによって価値が決められているのが特徴です。
大体の価格相場を挙げると、親王飾りは5〜30万円、ケース飾りは3〜20万円、収納飾りは3〜30万円、段飾りは5〜100万円。どのくらいの品質を求めるか、誰が購入するのかといった視点を踏まえつつ、ある程度予算を決めてから選んでみてください。
また、雛人形の衣装の作りとして衣装着タイプと木目込みタイプがありますが、実際に人形に衣装を着せる衣装着タイプの方が値段が高い傾向にあります。コンパクトに飾れる木目込みタイプは安いモノが多いので、手軽に飾りたい方におすすめです。
雛人形のおすすめ|親王飾り
人形の伏見屋 親王飾 柳親王飾 夢花雛
お雛様の着物や扇子に鮮やかな配色を採用した雛人形です。煌びやかな雰囲気で、コンパクトながら存在感のある仕上がり。ぼんぼりなどの小道具はなく、シンプルに仕上げられています。出し入れの際にパーツを紛失してしまうリスクが少ないのがメリット。伝統的な仕上がりを好む方や、飾りやすさを重視する方におすすめです。
木目が美しい飾り台は、丸みがありやさしい印象を与えます。屏風にあしらわれているのは、東京都の伝統工芸である「つまみかんざし」。立体的な花々が、お雛様のかわいらしさを一層引き立たせます。屏風から取り外し、かんざしとして使うことも可能です。
真多呂人形 東宮立雛 黄櫨染 8408
スタイリッシュな印象を与える立ち姿の雛人形です。衣装が足元まで見えるため、細部までしっかり作り込まれているのが魅力。衿元や袖の重ねも丁寧に作られた、ボリュームたっぷりの衣装が目を引きます。重厚感のある着物をまとった人形は、すっきりとした穏やかな顔立ちです。
高さと色が異なる2つの屏風によって、奥行きと高貴な雰囲気を演出。人形の存在感を引き立てるシンプルなデザインです。サイズは幅33×奥行21×24.5cmとコンパクト。大人っぽい雛人形を飾りたい方におすすめです。
上品な光沢感を放つ正絹が使われているのもポイント。保湿性と通気性に優れており、湿気や乾燥から人形を守れます。
人形屋ホンポ リュウコドウ コンパクト ひな人形 h073-rkcp-be043
あたたかみのあるちりめん素材で作られた製品。春らしいやわらかな色合いの着物をまとっています。頬が染まった愛嬌のある顔立ちで、やさしい雰囲気が魅力的な雛人形です。
冠や烏帽子、ぼんぼりなど、細部に繊細なレースをあしらっています。全体的に丸みのある作りのため、かわいい雛人形を飾りたい方におすすめです。
ぬくもりを感じる木製の飾り台を採用。アーチ型の衝立に桜の装飾を施すことで、パッと明るい印象に仕上げています。玄関や棚上などに省スペースで飾れるサイズ感なのもポイントです。
ベルメゾン(BELLE MAISON) ディズニー 親王飾り ミッキー&ミニー
おすまし顔のミッキーとミニーがかわいい雛人形。着物の重なり具合など、細部まで丁寧に作られています。ディズニー好きな女の子のお祝いにおすすめです。
煌びやかな金屏風が、ミッキーとミニーの存在感を引き立てます。金屏風や小道具にミッキーモチーフがあしらわれているのがポイント。子供が親しみを持ちやすく、楽しく飾ったり眺めたりできるデザインです。
玄関などにすっきり飾れるコンパクトなサイズに仕上げています。マンション住まいの家庭でも気軽に飾れる華やかな雛人形です。
ハキ(HAKI) 雛人形 桃花
白と桃色のみで統一されている幻想的な雛人形。濃淡の異なる3種類の桃色を巧みに使った、表現力の高い作品です。可憐な桃の花をイメージした作りで、女の子を授かった喜びや春の息吹を表現しています。人形の顔がデザインされていないため、昔ながらの人形を怖がってしまう子供におすすめです。
色味を抑えることで、ちりめん素材ならではのあたたかい風合いを引き出しているのが特徴。職人によってパーツ一つひとつ丁寧に作られており、繊細で見応えのある仕上がりです。
令和ver.の雛人形には、やわらかな風をイメージしたオーガンジーが付属。屏風に被せることで、透け感のあるおしゃれなテイストに変化します。洋風なインテリアにもなじみ、省スペースで気軽に飾れる製品です。
雛人形のおすすめ|ケース飾り
ぷりふあ(prefer) ふるうる ひな人形 はなのうた 丸型ケース飾り
木製の丸型ケースに飾られた雛人形。モダンであたたかい雰囲気が特徴です。全体的に明るい色でまとめることで、洋室にもナチュラルに調和します。北欧デザインのおしゃれな雛人形を飾りたい方におすすめです。
省スペースで飾れるシンプルな親王飾り。人形は明るい表情に仕上げており、ひな祭りの気分を盛り上げます。男雛・女雛の衣装は4種類から選択可能。ぼんぼり・三方・高坏などの道具も揃っています。
花が可憐に舞っているような背景が、人形の存在感を引き立てているのもポイント。奥行きは23cmとスリムな設計で、玄関や棚上などにすっきりと飾れる製品です。
人形屋ホンポ 久月 ケース飾り よろこび雛 h053-k-4-23
江戸時代から続く人形専門メーカー「久月」の雛人形です。サイズは幅49×奥行25.5×高さ35.5cm。省スペースで飾れる見栄えのよい雛人形を求める方にぴったりです。
すっきりとしたやさしい顔に仕上げ、伝統的な吉祥文様の金襴衣装を着せ付けています。屏風絵には枝垂れ桜が描かれており、風情を感じられるのも魅力。ぼんぼり・三方・菱台などの道具も細かく作られています。
深みのあるエンジ色のケースを採用。落ち着いた印象で、和風のインテリアによく合います。コンパクトながら重厚感のある、おすすめの雛人形です。
恵月人形 Premo リュウコドウ ちりめん ケース飾り
キュートな丸型ケースに入っている雛人形です。インテリアとして映えるモノを選びたい方におすすめ。透明な部分には、軽量なアクリル素材を使用しています。桜の背景が華やかな雰囲気を演出するため、コンパクトながら存在感のある製品です。
男雛・女雛・三人官女・五人囃子が揃った十人飾り。あたたかみのあるちりめん素材で作られています。丸みのあるフォルムがかわいらしく、日本人形が怖いという子供でも親しみやすいデザインです。すまし顔や微笑み顔など、さまざまな表情の人形が並んでいます。1体1体じっくりと眺めながら、子供とのコミュニケーションを楽しめるのも魅力です。
ここから(kokokara) 結衣花 花飾りひな人形
伝統的な人形とモダンなデザインを掛け合わせた雛人形。丸みを帯びたおぼこ顔で、かわいらしい印象を与えます。サーモンピンクを基調とした着物には、縁起のよい吉祥文様の桜柄を採用。生地の質や仕立てにもこだわり、細部まで丁寧に作られています。
人形の周りにアンティーク風の花を配置し、おしゃれな雰囲気を演出。後ろには、子供の名前と生年月日を刻める付属のオリジナルプレートを飾れます。洋風のインテリアとの相性がよい雛人形を探している方におすすめです。
透明度の高いガラスケースを採用しており、人形の表情や飾りがくっきりと見えます。ぼんぼりの灯りをつけることで、華やかさをプラスできるのもポイントです。
雛人形のおすすめ|収納飾り
人形の佳月 収納飾り 雛人形 京都西陣段織 唐花更紗文 K-320
屏風や収納箱に桜の刺繍が施された、春らしい雛人形です。全体的に明るい仕上がりで、和室・洋室どちらにも飾りやすいのがポイント。飾り終わったら収納箱に人形やパーツを入れられるため、片付けのしやすさを重視する方におすすめです。
人形はすっきりとした顔立ちで、穏やかな表情を浮かべています。衣装には、京都西陣段織の唐花更紗文を採用。高貴で華やかな雰囲気に仕上げています。
小道具は落ち着いた色味でまとめ、人形の存在感を引き立てているのもポイント。ぼんぼりにはLED式ライトが内蔵されており、灯りをつけられる仕様です。
人形屋ホンポ 幸一光 木目込み人形 収納飾り h283-koi-miww100
ころんとしたフォルムがかわいい木目込みタイプの雛人形。ふっくらとした輪郭と、穏やかな表情が魅力です。色違いの同じ文様をあしらった生地を使用し、統一感のある見た目に仕上げています。子供も親しみやすい雛人形を探している方におすすめです。
ピンクを基調とした屏風には、春を感じさせる梅の花が描かれています。行器や桜橘などの小道具も細部まで作り込まれており、じっくり眺めたくなるような製品です。
飾り台にしっかり高さがあるため、コンパクトながらも存在感があります。飾り台は収納箱として使用でき、人形や小道具をまとめて収納可能です。
人形の伏見屋 収納飾 京小三五親王芥子官女 陽菜乃雛
ピンクとホワイトで統一されたかわいらしい雛人形です。一段目に男雛と女雛、二段目に三人官女、三段目に道具や花が飾られた収納飾り。飾るだけでパッと明るくなるような、春らしい雛人形を求める方におすすめです。
人形の顔には淡いピンクのファンデーションを施し、生き生きとした表情を演出。男雛にはパステルカラーの衣装を着付け、やわらかい印象に仕上げています。女雛の衣装は重厚感がありながら、ピンクでまとめることで軽やかさも感じられるのが魅力です。
雛人形のおすすめ|段飾り
吉徳 ミッフィー 磁器五人飾り
ミッフィーのかわいい雛人形。300年以上続く老舗メーカー「吉徳」の人気製品です。幅25×奥行17×高さ21cmとコンパクトで、気軽に飾れます。子供が親しみやすいキャラクターの雛人形を探している方におすすめです。
男雛・女雛・三人官女が揃った五人飾り。人形は磁器、ぼんぼりは陶器で作られており、ツヤのあるきれいな仕上がりが魅力です。女雛の衣装には、金箔が上品に散りばめられています。
台には合成木材を使用し、あたたかみのある雰囲気を演出。金屏風がミッフィーのシルエットに型取られているのもポイントです。やさしい色合いでまとまっているため、さまざまなインテリアに調和します。
長生堂 雛人形 五段飾り 華みやび雛
ピンクの毛氈を採用したかわいらしい雛人形。三人官女・五人囃子が揃った五段飾りです。陶器製ならではのあたたかみが魅力。和室にも洋室にも調和するデザインです。
ころんとしたフォルムの人形は、やわらかく愛らしい表情が特徴。カラフルに色付けされ、衣装の衿元なども丁寧に作り込まれています。小道具も丸みがあり、全体的にほっこりとした印象です。
幅26×奥行30×高さ27cmとコンパクトで、リビングにも省スペースで飾れます。価格を抑えつつ、豪華な雛人形を購入したい方におすすめです。
吉徳大光 十五人揃い 御雛 七段飾り
伝統的な七段飾りの雛人形。男雛・女雛・三人官女・五人囃子・随身・仕丁が勢揃いしており、明るく賑やかな印象を与えます。金屏風や緋毛氈により、高貴な雰囲気を高めているのも特徴です。
男雛・女雛は、すっきりと大人びた顔立ち。伝統文様の衣装を丁寧に着せ付けています。着物の重なった部分も美しく、しっかりとボリュームのある仕上がりです。
幅103×奥行130×高さ140cmと、存在感のあるサイズ。立派な雛人形を飾り、節句を盛大にお祝いしたい方におすすめです。
雛人形に関するQ&A
雛人形は誰が買うの?

昔からの風習として、母方の祖父母が雛人形を用意するというものがあります。当時、女性は結婚すると男性の実家へ嫁ぐのが一般的でした。雛人形を贈ることは、離れて暮らす母方の祖父母が娘や孫と会う口実にもなったのだそうです。
しかし、現代は核家族化の進行によってどちらの祖父母とも同居しない家族が増え、母方の祖父母が雛人形を買うという風習はなくなりつつあります。両家で折半したり、両親が自分達で用意したりと、家族によってさまざまです。明確な決まりはないので、子供のために両家で話し合い、各家庭のベストな方法で雛人形を購入するのがおすすめです。
雛人形の飾り方は?

雛人形の飾り方には古式と現代式があり、どちらの方式で飾っても問題ありません。古式では「左方上位」の考えに基づき、向かって右側に男雛を並べます。一方、西洋のルールに則り、向かって左側に男雛を並べるのが現代式です。京都や一部の関西では古式、関東では現代式で飾られることが多い傾向にあります。
段飾りの雛人形は、格式や序列に合わせて並べるのが基本。伝統的な七段飾りを例にすると、上の段から順に男雛・女雛、三人官女、五人囃子、随身、仕丁、雛道具、重箱・御駕篭・御所車を飾ります。三段飾りや五段飾りの場合も、七段飾りの形を参考にして飾りましょう。
雛人形を飾る際は、上から並べていくのがおすすめです。誤って人形や道具を落としてしまっても、下段の飾りを傷付けずに済みます。
雛人形を収納する時の注意点は?

雛人形はさまざまな素材を組み合わせ、繊細に作られています。収納の仕方や場所によっては、人形の顔にヒビが入ったり、カビやシミが発生したりしてしまうことも。雛人形をきれいな状態で保管できるよう、収納する際のポイントを押さえておくことが大切です。
まず、カビの原因となる湿気が少なく、風通しのよい場所を選びます。寒暖差が大きい場所も、木製パーツが歪むなどの恐れがあるので避けましょう。また、直射日光に当たってしまうと、人形や衣裳が変色してしまう可能性があります。
具体的には、押入れの上段や天袋など、湿気が少なく乾燥しすぎない場所がおすすめです。ホコリが溜まりにくいよう、高めの位置に置くのも重要。定期的に換気を行う、収納スペースに余裕を持たせて空気の通り道を確保するといった工夫も効果的です。
雛人形は、伝統的な段飾りのほか、スタイリッシュな立雛、モダンなデザインを採用したモノなどさまざま。自宅の広さや飾るスペース、予算などを考慮して選ぶのがおすすめです。また、製品によって人形の表情や雰囲気も異なります。ぜひ本記事を参考にして、好みに合った雛人形を見つけてみてください。