かつては男の子の遊びだったミニ四駆。そんな懐かしのホビーが時を経て大人を中心に再ブームとなっています。接着剤を使わない構造のシンプルなおもちゃながら、セッティングでオリジナリティを出せることで人気です。

今回はそんなミニ四駆のおすすめ車種をランキング形式でご紹介。かつてミニ四駆で遊んでいたという方も、そうでない方も、ぜひお気に入りの1台を手に入れましょう。

ミニ四駆とは?

ミニ四駆とは模型・プラモデルメーカーのタミヤが販売するモーター付きの自動車模型です。単3形乾電池2本を内蔵した全長約15cmのレーシングホビーは、初代製品の発売が1982年。2017年には35周年を迎えました。

思わず懐かしさを感じるミニ四駆は、過去に三度のブームを起こしてしており、そのブームには少年雑誌「コロコロコミック」が大きく関係しています。

一度目のブームは「ダッシュ!四駆郎」の連載が始まった1987年から、二度目は「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の連載が始まった1994年から起こっています。30代であれば「ダッシュ!四駆郎」を、20代であれば「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」を思い浮かべるでしょう。

2つのブームの後、2012年には30周年を迎え、その年に全国大会である「ジャパンカップ」が復活しました。これをきっかけに昔ミニ四駆で遊んでいた人たちが復帰。三度目のブームとなりました。近年のジャパンカップは、動員数2万人を超える人気イベントに成長しています。

ミニ四駆の種類

オンロードタイプ

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専用コースを走行させ、スピードを競わせるタイプのミニ四駆。一般的にミニ四駆とはこのオンロードタイプとされています。シャーシの重心が低く設定され、ギヤ比が高く設定されているためスタートからスピードが出ることが特徴。高速かつ安定した走りが可能です。

2大ブームを作った作品はこのオンロードタイプのマシンを扱った漫画であり、ジャパンカップもオンロードタイプのマシンで競われます。大会に興味があるという方は、このタイプのミニ四駆を購入しましょう。

オフロードタイプ

整備されていない地面や道路を走行させられるタイプのミニ四駆。力強く走ることを優先させるためにシャーシが高く、大きな作りになっているのが特徴で、ギヤ比もパワーが重視されています。

公園や広場など、ありとあらゆる場所をコースに見立てられるので、専用コースを用意する必要がないのが魅力のひとつ。大自然を舞台にして、自由にミニ四駆を走らせたい方におすすめです。

シャーシの種類

シャーシとは?

ミニ四駆の各モデルの個性を決めているパーツのひとつがシャーシです。車体の外装を外した際に見える、電池やモーター、タイヤなどを載せたフレームのことを指します。シャーシごとに特徴があり、各種カスタムパーツの搭載や、車体の重心に影響を与えるため、自分の好みや戦略に合わせたチョイスが必要です。

スーパー1シャーシ

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タイヤがボディにすっぽりと覆われているフルカウルの一部に採用されているシャーシ。地上高5mmと専用コースを安定して走れるように超低重心に作られているため車体が浮きにくく、コースアウトしにくいのが最大の特徴です。

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の作中で扱われたミニ四駆の多くがこのシャーシを利用していたこともあり、第2次ミニ四駆ブームを牽引。昔からある型ながら現在でも主力として使用するユーザーが多い人気の高いモデルです。

スーパーTZシャーシ

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スーパー1をベースにし、前輪の中心から後輪の中心までの長さを表すホイールベースを伸ばして高速安定性を高めたモデル。タイヤの左右幅が他のシャーシに比べて広いワイドトレッドに加え、電池を低い位置に配置した低重心になっていて、高速走行時に力を発揮します。衝撃や振動を和らげるバンパーの剛性が優れている点もポイントのひとつです。

スーパーTZ-Xシャーシ

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スーパーTZの拡張型として開発されたシャーシ。トレッドが68mmとワイド仕様になっているので、高速走行時の安定性に優れるモデルです。フロントバンパーのビス穴追加や、車体の強度を上げる2点止め式リアステーを採用しており、グレードアップパーツの一種であるSX用GUPなどが取り付けられる改良がなされています。

拡張性が高く、改造しやすいという点もポイント。ギヤをむき出しにし、回転をスムーズにする「抵抗抜き」を行うことで、より加速を実感できます。ミニ四駆を自分なりにカスタマイズしたいという方におすすめです。

スーパーFMシャーシ

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モーターが本体の前置きになっているのが最大の特徴であるシャーシ。フロントタイヤを回すのでスタートダッシュに優れ、上り坂でも力を発揮します。

フロントから車体の中心にかけて重心があるため、安定したコーナリングが可能。コーナー後のストレートで、すぐにトップスピードに入ります。アップダウンの激しいコースやストレートとコーナーが複合するコースで走らせるのにおすすめです。

スーパーXXシャーシ

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最大の特徴はトレッドの広さ。他シャーシが60mmのシャフトを使う中、唯一72mmのシャフトを使っています。そのため、ジャンプと着地時の安定性が高く、近年のオンロードコースで主力のシャーシです。

通常ボディを外し、上から取り外すモーターが下から取り外せるのもポイント。ワイドなローラーセッティングが可能で、剛性強化やサイドステーの機能強化など抜群の安定性を備えます。

MSシャーシ

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優れた剛性を実現するためにノーズ・センター・テールの3分割式になっているのが最大の特徴。ワンタッチで脱着でき、スピーディーで幅広いセッティング変更が楽しめます。

モーター両端のシャフトを伸ばしたダブルシャフトモーターやバッテリーといった重いパーツをシャーシ中央に配置したミドシップレイアウトと、ミニ四駆伝統の4WD機構で高速走行時にも優れた安定性を発揮します。

MAシャーシ

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MAは、Midship AEROの略。全長156mm、全幅97mmとタテにもヨコにも広い作りになっており、スピードのロスが少なく終始安定した走行が可能なシャーシです。2本のメインフレームがフロントバンパーからリアバンパーまで貫かれ強度も十分にあります。

現在のレースでは欠かせないリアローラーステー下のスキッドバーを標準装備。スロープセクションなどの坂道を通過する時に、低摩擦樹脂製のスキッドバーがブレーキ効果を発揮することでマシンの姿勢を整え、安定した走行を実現しています。

ARシャーシ

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一体成型のリアモーターシャーシ。リアモーターシャーシの中では最高の強度を備えます。ディフューザーは後部のボタンを押しながら引き上げれば取り外しでき、モーターやギヤのチェックが可能。アンダーパネルを前にずらせばモーターが取り外せます。

空力の追求はもちろん、整備性や剛性、拡張性など、現代のミニ四駆レースに必要な要素をすべて兼ね備えたモデル。現在あるシャーシの中で唯一電池を下から交換できるのが最大の特徴です。

タイプ2シャーシ

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オンロード競技用として一番初めに開発されたシャーシです。大径でゴムを用いることによって路面に吸着させるスリックタイヤ、ガイドローラーが標準装備されており、ホイールベースが82mmと長く、ストレートで力を発揮します。

一番売れたミニ四駆である「アバンテJr」に採用されており、昔からのミニ四駆ファンなら一度は憧れたモデルです。

ミニ四駆の選び方

シャーシで選ぶ

シャーシによって直線に強い、カスタマイズ性が高いなどさまざまな特徴があります。速さを追求するのか見た目を追求するのか、目的に応じてシャーシを選ぶようにしてみましょう。

大会に出場可能かで選ぶ

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大会に出場可能かどうかで選ぶのも基準のひとつ。オンロードの大会にオフロード用のミニ四駆で出場することは当然できません。大会ごとに規格が設けられていますので、確認してから選ぶようにしましょう。

カッコよさで選ぶ

ミニ四駆は大会に参加させたり速さを追及したりするだけのものではありません。最近では、「デコ四駆」と呼ばれる、見た目のカッコよさを追求するレーサーも増えています。

格好いいデザインや可愛らしいデコレーションを施し、あなただけのオリジナルマシンへとカスタマイズさせましょう。

ミニ四駆のおすすめランキング

第1位 ビクトリーマグナム

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公のひとり、星馬豪の2代目マシン。シャフトドライブ四輪駆動を採用した高性能レーサーのプラスチックモデル組み立てキットです。シャープなフォルムとトップスピード重視の小型リアウイングが目を引きます。

独立した前後のフェンダーが空力効果を高め、特にフロントフェンダーの後部は取り外し可能。空力セッティングも楽しめます。シャーシはレース装備満載のスーパー1。強度が高くワイドタイプの取り外し式サイドガードを採用しています。

第2位 ネオトライダガーZMC

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物、鷹羽リョウの2代目マシンです。ボディは低く構えた平面的なフォルムで力強さを主張。前輪のホイールキャップにも注目です。ファイヤーパターンのマーキングシールはデザイン性に優れます。

シャーシは障害のあるコースに強い4:1のスーパーカウンターギヤや脱着式サイドガードなどが搭載されているスーパー1です。

第3位 サイクロンマグナム

星馬豪の3代目マグナム。大型リアウイングを装備しているのが特徴です。シャーシは下面の空気の流れを整えるために凹凸を少なくし、後部下面に拡散させたスーパーTZ。さらに電池の搭載位置を低くして低重心化も実現しています。

コクピットやフロントカウル、リアカウルを大きく穴開けし、ノーズ部分も細長く穴開けを施すなど徹底的に軽量化したボディが魅力。空気抵抗を少なくするためにコックピットの屋根をフラットに整え、大型リアウイングにはスリットが入っています。

第4位 ビークスパイダー

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物のひとり、沖田カイが扱うマシン。前輪の後ろまで回り込んだ鋭い形のフロントバンパーや3段式のリアウイングを持つ独特のスタイルが魅力のひとつです。

ボディ後端から放たれたかのようなクモの巣をイメージさせるデザインは迫力満点で、デコ四駆に採用されることが多いモデルのひとつ。カラーリングや肉抜きなど幅広く改造できるので、オンリーワンのミニ四駆が欲しい方におすすめです。

第5位 アバンテJr.

発売当初から根強い人気をほこるアバンテJr.。現在ではプレミアがついており、定価の数倍の値段で取引されています。
回転動力を軸によって伝達するシャフトドライブ4WDメカを採用しており、速度の調節が容易です。RCバギーの人気車種である「アバンテ」の弟分。精悍なスタイルはミニ四駆になっても迫力十分です。

シャーシは軽量化され、高効率のギヤを採用したタイプ2。高速走行専用のスリックタイヤに、大径ホイールを組み合わせています。ギヤ比はパワーのある2種類の選択式で、豊富なカスタムパーツによる性能アップも可能です。

第6位 ガンブラスターXTO


劇場版「レッツ&ゴー」の登場人物、リオンのマシン。当初は映画前売り券の特典という扱いでしたが、あまりにも人気だったためにキット化されました。シャフトドライブ四輪駆動を採用した高性能レーサーのプラスチックモデルです。

冷却効率を高めるためにむき出しになったモーターや絞り込まれたコクピットサイド、風の流れを整えるアーチ型のリアウイングなど、力強い走りを感じさせるスタイルが魅力。シャーシはスーパーFMを採用しており、スタートダッシュで威力を発揮します。

第7位 シャイニングスコーピオン

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」を題材にしたスーパーファミコンソフト内で登場するミニ四駆です。当初はゲームの付属だったものの、後にキット化されました。低く仕上げられたボディに、大きく曲線を描いてリアに伸びるフロントカウルは、名前の通りサソリをイメージしたものです。

ホワイトとブルーを基調とする洗練されたシンプルなデザインが特徴。ゲーム内ではスピードが上がるごとに「ブルー→バイオレット→ピンク→レッド」とボディカラーの一部が変化する仕様だったことから、グラデーションを形成するようにデコられることが多いモデルです。

第8位 ハリケーンソニック

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公のひとり、星馬烈の3代目マシン。左右のフロントカウルをつなぐように取り付けられたウイングや、3段の小型フラップが付いた大型のリアウイングを装備しているのが特徴です。

強烈なダウンフォースを発揮して走行安定性を高めるフォルムが魅力のひとつ。シャーシはワイドトレッド・低重心タイプのスーパーTZです。後部下面はディフューザー形状となっており空気の力で車体を加速させます。また、リアローラーステーを標準装備しており、コーナリングを追求したい方におすすめです。

第9位 スピンコブラ

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物、三国藤吉の2代目マシンです。大きく張り出したフロントフェンダーやボディサイドのシャッターが特徴。未来的なデザインが目を引くミニ四駆です。

曲面で構成されたボディと4つのタイヤを収めた前後のフェンダーが大きく張り出し、力強さをアピールします。前輪をカバーするようにサイドまで作り込まれたフロントバンパーは3つのパーツで構成され、取り外すことも可能です。

第10位 レイスティンガー

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物、土方レイが使用するマシン。シャイニングスコーピオンをヒントにして作られたミニ四駆で、同様にサソリをモチーフにしています。

スティンガーカウルと呼ばれるシャープなフロントカウルや、ボディサイドのダクト、後輪カウルのジェットエアロダクトなど個性あふれるスタイルが見るものを圧倒し、コレクションとしてもおすすめのモデルです。

第11位 ブロッケンギガント

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物、近藤ゲンが使用するミニ四駆。タイヤを完全に覆わないハーフカウルのスタイルやパイプフレーム状のサイドガードが力強さをアピールします。

フロントモーター仕様のスーパーFMシャーシを採用。重戦車のようなマシンは、立ち上がりやストレートの加速時に威力を発揮します。他を圧倒する力強い走りが魅力です。

第12位 ベルクカイザー

メタリックブラックを基調にイエローの細かいラインが入ったカラーリングと、コクピットを右サイドに寄せて左サイドをえぐった左右非対称フォルムが近未来を感じさせるミニ四駆です。

直線を多用したスタイルが力強い走りを実現しています。ノーズやリアカウル、ボディ中央後部にエアインテークが設けられており、電池やモーターを走行時の風で冷却可能。長時間のレースにおすすめのマシンです。

第13位 ディオスパーダ

スポーツカーのフォルムをモチーフにしてつくられたミニ四駆。左右から曲線でつながれたフロントカウルと、リアウイングと一体になっている3本のスリットが入ったリアカウルがポイントです。

空気をスムーズに後ろに流す空力ボディで淀みのない加速を実現。マシンの消耗が激しくなるレース後半でも力強く走り続けられます。

第14位 バニシングゲイザー

シャフトドライブ4WDを採用した高性能ミニ四駆。低重心による安定性の高さとロングホイールベースによる直進性のよさが特徴のスーパーTZ-Xシャーシが魅力です。

ゴムリングが付いた14mmガイドローラーや、安定性を向上させるサイドステー、取り外し可能なリアステーは標準装備。ワイドトレッドタイプのホイールには小径スリックタイヤを採用し、ギヤ比はトップスピード重視の3.5:1を採用しています。前後のタイヤを覆うフルカウルと、4枚の垂直フィンが目を引くマシンです。

第15位 ブラストアロー

ルマン24時間耐久レースを走る実車のプロトタイプレーシングカーをイメージして作られた記念すべき初代MAミニ四駆。駆動効率を追求し、組み立てやすさも考えたシンプルな一体構造であるMAシャーシを採用しています。

ボディは空力性能を追求した機能的デザインになっており、ギヤはスピードを重視した3.5:1比のものを採用しています。6個の低摩擦ローラーやバンパーを保護するリアスキッドバーを標準装備するなど、走行性能も徹底的に磨き上げた1台。大会によく用いられる人気のモデルです。

第16位 ロデオソニック

星馬烈の6代目マシン。モーター両端のシャフトを伸ばしたダブルシャフトモーターを車体中央に搭載し、高い駆動効率を実現しているミニ四駆です。

ノーズ・センター・テールの3パートで構成されたMSシャーシを採用しており、ワンタッチで脱着可能。誰でも簡単に幅広いセッティング変更が楽しめます。また、シャープな形状のボディは強度の高いABS樹脂製。ホワイトをベースにしたレッドとグリーンのグラフィックがレースを彩ります。

第17位 エアロアバンテ

アバンテJr.のイメージを受け継いだミニ四駆。エアロの名にふさわしい空力を追求したデザインと複雑な曲面で構成された力強さとシャープさのあるラインが印象的です。

リアモーターシャーシの中では最高の強度を備えたARシャーシを採用。走る姿は実際のレーシングマシンそのものです。

第18位 エアロサンダーショット

基本性能の高さでRCファンの人気を集めた電動レーシングバギー、サンダーショットをベースにつくられたミニ四駆。大型のキャノピーを採用し、リアウイングと一体化したシンプルで空気抵抗によるロスが少ないボディが特徴です。

全体的に低く抑えられたボディは空気抵抗の少なさを感じさせます。シャープな5本スポークデザインの大径ライトウェイトホイールに着地時の衝撃に強い大径バレルタイヤを装着。伸びのあるトップスピードを実現しており、ロングストレートのあるコースで力を発揮します。

第19位 マックスブレイカー ブラックスペシャル

「レッツ&ゴーMAX」の主人公のひとり、一文字豪樹の愛車マックスブレイカーのスペシャル仕様モデル。ボディは半透明スモークのABS樹脂製で、ステッカーは新しくデザインされています。

シャーシはジャンプと着地時の安定性や剛性に優れ、トレッドが72mmと他のシャーシよりも広く設計されているスーパーXXを採用。14mmゴムリングローラーが2個付いており、ローラーの取り付け位置もワイドになっています。

第20位 ブラックセイバー

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の登場人物のひとり、黒沢太のマシン。原作では他キャラクターがニューマシンを次々に開発し、乗り換えられていく中で、唯一変わらずに登場し続けたマシンです。

名前の通り重厚感のあるブラックカラーが存在感を示します。空気抵抗の少ないフルカウルボディに、大型で可変式のリアウイングを搭載。グレードアップパーツを組み込んでの性能アップも可能です。