本格的にダーツを楽しみたい方にとって欠かせないのがマイダーツ。そして、マイダーツの本体といえるのが「ダーツバレル」です。投げやすさやゲームの進め方に大きな影響を与えるため、自分にあったモノを選ぶのが重要です。
一方で、ダーツバレルは太さ・重さなど、さまざまなバリエーションがあり、どれを選べばよいのか悩んでしまうことも。本記事ではおすすめのダーツバレルや、選び方のポイントについて解説します。
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ダーツバレルとは?
ダーツは先端から、「チップ」「バレル」「シャフト」「フライト」と4つのパーツで構成されています。ダーツバレルは針と羽根をつなぐダーツの胴体ともいえる金属のパーツです。
金属製のダーツバレルはダーツの重量のほとんどを占めています。また、投げる際に握るのもダーツバレル。本格的にダーツをプレイするためには、自分にあった重さや握り心地のダーツバレルが欠かせません。
3本のダーツで的を狙うルール上、細いダーツほど的の上で邪魔になりにくく、ゲームを有利に進められます。一方で、あまりに細いダーツバレルは投げるのが難しく、テクニックを必要とします。ダーツバレルは投げやすさや的の上での邪魔になりにくさなど、さまざまな面を考慮したうえで選ぶことが大切です。
ダーツバレルの選び方
種類をチェック
初心者ならトルピード
初心者におすすめのダーツバレルが「トルピード」。トルピードとは魚雷を意味しており、その名前の通り前方が膨らんだ形状なのが特徴です。膨らんだ前方部分に重心があることが多く、重心に引っ張られるイメージでダーツが飛んでいきます。
投げやすさやコントロールのしやすさから、初心者のみならず、多くのプロプレーヤーも愛用しています。グリップ位置がわかりやすいこともトルピード型の魅力です。
トルピード型は人気が高く、製品の種類も豊富。予算・重さ・素材など、希望に沿ったアイテムが見つかりやすいのもメリットです。これからダーツを本格的に始めたい方であれば、基本的にはトルピード型から選ぶのがおすすめ。飛ぶイメージがつかみやすいため、ダーツの基礎がしっかりと身に付きます。
中級者なら砲弾型
中級者におすすめなのが「砲弾型」のダーツバレルです。砲弾型はバレットとも呼ばれます。トルピード型をやや短くしたような形状で、重心の位置を感じやすいのが特徴。小石を投げるような感覚でダーツを扱えます。小ぶりなダーツを好む方に特におすすめです。
砲弾型は長さが短いため、手の大きな男性では手がはみ出してしまい、扱いにくく感じるケースがあります。手が大きい方は、ダーツバレルの長さやダーツの持ち方などをチェックしたうえで検討してみてください。
上級者ならストレート
ダーツ上級者におすすめなのがストレートです。名前の通り細長い形が特徴で、「グルーピング」という3本のダーツを一か所に集める技に適しているのがメリット。2投目・3投目の邪魔になりにくいため、ゲームを有利に進められます。ハードダーツなど的が小さいゲームで特に人気です。
ストレートの重心はダーツバレルによってさまざま。持つ場所や投げ方など、シビアなコントロールが要求されます。ある程度のダーツ経験があり、新しいスタイルを試してみたい方におすすめのダーツバレルです。
素材をチェック
タングステン
タングステンのダーツバレルの魅力はしっかりとした重さ。タングステンは比重が大きく、ほかの素材と同じ重さのダーツバレルを作る場合、より細く作れます。ダーツバレルは細いほどグルーピングしやすいため、多くのプロがタングステンのダーツバレルを愛用しています。
タングステンのダーツバレルは人気が高く種類が多いことも特徴。自分好みのダーツバレルを探しやすいこともメリットです。
また、タングステンは別の金属と混ぜてダーツバレルを作ることが一般的。タングステンの含有率は80%や90%などさまざまです。タングステンの含有率が高いダーツバレルの方が基本的に高価ですが、含有率が高い方が使いやすいとは限りません。使いやすさは重さ・握りやすさ・バランスなどが関係しているので、購入する際には製品の特徴を細かくチェックしてみてください。
ブラス
ブラスとは銅と亜鉛の合金のこと。真鍮や黄銅と呼ばれることもあります。ブラスは素材の価格が安いため、比較的安価なアイテムが多いことが特徴。入門用のリーズナブルな製品を探している方におすすめです。また、ブラス製ダーツバレルの多くは初心者向けとして作られているため、扱いやすいモノが数多くラインナップされています。
価格の安さや扱いやすさから、ダーツバーのハウスダーツのほとんどがブラス製。ハウスダーツと同じような感覚で使えるアイテムが欲しい方にもおすすめです。
ブラスは、タングステンよりはやや軽い素材です。そのため、ブラス製のダーツバレルの多くは太く長めに作られています。
ステンレス
ステンレスは、タングステンやブラスよりも軽い素材です。軽いゆえに、投げるときには高度な技術が必要なため、プロや上級者が練習用やフォームの調整用として用いることが多いです。
ステンレス製のダーツバレルは素材自体が軽いので、投げやすい重量を満たしているモノは長く太い傾向があります。そのため、手の大きい方にもおすすめです。
カットをチェック
シャークカット
シャークカットとはサメのヒレのようなギザギザの加工のこと。グリップ部分にカタカナの「レ」の字のようなギザギザが並んでおり、手への引っ掛かりが強いことが特徴です。投げる際に力が伝わりやすく、勢いよくダーツが飛び出します。ダーツへの手のかかり具合や飛びのよさを重視したい方におすすめのカットです。
デメリットはカットのエッジが鋭く、角の部分が摩耗しやすいこと。摩耗したダーツバレルは投げる際に違和感を覚えることがあります。
ウィングカット
ウィングカットとはシャークカットと同様に、サメのヒレのようなギザギザの加工のことです。凹凸が大きく、カットのなかでは強めの引っ掛かりが得られます。シャークカットとの違いはギザギザのエッジ部分。先端がなだらかに加工してあります。
シャークカットと比較した場合、指への引っ掛かりは弱め。シャークカットでは引っ掛かりが強すぎると感じる方におすすめです。
リングカット
リングカットはリング状の凹凸の加工のことを指します。手への引っ掛かりがほどよくあり、初心者でも扱いやすいことが魅力です。製品の種類も多く、好みのアイテムを見つけやすいメリットもあります。リングカットのアイテムは摩耗しにくいことも特徴。同じダーツバレルを長く使いたい方にもおすすめです。
また、溝の幅や深さによって、引っ掛かりの強さが変化するのもリングカットの特徴。一般的に溝の間隔が狭いモノ、溝が深くほられているモノほど引っ掛かりが強い傾向があります。カットの間隔を狭めたモノはダブルリングカットやトリプルリングカットと呼ばれることもあります。
ピクセルカット
ダーツバレル上に細かなくぼみを多数施した加工がピクセルカットです。カット上のどこを握っても安定したグリップが可能なため、精度の高いスローを行えます。
投げる際、指へ引っ掛かりやすく力を伝えやすいこともピクセルカットのメリットです。また、投げた際の指離れのよさもピクセルカットの特徴です。
ダイヤモンドカット
ダーツバレルにひし形状の模様を施した加工がダイヤモンドカット。ローレットとも呼ばれます。ダーツバーのハウスダーツとしては定番のカットのため、ダーツバーで使ったモノと同じような握り心地のアイテムが欲しい方におすすめです。
バレル全体に同じ加工が施されているため、カット上のどこを握っても同じような握り心地が得られることもダイヤモンドカットの特徴。また、手への引っ掛かりが強すぎず、投げたときの手離れがよいなど、クセが少ないことも魅力です。
ノーグルーブ
カットが施されていないタイプはノーグルーブやノーカットと呼ばれます。ダーツバレル表面の凹凸がないため、投げた瞬間のヌケがよく、自然な投げ心地が得られます。カットが施されていないため、カットの劣化がないこともポイント。同じダーツバレルを長く愛用したい方にもおすすめです。一方、手の乾燥や手汗によって影響を受けやすいことはデメリットです。
ノーグルーブのダーツバレルは手への引っ掛かりが小さいため、握り方・投げ方・力加減など、シビアな調節が求められます。ある程度の技術を持った中級者~上級者向けのアイテムです。
長さをチェック
一般的なダーツバレルの長さは約40mmです。種類が豊富で選びやすいため、特にこだわりがない方は40mm前後のバレルを選ぶのがおすすめです。40mmよりも長いモノはロング、短いタイプはショートと呼ばれます。長さが36mm以下のダーツバレルはベリーショートと呼ばれることもあります。
長さ選びはグリップの指の本数で考えるのが基本です。一般的には、4本の指でグリップしたい方は長いダーツバレルが、2本の指でグリップしたい方は短いダーツバレルが使いやすく感じます。
ベリーショートのタイプは力を入れずに飛ばせることが特徴。手が小さい方や、力が弱い方が2本指でグリップする場合には、ベリーショートの使用も検討してみてください。
これから始めるならセットモデルをチェック
ダーツを楽しむためには、ダーツバレルのほかに、チップ・シャフト・フライトが必要です。それぞれバラバラに購入することもできますが、セットモデルの方がリーズナブルに手に入ることもあります。また、チップにはいくつかの規格があり、間違ったモノを購入すると使用できません。これから本格的にダーツを始めたい初心者の方には、セットモデルがおすすめです。
初心者向けのセットモデルはケースが付属しているモノが多くあります。ケースはダーツバーなどでゲームを楽しみたい方には必須のアイテム。これからダーツを始める方は、ケース付きのセット製品を選ぶのがおすすめです。
デザインをチェック
ダーツバレルは、黒やシルバーといった色が一般的ですが、なかには青色や紫色のラインが入っているモノや虹色のモノなどもあります。個性的なデザインのダーツバレルを使ってみたい方は、色にも注目してチェックしてみてください。
また、そのほかのパーツとの相性も重要。ダーツバレルをシンプルなデザインにして、派手なカラーリングのチップ・シャフト・フライトを装着するのもおすすめです。
お手入れのしやすさをチェック
手で直接触れるダーツバレルには手汗や皮脂などが付着します。カットやデザインなどの凹凸部分は特に汚れが残りやすい部分です。手軽にダーツを楽しみたい方には、シンプルでお手入れしやすいモデルがおすすめです。
ダーツバレルのお手入れに手間をかけたくない方は、タングステンやステンレスのモノをチェック。タングステンやステンレスはサビにくい素材といわれており、特別なお手入れは必要ありません。ただ、全くサビないわけではないため、日頃から最低限のお手入れは欠かさないようにしましょう。
ダーツバレルのおすすめメーカー
トリニダード(TRiNiDAD)
トリニダードは、ダーツマシンのリースなどを行っているフェリックスのダーツブランド。タングステン90%のハイスペックなダーツバレルを主にラインナップしています。タングステンならではのしっかりとした重さを感じられることが特徴です。
多くのプロがオリジナルモデルを愛用していることもあり、豊富なダーツバレルをラインナップ。カット・長さ・重さなど、バリエーションが多く、自分好みのダーツバレルを見つけやすいこともトリニダードの特徴です。ある程度ダーツの腕が上がり、自分のスタイルがはっきりしてきた方におすすめです。
ディーエムシー(DMC)
ディーエムシーは、金属の切削やネジ切りなどの加工をしている森本金属のダーツブランドです。装飾は控えめで、金属の光沢を活かしたシンプルな見た目の製品が多いことがディーエムシーの特徴。お手入れのしやすさを重視したい方や、スタイリッシュなダーツバレルを探している方にもおすすめです。
いくつかの定番モデルについては、タングステン90%とステンレス製の2種類をラインナップ。同じサイズ・カットで重さだけが異なるため、フォームを調節したい中級~上級者にもおすすめです。
サムライ(Samurai)
サムライのダーツバレルは、シャークカットとリングカットなど、複数のカットを組み合わせた製品を多く展開。手への引っ掛かりが強めのモデルも多く、力を伝えやすいダーツバレルを好む方におすすめです。
カラーリングが施された、華やかな見た目のダーツバレルが多いことも特徴。ダーツバレルの見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
定番モデルのほか、重いタングステンと軽いチタンの組み合わせにより、極端な前重心・後ろ重心を実現した「サムライフュージョンシリーズ」や、コストパフォーマンスに優れた「S-CLASS」などをラインナップ。入門者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめです。
ダーツバレルのおすすめ|初心者向け
トリニダード(TRiNiDAD) エックスシリーズ ELLIOTT
ダーツを押し出す感じで投げたい方におすすめのダーツバレルです。タングステンが90%使われており、重量は20.0gと重め。リングカットが手に引っ掛かりやすく、腕の力をしっかりとダーツに伝えます。
トルピード型で、重心はやや前方におかれています。重心とグリップ位置が近いなど、扱いやすさもポイント。比較的重めの製品ながら、すんなりと押し出せます。全長は40.5mmと一般的な長さ。最大径は7.8mmと太めで、グリップ感のよさを味わえます。指の接地面積が大きい方に特におすすめです。
プロの多くも愛用するタングステン含有率90%の製品としては、比較的リーズナブルな価格も魅力。本格的にダーツを始めたい方はぜひチェックしてみてください。
ティガ(TIGA) EMPRECHU2
多くの大会で優秀な成績を残している坂口優希恵選手のシグネチャーモデルです。全長は41.0mm、最大径は7.6mm、重さは19.0gと比較的重め。トルピード型のダーツバレルにリングカットが施されているなど、定番的な構成です。
重心はセンター付近にあるなど、クセが少ないため、これから自分のスタイルを固めていきたい方にもおすすめ。前面にはほどよくデザインカットが施されています。
シンプルなデザインなので、気負わずに使えることもポイント。また、表面の凹凸が少ないため、お手入れしやすいことも魅力です。3個のダーツバレルに加え、フライト・シャフト・チップがそれぞれ3個ずつ付属しており、購入後、すぐにゲームを楽しめます。
ディークラフト(D.craft) Hz-2
タングステン含有率80%の製品のなかでは、比較的リーズナブルな価格を実現しているダーツバレルです。初心者でも扱いやすいトルピード型で、引っ掛かりのよいシャークカットが施されています。
大きめのカットでグリップポイントがわかりやすいことも魅力です。全長は42.0mmで最大径は7.2mmと標準的なサイズで、扱いやすさにも優れています。
バレル3個に加え、シャフトとチップが6個、フライトが3個付属。消耗しやすいシャフトとチップが6個あることで、初心者でも安心してゲームを楽しめます。シンプルなデザインで、飽きにくいこともポイント。
同シリーズでは、最大径がより太いトルピード型の「Hz-1」や、全長がより長い「Hz-3」などもラインナップ。手の大きさなどに応じて好みのダーツバレルを選べます。
ダイナスティ(DYNASTY) A-FLOW SILVER LINE EARTH”MARINE”
カットの持ちがよいワイドリングカットと、コントロール性が高いワイルドシャークカットが特徴のダーツバレル。タングステンを80%使用した、本格的な製品です。
全長は42.0mmで最大径は7.6mm。バレル単体の重量は17.0gと標準的なサイズ。クセの少ないシンプルなトルピード型で扱いやすいことも魅力です。
カットの溝にはブルーのラインが施されており、デザイン性の高さも特徴。ダーツバレルの見た目にこだわりたい方にもおすすめです。シャフト・チップ・フライトがそれぞれ3個ずつ付属しています。
エスフォー(S4) ゼウス4 sdd0040
ギリシア神話に登場し、全知全能の神の神として伝わる「ゼウス」から放たれる雷がモチーフのダーツバレル。グリップ部に配置された雷のデザインが映えるモデルです。
トルピード型で初心者の方でも扱いやすいうえ、力強く飛ばしやすいのが特徴。先端から後端部までに施されている「逆Rウィングカット」「ゼウスカット」「二段階シャークカット」といった独自のカット加工により、グリップ力とリリース性能が高められています。
素材はタングステンが90%の本格仕様。長さは約40mmと一般的なサイズです。なお、同製品はダーツバレル3個をはじめ、フライトとシャフトが3個にチップが6個のセット内容。ビジュアル面のよさと使いやすさを兼ね備え、必要なパーツも揃っている、おすすめのダーツバレルセットです。
ハローズ(Harrows) ASSASSIN 18gR
トルピード型の前重心で飛ばしやすいダーツバレル。腕を素直にスイングさせることで、ダーツを楽に押し出して飛ばしやすいのが特徴です。また、引っ掛かりのよいリングカットで力を伝えやすいうえ、溝が鋭利ではないため手離れもよくスムーズなスローイングをサポートします。
サイズは、全長40×最大径7.3mm。重量は16.5gと標準的で、幅広い層の方が扱いやすいのもポイント。さらに、素材はタングステン85%が使われている本格仕様でありながら、価格が比較的安いのでコスパが高いのも魅力です。そのうえ、同製品にはフライトやシャフトも付属されています。
ダーツバレルのおすすめ|中級者向け
トリニダード(TRiNiDAD) エックスシリーズ BARKLEY
砲弾型のダーツバレルです。全長は32.0mmとベリーショートスタイルで、最大径は8.0mm。素材はタングステンが90%で重さは18.2gです。
八角形の角部分には縦カットが施されており、指との接地面積が大きいこともポイント。グリップの位置で重さや重心を感じやすく、自然なスタイルでダーツを投げられます。手離れがよいのも魅力です。
グリップ付近は細め、グリップ以降は太めのリングカットと幅を変化させることにより、グリップ位置を意識しやすいことも特徴。重心はセンターにあり、操作性の高さも考慮されています。ダーツバレルに加え、シャフト・チップ・フライトがそれぞれ3個ずつ付属しています。
ディーエムシー(DMC) Maverick 2BA 18g
扱いやすくほどよいグリップ力を備えるダーツバレル。前方と後方に異なるリングカットが施されています。シンプルな前方部と、細めに施された後方のリングカットにより、引っ掛かりはよいものの手離れがよく、スローイングでのリリースが安定しやすいのが特徴です。
全長は38mmとやや短めの設計。素材はタングステンを90%を使用した本格仕様で、重量は18gです。なお、ダーツバレルが3個をはじめ、同製品にはシャフト・チップ・フライトも各3個ずつ付属されています。
サムライ(Samurai) フュージョン ブイエックス
密度が高く比重が大きいタングステンと、密度が小さく比重が小さいチタンを組み合わせたスタイルのダーツバレルです。飛び出しのよいダーツバレルを探している方におすすめ。全長は42.5mm、最大外径は7.4mm、バレル単体の重量は16.5gと標準的なサイズです。
カットはシャークカットとらせん状のヘリカルカットの組み合わせ。シャークカットに埋め込まれたヘリカルカットが回転力を高め、鋭い飛びをサポートします。
ブルー・イエロー・パープルの淡いグラデーションもポイント。カットとあわせてデザインのアクセントになっています。ダーツバレルの見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
サムライ(Samurai) S-CLASS 雲龍 UNRYU
適度なグリップ力と飛ばしやすさを両立するダーツバレル。全体的に施されたリングカットと、前方部に設けられた縦方向のカットによりグリップ力がほどよく高められています。指離れもよく、スイングのパワーをしっかりと伝えて飛ばしやすいのも特徴です。
素材はタングステン90%の本格的な仕様。チタンブラックコーティングが施されているため、シックでスタイリッシュなビジュアルで、耐久性の向上も実現しています。酸化もしにくく、劣化を防ぎやすいのも魅力です。
なお、サイズは全長が40.5mmで最大外径は7.4mmと標準的。重量も18gと標準的なので、幅広い層の方が取り扱いやすい、おすすめのダーツバレルです。
ターゲット(TARGET) POWER 9FIVE GENERATION 2 PHIL TAYLOR
ダーツの神様とも称されるフィル・テイラーのシグネチャーモデルです。ピクセルグリップとクアトログリップの組み合わせにより、独特の握り心地を実現しています。ピクセルカット部分は硬質なチタンでコーティングされており、摩耗しにくさも魅力です。
タングステンの含有率は95%のタングステンで重量は18.5g。全長は40.0mm、最大径は7.8mmと一般的なダーツバレルと比較してやや太めです。
くぼみ部分に施されたブルーもポイント。デザイン性の高いダーツバレルを探している方にもおすすめです。チップに加えて、フィル・テイラーと同じセッティングが実現可能なシャフト、フライトがセットされています。
ターゲット(TARGET) VAPOR Z PURPLE 18G SOFT TIP
全長34.5mmとベリーショートタイプのダーツバレル。最大径は7.80mmで、バレル単体の重量は18.0gです。ベリーショートタイプを試しに使ってみたい方にもおすすめ。定番のリングカットとウィングカットが施されています。
ブラックを基調とした落ち着いたデザインも魅力。パープルのラインがほどよいアクセントになっています。ダーツバレルに加え、シャフト・チップ・フライトがそれぞれ3個ずつ付属。専用のケース付きで持ち歩きにも便利です。
ディークラフト(D.craft) Black Cheetah ブラック チーター
ブラス製でリーズナブルな価格帯のダーツバレルです。3個のバレルに加え、シャフト・チップ・フライトがそれぞれ3個ずつ付属しており、すぐにゲームを始められます。専用のケース付きで、片付けや持ち歩きにも便利です。
重さは14.0gで全長は50.0mmとやや長め。リングカットがほどよく手に引っ掛かります。最大径は8.0mmで、重心は前方に配置されており、素早い矢速が得られるのがポイント。チップの規格は2BAです。
また、マットな外観も魅力。さまざまなカラーのチップと相性がよく、気分にあわせて色の組み合わせを楽しめます。同シリーズでは全長を長くした「ワイルド キャット」や、より重い「ハイエナ」などもラインナップ。手の大きさや好みに応じてサイズを選べることもポイントです。
ジョーカードライバー(JOKERDRIVER) STAINLESS #01 2BA
日本のプロダーツプレイヤー柴田豊和選手が愛用するモデルのステンレスバージョン。素材にタングステンを採用したモデルより、10g以上の軽量化を実現しています。そのため、フォームチェックのためや飛ばす練習を行うための使用にも適したダーツバレル。重量は約8.9gと非常に軽量です。
サイズは、全長約41.5mmで最大径約7.4mmと標準的で、取り扱いがしやすく操作がしやすいのもポイント。軽量で扱いやすいダーツバレルで、ワンランク上のテクニックを磨きたいというプレイヤーの方にもおすすめのモデルです。
ダーツバレルのおすすめ|上級者向け
トリニダード(TRiNiDAD) エックスシリーズ SPINKS
重量が21.5g、長さは50.0mmと重さと長さが特徴のダーツバレルです。前後のネジ穴はしっかりと詰められており、重さを感じやすいこともポイント。力の強い方や、重めのダーツバレルをしっかりと握りたい方におすすめです。
凸部分の幅は後方から前方に向け1mmずつ幅広に変化。ストレートタイプながら、握っている場所を把握しやすいのもポイントです。最大径は6.6mmと細めで、グルーピングしやすいことも魅力。素材はタングステンが90%使われています。
トリニダード(TRiNiDAD) エックスシリーズ TUCKER
感覚的かつ優れたグリップ力を実現するダーツバレル。中央上部にあるダブルリングカットの凸面にはドットカットが細かく配置され、吸い付くようなグリップ力を発揮します。後方はくびれた形状でマイクロリングカットの配置により、さらなる安定感向上に貢献します。
さらに、前方にはちぐはぐに段差が設けられたリングカットが施されており、しっかりと中指を固定。ストレートタイプなので、どの位置でも感覚的にグリップしやすいのも特徴です。
サイズは、全長約52mmで、最大径が約6.8mm。ロングサイズなうえ重量も約22.5gあり、重みを利用して鋭く安定して飛ばしたい方にもおすすめのダーツバレルです。
ディーエムシー(DMC) SUS ステンレス Phoenix
前後部に設けられた6連のウィングカットがスムーズなリリースをサポートするダーツバレル。進行方向側に鋭く立てられたエッジにより、フィット感を向上しています。サイズは、全長約43.5mmで最大径が約6.4mmのストレートタイプです。
また、素材はステンレスが採用されており、重量は約8.5gと非常に軽量。そのため、しっかりと狙いを定めて投げるには高い技術が必要となり、上級者の方がテクニック向上を目的として使うのにもおすすめのダーツバレルです。
なお、同製品にはダーツバレル以外にも、フライト・シャフト・チップが各3個ずつ付属されています。
ディークラフト(D.craft) Hz-5
ストレートを試してみたい方におすすめのダーツバレルです。全長は47.0mm、最大径は6.5m、重さは17.0gと標準的なサイズ。ダブルリングカットの複合デザインが特徴です。
チップとシャフトの結合部はそれぞれ直径5.8mmにそろえられており、逆付けが可能。前面と後面で引っ掛かりの強さが異なるため、好みにあわせて使用できます。
タングステン含有率80%のダーツバレルのなかでは、比較的リーズナブルなのも魅力。シャフト・チップはそれぞれ6個ずつ、フライトは3個付属しています。
ダイナスティ(DYNASTY) KATANA 十角-JUKKAKU-
ノーグルーブのダーツバレルです。断面は十角形で角と面のバランスがよく、好みにあわせてグリップの位置を調節できます。全長は48.0mmで、最大径は6.6mmと細め。的上でシビアにグルーピングしたい方にもおすすめ。タングステン90%が使われており、重さは19.0gです。
表面の凹凸が少ないため、お手入れしやすいことも魅力。摩耗にも強く、長く愛用できるダーツバレルを探している方にもおすすめです。シンプルなデザインなので、飽きにくいこともポイント。スタイリッシュなダーツバレルを探している方や、派手な色のチップやフライトとあわせたい方にもおすすめです。
KATANAシリーズでは円形のモノや六角形のアイテムもラインナップ。握り心地の好みにあわせて選択できます。
ダイナスティ(DYNASTY) KATANA 名刀 真・菊一文字 SHIN KIKUICHIMONJI
コントロールよくシャープに飛ばしやすい、ストレートタイプのダーツバレル。「ダブルウエーブカット」に「ダブルリングバーティカルカット」の独自加工が組み合わされた構造により、鋭く飛ばしやすいのが特徴です。
素材はタングステンが90%で本格的な仕様。サイズは全長が50mmのロングタイプで、重量は19.5gとやや重めに設計されています。長さや重さを利用して、安定したスローを狙いたい方にもおすすめのダーツバレルです。
ハローズ(Harrows) IMPERIAL DIAMOND
独自技術のダイヤモンドカット加工が施されている、ストレートタイプのダーツバレル。ダイヤモンドカット特有の、全体的に施された加工により、どの位置で握っても安定したグリップ感を得られるのが特徴です。
さらに、ブラックチタンによるカットと、ゴールドコーティングを施した仕上がりで、インパクトのあるスタイリッシュなビジュアルも魅力。素材は含有率が90%のタングステンを採用しています。サイズは全長が約51mmのロングタイプで、重量は約18gと標準的な仕様です。
ダーツバレルは太さ・長さ・重さなどさまざまな種類があります。それぞれの要素が投げ心地に大きな影響を与えるため、自分の好みを把握し、スタイルにあったダーツバレルを選ぶことが大切です。今回、ご紹介したおすすめのダーツバレルや選び方のポイントを参考に、自分好みのアイテムを見つけてみてください。