「未来都市」と聞いて何を思い浮かべますか。

「空飛ぶ車」を想像した方、その世界はもうそこまできています。第一世代のプロトタイプから5年、スロバキアのAeroMobil社はいよいよ実用化できるレベルに近づいたとして、空飛ぶ自動車Aero Mobilのバージョン3.0を発表しました。早くて2017年に販売される予定です。

現在でも、渋滞や自動車→飛行場→自動車でようやく目的地に到着するなどの時間的ロスなど、交通に関して抱える問題は多く、発案者はこれらを解決できるとしています。

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舗装されていない芝の上でも滑走路が約200mあれば離着陸が可能で、着陸だけなら50mあれば十分ということで、高速道路の脇に増設して離陸前または着陸後にそのまま自動車として車道を走るといったことができます。

課題は軽量でも頑丈な部品の調達と安全性の確保といいます。最初は富裕層をターゲットに限定で2人乗りロードスターを製造予定、次に大衆向けの4人乗りハイブリッド版を製造し、完全な自動操縦を備える予定です。価格は少なくとも数十万ユーロ、日本円にして数千万円はくだらないようです。