大人の筆記用具といえば万年筆を思い浮かべる方も多くいますが、「ガラスペン」も大人に人気のアイテムです。ガラス素材特有の繊細な美しさはもちろん、書き味がよいのも魅力。
そこで今回は、ガラスペンのおすすめ製品をご紹介します。選び方と使い方も解説するため、参考にしてみてください。
- 目次
- ガラスペンとは?
- ガラスペンの使い方
- ガラスペンの選び方
- ガラスペンのお手入れ方法は?
- ガラスペンのおすすめメーカー
- ガラスペンのおすすめ|一体型
- ガラスペンのおすすめ|分離型
- 番外編:ガラスペン用のおすすめインクメーカー
ガラスペンとは?

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ガラスペンとは、日本で誕生したガラス製のペンのことで、1902年に風鈴職人の佐々木定次郎氏によって考案されました。最大の魅力は、ガラス特有のエレガントな輝きと、高級感溢れる美しいデザイン。また、ペン先に刻まれた溝がインクをたっぷり吸収するためインク持ちがよく、鉛筆のようにさまざまな方向に筆記が可能なのも特徴です。
美術品にも例えられる美しさと、滑らかな書き味で人気を博したガラスペンは、瞬く間に世界中に広まりました。特にガラス工芸の歴史があるヨーロッパでは、現在でもさまざまなガラスペンが誕生しています。握り心地、書き味がそれぞれ異なるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
ガラスペンの使い方

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ガラスペンは、付けペンの一種。別途購入したインクをペン先に付けて使用します。ペン先の表面には細かい溝が掘られており、毛細管現象によって吸い上げることで、インクを溜める構造です。一度インクを付ければ、インクが乾かない限り、ハガキ1枚分程度の文字が書けます。
ガラスペンの使用後は、ティッシュで拭き取ったり水で洗ったりして手入れをしましょう。水でも落ちにくい汚れは、ぬるま湯に浸すことで落とせます。ペン先に溜まったインクを落とせば、別の色のインクを使うことも可能です。
ガラスペンの選び方
形状をチェック
見た目が美しい「一体型」

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ペン先から軸までがすべてガラス製で作られているのが一体型です。全体がガラスで作られているため、工芸品のような美しさが特徴。統一感のあるデザインが魅力のガラスペンを探している方は、一体型のモノを選びましょう。
ペン先が劣化しても取り替えられませんが、メーカーによってはペン先が破損したり摩耗したりした場合に修理してもらえるアイテムも存在します。
ペン先を交換できる「分離型」

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軸とペン先を分けられているのが分離型。劣化した場合に、ペン先のみを交換できます。ガラスペン自体を買い換えなくてもよいため、経済的です。また、気に入ったデザインのペンを長く使い続けられるメリットもあります。
軸とペン先の素材が異なることもあるので、購入前に確認しておきましょう。ガラスペン特有の美しさや実用性を重視するのであれば、軸もペン先もガラスでできているタイプを選ぶのがおすすめです。
素材をチェック
リーズナブルな「一般ガラス」

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一般ガラスは、1枚でできたガラスのことを指します。軟化温度が低いため、簡単に加工できるのがメリットです。ただし、耐久性は高くなく、硬化ガラスより壊れやすいデメリットがあります。扱いには十分注意して使用しましょう。
耐久性に優れた「硬質ガラス」

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一般ガラスよりも耐久性に優れている硬質ガラス(耐熱ガラス)は、ガラスペンによく使われている素材。硬質ガラスは一般ガラスより軟化温度が高く、簡単には加工できない硬いガラスです。
耐久性や耐熱性、耐摩耗性に優れているので、ペン先がすり減りにくいのが魅力。ガラスペンを製造しているメーカーの多くは、壊れにくい硬質ガラスを採用しています。
グリップ部分の太さをチェック

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軸も含めてすべてガラス製のアイテムは、ラバークリップなどの柔らかい素材を採用しているボールペンと比べると、握り心地は硬いのが特徴です。長時間握っていると手が疲れてしまうこともあるため、気になる方はグリップ部分が太いガラスペンを選びましょう。
グリップ部分が太いと握りやすく、手に負担がかかりにくいのがメリット。また、重さがあるため重心が低くなって持ちやすく、安定した筆記ができます。
書き心地をチェック

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ガラスペンは、ペン先の溝の数や精巧さによって書き心地が変わります。一般的に、溝の数が少ないとガラス特有のカリカリとした硬めの書き心地が楽しめ、素材感を味わいながら筆記可能。反対に、溝の数が多くなると、サラサラと滑らかな書き心地を得られます。
滑るような書き心地を重視するなら、溝の数が多く、より精巧に作られたガラスペンがおすすめです。
また、メーカーや種類によって太い線が得意なモノ、細い線が得意なモノがあります。細・中・太字と、書きたい文字の太さに合わせてペン先を選びましょう。
持ち歩きできるかチェック

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ガラスペンは、非常に繊細で割れやすいのが最大のデメリット。基本的には自宅で楽しむ筆記具ですが、持ち歩いて日常的に使いたい場合には、キャップ付きの製品を選びましょう。
万年筆のボディにガラスペンのペン先を併せたハイブリッドなガラスペンなら、ほかの筆記具と一緒にペンケースへ入れて、外出先でも気軽に使えます。インク瓶の持ち歩きも不要な、カートリッジ式やコンバーター式のガラスペンもおすすめです。
インクがセットかどうかチェック

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ガラスペンのインクは、各メーカーからさまざまな種類がラインナップされており、用途や目的に応じて使用できます。しかし、初心者の方やどのインクを使えばよいのかわからない方は、インクとセットになったモノを選ぶのがおすすめです。
タイプによっては、執筆用や書道用、アート用など、数種類のインクがセットになっている場合もあります。付属されているインクを試しながら、自分に合ったインクを選ぶ参考にもなるため効率的です。これからガラスペンを使ってみたい方は、インクがセットになっているかどうかもチェックしてみましょう。
ガラスペンのお手入れ方法は?

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ガラスペンを長く快適に使うためには、適切なお手入れが必要です。デリケートなペン先を守るためにもきちんとケアをしましょう。
使い終わったらガラスペンのペン先に付いたインクを水で洗い流し、柔らかい布やティッシュで水分を拭き取ればお手入れは完了します。インクがペン先にこびりついて落ちにくい場合には、水の代わりにぬるま湯を使用してみましょう。
また、お手入れの後は適切に保管する必要があります。ペン立てなどに立てるのではなく、専用ケースなどに入れてペン先を保護するのがおすすめです。
ガラスペンのおすすめメーカー
佐瀬工業所

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ガラスペンの生みの親である佐々木定次郎氏のもとで修行をした先代が、独立してその技術を伝承しているのが佐瀬工業所です。佐々木定次郎氏の技術を唯一受け継いだガラスペンを製造しているメーカーとして、人気を集めています。
佐瀬工業所のガラスペンは、工芸品のような美しさと滑らかな書き心地を実現しているのが特徴。明治45年創業の長い歴史に裏付けられた、高いクオリティで人々を魅了しています。
川西硝子

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芸術性と実用性を両立させたガラスペンを製造している、川西硝子。ほとんどの製品が酸素バーナーを使った「フューミング」と呼ばれる着色技法で作られており、幻想的な模様が浮かび上がった美しいデザインが特徴です。
また、強い力を加えなくても、ペンの重さだけでスラスラと書けるよう計算して作られているのも魅力。重心や溝の本数などの細かい点にこだわることで、書きやすさを実現しています。製品によって書き心地が異なるため、自分好みのデザインと使いやすさをあわせ持ったガラスペンを探し出しましょう。
ガラス工房ほのお

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ガラス工房ほのおは、硬質ガラス採用のペンを完成させた職人・菅清風氏のガラスペンを取り扱うメーカーです。バーレーン王国との調印式で菅清風氏作のガラスペンが使用されるなど、品質の高さに定評があります。
硬質ガラスを採用した繊細なガラスペンを作っているのが魅力です。
ガラスペンのおすすめ|一体型
佐瀬工業所 ガラスペン カモネオリジナル KO03-120

明治45年創業の老舗メーカー「佐瀬工業所」のガラスペン。軸の太さは約12mmとやや細めなので、細かな箇所にも書きこみやすく作られています。握る部分が凹んでいるため握りやすく、同メーカーで特に人気のあるシリーズです。
本製品の美しいねじり模様は、8本の溝のあるガラス棒を均等に左右へひねって付けられています。両手を同じ速さで回す高度な技術が必要とされ、1本ずつ丁寧な手作業で作られているのも特徴。デザイン・書き味ともに優れており、国産の信頼できるモノが欲しい方がおすすめの製品です。
川西硝子 細波 アウトサイド

透明な無垢のガラスに純金のみで色を付けたガラスペンです。ペン先から柄に至るまでガラス職人の手作業で作られているため、同じモノは1つとしてありません。表面の細波模様は、光に当たると独特の輝きを放ちます。
ペン先の字幅は、初心者でも筆記しやすい細字から中字の間で設定。持ち手の太さは約12mmとガラスペンのなかではやや細めで、細かな箇所もスムーズに書けるように作られています。あたたかな色合いと繊細なデザインが美しく、プレゼントにもおすすめの製品です。
川西硝子 ガラスペン 矢絣

ガラスペンの内側に和柄をイメージした矢絣(やがすり)模様を施したガラスペンです。3Dのように美しい立体的な模様が特徴。背景によって模様の色合いも変わり、使うたびに印象が変わるのが魅力です。
素材は硬質ガラスを採用しているため、筆記時に欠けたり折れたりしにくいのもポイント。グリップの太さは約15mmなので安定感があり、手紙や日記など長い文章を書くのに適したガラスペンです。
ガラス工房ほのお 硬質ガラスペン 清風

ペン先が摩耗しにくく耐久性に優れた硬質ガラスを採用したガラスペン。グリップ部分の幅が約15mmとしっかりした太さがあり、重心が低く設計されています。持ちやすく書きやすいので、ガラスペンの初心者にもおすすめです。
パイロットの黒インクが付属しており、すぐに使い始められるのもポイント。宝石のような美しい輝きがあり、大切な方へのプレゼントを探している方はチェックしてみてください。
ガラス工房ほのお 硬質ガラスペン 93流れ

ガラス職人・菅清風氏が93歳を迎えた記念として作られた限定モデル。胴部全体が清流をイメージして作られており、水が流れるような美しいデザインが特徴です。軸の太さは約11.5mmとガラスペンとしてはやや細めに作られており、細かな箇所への書き込みに適しています。
ベルベット仕立てのケースとパイロット黒インクも付属しているため、初心者でもすぐに使い始められるのがうれしいポイント。さまざまな用途に使えるモノが欲しい方におすすめのガラスペンです。
ガラス工房 まつぼっくり ガラスペン トライアングル

三角柱の軸が印象的なガラスペン。手にしっくりと馴染み、スラスラと文字が書けるのが特徴です。向きを変えると鏡のように文字や景色が反射し、さまざまな表情を楽しめます。
ガラスペンの素材は、通常のガラスと比べ軽くて丈夫な硼珪酸ガラスを採用。ペン先の溝部分にインクが貯まるように作られており、一度インクに付ければ約300〜400文字書き続けられます。
本体は転がりにくい形状のため、机の上にそのまま置くことが可能。ペン先のインクも垂れにくいので、ペン置きがなくても使用できます。年齢や性別を選ばずに使えるデザインで、プレゼントにもおすすめの製品です。
ガラス工房 まつぼっくり ガラスペン ツブツブ

軸の内側に施された細かな粒が、クリスタルのようにキラキラと輝くガラスペン。光が当たる角度や周りの明るさによって、ガラスペンの色合いが変化して見えるのが魅力です。ガラスペンの表面はツルツルしているため、手指に引っかかることもありません。
軸の中は空洞なので、約16gと非常に軽いのも特徴。小回りがきいて書きやすいため、イラストの描き込みにも適しています。耐久性にも優れ、筆記する機会の多い方でも安心です。
ペン先の太さは細字・中字・太字の3種類があり、用途や好みに合うモノを選択可能。カラーバリエーションも8色あるため、自分用としてはもちろんプレゼントにもおすすめのガラスペンです。
ガラス工房 まつぼっくり ガラスペン ストームグラス

軸部分が「ストームグラス」になっているガラスペンです。ストームグラスとは、19世紀のヨーロッパで航海士などが使用していた天気予報の道具です。晴れる日には軸内部の液体が澄みきったり雨の日には沈殿物が徐々に増えたりして、天気により多彩な表情を楽しめます。
ガラスペンの素材には、透明度が高く美しいボロシリケートガラスを使用。軽量かつ耐久性にも優れているため、ガラスペンを頻繁に使う方に適しています。毎日使うのが楽しくなるような個性的なガラスペンです。
GC QUILL ガラスディップペンインクセット JP-13

ガラスペンと12色のインクがセットになった製品です。ガラスペンの素材には高品質な硬質ガラスを採用。ペン先がブラシ型なので吸水性に優れ、文字がかすれにくく滑らかな筆記を実現します。
インクには金粉が含まれており、上品な輝きを放つのも魅力。価格も比較的リーズナブルなので、ガラスペンをはじめて使う方やちょっとしたプレゼントにもおすすめのセットです。
Claurys ガラスペン

ガラス職人による手作業で製作されたガラスペン。ひねりのある形状が指にしっかりフィットし、筆記中に滑りにくいのが特徴です。グリップの幅は1.5cmと太めで安定感も良好。書き心地を追求したい方に適しています。
ペン先が繊細に作られているため小さな文字を書いてもつぶれにくく、イラストも細部まで書き込むことが可能。カラーラインナップも豊富で、好みのモノを見つけやすいのも魅力のガラスペンです。
ルビナート(RUBINATO) ガラスペン インクセット 28/ALF+INK

1950年代にイタリアで創業した筆記用具ブランド「ルビナート」のガラスペン。軸のなかにゴールドの装飾が入っており、光に当たると上品に輝くのが特徴です。さまざまなカラーラインナップがあり、プレゼントとしても人気があります。
9ccのインクがセットになっているため、すぐに使い始められるのもポイント。ネジ式のキャップが付属しており、インクが乾いたりホコリが入ったりせずに保管できます。値段も比較的手頃なので、ガラスペンの初心者にもおすすめの製品です。
モコシャレ ガラスディップペンインクセット 18点セット

2本のガラスペンだけでなく、14種類のインク・ペンホルダー・ガラスカップが付属したセット。ガラスペンは丸みのあるモノとねじりが加えられたモノの2種類があり、好みに合わせて使用できます。
インクは無害と謳われている素材と顔料から抽出され、安全性に配慮されているのもポイント。乾きが速く摩擦にも強いので、文字だけでなくイラストを描くのにも適しています。各ボトルに金粉が含まれ、発色のよさも良好です。
おしゃれなボックスにすべてのツールが収納でき、プレゼントにもおすすめ。ガラスペンを使い始めるのに必要なアイテムが含まれており、初心者にぴったりの製品です。
エルバン(Herbin) ガラスペン ねじり&ミニインクセット

1670年にパリで生まれたインクの老舗ブランド「エルバン」のガラスペン。ペン先から軸にかけてのレッド・クリア・パープルのコントラストが美しい、おしゃれな製品です。
軸径は約15mmあるため安定感があり、長時間使用しても疲れにくいのもポイント。ガラスペンとミニインクはおしゃれなボックスに収納されているため、プレゼントにもおすすめの製品です。
シピン(Cipin) ガラスペン S004

ガラス工芸で有名なドイツのテユーリンゲン州に設立された「シピン」のガラスペン。ぷっくりとしたボディにリボンを巻いたような、かわいらしいデザインが特徴です。厳選されたガラス素材から1本ずつ手作業でガラスペンを製造しているのが魅力。
ペン先は非常に繊細で、カリカリ感が少なくスムーズな筆記を実現します。比較的細い文字が書けるため、イラストの書き込みにもおすすめ。デザイン性に優れているだけでなく、実用性も高いガラスペンです。
ガラスペンのおすすめ|分離型
MOONMAN DELIKE ガラスペン 特殊ペン先 万年筆

ガラスのペン先だけでなく、0.6mmの万年筆用ペン先が付属する製品です。カートリッジも2本付いているため、万年筆を頻繁に使う方にもおすすめです。キャップ式なので、持ち運び時のインク漏れやペン先の欠けも気にせずに使えます。
万年筆用ペン先とガラスのディップペン先は、先端をねじるだけで交換可能。収納時は約100mmで重さは約15gと非常に軽量なため、携帯性も良好です。自宅はもちろん、外出先でも気軽に使えるモノが欲しい方はチェックしてみてください。
MOONMAN 万年筆 極細字 ガラスペン

極細字のペン先とガラスペンがセットになっている製品です。ペン先を交換すれば、万年筆としてもガラスペンとしても使用できます。キャップが付属しているため、破損を気にせずに持ち運べるのもポイントです。
ボディには軽量のセルロイドを採用し、携帯性のよさと高級感のあるデザイン性を実現。全長は145mmで筆箱や胸ポケットにも収納しやすいサイズ感も魅力です。外出先でもガラスペンを使いたい方や、万年筆と使い分けたい方はチェックしてみてください。
番外編:ガラスペン用のおすすめインクメーカー
ウィンザーニュートン(Winsor Newton)
ウィンザーニュートンは、イギリス・ロンドンの由緒ある絵具ブランド。1832年に科学者のウィリアム・ウィンザー氏とアーティストのヘンリー・ニュートン氏により創立されました。速乾性、耐水性、透明性があり、原料素材の持つ色彩と鮮やかな発色を追求したカラーインクをラインナップしているのが特徴です。
ウィンザーニュートン(Winsor Newton) ドローイングインク 14ml

イラストレーターやデザイナーに長年愛用され続けている、鮮やかで透明なドローイングインク。ガラスペンを直接ボトルに差し込んで使ったり、蒸留水で薄めて使ったりとさまざまな使い方ができます。インク同士を混ぜ合わせることも可能。
なお、水で薄めると透明感が増し、厚く塗ると光沢のある仕上がりに。1本のインクで2種類の色合いが楽しめます。耐水性があり、紙にのせたインクが乾いた後は、水をはじくようになるのもポイント。
また、置いておくだけでおしゃれに映える、インク瓶のかわいいデザインもポイント。カラーの種類は豊富にあるので、複数揃えるのもおすすめです。
パイロット(PILOT)
1918年創業の文具メーカー、パイロット。書くことにとことんこだわりぬいた万年筆からボールペン、手帳やビジネスバッグに至るまで、さまざまな製品の製造・販売を行っています。
なお、パイロットのインクはカラーバリエーションの豊富さと、発色のよさが特徴。書くことを存分に楽しみたい方におすすめです。
パイロット(PILOT) 色彩雫 INK-50

日本の美しい自然や景色から創造された、彩り豊かなカラーインク。発色がよく、書く楽しみが広がります。また、日本の情景が浮かぶインクひとつひとつのネーミングもポイントです。
使われているインク瓶は「日本パッケージデザイン大賞2011」の家庭用品・一般雑貨部門で金賞を獲得。しっかりとした安定感があり、香水瓶のようにスタイリッシュでおしゃれなデザインが特徴です。
エルバン(Herbin)
エルバンは、1670年にフランス・パリで創業された、シーリングワックスとインクの老舗ブランドです。
インクの本格的な生産は1700年に開始されました。自然の豊かな色のイメージに着想を得たインクは、毎回使うのが楽しくなるほどカラーバリエーションが豊富。発色もよく、濃淡がきれいにでるのも魅力です。
エルバン(Herbin) トラディショナルインク 30ml ガラスボトル入り

エルバンのトラディショナルインクは、自然の美しい色をテーマにして作られた製品です。ブルーやレッド、ブラックといったスタンダードな色からビビッド、やわらかな淡色のモノまで揃い、全35種類とカラーバリエーションが豊富。その日の気分に合わせて、好みのカラーを選ぶ楽しさが味わえます。
なお、トラディショナルインクの代表的なカラーは、すみれから生まれた濃い紫色の「ヴィオレパンセ」。1966年まで、フランス全土の小学校で指定色として愛用されてきた歴史と深みのあるカラーです。
また、四角いフォルムのインク瓶には、それぞれのカラー名を象徴するイラストが印字されています。シンプルかつおしゃれなデザインで、置いておくだけでもインテリアのアクセントとして活躍。個性的なインクを探している方におすすめです。
繊細な美しさと実用性をあわせ持ったガラスペン。落下や破損に注意すれば、長い期間使えます。メーカーによる保証が付いているモノであれば、ペン先がすり減ってしまった場合に修理してもらえるので、お気に入りのモノを末長く愛用したい方はチェックしておきましょう。