挽きたての新鮮なコーヒーを味わう際に欠かせないアイテムのひとつが、豆を粉砕するための「グラインダー(ミル)」。なかでも手動タイプは、ハンドルを回しながら豆を挽く音や振動、粉の香りを感じられるとあってコーヒー愛好家に人気のアイテムです。
そこで今回は、コーヒーの専門家も認める高品質なグラインダー「Zpro」をレビュー。初心者でもおいしいコーヒーが淹れられるのか検証してみました。
本体をチェック
おしゃれなデザイン
コーヒー道具を選ぶ際は、使い勝手のよさはもちろん、デザイン性も重視して選びたいもの。「Zpro」はシンプルかつスタイリッシュなデザインで、眺めるだけでもテンションが上がります。
また、コンパクトで持ち運びやすいうえ電源がなくても使用可能。キャンプなどのアウトドアシーンで挽きたてのコーヒーを味わいたい方にも適しています。
分解清掃が簡単
グラインダーは、使用するたびにコーヒーの微粉が内部に残ります。そのまま放置すると酸化して味を損なう原因に……。「Zpro」は工具不要で容易に分解可能! エアダスターとブラシが付属しており、簡単にお手入れできます。
切れ味にこだわったステンレス製の刃
コーヒー豆は非常にデリケートな食材で、熱や光に弱いという特性を持っています。グラインダーを選ぶ際は、その特性を熟知したうえでコーヒーの味を最大限に引き立てるモノを選ぶのが大切です。
コーヒー通の編集部員によると、手動グラインダーの刃は鉄かセラミックが一般的とのこと。「Zpro」はステンレス素材を用いており、サビにくいうえ非常に頑丈で切れ味がよく、摩擦熱の発生を軽減する効果が期待できます。
ダイヤル操作で粒度を調節
国内で販売されている多くのグラインダーは、粒度を調節するダイヤルが内部に設置されており、使用するたびに分解する手間がかかります。一方「Zpro」は、本体上部に配置されたダイヤルの数字を合わせるだけで60段階もの粒度調節が可能! 挽き方の設定を覚えておけば、簡単に同じ味を再現できます。
実際に使ってみた
難しい話は抜きにして、初心者でも「Zpro」を使っておいしいコーヒーが淹れられるのかを試してみました。まずはコーヒー豆を投入。一度に挽ける豆の量は25~30gほどで、最大カップ4杯分のコーヒーを淹れられます。
豆は細かく挽くほどコーヒー成分が抽出されて濃くなり、重厚感のある味わいになるのが特徴。反対に荒く挽くほど苦味が抑えられて酸味が出やすくなるため、コーヒー豆の産地や焙煎度合い、味の好みに合わせて挽き具合を調節します。
付属の説明書によると、基本的には4〜4.5番の中挽きを推奨しているとのこと。今回は深いコクや香りを求めて、中煎り豆を3.5番の中細挽きにしてみました。
ハンドルの持ち手が大きいため握りやすい! なめらかにハンドルが回転し、ストレスなくスピーディーに豆を挽けます。付属のゴムバンドを本体に取り付けると手が滑りにくく、より快適に使用可能です。
コーヒーの粒度を均一にするには、リズムを一定に保ちながらハンドルを回すのがポイント。また、ゆっくりと丁寧に回すことで熱の発生を抑えられます。
「Zpro」は、豆を砕くのではなく刃で切るように挽くのが特徴。そのため、雑味の原因である微粉が発生しにくく、均一に豆を挽けます。確かに、完成したコーヒー粉は微粉量が少ないうえ荒い粒がほとんどなく、大きさが均一に見えました。
抽出の仕方によっても味わいに違いが出るため、コーヒー通の編集部員にコツを聞きながらハンドドリップでコーヒーを淹れます。
一投目は、粉全体に少量のお湯をかけて30秒ほど蒸らすのがポイント。数回に分けながら、2〜3分ほどかけてゆっくり中心から円を描くように注ぎます。
挽きたての新鮮な粉を使ったハンドドリップコーヒーが完成! コーヒー通の編集部員に試飲してもらったところ、「尖った苦味や過度な雑味が少なくておいしい」と言ってもらえました。「Zpro」との出会いをきっかけに、ますますコーヒーにハマってしまいそうです。
クラウドファンディング経由でお得にゲット!
「Zpro」はSAKIDORI Storeにて、2020年8月11日までクラウドファンディングを実施中。数々の受賞歴を持つバリスタ尾籠一誠氏が手がけるブランドの珈琲豆をセットにしてお届けします。
豆の産地や焙煎度合い、挽き方によって風味が変わるコーヒー。知れば知るほど奥が深く、嗜好品というよりもはや文化といえます。圧倒的な切れ味を持つステンレス製の刃を採用した「Zpro」なら、初心者でも粒度の均一性を簡単に実現可能。豆を挽く時間や雰囲気を楽しみながら、気軽においしいコーヒーを味わえます。