2020年で25周年を迎えるRPGの金字塔「テイルズオブ」シリーズ。数々の魅力的なキャラクターが繰り広げる感動的なストーリーやアクション性の高いバトルなどが、世代を超えて幅広い年齢層に支持されています。
しかし、テイルズオブシリーズはリメイクやスピンオフを含めるとこれまでに60タイトル以上も発売されているので、シリーズ初心者はどれから遊べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、テイルズシリーズの選び方を踏まえたうえで、おすすめのタイトルをランキング形式でご紹介します。
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「テイルズオブ」とはバンダイナムコが手掛ける人気RPGシリーズです。1995年の発売された第1作目「テイルズオブファンタジア」から次々とヒット作を送り出し続け、シリーズ25周年を迎える2020年には最新作「テイルズオブアライズ」の発売も予定されています。
テイルズオブシリーズはストーリー性の高さが魅力。各タイトルに個性的なキャラクターが数多く登場し、感動的な人間ドラマを繰り広げるのが特徴です。各タイトルの世界観は独立していますが、主人公の成長や仲間との絆をテーマに描いた王道のストーリーが楽しめるので、幅広い年齢層に支持されています。
アクション性の高いバトルシステムもテイルズシリーズの魅力。独自の「リニアモーションバトルシステム (LMBS)」を採用しており、ターンや素早さに関係なくフィールドを縦横無尽に駆け巡りながらバトルを展開できるのが特徴です。シリーズが進むごとに新要素が追加されており、戦略性も増しているので、RPG初心者から上級者まで満足できる作りになっています。
テイルズオブシリーズの選び方
追加要素があるリマスター版がおすすめ
テイルズオブシリーズは20年以上続くシリーズのため、古いゲーム機で発売されたタイトルも数多くあります。しかし、10年前や20年前に発売されたタイトルでも繰り返しリメイクされているのがポイント。
特にリマスター版は最新のゲーム機が持つスペックに合わせて再編集されているので、美麗なグラフィックでプレイを楽しめるのが魅力です。加えて、ストーリーが全編フルボイスになったり、さまざまな追加要素が新たに含まれていたりするので作品の魅力をより深く味わえます。
一方で、オリジナル版から省略されてしまった要素もあるのが難点。ストーリー展開が少し変わってしまったモノもあるので、注意しておきましょう。
アニメ化している作品は特に人気
テイルズオブシリーズのなかにはアニメ化されたタイトルが多いのも特徴。「ファンタジア」「エターニア」「シンフォニア」「ジアビス」「ヴェスペリア」「ゼスティリア」「ベルセリア」などのタイトルでは、これまでにテレビアニメやOVAが制作されており、各作品ともアニメの人気が高いことで知られています。
アニメでは気軽に映像を通して作品の世界観に触れられるのが魅力。ただし、尺の都合でやむなく省略されてしまったエピソードも多くあるため、ストーリーの全貌や作品が持つ真の魅力を深く味わいたい場合は原作をプレイしましょう。
主題歌を歌うアーティストも参考に
テイルズオブシリーズでは各タイトルごとに主題歌を旬の人気アーティストが手掛けているのも特徴。初期の作品ではday after tomorrowやEvery Little Thing、Do As Infinity、BUMP OF CHICKENなど、最近の作品では浜崎あゆみやSuperfly、FLOWなどのアーティストが楽曲を提供しています。
自分の好きなアーティストが主題歌を歌っているタイトルを選ぶのもおすすめ。主題歌はオープニングだけではなく、劇中の重要なシーンやエンディングでも流れるため、作品のストーリーにより深く感情移入しやすくなるという効果も楽しめます。
テイルズオブシリーズのおすすめランキング
第1位 テイルズオブジアビス 【PS2,3DS】
シリーズ初期の集大成とも言える「生まれた意味を知るRPG」
「テイルズオブジアビス」は2005年にPS2で発売されたマザーシップタイトルの第8作目です。テイルズオブシリーズ10周年を記念して作られた大作で、完成度の高いストーリーやバトルシステムは現在も根強い人気があります。
主人公は幼い頃の記憶を失くした公爵家の一人息子ルーク。剣の師ヴァンとの修行中に少女ティアに襲われた際、能力が暴走して見知らぬ場所に瞬間移動します。屋敷に戻るためにティアと行動を共にしますが、その先で世界の謎や自分が生まれた意味を知る闘いに身を投じます。バトルシステムにはフリーランの要素が実装された「FR-LMBS」を採用。3Dのバトルフィールドを縦横無尽に駆け巡りながらバトルが楽しめます。
今から遊ぶなら3DS版がおすすめ。術技をタッチスクリーンのショートカットで発動できるようになったほか、バグも多く取り除かれているので、よりプレイがしやすいのが魅力です。主題歌はBUMP OF CHICKENの「カルマ」でアニメ化もされています。
第2位 テイルズオブヴェスペリア 【PS4・Switch・Xbox One・STEAM】
シリーズ最高傑作との呼び声高い「『正義』を貫き通すRPG」
「テイルズオブヴェスペリア」は2008年にXbox 360で発売されたマザーシップタイトルの第10作目です。テイルズファンのなかでも1・2の人気を争う名作で、高精細なアニメーションやトゥーンレンダリングというアニメ調の3D描写でも話題となりました。
主人公は下町で用心棒として暮らす青年ユーリです。法では裁けない権力の闇を知り、自分が信じる正義を貫くために仲間と共にギルドを結成。その直後、仲間の皇女エステルに秘められた謎の力を巡る陰謀に巻き込まれます。
バトルシステムはフリーランを基本とした「EFR-LMBS」を採用。敵の耐久値をゼロにした瞬間に発動すると一撃で倒せる「フェイタルストライク」や条件クリアでボーナスがもらえる「シークレットミッション」も搭載されています。
今から遊ぶなら最新ゲーム機向けに発売されたHDリマスター版がおすすめ。より美麗になったグラフィックでプレイが楽しめます。主題歌はBONNIE PINKの「鐘を鳴らして」。ストーリーの前日談を描いた劇場版アニメも上映されています。
第3位 テイルズオブグレイセス 【PS3】
シリーズ屈指の完成度で人気の「守る強さを知るRPG」
「テイルズオブグレイセス」は2009年にWiiで発売されたマザーシップタイトルの第12作目です。ストーリーは主人公の幼少時代から始まるのが特徴。バトルシステムの完成度が高いことも相まって、発売から10年以上経つ現在でも根強い人気があります。
主人公は幼少時代に友人を亡くした過去を持つ騎士見習いの少年アスベルです。騒乱に巻き込まれるなかで死んだはずの友人ソフィと突然の再会を果たし、共に国の内乱を治めますが、やがて星の存亡を賭けた闘いに挑みます。バトルシステムは2つのスタイルを切り替えながら戦う「SS-LMBS」。敵の攻撃を横方向に回避できる「アラウンドステップ」でトリッキーな戦術も楽しめます。
今から遊ぶならPS3で発売された「グレイセスf」がおすすめ。さまざまな新要素が追加されたほか、本編の半年後を描いた追加シナリオ「未来への系譜編」が遊べるのも魅力です。主題歌にはBoAの「まもりたい 〜White Wishes〜」が採用されています。
第4位 テイルズオブベルセリア 【PS4・PS3】
復讐に燃える少女の物語を描く「君が君らしく生きるためのRPG」
「テイルズオブベルセリア」は2016年にPS3とPS4で発売されたマザーシップタイトルの第16作目です。テイルズオブシリーズの最新作でもあり、復讐をテーマにした陰鬱なシナリオながらも作り込まれたストーリー展開が高く評価されています。
主人公は復讐に燃える少女ベルベットです。弟のラフィを義兄アルトリウスに殺された事件をきっかけに魔物を喰らう手「業魔手」を手に入れますが、アルトリウスが使役する超常の存在「聖隷」によって敗北。それから3年後、力を蓄えたベルベットは弟の仇を撃つために復讐の旅に出ます。
バトルにはフリーランをベースとした最新のシステムを組み込んだ「L-LMBS」を採用。通常攻撃に当たるモノがなく、4つのボタン全てに術技をセットして戦います。また、ゲージを溜めるとキャラクター固有の強力な特技が使える「ブレイクソウル」も特徴です。主題歌にはFLOWの「BURN」を採用。主人公ベルベットは前作「ゼスティリア」のアニメにも一部登場しています。
第5位 テイルズオブゼスティリア 【PS4・PS3】
原点回帰をテーマに作られた「情熱が世界を照らすRPG」
「テイルズオブゼスティリア」は2015年にPS3とPS4で発売されたマザーシップタイトルの第15作目です。テイルズシリーズ20周年の記念作で、「原点回帰」をテーマとして制作。最新作「ベルセリア」から数千年後の世界を舞台にした、テイルズオブシリーズらしい王道のストーリーが楽しめます。
主人公は超常的な能力を持つ天族の村で暮らす少年スレイ。王家に連なる騎士の少女アリーシャとの出会いをきっかけに、憑魔化した人間を浄化できる救世主「導師」を目指し、厄災の元凶である「災禍の顕主」に立ち向かいます。
バトルシステムには仲間の天族と融合して戦える「神依化」が特徴の「FC-LMBS」を採用。融合する天族によって能力が変わるので多彩な戦術が使えます。加えて、移動中にエンカウントしたその場の地形を生かして戦う「リアルマップバトル」も特徴。主題歌にはSuperflyの「White Light」が採用されており、アニメ化もされています。
第6位 テイルズオブデスティニー 【PS2】
シリーズ人気を決定づけた「運命のPRG」
「テイルズオブデスティニー」は1997年にPSで発売されたマザーシップタイトルの第2作目です。シリーズで初めてOPアニメーションや道中にキャラクター同士が雑談するスキットなどのシステムが採用し、テイルズオブシリーズの人気を決定づけました。
主人公は兵士を目指して飛行竜に密航した少年スタン。倉庫で意思を持つ剣「ソーディアン」のディムロスと出会ったのを機に、彗星がもたらした巨大レンズ「神の眼」を巡る争乱に巻き込まれます。システム面では、ソーディアンも装備者であるマスターと同様に成長するのが特徴。レベルアップ時に習得する「晶術」で敵を一掃できます。
今から遊ぶならPS2で発売された「ディレクターズカット」がおすすめ。グラフィックがより美麗になり、さらに迫力のあるバトルが楽しめます。また、シリーズ屈指の人気キャラクターであるリオンからの視点でストーリーを追体験できる「リオン・サイド」が追加されているのも魅力です。主題歌にはDEENの「夢であるように」が採用されています。
第7位 テイルズオブデスティニー2 【PSP】
シリーズ初の正統続編となる「運命を解き放つRPG」
「テイルズオブデスティニー2」は2002年にPS2で発売されたマザーシップタイトルの第4作目です。シリーズ屈指の人気を誇る「デスティニー」の続編として発売。前作では語られなかったストーリーの秘話やより戦略性の高いバトルが楽しめます。
「デスティニー」の18年後が舞台で、主人公はスタンの息子で英雄を目指す少年カイル。とある遺跡で英雄を探す少女リアラと出会い、彼女の英雄探しの旅に同行しますが、やがて歴史の裏で暗躍する神の陰謀に立ち向かいます。バトルにはスタミナ値「SP」の概念が追加された「TT-LMBS」を採用。闇雲に攻撃するだけでは不利になり、無駄のない行動や駆け引きが要求されるので、戦略性の高い戦闘が楽しめます。
今から遊ぶならPSP版がおすすめ。新たな敵キャラクターやイベントが追加されたほか、一部の術技の使用条件が緩和されているのでより遊びやすくなっているのが特徴です。主題歌には倉木麻衣の「key to my heart」が採用されています。
第8位 テイルズオブシンフォニア 【PS3】
仲間との連携攻撃が楽しい「君と響きあうRPG」
「テイルズオブシンフォニア」は2003年にGCで発売されたマザーシップタイトルの第5作目です。本作ではストーリーでもバトルでも仲間との協力が重要になっているのが特徴。隠しパラメータである「好感度」の数値によって特別なイベントが発生するなどの要素が楽しめます。
主人公はドワーフに育てられた剣士の少年ロイド。闇の種族ディザイアンによって搾取された生命力マナを復活させるために幼なじみでもある神子のコレットと共に旅立ちますが、やがて2つの世界に隠された真実と対峙していきます。バトルではフィールドが3D化された「ML-LMBS」を採用。ゲージを溜め仲間全員と連携して複合攻撃を行う「ユニゾン・アタック」が醍醐味になっています。
今から遊ぶならPS3で発売された「ユニゾナントパック」がおすすめ。HD画質に対応したほか、続編に当たる「ラタトスクの騎士」も収録されているので、「シンフォニア」の世界をより満喫できます。主題歌は両作ともday after tomorrowが担当。アニメ化もされています。
第9位 テイルズオブエクシリア 【PS3】
主人公を男女2人から選べる「揺るぎなき信念のRPG」
「テイルズオブエクシリア」は2011年にPS3で発売されたマザーシップタイトルの第13作目です。テイルズオブシリーズ15周年を記念して作られた作品で、男女2人の主人公それぞれの視点からストーリーを楽しめることが話題になりました。
主人公は医学生のジュードと精霊のまとめ役ミラの2人です。精霊の力を奪って世界に悪影響を与える「クルスニクの槍」を破壊するために協力。しかし、槍の暴発を止められず別世界エレンピオスとの境界が壊されてしまい、人と精霊の存亡を賭けた闘いに巻き込まれます。
バトルシステムは2人1組で協力しながら戦うリンクモードが特徴の「DR-LMBS」。敵を挟み撃ちしたり、仲間を庇ったりなどの戦術が可能なほか、リンク中にゲージが溜まると強力な「リンクアーツ」を繰り出せるのも魅力です。主題歌には浜崎あゆみの「progress」が採用されています。
第10位 テイルズオブエクシリア2 【PS3】
フリーシナリオが楽しめる「選択が未来を紡ぐRPG」
「テイルズオブエクシリア2」は2012年にPS3で発売されたマザーシップタイトルの第14作目です。「エクシリア」の続編で前作から1年後の世界が舞台。本作ではフリーシナリオが採用されているのが特徴で、プレイ中で取った選択がその後の展開やエンディングに影響するため、遊ぶ度に異なるストーリー展開が楽しめます。
主人公はエレンピオスで暮らす求職中の青年ルドガー。列車で「カナンの地」を目指す少女エルと出会ったことをきっかけに、本来の世界線から分岐したパラレルワールド「分史世界」を巡る騒動の解決に挑みます。また、本作では本編以外に、仲間たちに焦点を当てた「キャラクターエピソード」が楽しめるのも魅力です。
バトルには前作のシステムをさらに発展させた「XDR-LMBS」を採用。主人公が3種の武器を切り替えながら戦う「ウェポンシフト」や、変身によって敵を一定時間圧倒できる「骸殻」などが特徴です。主題歌には前作に続いて2度目の起用となった浜崎あゆみの「Song 4 u」が採用されています。
第11位 テイルズオブハーツR 【PS VITA】
王道のストーリーが人気の「心と出会うRPG」
「テイルズオブハーツ」は2008年にDSで発売されたマザーシップタイトルの第11作目です。携帯ゲーム機で2つ目のマザーシップタイトルで、通常版とは別にCGがムービーに使われたエディションが発売されたことも話題となりました。
主人公は熱血漢で一本気な少年シングです。一目惚れした少女コハクが心の病に犯されてしまい、他人の心に入り込める武具「ソーマ」を使って救出を試みるも失敗。世界中に四散したコハクの心の欠片を探して旅に出ます。バトルシステムには仲間とのコンボが重要となる「CNAR-LMBS」を採用。戦闘参加キャラと控えキャラの術技を組み合わせて強力な技「合体技」も繰り出せます。
今から遊ぶならPS VITAで発売された「ハーツR」がおすすめ。グラフィックは2Dから3Dへと変わり、全編フルボイス化されているので、より世界観に没頭できます。主題歌は「デスティニー」に続いて2度目の起用となるDEENが手がけた「永遠の明日」です。
第12位 テイルズオブイノセンスR 【PS VITA】
地上と空中からの波状攻撃が楽しい「想いを繋ぐRPG」
「テイルズオブイノセンス」は2007年にDSで発売されたマザーシップタイトルの第9作目です。携帯ゲーム機で初のマザーシップタイトルとしてリリースされており、クオリティの高いRPGが場所を選ばず遊べることが人気となりました。
主人公は商家の一人息子で内気な少年のルカ。実はかつて天界の騒乱を治めた大将軍を前世に持っており、特殊能力を持つ同じ「異能者」の少女イリアと出会ったことをきっかけに、「創世力」を巡って前世からの想いを守る闘いに身を投じます。バトルシステムはフリーランに空中での攻防も加えた「DS-LMBS」を採用。操作キャラをワンタッチで変えられるので仲間とのコンボが繋げやすいのも魅力です。
今から遊ぶならPS VITAで発売された「イノセンスR」がおすすめ。メインシナリオのフルボイス化や新バトルシステムの「レイヴシステム」をはじめ、多彩な要素が追加されているのが特徴です。主題歌はKOKIAの「New Day, New Life」が採用されています。
第13位 テイルズオブエターニア 【PSP】
システムの基礎が完成された「永遠と絆のRPG」
「テイルズオブエターニア」は2000年にPSで発売されたマザーシップタイトルの第3作目です。食材を組み合わせて調理するとHP回復などの多彩な効果が得られる「料理」や、隠し要素ながらカットイン後に強力な技を繰り出せる「秘奥義」など、後のシリーズで欠かせない存在となるシステムが初めて採用されました。
主人公は片田舎の村で猟師として暮らす少年リッド。ある日空から落ちてきた少女メルディと出会ったことをきっかけに幼なじみのファラと旅立ちますが、やがて天と地に対面する2つの世界全体を巡る大問題に挑みます。バトルシステムには、アクション性をより強化した「A-LMBS」を採用。通常攻撃・術技・奥義の3つを組み合わせたスピーディーなバトルが楽しめます。
今から遊ぶならPSP版がおすすめ。PS版で目立ったバグが修正されてより快適にプレイできるほか、新たなムービーも追加されています。主題歌はGARNET CROWの「flying」。アニメ化もされています。
第14位 テイルズオブファンタジア 【PSP】
数々の意欲的な要素を盛り込んだ「伝説のRPG」
「テイルズオブファンタジア」は1995年にSFCで発売されたマザーシップタイトルの第1作目です。テイルズシリーズの記念すべきデビュー作として、発売から25年以上経つ現在でも多くのファンに根強く愛されています。
主人公は両親を殺された剣士の少年クレス。仇を打つために親友のチェスターや牢屋で出会った法術師のミントと旅立ちますが、その途上で伝説の魔王ダオスの存在を知り、過去・現在・未来と時を渡りながら対抗していきます。シリーズの代名詞である「リニアモーションバトルシステム(LMBS)」が初めて採用されているのも特徴。ターンや素早さに関係なく攻撃できるので、アクション性のあるバトルが楽しめます。
今から遊ぶならPSPで発売された「フルボイスエディション」がおすすめ。全編がフルボイス化されているのでストーリーにより深くのめり込めます。また、新イベントやクリア後のお楽しみである「グレードショップ」などが追加されているのも魅力です。主題歌は吉田由香里の「夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜」で、アニメ化もされています。
第15位 テイルズオブリバース 【PSP】
玄人も楽しめるやり込み要素の高い「君が生まれ変わるRPG」
「テイルズオブリバース」は2004年にPS2で発売されたマザーシップタイトルの第6作目です。本作のテーマは異なる人種や民族間における共存と対立。やや重く暗いテイストながらも、シリーズ屈指の重厚な物語を楽しめます。
主人公は異変によって氷の力「フォルス」を手にした少年ヴェイグ。さらわれた幼なじみのクレアを救出するために同じ能力者のマオとユージーンと共に旅立ちますが、やがて種族対立の裏に潜む巨悪に挑みます。バトルでは奥行きの要素が加わった「3L-LMBS」を採用。また、本作では回復魔法が存在せず、HP回復の手段が限られるため、高い戦略性が要求されるのもポイントです。
今から遊ぶならPSP版がおすすめ。特殊なアイテムが入手できる闘技場や新たなイベントなどが追加されているのが特徴です。主題歌はEvery Little Thingの「good night」が採用されています。
第16位 テイルズオブレジェンディア 【PS2】
ストーリーは感涙必至の「絆が伝説を紡ぎだすRPG」
「テイルズオブレジェンディア」は2005年にPS2で発売されたマザーシップタイトルの第7作目です。これまでのシリーズとは異なるプロジェクトチームによって制作されているため、従来作とは趣が一味違ったストーリーやバトルが楽しめます。
主人公は沿岸や海上の警護を生業とする少年セネル。古代文明の巨船が陸地化した「遺跡船」を舞台にさらわれた妹のシャーリィを捜索しますが、やがて侵略勢力との戦いや異なる種族間の抗争に身を投じます。本作では本編となる「メインシナリオ」の後に各仲間キャラに焦点を当てた「キャラクタークエスト」が展開されるのがポイントです。
バトルは対戦型格闘ゲームの要素を盛り込んだ「X-LMBS」を採用。敵の後ろに回り込む「パッシングスルー」や、ダウンした敵に追い打ちをかける投げ技などを駆使しながら白熱したバトルが楽しめます。主題歌はDo As Infinityの「TAO」。弦楽器を多用した魅力的なBGMも一聴の価値があります。
テイルズオブシリーズはマザーシップタイトルだけでも現在までに16作品が発売されています。ただし、通常のRPGシリーズのようにナンバリングが設定されておらず、各タイトルが独立した世界観を採用しているので、どれからプレイしても楽しめるのがポイント。ぜひ気になったタイトルをプレイしてテイルズオブシリーズの魅力を味わってみてください。