こんな小さなピースがインターネットにつながっているの!?
Pinoccioは、わずか2インチ(約5センチ)の基板に温度センサーやLEDが付き、さらにバッテリーまで搭載し、インターネットにも接続できるArduinoコンパチのマイコンボードです。
2インチのスペースに機能を凝縮
![70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/5695507b9b339.jpg)
Troopと呼ばれるメッシュネットワークを利用してPinoccio同士の通信ができる上、メッシュネットワーク上の1台のPinoccioにWi-Fiバックパックを装着することで、ネットワーク全体とインターネットを接続することもできます。
従来のArduinoボードとの比較
![70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/5695509aab45a.jpg)
まずはこの小さな基板の上にネットワーク機能やバッテリー、温度センサーまで内蔵しているのが驚き! (左からPinoccio、Arduino Mega、Arduino Uno)
![70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/569550b41f7de.gif)
さらに開発環境も充実しています。
通常のArduino IDEの豊富なライブラリを利用できる他、専用の開発環境としてPinoccio HQが用意されています。そのため、ソースコードのコンパイル、テスト、修正…という煩わしいサイクルを繰り返すことなく、コンソールから手軽にスクリプトやコマンドを投げるだけでPinoccioの動作確認や状態表示ができます。こういった点も、開発者にとっては嬉しい点でしょう。
![70年代のマイコンブーム再来の予感!?ネット対応多機能マイコンボード「Pinoccio」](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/569550c683c8c.jpg)
また、他のArduinoボードにないPinoccioの特徴のひとつが、充電可能なリチウムポリマー電池を内蔵している点です。このためPinoccioを独立したひとつのコンピューターとして機能させることができると同時に、バッテリーを取り外し、より大きな電源を必要とするモジュールの組み込み部品としても利用可能。Pinoccioの用途の可能性がますます広がりますね。
70年代のマイコンブームでは、大人から子供までが簡単なプログラミングでコンピューターを動かすことに夢中になりました。そして21世紀に現れたこの少年ピノキオはさらに多くの可能性を秘めています。どのような大人に育てるかはあなたのアイディア次第ですね!