現代の日本を舞台に、少年少女たちの成長を描いたRPG「ペルソナ」シリーズ。最近では海外人気も高まっており、全世界での累計出荷本数が1100万本を突破。TVアニメや映画、音楽ライブ、舞台など、メディア展開も積極的に行われている人気タイトルです。
そこで、今回は「ペルソナ」シリーズのおすすめタイトルをご紹介。メインタイトルはもちろん、スピンオフ作品も取り上げているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。ペルソナシリーズとは?
アトラスから発売されている「ペルソナ」シリーズ。現代日本を舞台に、特殊能力〈ペルソナ〉に目覚めた少年少女たちの成長を描いたRPG作品群です。元々は「女神転生」シリーズの派生として誕生したタイトルでしたが、女神転生は難易度が高かったのに対して、ペルソナはカジュアルに遊べるのが特徴。現在は日本を代表する国産RPGのひとつとして、国内はもちろん、海外のゲーマーからも愛されています。
「ペルソナ」シリーズは、基本的にそれぞれのタイトルでストーリーが完結しているので、どこから始めても楽しめます。ただし、初期タイトルは現在から見ると不親切なところも多いため、ゲームに慣れていない方は要注意。ゲーム初心者の方、RPGが苦手な方は『ペルソナ3』以降の作品がおすすめです。
ペルソナシリーズのおすすめ|メインタイトル
女神異聞録ペルソナ【PS,PSP】
ペルソナシリーズの始まり。ゲーマーでも結構厳しい高難易度RPG
1996年に初代プレイステーション用ゲームソフトとして発売されたRPG『女神異聞録ペルソナ』。タイトルからも分かるとおり、女神転生の流れをくみつつも、新しい試みを取り入れたペルソナシリーズの第一作目です。
独特の世界観やゲームシステムは高く評価されており、現在も根強いファンがいます。しかし、『P3』以降のカジュアルなイメージとは違って、難易度が非常に高いのが特徴。ザコ敵が強すぎたり、セーブポイントが少なかったりと、今からすると不親切な部分も多いので、万人におすすめできるゲームではありません。
2009年にはPSPでリメイク版『Persona』が発売。難易度調節がされて遊びやすくなっている一方、音楽や効果音などの演出面は賛否両論があります。遊びやすさを重視するならPSP版、演出を重視するならPS版がおすすめです。
・女神異聞録ペルソナ(PS版)
・Persona(PSP版)
ペルソナ2 罪・罰【PS,PSP】
2部構成の大作RPG。大人向けのシリアスなストーリーが魅力
ペルソナシリーズの2作目は、1999年に初代プレイステーションで発売されたRPG『ペルソナ2 罪』と、その翌年に出た『ペルソナ2 罰』による2部構成です。物語的にはそれぞれ完結していますが、両方をクリアすることで物語の全貌を知ることが可能。前作のキャラクターも出てくるので、なるべく『P1』を含めてセットで遊びたい作品です。
本作は、噂が現実になってしまう「珠閒瑠(すまる)市」が舞台。『罪』はメインキャラクターに高校生が多いのに対して、『罰』は社会人メンバーが中心となっているのが特徴です。ストーリーもダークな雰囲気で、大人でも楽しめます。
2011年にはリメイクされたPSP版が登場。オリジナル版と比べると遊びにくい部分もありますが、初めて遊ぶなら特に気にならないレベルです。古いゲームではあるものの、ダウンロード版も配信されているので、比較的遊びやすいのも魅力。面白い長編RPGを探している方におすすめです。
・ペルソナ2 罪(PSP版)
・ペルソナ2 罰(PSP版)
ペルソナ3【PS2,PSP】
システムを一新。後期ペルソナの基礎を作ったタイトル
2006年にPS2用ゲームソフトとしてリリースされた『ペルソナ3』。従来シリーズと比べて、ストーリーがやや明るい雰囲気になっていますが、『P4』や『P5』のように和気あいあいとしたものではありません。メインストーリーでは仲間同士でぶつかり合うことも多く、お互いに傷つけながらも徐々に心を開いていくといった、リアルな人間ドラマが描かれています。
ペルソナ3の特徴は「コミュニティ」。キャラクターと交流することで親密度が上がり、ランクに応じてペルソナが強くなる、いわゆる恋愛ゲーム風のシステムです。異性のキャラクターとは恋愛関係になることも可能。うまく立ち回れば複数人と付き合うこともできます。ただし、バレると大変なことになるので注意しましょう。
今から遊ぶなら、後日談が追加されたPS2リメイク版『ペルソナ3 フェス』、または女性主人公が追加されたPSP版『ペルソナ3 ポータブル』の二択。ただし、後日談は賛否両論あります。遊びやすさにおいてはPSP版がおすすめです。
・ペルソナ3 ポータブル(PSP版)
・ペルソナ3 フェス(PS2リメイク版)
ペルソナ4【PS2,PS Vita】
コアなゲームから大衆作品へ。万人向けの人気タイトル
2008年にPS2用ゲームソフトとして発売された『ペルソナ4』。ダークな雰囲気だった前作とは一変して、全体的に明るいイベントが多いのが特徴。主人公を通して充実した高校生生活を追体験できることから、国内はもちろん、海外からも人気の高いタイトルです。
家庭の事情で、親戚の家に預けられることになった主人公。転校先の高校で知り合った仲間たちとともに、怪奇連続殺人事件に挑むといったストーリーです。メインからサブに至るまで、キャラクターが魅力的。ゲームシステムも洗練されており、ストレスなくプレイできます。
これまでコアなゲーマー向けだったシリーズを、万人向けの大人気タイトルへと押し上げた『ペルソナ4』。2012年には、PS Vitaでリメイク版の『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』が登場。オリジナル版と比べて格段に遊びやすくなっているほか、新規イベントも大量に追加されています。これから遊ぶ方はリメイク版がおすすめです。
・ペルソナ4 ザ・ゴールデン(PS Vita版)
ペルソナ5【PS3,PS4】
これまでの長所を生かして、欠点を補ったシリーズ集大成
2016年にPS3とPS4で同時発売された『ペルソナ5』。前作から8年越しに発売されたナンバリングタイトルで、シリーズ20周年記念作品でもあります。海外のレビュー収集サイト「Metacritic」では、100点中93点というハイスコアを獲得。世界中から高評価を受けている超人気タイトルです。
主人公は、渋谷に引っ越してきた男子高校生。心の力〈ペルソナ〉を使って、歪んだ欲望を持つ大人たちを改心させるピカレスク・ロマンです。『P3』や『P4』のゲームシステムを発展させつつ、『P2』で好評だったシャドウとの交渉を復活させるなど、シリーズのいいとこ取りをしているのがポイント。まさに集大成といっても過言ではありません。
2019年にはPS4で『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』をリリース。新キャラクターや新規イベント、追加要素などを収録しています。これからプレイするなら『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』がおすすめです。
・ペルソナ5 ザ・ロイヤル(PS4版)
ペルソナシリーズのおすすめ|スピンオフ
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ【PS4,Switch】
ペルソナ5の正統続編。シリーズ初のアクションRPG!
2020年2月にPS4とニンテンドースイッチで発売された『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』。無双シリーズで有名なコーエーテクモゲームスと共同開発した作品で、シリーズで初めてのアクションRPGです。
本作は、『P5』の後日談を描いた作品。主人公が東京を去ってから半年後、再び怪盗団のメンバーたちが純喫茶・ルブランに集合するところから物語は始まります。本編では描ききれなかった、メインキャラクターたちの新たな側面が見れるのが魅力です。
・ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ(PS4版)
・ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ(ニンテンドースイッチ版)
ペルソナ5 ダンシング・スターナイト【PS4,PS Vita】
P5初のスピンオフ。名曲に合わせてダンシング!
2018年にPS4とVitaで発売された『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』。P5主人公をはじめとする人気キャラクターたちが、楽曲に合わせてスタイリッシュなダンスを繰り広げる音ゲーです。
OPの「Wake Up, Get Up, Get Out There」、 通常戦闘曲の「Last Surprise」など、さまざまな楽曲を収録しています。また、本編と同様に仲間たちと絆を育むとミニイベントが発生するなど、ファンに嬉しい仕様。難易度調節ができるので、音ゲーが苦手な方にもおすすめのゲームソフトです。
・ペルソナ5 ダンシング・スターナイト(PS4版)
・ペルソナ5 ダンシング・スターナイト(PS Vita版)
ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト【PS4,PS Vita】
P3初のHD作品。あの名作が音ゲーとして甦る
『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』は、2018年にリリースされたリズムアクションゲーム。『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』と同時発売されたソフトで、本作はP3のキャラクターたちが登場します。
ベイベベイベの愛称で親しまれている通常戦闘曲「Mass Destruction」、シリーズでも屈指の名曲とされる「キミの記憶」など、全25曲を収録。DLCを導入すればさらに多くの楽曲をプレイすることもできます。P3ファンなら見ているだけでも幸せな気分に浸れるおすすめのゲームソフトです。
・ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト(PS4版)
・ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト(PS Vita版)
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス【3DS】
P3とP4のクロスオーバー作品。お気に入りのキャラでダンジョンに挑もう
2014年にニンテンドー3DSでリリースされた『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』。本作はペルソナの世界観を活かしつつ、アトラスの人気タイトル「世界樹の迷宮」シリーズのゲームシステムを取り入れたダンジョン探索型RPGです。
『P3』と『P4』のキャラクターが登場するクロスオーバー作品で、タイトルの垣根を超えた交流が楽しめるのがポイント。「世界樹の迷宮」シリーズは高難易度で有名ですが、本作はそこまで難しくないため、ダンジョン探索型RPGを遊んだことがない方にもおすすめです。
・ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス(3DS版)
ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド【PS3】
鋼のシスコン番長が帰ってきた!
2014年にPS3で発売された『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』。アトラスがアークシステムワークスと共同開発した2D格闘ゲームの2作目です。時系列的には『P4』の続編となっており、『P3』の一部キャラクターも参戦するお祭りゲーの要素もあります。
限定版の「プレミアム・ニューカマーパッケージ」では、前作『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』のストーリーモードを収録。通常版でもDLCを導入すれば、前作のストーリーのみを追うことができます。難易度を調節できるので、格闘ゲームが苦手な方にもおすすめです。
・P4U2 プレミアム・ニューカマーパッケージ(PS3版)
現代日本を舞台にしたRPG「ペルソナ」シリーズ。最近はメディアミックスも積極的に行われており、アニメや映画、舞台など、さまざまな媒体で展開されています。先にアニメなどを見て世界観を知ってから、ゲームをプレイするのもおすすめです。