オペラシューズは、もともと紳士向けの靴を女性用にアレンジしたモノです。しかし、最近はその反対にメンズ用のスリッポンタイプが人気。上品ながらもラフに履けるので、サンダルやスニーカー感覚でコーディネートできます。
そこで今回は、おすすめのオペラシューズをご紹介。さらにオペラシューズの選び方やおすすめコーデなども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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オペラシューズとは?
オペラシューズは、16世紀ごろにヨーロッパで紳士用の礼服に合わせて履く靴として登場。男性が、オペラ鑑賞や夜のパーティーなどのフォーマルな場へ参加するときに利用されていました。
もともと男性向けの靴を起源としていますが、フラットで履きやすいことから女性向けのシューズとして定着。しかし、最近はオペラシューズのデザイン性と機能性の高さが相まって、再び男性から注目を集めています。
フォーマルなシーンで着用されていたことから、サテンやエナメルなどの光沢がある素材や、甲にリボンが付いたモノなど華美なデザインが豊富。一方、現在メンズの間で主流となっているのは、甲に切り込みが入ったシンプルなオペラシューズです。ただし、スエード生地やカラフルな柄のモノも増え、メンズ向けモデルもデザインが多様化してきています。
シューズ自体に上品な印象があるため、カジュアルなファッションとあわせてもキレイめに仕上がるのが嬉しいポイントです。
オペラシューズのメンズブランド
サントーニ(santoni)
「サントーニ」は、1975年に創業したイタリアが誇る高級シューズブランドです。ハンドメイドにこだわっており、世界中の男女に広く愛用されています。伝統と革新をテーマとし、あえて定番シューズを作らず、次々と新しいコレクションを展開しているのも大きな魅力です。
カジュアルからフォーマルまでバリエーションの幅が広いのも特徴。オペラシューズだけでも、レザー素材とローカットスニーカーをミックスした斬新なタイプや、タッセルをあしらったクラシカルなモデルなど、多様なアイテムを展開しています。
高級紳士靴工房からスタートした技術力があるブランドなので、遊び心があるデザインながら、品質は折り紙付き。履けば履くほど足に馴染んでいく、長く愛用できるオペラシューズを見つけられます。
パドローネ(PADRONE)
「パドローネ」は、1977年に創業した日本のシューズメーカー。パドローネとはイタリア語で「雇い主」を意味し、雇い主=親方の下で技術を学び、古きよき伝統を継承していきたいとの想いが込められています。
その理念通り、パドローネのシューズは一貫して自社工場で製造。手作業で仕上げているため、1足ずつ表情が異なるのが特徴です。
また、中敷きにはヌメ革を使用するなど、履き心地や軽さを重視しているのも魅力。シンプルでオーソドックスな色・デザインのオペラシューズを展開しているので、カジュアルからフォーマルまでTPOを選ばず履きまわせるのもおすすめポイントです。
オペラシューズのおすすめ
サントーニ(santoni) メンズ シャイニーレザー Andrea タッセルローファー
タッセルをあしらった、クラシカルなデザインのオペラシューズです。先が細いトラディショナルなフォルムを採用。上品なデザインが好きな方におすすめです。本体には光沢感があるポリッシュドレザーを使っており、シンプルながらも目を引きます。
落ち着いたカラーのアッパーとは対照的に、色鮮やかなライニングを採用。靴底にもライニングと同じ色を採用しています。玄関先で靴を脱いで揃えたときの見た目や、1歩ずつ歩くときの後ろ姿もおしゃれなアイテムです。
パドローネ(PADRONE) SIDE GORE SHOES VITO
脱ぎ履きがしやすいサイドゴア仕様のオペラシューズです。上質な革をなめしたキップレザーを採用しており、程よい光沢や柔らかさを持ち合わせています。熟練職人の手によって作られた品質のよいアイテムです。
つま先にかけて程よいボリュームのあるシルエットが特徴。カジュアルなコーデにも使いやすいデザインながら、大人のメンズコーデにマッチします。シンプルで上品なオペラシューズを探している方におすすめです。
パドローネ(PADRONE) INSTEP GORE SHOES
パドローネが展開するアルコレッタラインのオペラシューズです。「気軽に履けて、いつまでも歩いていたくなる」をテーマにしており、足の形に沿ってゆるやかにカーブしたアーチ状のソールを採用。歩きやすさを重視する方におすすめです。
オペラシューズ本体には、カウレザーを採用。ヴィンテージな雰囲気がある独特なシワ感がおしゃれです。アウトソールにもレザーを採用した高級感あふれるデザインで、シャツやジャケットなどの上品なスタイルとマッチします。
マグナーニ(MAGNANNI) プレーントゥスリッポン
スペインで誕生したシューズブランド「マグナーニ」のオペラシューズ。美しいツヤのあるブラックレザーを採用しており、上品な雰囲気を演出できます。シンプルなプレーントゥで、先端に向かって細くなっているスマートなデザインが魅力です。
カジュアルなメンズコーデを上品にまとめたいときや、スーツスタイルをこなれた印象に見せたいときなど、幅広いコーデに活用できるアイテム。流行やシーンを問わないため、長く大切に使いたい方におすすめのオペラシューズです。
マグナーニ(MAGNANNI) FLEX エプロンフロント スリップオン
毛足が短くなめらかなスエード素材を使用したオペラシューズです。上質な素材を活かし装飾を省いたシンプルなデザインで、カジュアルにもドレッシーにも活用可能。スマートなシルエットにより、洗練された着こなしに仕上がります。
バランスの取れた木型を採用。ボロネーゼ製法で作られており、ソフトな足あたりを実現しています。上品な雰囲気と履き心地のよさを兼ね備えた1足です。
ビカーシ(BICASH) オペラスリッポンシューズ
牛革の質感が楽しめる、シンプルな本革製のオペラシューズです。アッパーに牛革を使用しており、使い込むほど風合いが増します。本革ならではのエイジングを楽しみたい方におすすめです。
シンプルなデザインは流行を問わず使いやすく、さまざまなファッションとマッチ。ソール部分は耐久性に優れた合成素材でできており、エイジングを楽しみながら何年も履き続けやすいデザインです。
また、牛革はやわらかで足馴染みがよく、履き心地も良好。ヒールの高さが2cmと低いフラットヒールタイプなので、ヒールに不慣れな方にもおすすめです。
ルシウス(LUCIUS) スリッポン ドレスシューズ
光沢感があるバッファローレザーをアッパーに採用した、上品な質感のオペラシューズです。バッファローレザーは牛革のなかでも深い経年変化を楽しめる素材で、長く大切に履き続けたい方に向いています。
ヒールに程よい高さがある、プレーントゥのシンプルなデザインで、幅広いファッションとマッチします。ジーンズやスキニーパンツなど、カジュアルなスタイルにもおすすめです。
ウィールローブ(WHEELROBE) OPERA PUMPS
普段使いしやすい、シンプルなデザインのオペラシューズです。返りがよいダイレクトウエルト製法を採用しており、履き初めから歩きやすいのが特徴。履き心地がよいレザー製のアイテムを探している方におすすめです。
アッパーには、やわらかく厚みがあるドレスナーを使用。1歩ずつ快適に歩きやすいアイテムです。履き始めは上品なデザインですが、使ううちにワイルドなシワが入るのもポイント。ジーンズやカーゴパンツなど、カジュアルなファッションとも自然に調和します。
バーウィック(Berwick) 4950FLSGDB
しなやかで柔らかいスエードを使用したオペラシューズ。毛足が長いスエードを用いており、毛並みの陰影が味のある風合いを生み出しています。スマートですっきりとした印象に仕上がる、マッケイ製法専用の木型を採用しているのがポイントです。
オリジナルの混合ソールを採用し、接地面をラバーにしているのが特徴。耐滑性を持ちつつ、通気性も兼ね備えています。
シンプルなデザインでコーデを選ばず使用できるのもポイント。美しいフォルムにこだわりたい方におすすめのオペラシューズです。
リーガル(REGAL) オペラパンプス
ビジネスパーソンから高い支持を得ているメーカー「リーガル」のオペラシューズ。光沢のあるエナメル素材にフラットリボンがあしらわれており、パーティシーンに活躍する華やかなデザインに仕上がっています。
先端に向かって細くなっているスマートなシルエットが特徴。履くだけでエレガントな着こなしに仕上がり、コーデにアクセントをプラスしたいときにも重宝します。
内側はボルドーカラーで、ゴールドのブランドロゴが刻印されているのがポイント。細部までこだわり抜かれたデザインです。
アルフレッドバニスター(alfredoBANNISTER) サドル オペラシューズ
アッパーにハーフサドルをあしらった、クラシカルなデザインのオペラシューズです。リザード風の型押しを施した、スタイリッシュなデザインが魅力。素材には天然のカウレザーを使用しており、本革ならではの経年変化も楽しめます。
4mmの厚めインソールを採用しており、クッション性も良好。アウトソールの表面を粗めに仕上げているため、グリップ力もあります。デザイン性と歩きやすさの両方を重視する方におすすめです。
アルフレッドバニスター(alfredoBANNISTER) シュリンクレザー オペラシューズ
細かなシボが特徴のシュリンクレザーを使用したオペラシューズ。シンプルながらも表情があり、こなれたメンズコーデに仕上がります。ほんのり光沢があるため、洗練された大人の雰囲気を演出したいときにおすすめです。
クセのないスッキリとしたラウンドトゥで、汎用性の高いアイテム。深めに入ったカッティングが足元をきれいに見せます。
中反発のクッション入りインソールを採用しているほか、芯材が薄いことで軽量化も実現。履き心地のよさを持ち合わせたアイテムです。
デデス(Dedes) カモ柄オペラスリッポンシューズ
カジュアルなカモフラージュ柄のオペラシューズです。足元にラフな雰囲気をプラスしたいときにおすすめ。角度や光の当たり方によって柄の見え方が変わり、シンプルながらも目を引きつけます。
本体のカラーを落ち着いたトーンで統一しているため、柄入りながら、カジュアルになりすぎないのがメリット。シャツやジャケットなどの上品なアイテムとの組み合わせもおすすめです。
シックな色合いのインソールには、艶やかなブランドロゴをレイアウト。脱いだ靴を並べて置くときも、おしゃれに楽しめるアイテムです。
デデス(Dedes) 踵が踏める楽ちんスリッポンシューズ
丸みを帯びたやわらかいデザインのオペラシューズです。上品なファッションのなかに、カジュアルなテイストを取り入れたい方におすすめ。アッパーには軽量でやわらかいPUスムースレザーを採用しており、履き心地も良好です。
また、本アイテムはかかとを踏んで歩くバブーシュとしても使える2WAY仕様。ちょっとした買い物やゴミ出しのときにはバブーシュとして使い、街を歩くときはオペラシューズとして使うなど、シーンに合わせて使い分けられます。
デデス(Dedes) SFW オペラスリッポン
シンセティックPUレザーを使用したシンプルなオペラシューズ。無駄を省いたデザインで、コーディネートを選ばず使いやすいのが魅力です。シンプルなブラックのほか、エナメルブラックとエナメルホワイトの合計3色を展開しており、好みに合わせて選択できます。
程よくスマートなラウンドトゥを採用。季節を通して履けるデザインなので、1足あると重宝します。低価格で購入できるため、取り入れやすいおすすめのオペラシューズです。
シュベック(SVEC) ビットスリッポンシューズ
エレガントとカジュアルのバランスが美しい1足です。軽やかなデニムを使うことで、上品なルックスのなかにリラックス感をプラス。甲に艶やかなビットをあしらったエレガントなアイテムながらも、カジュアルに履きこなせます。
また、内側側面に施したマルチストライプのライニングも魅力。靴を脱ぐと少しだけ見え、玄関先に靴を並べたときにもおしゃれなデザインです。インソールはシックな色合いでまとめているため、派手すぎず、上品なアクセントとして楽しめます。
シュベック(SVEC) 2wayサイドゴアスリッポン
かかとが踏めるバブーシュとしても使える、2WAYタイプのアイテムです。かかとを踏めばサンダルのように使えるので、ちょっとした買い物のときに便利。サイドゴアタイプで、脱ぎ履きのしやすさも良好です。
シューズ本体には、やわらかい合成皮革を採用。適度にムラとシワを取り入れた上品な質感で、幅広いファッションとマッチします。
また、低めのソールで歩きやすいのもポイント。ソールの屈曲性にも優れ、歩きやすさ重視の方におすすめです。ライニングの一部にメッシュを使っており、蒸れを軽減しながら快適に歩けます。
オペラシューズの選び方
つま先よりもかかとに合うサイズ感
サイズをあわせる際に注目するべき足の部位は、靴の種類によって異なります。スニーカーやドレスシューズなどは、つま先を合わせてサイズを選びますが、オペラシューズはその逆。かかとに合わせてサイズを選ぶのが大切なポイントです。
オペラシューズはつま先付近の幅が狭いので、つま先で合わせると大きめのサイズを選ぶ必要がでてきます。そのため、かかとに合わせて選んだ方がベストなサイズのオペラシューズを見つけられます。
最初はレザーやスエードなどの素材がおすすめ
初めてオペラシューズを購入する方は、レザーやスエードなどの素材のモノがおすすめです。オペラシューズはラフに履けて、かつ上品さも演出できるのが魅力。レザーやスエード素材を選べば、より高級感を表現しやすいというメリットがあります。
色はグレーやブラックなど暗めがおすすめ
オペラシューズのカラーは、さまざまなバリエーションが展開されています。明るめの色もラインナップされていますが、1足目に選ぶなら暗い色がおすすめ。シックな色のオペラシューズを選ぶことで引き締まった印象が強まり、色気のある男性をアピールできます。
また、オペラシューズは裸足で履くことやくるぶしを見せて履くことが多いアイテム。グレーやブラックなら、メンズらしい無骨さも演出できるためおすすめです。
オペラシューズのおすすめメンズコーデ
落ち着きと爽やかさのあるレイヤードスタイル
ネイビーのVネックカーディガンに黒のブルゾンを合わせたレイヤードスタイル。カーディガンのインナーにクルーネックの白Tシャツをプラスすることで、全体が明るく見えます。
ボトムスにはグリーンのタック入りスラックス、足元には黒のオペラシューズを使用。チラッと見える白ソックスがポイントです。差し色をプラスすることにより、落ち着いたコーデが若々しい印象に仕上がります。
差し色で明るさをプラスした秋のダークトーンコーデ
パープルのオーバーサイズセーターにグレーのスラックスを合わせた秋のメンズコーデ。首元に見える白のインナーが爽やかなアクセントになっています。
足元には黒のオペラシューズを使用。オペラシューズのカッティングから覗くイエローのソックスがポイントです。ダークトーンのコーデは、インナーやカラーソックスを取り入れるだけでぱっと明るい印象に仕上がります。
オフィスカジュアルにおすすめのジャケパンスタイル
オフィスカジュアルに使えるジャケパンコーデ。グレーのポロシャツにブラウンのパンツを合わせ、黒のジャケットで引き締めているのがポイントです。ダークブラウンのベルトでウエストマークをすれば、脚長効果も相まってすっきりとした印象になります。
素足にブラウンのオペラシューズを合わせているのが特徴。抜け感が出て、こなれた着こなしに仕上がります。キレイめな雰囲気を演出しつつ、おしゃれなメンズコーデに仕上げたいときにおすすめです。
清潔感と品格が漂うブルゾンコーデ
白のTシャツ・パンツに、ベージュのブルゾンを羽織った爽やかなメンズコーデです。首元にブラウンのスカーフをプラスしているのがポイント。淡いトーンでまとめたコーデを、黒のクラッチバッグやベルトで引き締め、メリハリを出しています。
足首が見える足元には、ブラウンのオペラシューズを使用。首元のスカーフとオペラシューズの色を統一させることで、まとまりのあるコーデが完成します。爽やかさが漂いつつ、上品さもあるおすすめのメンズコーデです。
スリッポンのように楽に履ける上に、レザーシューズのような上品さも持ち合わせているオペラシューズ。キレイめからカジュアルコーデまで、さまざまなスタイルに合わせられるので、1足持っておくだけでも重宝します。ぜひコーディネートに取り入れてみてください。