お祝いの場やパーティーシーンなどでよく飲まれる「シャンパン」。さわやかな口当たりで飲みやすいため幅広い層に親しまれており、プレゼントとして選ばれることも多いお酒です。
そこで今回は、シャンパンのおすすめ銘柄をご紹介。シャンパンと混同されることが多いスパークリングワインとの違いや、選び方についても解説します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
- 目次
- シャンパンとは?
- シャンパンの選び方
- シャンパンのおすすめ|5000円以下の高コスパ銘柄
- シャンパンのおすすめ|5000円以上の高級銘柄
- 番外編:シャンパンを楽しむにはグラス選びも重要
- シャンパンのAmazonランキングをチェック
シャンパンとは?
シャンパンとスパークリングワインの違い
「シャンパン」はスパークリングワインの一種で、なかでも産地や原料となるブドウの品種、製法などが細かく定められているのが特徴です。産地に関してはフランスのシャンパーニュという地域で造られているのが条件。また、原料として使用できるブドウは7品種と決まっています。
さらに、製法は瓶内で2度目の発酵を引き起こし炭酸を発生させてガスを閉じ込める「シャンパーニュ製法」を採用。そのほかにもさまざまな厳しい条件が定められており、どれかひとつが異なればシャンパンとは名乗れません。
すべての条件を満たした銘柄のラベルには”Champagne”という文字が必ず記載されているので、シャンパンとスパークリングワインを見分ける際はチェックしておきましょう。
シャンパンの魅力
さわやかな飲み口で幅広く親しまれているシャンパン。美しい泡立ちと豊かな果実の風味が魅力のスパークリングワインです。結婚式やパーティーのように特別なシチュエーションを彩るお酒としてはもちろん、日常のちょっとした贅沢として楽しむのにも適しています。
近年では、休日にランチのお供として親しまれることも増えてきており、より身近なお酒として飲み方の幅が広がっているのもポイント。フランス料理のコースの1杯目としてだけでなく、普段の食事やちょっとしたオードブルと合わせるなど気軽に楽しめます。
大切な方へのプレゼントとして利用するのもおすすめ。使用されるブドウの品種や製法、畑の栽培地域によって、商品のバリエーションが豊富なので、目的や好みに応じたシャンパンを選んでみてください。
シャンパンの度数は大体どのくらい?
シャンパンの度数はワインと同様に11〜12%程度。基本的にウイスキー・ウォッカ・焼酎・テキーラ・日本酒よりも低いですが、ビールやチューハイよりは高い度数です。しかし、シャンパンは炭酸が入っており口当たりがよいため、つい飲みすぎないように注意しておきましょう。
シャンパンに使われるブドウの品種は?
シャルドネ
「シャルドネ」とは、世界的に幅広く生産されている白ブドウの品種。もともとはフランス東部のブルゴーニュ地方原産ですが、環境適応能力が高く、日本でも栽培されています。
酸味は比較的強く、香りは華やかな柑橘系。軽やかなスパークリングワインから樽熟成された濃厚タイプまで、さまざまなタイプに採用されています。
ピノ・ノワール
「ピノ・ノワール」は、古くからワインに用いられる黒ブドウの品種。熟成向きで、時間をかければかけるほど芳醇な香りに変化するのが特徴です。果皮が薄いため、外的気候要因の影響を受けやすく、かつては原産のフランスのブルゴーニュ地方以外では生産が難しいといわれていましたが、最近は日本でも多くの醸造家が栽培に挑戦しています。
テイストとしては比較的軽口で、香りに甘酸っぱさが感じられるのがポイント。色はルビーレッドと薄めですが、果実味は豊かで、力強く厚みのある味わいを楽しめるのが魅力です。
ムニエ
黒ブドウの品種として知られる「ムニエ」は、フランス語で「粉屋」という意味。葉の裏側に粉を吹いたような白い産毛があることから、その名が付けられたといわれています。フランスのシャンパーニュ地方で主に栽培されているのが特徴。上記のピノ・ノワールの変異種とされており、シャルドネと合わせて、これら3品種がシャンパンの原材料として認められています。
味わいとしてはやわらかく、フルーティーさが感じられるのもポイント。色調はやや明るく、酸味は強めです。収穫量が多いほか、熟成が早いのも魅力。シャンパンを知るうえでは不可欠な品種なので、ぜひおさえておきましょう。
シャンパンの選び方
シーンに合わせたモノを選ぶ
パーティーには有名ブランドのモノを
パーティーのようにハレの日でシャンパンを用いる場合は、有名なブランドの商品に注目してみてください。シャンパンの有名銘柄は見かける機会が多く、共通の話題として振りやすいのがポイント。また、低価格帯の商品も多く、手を伸ばしやすいのも魅力です。
世界中のシャンパン愛好家から親しまれている「モエ・エ・シャンドン」は、パーティーシーンにも欠かせないシャンパンのひとつ。同じく知名度が高い「ヴーヴ・クリコ」は、未亡人であったマダム・クリコが築き上げたブランドストーリーが有名で、話のネタになるシャンパンです。
「ボランジェ」は、007でお馴染みのジェームズ・ボンドが愛飲する銘柄として有名。また、「クリュッグ」はシャンパーニュの帝王とも称され、特にすぐれたシャンパンとして認められています。パーティーシーンで用意するシャンパンは、ブランドに知名度とストーリー性のあるモノをチョイスするのがおすすめです。
甘口なら普段ワインを飲まない人でも楽しみやすい
普段あまりワインを飲まない方と一緒にシャンパンを飲む場合は、甘口のシャンパンもおすすめです。甘口のシャンパンは甘さが加わることで、シャンパンの持つ果実味がより豊かに感じられるのがポイント。白桃やアプリコットなど、ブドウ以外のフルーツのニュアンスを楽しめると謳われているボトルもあります。
デザート感覚で楽しめるので、食後に少しだけお酒を飲みたい方にもぴったり。中華料理やインド料理など、スパイシーな料理との相性がよい点にも注目してみてください。
色で選ぶ
白
シャンパンといえば透き通る白色の液体が特徴。日本醸造協会誌の資料によると、90%のシャンパンが白色のモノだといわれています。
原料として主に3種類のブドウが用いられるシャンパンですが、そのうちの2種類は黒ブドウ。黒ブドウが用いられていても白色に仕上がるのは、搾汁をしたら色素が移らないよう果皮をすぐに取り除いているためです。
商品の種類が多いので、選ぶ楽しみもあります。迷ったらまずは白色のシャンパンから楽しんでみてください。
ロゼ(ピンク)
華やかな色合いが魅力的なロゼのシャンパン。主に食前に楽しまれることが多いワインです。
ロゼのシャンパンには複数の製法が存在します。なかでもアッサンブラージュという製法は、赤ワインと白ワインを混ぜて仕上げる製法で、軽やかな味わいに仕上がるのが特徴です。
製法によって味わいが異なるのもポイント。シチュエーションやあわせる食べ物との相性を考慮して選ぶのがおすすめです。
味で選ぶ
シャンパンの味は、出荷直前に加えられる糖分の量によって規定されています。糖分を加える作業のことを「ドサージュ」と呼び、シャンパンの味わいを決定する重要な作業です。1Lあたりの糖分含有量によって名前が異なります。
加える糖分が少ないシャンパンとしては、極辛口の「エクストラ・ブリュット」が6g/L以下、辛口の「ブリュット」で12g/L以下。甘口シャンパンに多い「ドゥミ・セック」は32~50g/L以下と定義されています。
近年では糖分の添加を極力抑えた辛口のシャンパンがトレンドになっているのもポイント。一方で、大昔のシャンパンは非常に甘かったともいわれており、あえて甘口のシャンパンを選んで楽しんでみるのもおすすめです。
香りで選ぶ
シャンパンを選ぶ際には色と味に加えて、香りも重要なチェックポイントです。一般的に、熟成期間の短めな若いシャンパンにはフルーティーでフレッシュな香りがあり、熟成が進むにつれてふくよかで香ばしい香りが生まれるとされています。
原料であるブドウ由来の香りをはじめ、柑橘系やベリー系の香りに花の香り、酵母の熟成によるトーストやビスケットのような香りを楽しめる銘柄などがラインナップされているので、ぜひチェックしてみてください。
グレードで選ぶ
さまざまなブドウを混ぜて造る「ノン・ヴィンテージ」は初心者の方にもおすすめ
シャンパンのスタンダードなグレードにあたるノン・ヴィンテージ。「ノンミレジメ」とも呼ばれています。複数の年に造られたワインを、年をまたいでブレンドしているのが特徴。さらに、瓶詰めをしたあと、最低15ヵ月の熟成が義務付けられています。
まずはノン・ヴィンテージを楽しむことで、そのブランドの基本的な味わいを知るのがおすすめ。気軽に楽しみたい方にぴったりです。
ブドウのできがよかった年のみ造られる「ヴィンテージ」
ヴィンテージはある特定の年に造られたワインだけで完成させたシャンパーニュのことです。「ミレジメ」とも呼ばれます。良質なブドウが収穫できた年のみ造られる貴重品。上級クラスのシャンパンで採用されるか、各メーカーのハイエンドな商品として扱われます。
ラベルにはブドウの収穫年が記載されているのが特徴。さらに、瓶詰めから出荷まで最低36ヵ月以上の熟成が義務付けられています。
極上のブドウのみを使った「プレステージ」
とりわけすぐれたブドウを用いてていねいに造られるプレステージのシャンパン。プレステージには「威信」という意味合いがあり、メーカーのなかでも特にこだわって作った商品にその名が冠されます。
ブランドの伝統やスタイルを追求するために製造され、利益を度外視した贅沢な造り方をしている商品が多いのも特徴。ぜひ製法にも注目してみてください。
プレステージではヴィンテージ以上の長期間熟成が施されるのもポイントです。特別なときに飲むべきシャンパンを探している方におすすめです。
シャンパンのおすすめ|5000円以下の高コスパ銘柄
ポメリー ブリュット・ロワイヤル
1874年に世界で初めて辛口シャンパンを考案した歴史あるメゾン「ポメリー」。本銘柄は、選りすぐりのシャルドネとピノ・ノワール、ムニエをバランスよくブレンドして仕上げたポメリーを代表するブリュットシャンパンです。
緑がかった淡い黄色に、クリスピーな泡立ちが特徴。柑橘類や白い花のようなフレッシュな香りに、まろやかでコクのある口当たりを楽しめるエレガントな1本です。
飲み飽きしないすっきりとした味わいで、カルパッチョやムニエルなどの魚料理、野菜の天ぷらなどとも好相性。食前酒や食中酒で、ぜひじっくりと堪能してみてください。
ポルヴェール・ジャック シャンパーニュ ブリュット
銘醸地として知られるタリュ・サン・プリ村の黒ブドウをペースにして造られた、香り高いブリュットシャンパン。梨や白い花のようなフルーティーな香りに、ヘーゼルナッツやローストアーモンドのような熟成香が重なった、深みのある香りが魅力です。
丸みのある口当たりに果実味あふれるジューシーな味わい、さらに豊かな後味の余韻を長く楽しめるのもポイント。食前酒としてはもちろん、食中酒としてもおすすめです。
ボーモン・デ・クレイエール グランド レゼルヴ ブリュット
シャンパーニュ地方の中心に位置する小さな村、マルドゥイユの熱心なブドウ栽培者たちによって1955年に創業された「ボーモン・デ・クレイエール」。完全自社生産を貫き、徹底した品質管理によって上質なシャンパンを造り続けている人気のメゾンです。
本銘柄は、国際的なコンクールで数々の受賞歴を持つ、実力派のブリュットシャンパン。グラスに注ぐと、きめ細やかな泡とともにスモモや梨、柑橘類のような豊かな香りが立ち上がる芳醇な1本です。
味わいはフルーティーかつリッチで、すっきりとした後味も魅力。食前酒にはもちろん、食中酒として楽しむのもおすすめです。
ボーモン・デ・クレイエール グラン・ネクター
ムニエを主体にピノ・ノワールとシャルドネをブレンドし、じっくりと熟成して仕上げたドゥミ・セックシャンパン。白桃やアプリコットのようなフルーティーな香りに、ビスケットやアーモンドのような熟成香がやわらかく調和しているのが特徴です。
甘口ながら飲み飽きしないクリアな味わいもポイント。焼き菓子などに合わせてデザート感覚で楽しむほか、食中酒としてスパイシーな料理と合わせるのもおすすめです。
ジュール・ラサール キュヴェ プレフェランス ブリュット
ややオレンジ色を帯びた淡い黄金色にきめ細かな泡が美しく映える、エレガントなブリュットシャンパン。梨やリンゴ、アプリコットといった表情豊かな香りを楽しめる銘柄です。
やわらかく丸みのある口当たりに、ふくよかでフルーティーな味わいが特徴。コクと酸味が心地よく調和し、すっきりと飲みやすいのも魅力です。伝統的な製法を守り、手間をおしまず丹念に仕上げられたこだわりのシャンパンをぜひ試してみてください。
ニコラ・フィアット セレクション ブリュット
本銘柄は、淡い黄金色ときめ細かい泡立ちが特徴のブリュットシャンパンです。ムニエをベースにピノ・ノワールとシャルドネをブレンドし、3年間じっくりと熟成させて、やさしい口当たりとフレッシュかつクリーミーな味わいを引き出した1本。柑橘類や白い花のようなさわやかな香りを楽しめるのも魅力です。
さまざまな料理と合わせて幅広く楽しめる、オールマイティーなシャンパンを探している方はぜひチェックしてみてください。
コンテス・ド・グラモン シャンパーニュ ブリュット
創業100年以上の歴史を持つ「コンテス・ド・グラモン」のシャンパン。ムニエやピノ・ノワール、シャルドネの3種のブドウを使用しています。ムニエのまろやかさやフルーティーさ、ピノ・ノワールの豊かなボディを感じるのがポイント。また、シャルドネの繊細さが加わり、柔らかさのある味わいを楽しめます。
フレッシュなアロマが広がるのも魅力のひとつです。辛口ながら、程よく熟した果実味によってまろやかな口当たり。バランスのとれた味わいを堪能したい方におすすめの銘柄です。
ドゥラモット(DELAMOTTE) ブリュット
バランスのよい上品な味わいのシャンパン。「コート・デ・ブラン」のシャルドネを55%、「モンターニュ・ド・ランス」のピノ・ノワールを35%使用しています。また、2つの品種をつなぐように、エベルネ周辺のムニエを10%混ぜ合わせているのが特徴です。
パーティー時の乾杯酒としてはもちろん、フレンチ料理や和食などとともに食中酒としても楽しめます。気軽に堪能できる銘柄を探している方におすすめです。
シャンパーニュ・グルエ ブリュット・ロゼ
ピノ・ノワールで造った果肉の白ジュースに、華やかな香りのシャルドネ、オーク樽で熟成させたピノ・ノワールの赤ワインをブレンドして仕上げたロゼシャンパンです。果実の甘酸っぱい香りが漂い、口に含むと、豊かな酸味と長く続くフレッシュな余韻を楽しめます。
しっかりとした味わいで、さまざまな料理と好相性。サーモンなどの赤身の魚や肉料理、赤い果実を用いたデザートなどとのペアリングをぜひ楽しんでみてください。
シャンパンのおすすめ|5000円以上の高級銘柄
G.H.マム マム グラン コルドン
芳醇な香りが漂うピノ・ノワールを中心に、シャルドネとピノ・ムニエを厳選ブレンドした果実味あふれるシャンパン。グラスの底から立ち上がるきめ細やかな泡ときらめく黄金色が特徴です。
熟したピーチやパイナップルのようなみずみずしい香りにバニラとカラメルのほのかな香り、ハチミツやドライフルーツのやさしい香りが広がります。
やや辛口ながら、おだやかな甘みとやわらかな酸味もあわせ持つ複雑な味わいも魅力。乾杯酒にはもちろん、白身の肉類や魚料理とのペアリングを楽しむのもおすすめです。
モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル
1743年に創業された老舗の高級メゾン「モエ・エ・シャンドン」。本銘柄は、1869年に誕生して以来、世界中のファンを魅了し続けている代表的なブリュットシャンパンです。
青リンゴや洋梨のような香りに花のやわらかな香り、さらにブリオッシュやシリアルのような香ばしい熟成香が特徴。しなやかで芳醇な口当たりに、長く続くフレッシュな余韻を楽しめる1本です。
シャルドネにピノ・ノワール、ムニエと3種類のブドウが見事に調和したエレガントな味わいは、前菜・メイン・デザートまであらゆる料理と好相性。自宅用にはもちろんパーティーやイベントに飲んだり、大切な方へのプレゼントとしたりするのもおすすめです。
ジャカール ブリュット・モザイク
1964年に創業された「ジャカール」。エール・フランスやブリティッシュ・エアウェイズなど世界の航空会社にもオフィシャルとして採用されている、有名な大手シャンパンメーカーです。
本銘柄は、3~4年もの長期熟成による、凝縮した果実味が魅力のブリュットシャンパンです。原料には、1000以上ものブドウ生産者の協同組合から厳選したブドウのみを使用。シャルドネを中心に、ピノ・ノワールとムニエをバランスよくブレンドしています。
グラスに注ぐと、白桃や洋梨のような香りにアーモンドのような香ばしい熟成香が豊かに立ち上がる1本。パンチのある爽快な口当たりとふくよかな味わいで、料理の味を引き立てる食中酒におすすめです。
パイパー・エドシック エッセンシエル キュヴェ ブリュット
1785年に創業した「パイパー・エドシック」。かつては、フランス王妃マリー・アントワネットに献上され、女優マリリン・モンローなど数多くのセレブに愛飲されていたことでも知られる老舗のメゾンです。
本銘柄は、ピノ・ノワールを中心にシャルドネとムニエをバランスよくブレンドし、さらに少量のリザーブワインを加えて4年間じっくりと熟成させた贅沢なエクストラ・ブリュットシャンパン。国際的なコンクールで数多くの賞を獲得した実績のある銘柄です。
白い花やリンゴ、生のアーモンドのような気品のある香りにフルーティーな味わいが魅力。ぜひ、トマトやチーズを用いた前菜、魚介料理などとのペアリングを楽しんでみてください。
ドン ペリニヨン(Dom Pérignon) ヴィンテージ 2010
高級シャンパンの王道「ドン ぺリニオン」。ヴィンテージに徹底的にこだわり、納得のいくブドウが収穫できた年にのみに造られる上質なシャンパンです。
本銘柄は、2010年に採れたブドウを使い、10年に近い歳月をかけてじっくりと大切に熟成させたヴィンテージシャンパン。グラスに注ぐと完熟したトロピカルフルーツのジューシーな香りが立ち上がり、口に含むと豊潤な果実味と重厚感のあるコクが広がります。
スパイシーな風味にミネラル感のある心地よい余韻を楽しめるのも魅力。「奇跡のヴィンテージ」と称されるほどのクオリティーに仕上げられた1本を、ぜひじっくりと堪能してみてください。
ルイ・ロデレール クリスタル 2013
世界有数のシャンパンメーカー「ルイ・ロデレール」が製造している「クリスタル」。繊細な泡とフルーティーな香り、やわらかい口当たりが特徴で、多くのワイン愛好家から評価されている高級ヴィンテージシャンパンです。
きらめく黄金色にしっかりと音が聞こえるほどの活き活きとした泡立ちが魅力。グラスに注ぐと、白い花や焼いたヘーゼルナッツ、バニラを思わせる香りにスモーキーでやわらかい熟成香が豊かに立ち上がります。
なめらかでクリーミーな口当たりと深く力強いコク、上品な余韻が長く続くバランスのよい1本。大切な方へのプレゼントとしてもおすすめです。
ペリエ・ジュエ ベル エポック 2012
本銘柄は、上質なシャルドネとピノ・ノワールをベースに少量のムニエを加えてバランスを整えた、ペリエ・ジュエを代表するブリュットシャンパン。緑がかった淡い黄金色に、白い花、洋梨や白桃のような芳醇な香りが立ち上がる1本です。
味わいは繊細かつエレガント。なめらかな口当たりに、バニラや焼き菓子を思わせるコク、ミネラル感のある余韻を長く楽しめます。
ソウメイ ソウメイ ロゼ
サーモンピンクのボトルに、ピンクのラベルとハートのブランドロゴがかわいく映える、「ソウメイ」のロゼシャンパン。リンゴや桃、カシスのような甘くクリーミーな香りに、バラの花の軽やかな香りが特徴です。
やわらかな酸味と豊かな果実味のバランスがよく、コクのある味わいを楽しめるのもポイント。パーティーやイベントを盛り上げる乾杯酒にはもちろん、大切な方へのプレゼントにするのも適しています。フルーティーで飲みやすいシャンパンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
クリュッグ グランド キュヴェ
「マルチ・ヴィンテージ」とも表現される複数年にわたるブレンドにより、独特で複雑な味と香りを実現しているシャンパン。きらめきのある黄金色に、きめ細やかな泡立ちが魅力です。グラスに注ぐと、バニラやナッツの香りが豊かに立ち上がります。
ふくよかかつ優雅な味わいで、料理を引き立てる食中酒におすすめです。また、魚介類やスパイスの効いたエスニック料理、デザートと一緒に楽しむのにも適しています。
ボランジェ ロゼ
伝統的な製法で高品質なシャンパンを造る老舗メゾン「ボランジェ」のロゼシャンパンです。スタンダードなブリュットタイプの「スペシャル・キュヴェ」をベースに、ピノ・ノワールのみで造った赤ワインを5~6%程加えて仕上げています。
深く鮮やかなサーモンピンクの色合いに繊細な泡が豊かに立ち上がり、優雅な雰囲気を演出。また、イチゴやラズベリーの華やかな香りと、フレッシュな風味とボリューム感も魅力です。大切な方との特別な記念日に、ぜひゆっくりと堪能してみてください。
アルマン・ド・ブリニャック ドゥミセック
メタリックレッドのボトルにスペード型のエンブレムが映える、おしゃれでかわいらしいシャンパンです。地下30mにあるワインセラーにて、約6年間じっくりと熟成させているのが特徴。きめ細かな泡は軽い甘みを伴い、グレープフルーツやブリオッシュを思わせる香りに、ハチミツやほのかなブラックベリーの風味が広がります。
果実の甘さが引き立つ繊細でバランスのよい味わいで、さまざまな料理と好相性。チーズを使った前菜やスパイスを効かせたエスニック料理、南国フルーツや焼き菓子と合わせるのもおすすめです。
ヴーヴ・クリコ イエローラベルブリュット
本銘柄は、ヴーヴ・クリコのスタンダードなブリュットシャンパン。ピノ・ノワールをベースに50~60種類ものクリュ(ブドウ畑)で収穫されたブドウをブレンドし、さらにリザーブワインを加えてバランスよく仕上げられています。
シルキーな口当たりに、心地よい酸味と際立つフルーティーさが魅力。五感をフルに使ってしっかりと味わいたいおすすめの銘柄です。
ヴーヴ・クリコ ローズラベル
イエローラベルのブリュットシャンパンと赤ワインで仕上げた、人気のロゼシャンパンです。ピノ・ノワールをベースに、ムニエとシャルドネをバランスよくブレンドしています。
鮮やかなサーモンピンクに、イチゴのような豊かな香りとビスケットや菓子パンの甘く香ばしい香りが立ち上がる芳醇な1本です。果実味あふれるフルーティーな味わいで、食前酒に適しています。
モエ・エ・シャンドン ネクター アンペリアル
モエ・エ・シャンドンの伝統的なスタイルで仕上げたやや甘口のシャンパンです。グラスに注ぐと、きらめく黄金色と繊細な泡立ちが華やかな空間を演出します。
トロピカルフルーツにほんのりとバニラが重なった濃厚な香りに、果実味あふれる甘美なコクが特徴。また、渋みが少なく飲みやすいのも魅力です。シャンパン初心者の方や普段甘めのカクテルを飲んでいる方にも適しています。
クリーミーながらフレッシュ感も持ち合わせた絶妙な味わいで、スパイシーな料理、酢を効かせた甘酢料理などと好相性です。
モエ・エ・シャンドン アイス アンペリアル ロゼ
グラスに氷を浮かべてロックスタイルで飲む、ユニークな甘口のロゼシャンパンです。クランベリーやチェリーのようなフルーティーな香りが特徴。氷の心地よい冷たさが果実味あふれるふくよかな風味を引き立て、さわやかな甘美を堪能できる1本です。
ピンクグレープフルーツのような旨みと苦みをあわせ持つ爽快な後味も魅力。7~8℃程度に冷やしたシャンパンを口の広いグラスに3分の1程度注ぎ、大きめの氷を3~4個入れて楽しむのがおすすめです。甘めのお酒を好む方や個性派シャンパンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ
ユニークかつ上質なシャンパンのラインナップで、世界のVIPからも高い評価を得ている大手シャンパンメゾン「ローラン・ペリエ」。「ラ・キュヴェ」は、メゾンを代表するスタンダードなブリュットシャンパンです。
シャルドネをベースに、すべて手摘みで収穫したブドウの一番搾り果汁(キュヴェ)のみを使用。4年以上じっくりと熟成させることで、メゾンのスタイルであるフレッシュさとエレガントさを実現しています。
グラスに注ぐと澄んだ黄金色になめらかな泡が活き活きと立ち上がり、柑橘類や白い花を思わせる香りが豊かなのもポイント。繊細な味わいで、魚介料理とも肉料理とも好相性です。食前酒や食中酒として、さまざまなペアリングを楽しめるシャンパンを探している方に適しています。
テタンジェ ブリュット レゼルヴ
ノーベル賞晩餐会の乾杯酒としてサーブされた実績のある、大手シャンパンメゾン「テタンジュ」。本銘柄は、複数のヴィンテージをバランスよくブレンドし、3年以上にわたりじっくりと熟成して仕上げた上質なブリュットシャンパンです。
桃や白い花、バニラのようなフレッシュかつコクのある香りが特徴。クリスピーな味わいにフレッシュな果実味、さらにハチミツのやさしい甘みが加わった複雑な味わいを楽しめます。すっきりとした口当たりで、魚介料理と好相性です。
テタンジェ コント・ドゥ・シャンパーニュ ブラン・ドゥ・ブラン
テタンジェ社が培ってきた技術を使って作られたプレステージのシャンパン。フレッシュな果実味と熟した果実の香りのどちらも感じられます。グレープフルーツやスパイスの風味によって洗練された味も魅力です。
天候に恵まれた特別な収穫年にしか生産されない貴重な商品。コート・デ・ブラン地区にあるグランクリュ畑を含む、高品質のブドウ畑で収穫されたシャルドネ種のみを100%使用した「ブラン・ドゥ・ブラン」です。さらに、一番搾りの果汁のみを使用して醸造しています。
2016年のノーベル賞晩餐会でもふるまわれた格式のあるシャンパン。生産量が限られている商品で、ここぞというときに開けるシャンパンを探している方におすすめです。
ドラピエ カルト・ドール
一流ワインの造り手がプライベートで愛飲しているといわれる「ドラピエ」のシャンパンです。完全無農薬で、ドサージュを用いない製法にこだわっている生産者。1808年からシャンパーニュの南端に畑を構え、家族経営で製造を続けています。
「カルト・ドール」は、土地の個性を活かして仕上げるコンセプトで製造されているシャンパンです。豊かな果実の風味と芳醇な香りが魅力。ピノ・ノワールを多めに使用し、やさしくプレスしているのが特徴です。
自然酵母で2週間低温発酵。5%を木樽で寝かせて味に奥行きを持たせています。ドサージュは7g/Lのブリュットタイプ。純粋な味わいを持つシャンパンを楽しみたい方におすすめです。
ポメリー ロワイヤル・ブルースカイ
いままでにないアイディアのもとで仕上げられたシャンパンです。鮮やかなブルーのボトルが印象に残る1本。大きめのグラスに氷を浮かべて飲むのがおすすめです。氷を入れることで冷たさとさわやかさが維持され、パーティーシーンなどで気軽に味わえるドリンクに。カクテル感覚で楽しめます。
主要なブドウ品種をバランスよく使用しているシャンパン。ふくよかでなめらかな味わいです。完熟したマンゴーや、オレンジマーマレードといったフルーティーなニュアンスを持ち、余韻が長く続くと謳われています。
タイプはドゥミ・セック。フレンチから懐石料理まで、幅広い料理と相性がよいのも魅力です。カジュアルに楽しめる甘口シャンパンを探している方はチェックしてみてください。
番外編:シャンパンを楽しむにはグラス選びも重要
シャンパンをおいしく飲むためには、グラス選びも重要なポイント。できれば、泡や香りを存分に堪能できる専用の「シャンパングラス」をセレクトしましょう。なお、シャンパングラスにはさまざまな種類のアイテムがラインナップされています。
たとえば、細長い形をした定番の「フルートタイプ」は炭酸が抜けにくいよう作られているため、泡のフレッシュな爽快感を長く味わいたい場合におすすめ。繊細な泡がグラスの底から立ち上がる様子も楽しめるので、ムーディーな雰囲気を演出できます。
ふっくらと丸みを帯びた「ワイングラスタイプ」は、ふんわりと立ち上がる豊かな香りを堪能したい場合にぴったり。また、一般的なガラス製のモノや高級なクリスタルガラス製のモノなど、素材もさまざまです。シーンや好みに合わせて、お気に入りのグラスを見つけてみてください。
シャンパングラスについてもっと知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
シャンパンは大切な日を彩るのにふさわしい特別なお酒。味・色・グレードなどで種類を分けられ、銘柄によってそれぞれ個性があるため、選ぶ楽しさがあります。もちろん、頑張った自分へのご褒美としてシャンパンを開けるのもおすすめです。ぜひ本記事を参考にして、おいしい1本を見つけてみてください。