浴衣や甚平などの和装に合わせるメンズ下駄。最近では、日常のファッションアイテムとして取り入れる方も増えています。製品によって素材や鼻緒のデザインなどが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、メンズ下駄のおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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下駄とは?

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下駄は、日本の伝統的な履物のひとつです。木製の台に鼻緒が付いており、足の親指と人差し指の間に鼻緒を挟んで履く構造が特徴です。

昭和初期まで多くの人に愛用されていた履物。歩くときに聞こえる軽やかな音は、下駄ならではの魅力です。

戦後の洋風化で日常的に履く機会は減りましたが、現在でも和装に欠かせない履物として親しまれています。特に、草履と並んで夏の浴衣との相性がよく、足元から涼しげな雰囲気を演出してくれます。

メンズ下駄の選び方

種類を選ぶ

駒下駄

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駒下駄は、「二枚歯」が特徴の最も基本的な形の下駄です。歯が台の後ろ寄りに配置されている設計で、下駄を履くのが初めての方にもおすすめのタイプ。男性用の下駄としては定番の形で、和装によく合います。

前に少し倒して地面を蹴るように歩く、日本人の伝統的な歩き方に適した構造がポイントです。伝統的な下駄のよさを存分に感じられる、基本的な形状です。

右近下駄

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右近下駄は、台にカーブがついた小判型の比較的新しい形の下駄です。歯がなく台全体が一体型になっており、裏に滑り止めが付いているため滑りにくいのがポイント。安定感があり、下駄に慣れていない方でも歩きやすいのが魅力です。

また、歯がない構造なので、歩くときに音が鳴りにくく、静かに歩きたい場面にも適しています。履き心地はサンダルに近く、気軽に履けます。その歩きやすさから、初心者の方にもおすすめのタイプです。

のめり

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のめりは、基本的な二枚歯の駒下駄が派生して生まれた、より歩きやすくしたタイプです。二枚ある歯のうち前側の歯が斜めに切り出されているのが大きな特徴です。

前歯が斜めになっていることで、実用性が重視された設計になっています。駒下駄の伝統的なよさを残しつつ、よりスムーズな歩行をサポートしてくれる形です。

舟形下駄

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舟形下駄は、台が舟のように丸みを帯びた形をしている草履型の下駄です。歯がなく安定感があるため、歩きやすいのが魅力。見た目よりも軽い製品が多く、カジュアルなシーンにも合わせやすいのが特徴です。

草履のような感覚で気軽に履けることから、近年人気が高まっています。しかし、女性用の下駄で多く採用されている形状なので注意しましょう。

サイズは踵が少し出る程度を選ぶ

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下駄を選ぶときは、踵が台から1cmほどはみ出るサイズが伝統的で粋な履き方とされています。靴のように足全体を台に収めるのではなく、つっかけるように履くのがポイントです。

踵が少し出ることで美しい着姿になるだけでなく、歩きやすさにもつながります。鼻緒は履いているうちに足に馴染んでくるため、購入時はフィットするモノを選ぶのがおすすめです。

また、鼻緒は幅が太めで柔らかい素材のモノを選ぶと、足が痛くなりにくいのがポイント。しかし、緩すぎると足が前に滑ってしまうので、適度な締め具合の製品を選んでみてください。

下駄底の形・仕上げで選ぶ

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下駄の台に使われる素材には桐、ヒノキ、杉などがあります。なかでも桐は軽くて柔らかいため、多くの製品で採用されています。ヒノキは耐久性に優れ、杉は木目の凹凸による足触りのよさが特徴です。

台の仕上げには、素材の質感を活かした白木仕上げや、高級感のある黒塗りなどがあります。さらに、焦げ茶色でナチュラルな雰囲気の焼き仕上げといった種類も見られます。

履き心地や汗の吸収しやすさを重視する方には、白木仕上げがおすすめです。一方、見た目の高級感を求める場合は、黒塗りが適しています。

鼻緒のデザインで選ぶ

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鼻緒の素材は、丈夫で和風の趣がある畳縁や、色柄のバリエーションが豊富な織物などさまざまです。色は黒や茶を基本に、浴衣に映える市松柄や縞模様など多彩なデザインがあります。

また、鼻緒の形状には、一般的な形状に加え、幅広のタイプなどが展開されています。履き心地や服装とのコーディネートを考えて選ぶのがおすすめです。

メンズ下駄のおすすめ

うらつか工房 × BEAMS JAPAN / 別注 下駄 サンダル

うらつか工房 × BEAMS JAPAN / 別注 下駄 サンダル

うらつか工房のヒノキ木地を使い、履き心地にこだわった下駄サンダル。足裏に合わせた滑らかなカーブを施し、伝統的な下駄の美しさと現代的な快適性を両立しています。ソールにはEVA素材を採用することで、歩きやすさを向上させているのもポイントです。

ビームスと大分県の老舗下駄メーカー「うらつか工房」との特別なコラボアイテムで、柔らかくクッション性のある鼻緒と丁寧な仕上げが魅力。和装から洋装まで幅広いスタイルに合わせやすく、サイズはS・M・Lの3展開です。夏のサンダル代わりとして、日本の伝統美を取り入れたおしゃれを楽しみたい方におすすめのモデルです。

うらつか工房 × BEAMS JAPAN / 別注 下駄 サンダル レザー

うらつか工房 × BEAMS JAPAN / 別注 下駄 サンダル レザー

伝統技術と現代的な快適さを融合した、日本製の下駄サンダル。大分県日田市のうらつか工房による木地作り技術を活かし、足裏にフィットする小判型のヒノキ台で仕上げています。BIRKENSTOCKソールを搭載することで、伝統的な下駄の風格を保ちながらも優れた履き心地を実現しています。

上質なレザーを使用した鼻緒が特徴で、足馴染みのよさとおしゃれなルックスを両立。和装にも洋装にも合わせやすく、夏の街歩きから旅行まで幅広いシーンで活躍。職人の技と現代的なデザインが融合したアイテムを探している方におすすめです。

水鳥工業 mizutori 下駄 COLOR GETA

水鳥工業 mizutori 下駄 COLOR GETA

モダンなデザインが印象的な、新感覚の下駄です。本革とヒノキ材を組み合わせた都会的なルックスで、和装から洋装まで幅広いスタイルにマッチ。オリーブカラーの落ち着いた色味が、カジュアルコーデのアクセントとして活躍します。

足裏にフィットする滑らかな削りを施すことで、履き心地のよさを実現。サンダル感覚で気軽に取り入れられるため、普段使いにおすすめです。EVA素材の底を採用しており、優れた耐久性を備えているのもポイント。和の魅力を現代風にアレンジしたアイテムを探している方に適しています。

ニコアンティーク 高級桐下駄 有松絞り鼻緒 メンズ LLサイズ 右近 白木

ニコアンティーク 高級桐下駄 有松絞り鼻緒 メンズ LLサイズ 右近 白木

職人が丁寧に手作りした日本製のメンズ用桐下駄です。履きやすさで評判の「右近」タイプを採用し、裏ゴム付きで滑りにくく長時間歩いても疲れにくい設計。有松絞りの綿100%鼻緒が足元に上品なアクセントを添えます。

浴衣や着物といった和装はもちろん、ジーンズやチノパンなどの洋装スタイルにも合わせられる汎用性の高さが魅力。適応サイズは25.5〜27.0cmで、和モダンな足元を演出したい男性におすすめです。

ニコアンティーク 鎌倉彫 メンズ下駄 Lサイズ 鷹

ニコアンティーク 鎌倉彫 メンズ下駄 Lサイズ 鷹

日本の伝統技法である鎌倉彫で鷹を彫り込んだ、風格ある桐下駄。木彫に漆を塗り重ねる鎌倉彫の技法により、深みのある彫刻と美しい漆の光沢が特徴的です。和装スタイルに上品な存在感をプラスします。

素材には軽量で通気性に優れた桐材を使用し、長時間着用しやすい仕様です。鼻緒部分は有松絞りの生地を滋賀県の職人が手作業で仕立てており、フィット感と履き心地のよさを実現。浴衣や和装にこだわりを持つ方におすすめの職人技が光るアイテムです。

8(eight) 本格派 桐 下駄

8(eight) 本格派 桐 下駄

夏祭りや花火大会にぴったりな、桐素材を使用した本格派の下駄です。シンプルでスタイリッシュな鼻緒が足をしっかりとホールドし、クッション性に優れているため長時間の着用でも快適な履き心地を実現。桐の美しい木目を活かした上品な仕上がりが特徴的です。

浴衣や甚平との相性はもちろん、デニムなどの普段着にも合わせやすいデザインに仕上がっています。ブラックとブラウンの2色と、MサイズとLサイズを展開。前坪を指の間に浅く入れ、踵を台から少し出すメンズスタイルがおすすめです。足元から和のテイストを取り入れたい方にぴったりのアイテムです。

8(eight) 本格派 桐 本桐 2枚歯 下駄 紳士用 男性

8(eight) 本格派 桐 本桐 2枚歯 下駄 紳士用 男性

高級タンスにも使用される桐材を使った、軽やかで歩きやすい本格派の二枚歯下駄です。「カラン、コロン」という独特の音色が夏の装いを粋に演出し、浴衣や甚平との相性は良好。桐素材は軽量なのもポイントです。

光沢のある白木に黒い鼻緒が映える上品なデザインで、和装だけでなくデニムなどのカジュアルスタイルにもマッチします。花火大会や夏祭りはもちろん、日常使いでも和の趣を楽しめる一足です。

KYOETSU メンズ茶台下駄

KYOETSU メンズ茶台下駄

軽量で丈夫な桐を使用した、男性向けの茶台下駄です。焼桐の台に柄入りの鼻緒を組み合わせたおしゃれなデザインで、浴衣や着物などの和装にぴったり。約2.5cmの太めの鼻緒は中綿入りで肌触りがよく、履くほどに足に馴染むとされています。

サンダル代わりにデニムなどのカジュアルスタイルにも合わせやすく、モダンな和のテイストを楽しめるアイテム。ブラック系、ベージュ系、ブルー系など豊富なカラーバリエーションを展開しているため、コーディネートに合わせて選べます。和装のときだけでなく日常使いに使えるモノを探している方にもおすすめです。

わとみ 下駄 メンズ 二枚歯

わとみ 下駄 メンズ 二枚歯

四国産ヒノキの間伐材を使用し、環境に配慮したサステナブルな二枚歯下駄です。天然木本来の風合いを活かしながら、汚れが付きにくいクリア塗装を施すことで実用性も兼ね備えています。

浴衣スタイルはもちろん、Tシャツ×デニムのようなカジュアルなコーデにも幅広く合わせられるデザイン性が魅力。黒ハイミロンや白デラクール、黒デラクールの3色展開で、25.5cmと27.0cmの2サイズを展開しています。旅館や飲食店での業務用としても愛用されており、履きやすさと痛くなりにくい設計で快適な歩行をサポートします。

丸屋 下駄 メンズ

丸屋 下駄 メンズ

創業150年以上の伝統技術により、痛くなりにくいとされる本格的な桐下駄です。特に、鼻緒作りにこだわりがあり、職人が手作業で仕上げているのが魅力。耐久性が高いうえ、柔らかく仕上がっているのが特徴です。

加えて、台と花緒を自由に組み合わせることができ、好み選べるのも魅力。5種類の台(大角・大下方・真角・大千両・大右近)と豊富な柄物花緒から選択できます。

白木・焼き・捌きの3色展開で、さまざまな和装に合わせやすいメンズ下駄です。

メンズ下駄のおすすめコーデ

ダークトーンで統一したシックな浴衣姿

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ダークトーンをベースに細い縦縞が入った浴衣を主役にした、粋な雰囲気のコーディネートです。帯は少し明るめの色を合わせることで、重すぎない印象に仕上げています。夏祭りや花火大会にぴったり。足元には黒い鼻緒の下駄を合わせ、統一感を出しています。

浴衣や巾着袋、扇子をダークトーンで統一し、シックな中にもこだわりを感じさせます。現代的なシルバーのネックレスやブレスレットをプラスしているのが、おしゃれなポイント。伝統的な和装にモダンな要素を組み合わせた、こなれ感のある着こなしが魅力です。

下駄で魅せる和風ミックススタイル

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白いTシャツにワイドなデニムパンツを合わせた、リラックス感のある夏のコーディネートです。全体をゆったりとしたシルエットでまとめた、今らしいスタイル。足元には存在感のある黒い下駄を合わせ、涼しげながらも落ち着いた印象をプラスしています。シンプルな組み合わせの中に個性的な小物が光る装いです。

麦わら帽子や下駄といった和のアイテムを取り入れることで、定番スタイルをアップデートしています。手元に添えたブレスレットや、遊び心のある小物使いも魅力的なポイントです。夏の休日のお出かけなど、リラックスしつつも個性を出したいときに参考になるスタイリングです。

淡い色合いの休日リラックスコーデ

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淡い色合いのセットアップに下駄を合わせた、和モダンなコーディネートです。ゆったりとしたシルエットのトップスとパンツが、リラックスした雰囲気を演出します。涼しげな素材感も魅力です。

足元に選んだ下駄は、鼻緒の色を服と合わせているのがおしゃれなポイント。全体を同系色でまとめることで、統一感が生まれ洗練された印象を与えます。夏の休日にふさわしい、粋な大人の下駄スタイルです。