今、ハイレゾオーディオプレーヤーにはネットワークの他にSACDの流れもあります。従来から持っているCD資産を生かし、なおかつハイレゾを楽しみたいユーザーにとっては、SACDプレーヤーは大きな選択肢です。ここではSACDも再生可能なBDプレーヤーも合わせて紹介します。ネットワークに対応した製品もあるので参考にしてみてください。
SACDプレーヤー
デノン(DENON) DCD-1650R
デノンのDCD-1650REは192kHz/32bitD/Aコンバーターを採用し、同社得意のAdvanced AL32 Processingにより、理想的なアナログ波形を再現します。周波数特性は2Hz-50KHz。USB端子を装備しているので、PC等からコピーした音楽ファイル(MP3・WMA・WAV)も再生できますが、ハイレゾフォーマットには対応していないのがちょっと残念。重量は13.7 kgと堅実な造りになっています。
デノン(DENON) DCD-1500RE
DCD-1650REの姉妹機です。本体重量が8.2 kgとやや軽量になっています。
マランツ(marantz) SA-14S1
D/Aコンバーターは192kHz/24bit。デジタル入力はUSBも備え、アシンクロナス伝送とジッターリデューサーにより大幅な歪の低減とダイナミックレンジの拡大を実現しています。iPod/iPhoneとデジタル接続でき、それらの音楽ファイル(PCM,DSD)を再生することが可能です。本体重量は14.5 kgと剛健です。
BDプレーヤー
ケンブリッジオーディオ(Cambridge Audio) Azur752BD
HiViの2013 冬のベストバイ、2014 夏のベストバイで銀賞を受賞した製品。BD・SACD・DVDオーディオ他が再生できます。D/A変換は、24bit/192kHz とここで紹介している他機種と比べると数字の上ではやや劣ります。USBポートは3つ。オーディオよりビデオ向きの製品といった印象を受けます。
OPPO BDP-105DJP
本機に限らずハイレゾを聴けるBDプレーヤーは、非常に多機能なものになっています。BDP-105DJPについて言えば、Blu-rayディスク、SACD/DVD-Audioに対応し、無線LANにてネットワークのオンラインストリーミングに対応。さらにはUSBポートからの動画・音楽ファイルの再生まで行う事ができます。重量は7.9 kgと、本格オーディオ製品に比べると、軽量な部類。
OPPO BDP-103DJP
BDP-105DJPと同じくBD、SACD/DVD-Audio、無線LANによるネットワーク音楽配信に対応した普及機です。本体重量は4.9 kgと非常に軽量。
パイオニア(Pioneer) BDP-LX88
BDP-LX88も非常に多機能で高性能です。D/A変換部は384kHz/32bit。Precision Audio機能によりアナログ音声出力のジッターを徹底的に抑制。ネットワーク機能にも対応し、DLNA1.5に準拠したLAN端子をています。またUSBポートが全面背面に1つずつ。BDの他、ネットオーディオ、SACD、DVDオーディオも再生可能。重量も14.2 kgと堅牢です。
パイオニア(Pioneer) BDP-LX58
BDP-LX88の基本機能を受け継ぎながらも価格を求めやすくした姉妹機です。本体重量が9.9 kgとBDP-LX88に比べ、やや軽量になっています。
ハイレゾは楽しみたいが、ネットワークプレーヤーは、環境を整えるのが手間がかかり、そのために敷居が高いというユーザーもいると思います。今回紹介した製品は、扱い慣れたスタイルで、さらにそこにネット環境を加えることができるものも含まれています。ここからハイレゾを導入するのも一案ではないでしょうか?