石鹸を由来とした洗浄成分を主として配合しているのが特徴の石鹸シャンプー。シンプルな成分構成のものが多く、洗い上がりはさっぱりとしています。ダメージヘアの方よりも、すこやかな髪や頭皮を保ちたい方におすすめです。

今回は、おすすめの石鹸シャンプーをご紹介していきます。ヘアケアの見直しを考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

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• 目次
• 石鹸シャンプーとは？効果やデメリットを解説
• 石鹸シャンプーの選び方
• 石鹸シャンプーのおすすめ
• 番外編：石鹸シャンプーにリンスは必要？

石鹸シャンプーとは？効果やデメリットを解説

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石鹸シャンプーとは、洗浄成分に合成界面活性剤を使わず、石鹸成分を主としてつくられたシャンプーのことです。石鹸成分は弱アルカリ性なので、頭皮の皮脂汚れを落としやすい性質があります。

頭皮や髪には優しい使い心地ながら、汚れはすっきり落とせるのが魅力です。また、石鹸シャンプーを使うことで得られる効果として、髪のハリやコシが与えられることが挙げられます。

一方で、石鹸シャンプーにはデメリットもあるので、注意が必要です。洗浄力が高めのため、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があり、髪や頭皮が乾燥しやすい面があります。髪がアルカリ性に傾くことで、キューティクルが開き、ヘアカラーやパーマの持ちが悪くなったり、きしみが出たりもするので、適切なアフターケアがおすすめです。

石鹸シャンプーの選び方

種類で選ぶ

市販展開の多い液体タイプ

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液体タイプの石鹸シャンプーは、市販品のなかでも特に展開が豊富です。一般的なシャンプーと同様の使用感で、固形石鹸タイプと比べて手軽に使えるのが魅力。液体タイプは泡立てやすく、すぐに使えて手間が少ないのがメリットです。

液体タイプを選ぶ際は、成分表示をチェックするのがおすすめ。固形タイプと異なり、液体状を保つために添加物を配合していることがあります。添加物による頭皮トラブルを起こしやすい方は、無添加タイプの液体石鹸シャンプーを選んでみてください。

シンプルな成分構成のものが多い固形石鹸タイプ

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固形石鹸タイプのシャンプーは、添加物が少なくシンプルな成分でつくられているものが多いのが特徴。合成界面活性剤を使わず、純石鹸成分を主体としている場合がほとんどで、頭皮や毛髪をすっきりと清浄にする効果があります。

シンプルな成分構成であることから、合成洗浄成分や保存料、香料などを気にする方におすすめ。キシキシ感は出やすいものの、余分な皮脂や汚れをしっかり落として頭皮をすこやかに保つ効果が期待できます。

ただし、固形石鹸タイプは、水気のある場所に置くと溶けやすいため、乾燥させて保管する必要があります。また、泡立てに手間がかかることも念頭に置いておきましょう。専用のリンス・トリートメントとの併用や、十分なすすぎをすることが大事になるアイテムです。

泡タイプなら頭皮や髪を優しく洗浄できる

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泡タイプの石鹸シャンプーは、最初から泡状になっているため、泡立ての手間なく使えるのが魅力です。泡状であることから髪や頭皮への摩擦による負担を抑えられます。頭皮を優しく清浄にしながらも必要な皮脂は残して洗いあげられるので、敏感な頭皮の方や頭皮トラブルが気になる方にぴったりです。

また、初めて石鹸シャンプーを使う方にも、泡タイプは取り入れやすくおすすめ。泡切れのよさとすすぎやすさを兼ね備えています。大人の洗髪にはもちろん、赤ちゃんの頭髪を洗う際にも適したタイプです。

使用感をチェック

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石鹸シャンプーを選ぶ際は、使用感をチェックすることが大切。洗髪後のさっぱり感は市販のシャンプーより強いことが多く、汚れや余分な皮脂をしっかり落とせるのが魅力です。

特にカラーやパーマなどを繰り返している方は、エモリエント成分を含む石鹸シャンプーを選ぶのがおすすめです。エモリエント成分により、石鹸シャンプー特有のキシキシ感などを感じにくくし、なめらかでまとまりやすい髪に整いやすくなります。

洗髪後のさっぱり感で選ぶならシンプルな成分構成の石鹸シャンプー、なるべく髪の手触りをよくしたい方はエモリエント成分配合の石鹸シャンプーがおすすめです。

石鹸シャンプーのおすすめ

ミヨシ石鹸(MIYOSHI) 無添加 せっけんシャンプー

水と洗浄成分のカリ石けん素地だけでつくられた、余計なものを加えていないシンプルな石鹸シャンプー。香料・着色料・防腐剤を一切含まず、シンプルな成分設計なので、敏感肌の方や添加物が気になる方にもおすすめのアイテムです。

うるおいを保つのに必要な皮脂は残しつつ、汚れだけをしっかり落とせるのが魅力。毎日の洗髪で使っても、頭皮への負担を抑えられます。

詰め替え用リフィルが用意されているので、プラスチックごみの削減など環境への貢献も可能。洗髪後は弱酸性の専用リンスを使うことで、髪のきしみを防ぎながら、しっとりとした髪に仕上げられます。

太陽油脂 パックスオリーヘアソープ スパイシートワイライト

香りの表情が時間とともに変化する石鹸シャンプー。洗うときはスパイシーな爽やかさが広がり、時間が経つにつれて温かみのある香りに変わってリラックスタイムを演出します。

本製品は、石鹸由来の成分を洗浄成分として採用しており、頭皮や髪を丁寧に洗浄できるのがポイント。保湿成分としてオリーブ果実油やオリーブ果実エキスなど複数のオリーブ由来成分を配合しています。乾燥を防いで、頭皮をすこやかに保てる石鹸シャンプーを探している方におすすめです。

薬師堂 ソンバーユ 馬油シャンプー

洗浄成分の98%以上が、馬油を主原料とした純石鹸でつくられている石鹸シャンプー。頭皮や髪を優しくいたわりながらも、汚れはすっきりと落とします。頭皮が敏感な方にもおすすめです。

馬油は人間の皮脂に近い構造を持っており、髪と頭皮のうるおいを守ります。合成洗浄剤を一切使わない石鹸ベースで、大人だけでなく小さな子どもにも使えるのがポイント。髪のほか、顔や身体の洗浄剤としても活躍します。

ほんのりとした柑橘系の香りつきなので、動物油脂特有のニオイも気になりにくいアイテムです。

シャボン玉石けん 無添加せっけんシャンプー 泡タイプボトル

シリコン・合成ポリマー・香料・着色料・酸化防止剤・合成界面活性剤が無添加の石鹸シャンプー。ポンプを押すだけで泡が出るタイプなので、手で泡立てる手間がなく、簡単に髪全体を洗えます。

天然油脂を原料に釜炊き製法でじっくりつくられており、長年のノウハウが活かされたきしみにくい設計が特徴。カリ石ケン素地のみを洗浄成分として使用しているため、髪や頭皮への負担が少なく、優しく洗い上げます。さっぱりとしていながらも、指通りがよい髪に整えられるのが魅力です。

本アイテムは、敏感肌や乾燥肌の方にはもちろん、子どもから大人まで幅広い世代におすすめ。家族みんなで使える石鹸シャンプーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

シャボン玉石けん メンズシャボンソープシャンプー

男性の頭皮環境を考えてつくられた、メンズ向けの石鹸シャンプー。余計な添加物を一切使わず、水と洗浄成分のカリ石ケン素地のみの純粋な処方を採用しており、髪と頭皮を清潔に保ちます。泡タイプなので泡立ての手間がなく、摩擦によるダメージを抑えながら洗えるのがポイントです。

本製品は、男性の頭皮悩みに多い、フケ・かゆみを抑える効果が期待できるのがポイント。頭皮を守る皮脂を取りすぎず、余分な汚れはすっきりと洗い上げます。また、泡切れがよくすすぎやすさも良好。使い勝手のよい石鹸シャンプーを探している男性におすすめのアイテムです。

アラウ(arau) 泡せっけんシャンプー

泡立てる必要がなく、キメ細やかな泡が髪や地肌への摩擦ダメージを軽減する石鹸シャンプー。泡が汚れを優しく吸着し、いたわりながらシャンプーができます。

本製品には、植物性セルロースをコンディショニング成分として配合。すすいだ時のきしみ感が軽減され、指通りなめらかな髪に整えます。石鹸シャンプー特有のキシキシとした髪の感触が苦手な方にもおすすめです。

すべての方に刺激が起きないわけではありませんが、皮ふアレルギーテスト済み。また、ラベンダーとスペアミントオイルの爽やかな香りつきで、リラックスタイムを演出します。

松山油脂 Mマーク アミノ酸せっけんシャンプー

豊かな泡立ちの液体石けんをベースに、刺激の少ないアミノ酸石けんを配合した石鹸シャンプー。洗い上がりはさっぱりとしながらも髪がきしみにくい設計です。

細かい泡をつくる石けん素地により、地肌の汚れをしっかり落としながらも優しく洗えるのが特徴。クリーミーな泡が、汚れや皮脂を包み込み、地肌をすっきりと洗い上げます。泡がへたりにくく、持続しやすいのもポイントです。

香料や精油を配合していないので、香りが苦手な方や精油に敏感な方にもおすすめ。シリコーン・パラベン・着色料も不使用でつくられています。

石鹸工房コクーン シャンプーバー

長期間の試作期間を経て誕生した、頭皮と髪に優しい固形の石鹸シャンプー。合成界面活性剤・石油由来成分・防腐剤・発泡剤・人工香料・合成着色料は不使用の、無添加処方でつくられています。肌に優しく、敏感肌の方にもおすすめの洗い心地です。

トリートメント成分のヘナや和漢を由来とする豊富な美容成分が配合されているのが特徴。濡れた髪に固形石鹸を塗りつけ、泡が立つまで頭皮や髪を優しくマッサージするようにして使います。みずみずしいアロマのような、グリーン・シトラスの香りが楽しめるのもポイントです。

アレッポの石鹸 エキストラ40

香料・保存料を一切含まずつくられた自然派の石鹸。全身用石鹸として販売されており、シャンプーとしても活躍します。スキンケアアイテムをシンプルにしたい方におすすめです。

肌に必要なうるおいを残しながらも汚れはしっかり落とし、しっとりとした洗い上がりを実現。ローレルオイル特有の爽やかな香りが楽しめます。標準重量180gと大きめサイズなので長期間使用できるのも、うれしいポイントです。

シャボン玉石けん パウダーせっけんシャンプー ボトル

上質な油脂からつくられた、ユニークなパウダータイプの石鹸シャンプー。余分な添加物を一切含んでおらず、全成分は石ケン素地のみで構成されているなど、無添加設計にこだわっています。

髪だけでなく顔や身体も洗える多用途性が魅力。キメ細かな泡が頭皮と髪の汚れを優しく洗い流し、しなやかなコシを与えます。旅行や出張にもおすすめです。

本アイテムは、1997年の発売以来、長く愛され続けているロングセラー製品。100gのボトルタイプで、シンプルなヘアケアを求める方に、特におすすめのシャンプーです。

番外編：石鹸シャンプーにリンスは必要？

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石鹸シャンプーで洗髪をした後は、基本的にリンスが必要になります。石鹸シャンプーは弱アルカリ性のため、髪のキューティクルが開いてきしみやすくなるのが特徴。キシキシ感を抑え、自然な手触りを取り戻すためには、リンスやコンディショナーが役立ちます。

リンスには「ビネガーリンス」や「クエン酸リンス」などがあり、石鹸シャンプー専用に開発されたタイプも展開。髪に残った石鹸かすを取り除くほか、リンスが酸性であることで、アルカリに傾いたpHバランスを整えられます。リンスをした後の髪をしなやかに導き、指通りをよくできるのでおすすめです。