愛車の安全性に直結する重要なパーツであるブレーキパッド。停止性能を左右するだけでなく、乗り心地やブレーキダストの量にも影響を与えるため、性能や使用環境に合わせた製品選びが大切です。
そこで今回は、ブレーキパッドのおすすめをご紹介します。選び方についてもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ブレーキパッドの選び方
タイプで選ぶ
普段使いの車に使うならノンアスベストタイプ

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ノンアスベストタイプのブレーキパッドは、日常的な街乗りや買い物、通勤といった使い方に適した製品です。名前の通りアスベスト(石綿)を使用しておらず、環境や健康への配慮がなされている点が特徴です。また、ブレーキの効き具合もマイルドで、車やブレーキディスクへのダメージを抑えやすいというメリットがあります。
走行距離が多くない一般的な乗用車であれば、耐久性とコストのバランスがよいノンアスベストタイプが選ばれる傾向にあります。特に、頻繁なメンテナンスが難しいユーザーや、静かな制動音を求める方におすすめ。日常的なドライブを快適にサポートできるタイプです。
ストリートとサーキットを両用するならセミメタリックタイプ

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セミメタリックタイプのブレーキパッドは、ブレーキの効きが強く、スポーティな走りを楽しみたい方におすすめ。金属成分を含んだ素材で作られており、高温時でも安定した制動力を発揮しやすい構造になっています。街中での走行から週末のサーキット走行まで幅広く対応できる点が魅力です。
ただし、ノンアスベストタイプに比べてブレーキダストが多く出やすいほか、ディスクへの攻撃性がやや高い傾向にあります。定期的な点検とメンテナンスが重要です。通勤や街乗りと、趣味の走行を両立したい方におすすめの選択肢です。
サーキット走行用にはメタリックタイプ

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メタリックタイプは、サーキット走行のように高負荷がかかるシーンで力を発揮するブレーキパッドです。金属成分を多く含むことで、高温下でも安定した摩擦力を維持しやすく、連続した急ブレーキにも対応可能。制動力を重視した走行を求める方に適したタイプです。
一方で、ブレーキダストが多く出やすく、ディスクの摩耗が進みやすいというデメリットもあります。街乗りには過剰な性能となる場合もあるため、本格的な走行会やタイムアタックなどを目的とする方におすすめです。メンテナンス前提で性能を重視したい方に向いています。
足回りの汚れが気になるなら低ダストタイプを選ぼう

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ホイールまわりの汚れを抑えたい方は低ダストタイプのブレーキパッドをチェックしてみてください。ブレーキを踏んだ際に発生する摩耗粉(ブレーキダスト)が少ないのが魅力です。洗車の頻度を減らしたい方や、白やシルバー系のホイールをきれいに保ちたい方に適しています。
市街地や高速道路などを安定して走行するには十分な制動力を備えており、日常使いには問題ありません。ただし、サーキットや急な坂道での連続使用には不向きな場合もあるため、用途に応じた選択が大切です。快適さと見た目の清潔感を両立したい方におすすめです。
取り付け位置や適合車種をチェック

ブレーキパッドを選ぶ際は、前輪用・後輪用の区別や、愛車に適合するかどうかを事前に確認しておくことが重要です。同じ車種でも年式やグレードによってパッドの形状が異なることがあり、誤った型番を購入すると装着できない可能性があります。
また、片方だけ交換する場合も、左右のバランスを崩さないよう対応する位置の種類を把握しておく必要があります。適合確認は、メーカーの対応表や車検証に記載された情報をもとにチェックするのがおすすめです。
ブレーキパッドのおすすめ
ディクセル(DIXCEL) M type フロント用
ストリート走行に適したノンアスベストタイプのブレーキパッドです。低温域から効き始める特性を持ち、通勤や買い物など日常使いでの扱いやすさが魅力。制動力とコントロール性のバランスに優れ、温度変化に対しても安定した性能を発揮します。
さらに、ブレーキダストの発生を抑える設計が施されており、ホイールの汚れが気になる方にも嬉しい仕様。ブレーキ鳴きも抑制されているため、静粛性を重視する方にもおすすめです。
ディクセル(DIXCEL) ブレーキパッド ESタイプ / EXTRA Speed フロント用
扱いやすさと経済性を意識して設計されたストリート向けブレーキパッドです。踏み始めから自然に効き始める制動特性で、通勤や買い物などの日常走行でも安心感のある操作感が得られます。耐摩耗性に優れ、長距離通勤などでも交換頻度を抑えやすい構成です。
ノンアスベスト素材を採用し、ホイールの汚れを軽減しつつブレーキ鳴きの発生も抑制。普段使いで快適性とメンテナンス性を求める方におすすめです。
TRDブレーキパッド Blue フロント用
安定した制動力と扱いやすさを兼ね備えたストリート向けブレーキパッドです。常用域での効きに特化したセミメタリックタイプで、街中での発進・停止を繰り返す走行環境でも自然なブレーキフィールを実現。純正からのステップアップにも適した仕様です。
また、ダストや鳴きの抑制にも配慮されており、メンテナンス性や快適性にも優れます。愛車の乗り心地を損なわず、日常的にドライブを楽しみたい方におすすめです。
MONSTER SPORT ストリートブレーキパッド type-e
穏やかな制動力と高いコントロール性が特徴のストリート向けブレーキパッドです。初期制動がマイルドに立ち上がるため、ペダル操作に対してリニアな反応を得られ、渋滞や信号の多い都市部でも扱いやすい仕様です。
また、低ダスト設計によりホイールの汚れを抑え、ブレーキ鳴きにも配慮された静音性重視の作り。街乗り中心で快適性や扱いやすさを重視したい方におすすめのノンアスベストタイプです。
曙ブレーキ工業 ブレーキパッド K4パッド
住宅街や通勤ルートでの走行を想定して設計された、ストリート用のブレーキパッドです。低温でも安定した効きを発揮し、踏み始めからスムーズに減速できる仕様。制動時のコントロール性に配慮し、日常使いでも安心して扱えます。
また、鳴きやブレーキダストの発生が抑えられており、快適なドライブ環境を維持しやすいのもポイント。静音性や清潔さを重視したい方におすすめのノンアスベストタイプです。
エンドレス(ENDLESS) Super Street M-Sports Plus
ストリート走行を主軸に、軽度なスポーツドライブまでカバーできるブレーキパッドです。初期制動はマイルドでコントロールしやすく、温度が上がっても安定した制動力を維持。日常使いと走る楽しさを両立したい場面で活躍します。
また、ブレーキ鳴きやダストの抑制にも配慮されており、快適性と扱いやすさを兼ね備えた構成。日々の通勤からワインディング走行まで幅広く使いたい方におすすめのセミメタリックタイプです。
プロジェクトミュー(Project μ) ブレーキパット BESTOP
扱いやすさとメンテナンス性を両立した、ストリート向けのブレーキパッドです。制動力はマイルドな設定で、踏み始めからスムーズに減速できるため、停車時のカックンブレーキを抑えやすい仕様。日常の運転に安心感をもたらします。
また、ノンアスベスト素材を採用し、ダストやブレーキ鳴きの抑制にも配慮。コストを抑えながらも快適性を求める方や、純正交換を検討している方におすすめです。
ニスモ(nismo) S-tuneブレーキパッド
街乗りを中心に、高速道路やワインディング走行にも対応できるブレーキパッドです。初期制動は穏やかでコントロールしやすく、安定したブレーキ性能が得られるよう設計されています。スポーティなドライビングにも自然に対応できるバランスのよさが特徴です。
鳴きやダストの発生も抑えられており、快適な使用感を求めるユーザーにも配慮された設計。純正パッドから自然なステップアップを検討している方におすすめです。
MONSTER SPORT ストリートブレーキパッド type-S2
軽快な操作感と高い制動力を両立した、ストリート〜スポーツ走行向けのブレーキパッドです。初期制動から効きが立ち上がる特性を持ち、ペダル操作に対してダイレクトな応答を実現。ワインディングなどでの軽快なドライビングにも対応します。
ノンアスベスト素材を採用し、快適性にも配慮。ブレーキ鳴きやダストの発生を抑えつつ、操る楽しさも求めたい方におすすめです。
エンドレス(ENDLESS) ブレーキパッド MX72
幅広い走行シーンに対応できるスポーツ向けブレーキパッドです。セミメタリック材を採用し、0〜750℃の広い温度域で安定した制動力を発揮。摩擦係数は0.37〜0.47と高めで、ハイグリップタイヤとの組み合わせでも性能を引き出しやすい設計です。
初期制動とコントロール性のバランスに優れ、通勤や街乗りといった日常使用からサーキット走行まで幅広くカバー。制動力と扱いやすさを両立したい方におすすめのセミセラミックタイプです。
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ブレーキパッドの交換時期の目安

ブレーキパッドの交換時期は、一般的に走行距離3〜5万kmが目安のひとつです。ただし、走行環境や運転のクセによって摩耗の進み方は大きく異なります。たとえば、信号や渋滞が多い都市部ではブレーキ操作が頻繁になるため、早めの交換が必要になるケースもあります。
走行距離にかかわらず、「キーキー音がする」「制動距離が伸びた」と感じたら要注意。点検時に残量が3mm以下であれば早めの交換がおすすめです。安全に関わるパーツだからこそ、定期的な点検と早めの対応を心がけるようにしましょう。
制動力に優れたスポーツタイプから静音性に配慮した街乗り向けモデルまで、用途に応じたラインナップが揃うブレーキパッド。走行スタイルや車種によって適した製品は異なります。選ぶ際は性能バランスや価格、耐久性もチェックポイント。本記事を参考に、安心して走行できる1枚をぜひ選んでみてください。