配管の工事を行う際に使用するパイプレンチ。調節可能な鋸歯状のアゴを備えており、パイプなど円筒形の物体に歯を噛ませて回転させたい場合に使用する工具です。

ただし、MCC・クニペックス・トネなどのメーカーから多種多様な製品が展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのパイプレンチをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、参考にしてみてください。

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パイプレンチとは?

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「パイプレンチ」とは、水道管やガス管などのパイプを掴んで回したい場合に使用する専用のレンチのこと。ボルトやナットを回す一般的なレンチとは異なり、歯を備えた2枚のプレートでパイプを挟み込める構造が採用されており、配管工事の際に使用します。

パイプにはボルトやナットのような角がなく、通常のレンチでは回せません。無理にパイプを回そうとすると傷付けてしまう可能性があるので注意が必要。上あごと下あごに付いた歯でパイプを回すパイプレンチは、長さのあるハンドルも備えており、パイプが回しやすい点もメリットです。

パイプレンチの選び方

種類をチェック

白管用

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白管用のパイプレンチは、薄肉鋼管の水道管やガス管で使用するタイプ。家庭での使用頻度も高い傾向にあります。白管用は口の部分に設けられている歯が粗く、比較的軽量なモデルが多め。強力にパイプをグリップして回せる点も便利です。

ラインナップも豊富に展開されているので、初めてパイプレンチを購入する際にも適しています。

コーナー用

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コーナー用のパイプレンチは、口の部分がハンドル部に対して90°に開くタイプの製品。一般的なパイプレンチが入らない狭い場所や、角度のある場所に設置されている配管に使いやすいのが特徴です。

また、作業時に奥行きが確保できない壁面近くのパイプを回したい場合にも便利。頭上にある配管にも対応しやすいパイプレンチです。

被覆管用

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被覆管用のパイプレンチは、白管用に比べて口の部分に細かい歯を備えているのが特徴。挟んだパイプを傷付けたくない場合に適しています。

被覆管は、炭素鋼管の外面に硬質塩化ビニルを接着剤で貼り付けて被覆したパイプのことを指します。白管用のパイプレンチで被覆管を回すと傷が付いてしまう可能性も。細かい歯を採用している被覆管用であれば、それぞれの歯に加わる力を抑えることができ、パイプが傷付くトラブルも予防できます。

パイプ径のサイズをチェック

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一般的なパイプレンチは製品ごとにサイズが複数種類展開されています。購入する際は、事前に使用する配管の直径を計測し、対応できるパイプレンチを選択しましょう。

パイプレンチの開口部が大きいと、本体のサイズも大型化する傾向があるので注意が必要。パイプレンチ本体が大きいほど重量も増し、作業時にかかる負荷が高くなって使いにくさを感じる場合があります。

加えて、口開幅の下限があるモデルも存在するので、細めの配管にパイプレンチを使用する場合はあわせて確認しておくと安心です。

全長の長さをチェック

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パイプレンチは対応できる配管の直径だけでなく、全長も製品ごとに複数種類が展開されています。パイプレンチの全長は一般的に「呼び寸法」といい、主に200〜1200mmのモデルが豊富にラインナップされています。

初めてパイプレンチを購入する場合は、スタンダードな300mmや450mm程度のモデルがおすすめ。使いやすい長さの製品を選んでみてください。

また、JIS規格では呼び寸法に対する開口部のサイズが定められています。ただし、JIS規格の認証を受けていない製品も展開されているので、選ぶ際は開口部のサイズと全長をあわせてチェックしておきましょう。

素材をチェック

軽量で扱いやすいアルミ製

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アルミ製のパイプレンチは、金属製に比べて軽量で扱いやすいのが魅力。耐久性は金属製のモデルが優れていますが、長時間連続で作業する際にかかる負荷を軽減したい場合にも適しています。

また、金属製のパイプレンチは、初心者や腕力に自信がない方は扱いにくさを感じてしまう場合も。重さのある工具に慣れていない場合は、アルミ製のモデルを選択しましょう。

耐久性に優れている金属製

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金属製のパイプレンチは、耐久性に優れているのが魅力。炭素鋼を中心として鋳鉄などの素材が使われており、アルミ製のモノに比べて重量はあるものの頑丈なモデルがラインナップされています。

パイプレンチを使用する頻度が高い場合や、長期間愛用したい場合には金属製のモデルがおすすめ。サビや摩耗に強い特殊加工が施された製品であれば、アルミ製のパイプレンチと比較して高い耐久性が期待できます。

また、購入する際は、焼入れなどの熱処理が施されているかもあわせて確認しておきましょう。

あると便利な機能をチェック

目盛り付き

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パイプレンチを効率よく使いたい場合には、搭載されている機能にもこだわって選ぶのがおすすめ。パイプレンチの開口部に目盛りが付いているモデルであれば、作業中に配管の直径が計測できます。

目盛り付きのパイプレンチを利用すれば、配管の直径がスピーディに計測できます。ただし、モンキーレンチに比べると目盛り付きのモデルが少なめなので、留意しておきましょう。

樹脂コーティンググリップ

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パイプレンチの使いやすさは、開口部だけでなくハンドル部分にも影響を受けます。ハンドル部に樹脂コーティンググリップを採用しているモデルであれば、作業中にしっかりと握ることが可能。長時間連続して作業したときに手汗で工具を滑らせて落下してしまうトラブルも予防できます。

また、冬場にパイプレンチを握った際に感じるひんやりを抑えたい場合にも便利。シーズンを気にせず使いたい場合におすすめです。パイプレンチを購入する際は、ハンドル部は握りやすいか、コーティングが施されているかなどもチェックしておきましょう。

パイプレンチのおすすめメーカー

MCC

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1916年に鋳物屋として創業された「MCC」は、作業工具や電動工具、配管用機器などを展開しているメーカー。長年にわたって工具を製造しており、信頼性や品質に優れた製品を展開しています。

MCCのパイプレンチは、ラインナップが豊富。白管用はもちろん、被覆管用やコーナー用、アルミ製のモデルなども取り扱っており、使用用途に合うモデルが選びやすい点もおすすめです。耐久性が高く、長期間使用する場合にも適しています。

クニペックス(KNIPEX)

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「クニペックス」は、1882年に小さな鍛冶屋から始まったプライヤーメーカー。品質を重視して工具を製造しており、ニッパーやペンチ、ケーブルカッターなどの製品を展開しています。

クニペックスが製造するパイプレンチのなかには、パウダーコーティングが採用されたモデルもラインナップ。歯の部分には高周波焼き入れも施されており、優れた耐久性が期待できる点もおすすめです。

また、挟み込み防止機能を備えたモデルも便利。作業中に誤って指を挟んでしまうトラブルを予防できる点もメリットです。

トネ(TONE)

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「トネ」は、プロ向けの作業工具やボルト締結機器などの開発・製造・販売を行っているメーカー。さまざまな工具を取り扱っています。

トネが製造するパイプレンチは、軽量なアルミ製のモデルが人気。軽くて使いやすく、長さの異なるモデルが豊富に用意されている点もおすすめです。

また、滑りにくいグリップを備えたモデルが展開されているのもポイント。握りやすく、力を入れて作業しやすいパイプレンチを求めている場合にも適しています。

パイプレンチのおすすめ|初心者向け

MCC パイプレンチ スタンダード PW-SD15

MCC パイプレンチ スタンダード PW-SD15

配管への食い付きがよいパイプレンチです。歯の部分に職人が1丁ずつ高周波焼入れを施しており、耐久性に優れているのが特徴。歯の磨耗を抑制し、長期間高い機能性を維持できる点もおすすめです。

ハンドル部はJIS普通級の強度を実現。150サイズのモデルのみ鍛造ハンドルが採用されています。また、手に馴染みやすい形状にデザインされているのもポイントです。

トネ(TONE) アルミパイプレンチ ALPW-250

トネ(TONE) アルミパイプレンチ ALPW-250

アルミ合金を採用しているパイプレンチです。本体のサイズは幅248×高さ19×奥行68mm。重さが540gと比較的軽いので、重さのある工具に扱いにくさを感じる場合や作業時にかかる負荷を軽減したい場合にも適しています。

口の部分には目盛りを配置。挟んだパイプのサイズを作業中に確認できます。また、ハンドル部が握りやすい点もメリット。滑りを抑えられる設計が採用されており、パイプレンチを落としてしまうトラブルを予防できます。

藤原産業 E-Value パイプレンチ EPW-250I

藤原産業 E-Value パイプレンチ EPW-250I

歯部の表面に高周波焼き入れ処理が施されている、初心者向けのパイプレンチです。使用を重ねた際にもヘタリが少なく、耐久性に優れているのが魅力。長期間使用できるパイプレンチを求めている場合にもおすすめです。

本体サイズは幅60×高さ235×奥行26mm、使用できる配管の外径は6〜28mm。白管用に設計されており、歯の部分でしっかり圧力を加えてパイプを掴めます。安定した状態でパイプを回したり固定したりできるのがポイントです。

藤原産業 SK11 アルミパイプレンチ SPW-450A

藤原産業 SK11 アルミパイプレンチ SPW-450A

素材にアルミ合金を採用しているおすすめのパイプレンチです。完全熱処理が施されており、軽量な素材ながら強靭さを実現しているのが特徴。長時間作業を行う際にかかる負荷を軽減できるだけでなく、優れた耐久性で長期間使用できる点もメリットです。

また、歯の部分に高周波焼入れが施されているのもポイント。パイプにしっかりと食い付く形状に設計された歯も、高い耐久性が期待できます。

対応できる配管の外径は26〜77mm。本体サイズは幅91×高さ405×奥行40mmで、白管用のパイプレンチとして設計されています。

高儀 軽量パイプレンチ

高儀 軽量パイプレンチ

比較的リーズナブルな価格で購入できる、コスパに優れたパイプレンチです。本体サイズは幅70×高さ270×奥行30mm。初心者でも使いやすい長さに設計されており、初めて購入するパイプレンチとしてもおすすめです。

挟める配管の外径は約10〜32mm。パイプを挟んだ際の食い付きがよく、しっかりと固定して作業できる点もメリットです。

素材には耐久性の高い鉄を採用。ハンドル部分には肉抜きが施されており、軽量で使いやすいのもおすすめポイントです。

TOP スピードレンチ SW-300

TOP スピードレンチ SW-300

配管だけでなく、ボルトやナットを回したい場合にも使えるパイプレンチです。幅広い形状にワンタッチでしっかりとアジャストするのが魅力。ステンレスや熱処理が施されたパイプは歯が食い込みにくいので注意が必要ですが、潰れたナットやボルトなどにも対応できます。

また、バネによって反復作業ができるのもメリット。作業の効率を高めたい場合にも適しています。パイプを挟んだ際にも爪などが出っ張らず、狭い場所で作業しやすい仕様です。

本体の全長は309mm。サイズ違いのモデルも展開されています。

TOP ライトモーターレンチ LMW-280

TOP ライトモーターレンチ LMW-280

水道用樹脂管継手やトイレ、水栓周りで使われているメッキ仕上げナットなどを回す際に便利な製品です。配管を傷付けたくない場合はもちろん、銅・真鍮・砲金など軟質性のナットを締め付ける際に適しています。

また、プッシュウォーム機構が採用されている点もメリット。口を開く幅が素早く調節できるので、スピーディに作業を行いたい場合にも適しています。

加えて、本体の厚みが約8mmと、スリムに設計されているのもポイント。グリップ部分などに肉抜きも施されており、軽量に仕上げています。作業時にかかる負荷を軽減したい場合にも便利です。

イーバリュー(E-Value) パイプレンチ 300mm EPW-300I

イーバリュー(E-Value) パイプレンチ 300mm EPW-300I

パイプや継手の締め付け・取り外し作業に活躍するパイプレンチ。幅68×高さ270×奥行き30mmのサイズで、さまざまな作業に対応しやすい仕様です。くわえられる管のサイズに応じて開口幅を調節でき、幅広いシーンに対応します。

本製品は、主に水道管・ガス管などの配管作業などで使用可能。へたりが少なく、パイプをしっかりキャッチできます。歯部表面は高周波焼き入れ処理を施しており、耐久性に優れているのもポイントです。

ロブテックス パイプレンチ 強力型 PW150

ロブテックス パイプレンチ 強力型 PW150

ロブテックスが製造するロングセラーモデルのパイプレンチです。素材には合金鋼を採用。力を入れてしっかりと作業したい場合はもちろん、長期間使用できる工具を求めている場合にもおすすめです。

グリップから下あごまでの長さは140mm。対応できる配管の外径は6〜27mmです。サイズの異なるモデルが9種類展開されているので、使用する配管の大きさに合わせて選べます。

トラスコ中山(TRUSCO) TRUSCO アルミパイプレンチ 250mm TWG-250

トラスコ中山(TRUSCO) TRUSCO アルミパイプレンチ 250mm TWG-250

軽量ながら優れた耐久性も備えている、おすすめのパイプレンチです。素材にはアルミ合金を採用。全長は250mmに設計されており、重量が440gと比較的軽量です。

対応できる配管の外径は6〜40mm。ガス管や水道管に使われる白管用なので、しっかりと固定して作業したい場合にもおすすめです。

デザインはシンプルで、スタンダードなタイプ。サイズは、全長が300mm・350mm・450mm・600mmなどのモデルが展開されています。

パイプレンチのおすすめ|プロ用

MCC パイプレンチ アルミDAL PWDAL35

MCC パイプレンチ アルミDAL PWDAL35

JIS強力級に相当する強度を実現しているパイプレンチ。アルミ鍛造ハンドルを採用しているのが特徴です。

本体の全長は350mm。重量は910gに抑えられており、作業中に手や腕にかかる負荷を抑えたい場合にも便利です。最大口開き幅は61mm。スタンダードなモデルに比べて、1サイズ大きいパイプで使用できます。

また、食い付きのよい歯形状に、職人が高周波焼入れを施しているのもポイント。耐久性にも優れており、長期間使用できます。

MCC コーナーレンチ スリムワイド CWT-350

MCC コーナーレンチ スリムワイド CWT-350

スリムなデザインのコーナー用パイプレンチです。歯幅を13mmに設計しているのが特徴。溝中や壁際、天井などの狭所に設置されている配管にアクセスしやすく、掴み代が狭い短めのニップルやエルボなどの継手に対応しやすいのがメリットです。

また、薄型ながら優れた強度を実現しています。食い付きのよい歯に、職人による高周波焼入れが施されているのもポイントです。

口開きの幅は21〜60mmと広め。ワイドに開く設計により、幅広いシーンで活躍します。

MCC パイプレンチ アルミ DAL被覆鋼管専用 PWPDAL35

MCC パイプレンチ アルミ DAL被覆鋼管専用 PWPDAL35

被覆鋼管用に設計されているパイプレンチです。備えている歯が細かく、作業時に配管を傷付けてしまうリスクを軽減できるのが魅力。職人によって作られた歯は機能性や耐久性にも優れており、配管を挟んだ際にしっかりと食い込みます。

本製品はアルミ鍛造ハンドルが採用されており、軽量なのもポイント。加えて、JIS強力級に相当する強度を備えています。

さらに、MCCが自社で一貫して生産している点もメリット。品質を重視してパイプレンチを探している場合にもおすすめです。

クニペックス(KNIPEX) パイプレンチ S型 くわえ部 クイック調整付き 83 61 010

クニペックス(KNIPEX) パイプレンチ S型 くわえ部 クイック調整付き 83 61 010

挟み込み防止機能を備えているパイプレンチ。作業中に指を挟んでしまうリスクを予防できるのが特徴です。

また、ボタンプッシュで開口幅を素早く調節できるのもポイント。本製品はセルフロック式なので、力を入れずに作業しやすいのも便利です。

プライヤーハンドルは熱処理が施されており、耐久性に優れています。大きな負荷にも耐えられるパイプレンチです。

クニペックス(KNIPEX) パイプレンチ S型 くわえ部 83 30 010

クニペックス(KNIPEX) パイプレンチ S型 くわえ部 83 30 010

高周波焼入れが施された歯を備えているパイプレンチ。歯部の耐久性が高く、長期間愛用しやすいのが魅力です。

本体には赤い粉体塗装を採用。目立ちやすく、作業時に安全性をしっかりと確保したい場合にも便利です。また、あごの部分は光沢研磨が施されています。

加えて、配管を3点で掴むセルフロック式を採用しているのもポイント。軽い力で作業できる、おすすめのパイプレンチです。

リジッド 強力型ストレート パイプレンチ 150mm 31000

プロの現場にも対応する、耐久性に優れたパイプレンチ。頑丈な鋳鉄ハウジングと、力を効率よく伝えるIビーム構造のハンドルを採用しています。鍛造されたフックジョーがパイプをしっかり掴みます。

セルフクリーニング式のネジ山により、スムーズな調整が可能です。本製品は全長150mmのコンパクト設計。ガス・水道管の配管作業や、スペースが限られた場所で使いやすい製品です。

東邦工機 アルミコーナーパイプレンチ ACPW300

東邦工機 アルミコーナーパイプレンチ ACPW300

特殊アルミ合金を鍛造して製造されているパイプレンチです。金属製のモデルに比べて軽量ながら、優れた耐久性を実現しているのが魅力。長時間作業を行う場合に適しています。

本製品はコーナー用のパイプレンチ。壁際に設置されている配管や溝中にあるパイプにもアクセスしやすい形状に設計されています。本体の全長は300mm、対応できる配管の外径は16〜44mmです。加えて、幅広いサイズが展開されています。

東邦工機 アルミパイプレンチ ALP600

東邦工機 アルミパイプレンチ ALP600

JIS強力級相当の堅牢性を備えているパイプレンチです。頑丈な設計なので、パイプレンチの使用頻度が高い場合はもちろん、長期間使用できる工具を求めている場合にも適しています。

また、上あごは薄型に設計されているのもポイント。壁際に設置されているパイプが挟みやすく、幅広いシーンで使用できる点もメリットです。本体の素材にはアルミ合金、歯の部分には工具用特殊鋼を採用しています。

東邦工機 ボーリング・グラウトパイプレンチ PWB600

東邦工機 ボーリング・グラウトパイプレンチ PWB600

ボーリングロッドと呼ばれる中空の鋼管用に設計されているパイプレンチです。ボーリングロッドに適した歯の形状が採用されており、配管をしっかりと固定して作業時の滑りを予防できるのがメリットです。

また、素材に鉄が使われており、ハンドルやフレームなどの部分が強化されているのも特徴。力を入れて作業しやすく、ハードな使用にも耐えられる設計です。加えて、本体に目立ちやすいカラーを採用しているのもポイントです。

スーパーツール デラックスパイプレンチ トライモタイプ DT900

スーパーツール デラックスパイプレンチ トライモタイプ DT900

特殊合金鋼を使用した、鍛造製パイプレンチです。アルミ素材よりも強度が高く、耐久性に優れています。JIS強力級に相当するので、長期間使用できる工具を求めている場合やパイプレンチの使用頻度が高い場合にも適しています。

歯部の強度は52〜58HRC。ガス管や水道管などに使われる白管をしっかりと挟んで固定し、力を入れて作業できます。本製品は全長900mmと大きめですが、ほかのサイズも豊富に展開されています。

TOHNICHI シグナル式トルクレンチ PHL140N

TOHNICHI シグナル式トルクレンチ PHL140N

配管に加えて、ねじ節鉄筋の締め付けにも適したパイプレンチ。トルクレンチのヘッド部分がパイプレンチになっているのが特徴です。

また、設定したトルクに達した際にシグナル音がなる点もメリット。締め付けの完了を耳で簡単に確認できる点もおすすめです。加えて、トルク設定が目盛りを見ながら行える点も便利。使いやすさを考慮して設計されている点もメリットです。

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パイプレンチの使い方

パイプを掴むとき

パイプレンチは一般的なレンチと異なるので、使用する際は事前にしっかりと要点を押さえておくのがおすすめ。配管を継ぎ手などに取り付ける際は、手で回せる程度まで仮回ししてからパイプレンチを使用しましょう。

配管を掴むときは持ち手の付け根にある丸ナットを指で操作し、パイプの直径と同じ程度まで口の部分を開いておくのがポイント。あごの間にパイプを噛ませたら、必要な分だけ丸ナットを回して締め付けましょう。

パイプレンチを回すとき

配管を挟んで固定したら、ハンドル部分を持って所定の方向にパイプレンチを回しましょう。パイプレンチはハンドルを押して回すことで配管をしっかりと締め付ける力が加わるので、安定した状態で作業が行えます。

力を入れすぎると配管を傷付けてしまう場合があるので気をつけましょう。また、パイプに傷を付けたくない場合は、急激な動きを避け、ゆっくりと一定の力で回すのがおすすめです。

パイプを外すとき

配管をしっかりと締め付けたら、丸ナットを操作して十分に緩めてからパイプレンチを外しましょう。パイプを挟んだまま外そうとすると、傷付けてしまう恐れがあるので注意が必要です。

また、パイプレンチは、回転方向と逆方向に本体を軽く持ち上げると食い込みが緩みます。比較的簡単にパイプレンチが外せるのでおすすめです。